2級土木施工管理技士(第一次検定) ⑨ 共通工学

工事全般に共通する技術を扱う分野です。測量では水準測量の器高式と昇降式による計算、トータルステーションによる測距測角、GNSS測量の特徴が中心になります。契約では公共工事標準請負契約約款に基づく設計変更、工期の変更、監督員の権限が対象です。設計図書では図面の読み取り、断面図から土量を求める計算が問われます。あわせて建設機械の種類と用途、機械の作業能力の計算も出題されます。計算を伴う出題は手順の反復で確実に得点できます。

この分野の問題24問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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240水準測量における標尺の取扱いとして、正しいものはどれか。

  1. A標尺は1本のみを使用し、往路と復路で共用する。
  2. B標尺は3本1組とし、測点ごとに順番に交換する。
  3. C標尺は2本1組とし、往路と復路との観測において標尺を交換する。
  4. D標尺は2本1組とし、往復観測で交換せずに同じものを使用する。
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正解:C標尺は2本1組とし、往路と復路との観測において標尺を交換する。

標尺は2本1組とし、往路と復路との観測において標尺を交換します。

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241閉合トラバース測量における「方位角」の定義として、正しいものはどれか。

  1. A真北の方向を0度として左回りに表示した水平角
  2. B真北の方向を0度として右回りに表示した水平角
  3. C磁北Nの方向を90度として右回りに表示した水平角
  4. D磁北Nの方向を0度として左回りに表示した水平角
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正解:B真北の方向を0度として右回りに表示した水平角

方位角とは、真北の方向を0度0分0秒として右回り(時計回り)に表示した水平角のことです。

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242トラバース測量における閉合比を求める計算式として、正しいものはどれか。

  1. A経距の閉合誤差 / トラバースの各測線の総和
  2. Bトラバースの各測線の総和 / 閉合誤差
  3. C緯距の閉合誤差 / トラバースの各測線の総和
  4. D閉合誤差 / トラバースの各測線の総和
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正解:D閉合誤差 / トラバースの各測線の総和

閉合比は「閉合誤差 / トラバースの各測線の総和」で求められます。

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243水準測量の観測に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A固定点間の測点数は奇数とする。
  2. B簡易水準測量を除き、往復観測とする。
  3. Cレベルと後視または前視標尺との距離は等しくする。
  4. D標尺は2本1組とする。
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正解:A固定点間の測点数は奇数とする。

固定点間の測点数は偶数とするのが正しいルールです。

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244測点No.0の地盤高が15.0m、No.0の後視が1.8m、No.1の前視が1.2mのとき、測点No.1の地盤高はいくらか。

  1. A15.0m
  2. B16.8m
  3. C14.4m
  4. D15.6m
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正解:D15.6m

No.1の地盤高 = No.0の地盤高(15.0m) + 後視(1.8m) - 前視(1.2m) = 15.6mとなります。

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245トラバース測量において、緯距の閉合誤差が0.003m、経距の閉合誤差が-0.004mであった場合、閉合誤差はいくらか。

  1. A0.025m
  2. B-0.001m
  3. C0.005m
  4. D0.007m
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正解:C0.005m

閉合誤差 = √(0.003^2 + (-0.004)^2) で計算され、0.005mとなります。

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246トータルステーションを測点Bに据付け、測点Cを設置する手順において、望遠鏡正位で点Aを視準し反転した点と、望遠鏡反位で点Aを視準し反転した点の中点にCを設置する。この手順として正しいものはどれか。

  1. A正位でAを視準して反転した点と、反位でAを視準して反転した点の中点
  2. B正位でBを視準して反転した点と、反位でBを視準して反転した点の中点
  3. C正位でAを視準して反転した点と、正位でAを視準して反転した点の中点
  4. D反位でAを視準して反転した点と、反位でAを視準して反転した点の中点
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正解:A正位でAを視準して反転した点と、反位でAを視準して反転した点の中点

望遠鏡正位で点Aを視準し反転した点をしるし、反位で点Aを視準し反転した点をしるし、その中点にCを設置します。

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247公共工事標準請負契約約款において、「設計図書」に含まれないものはどれか。

  1. A仕様書
  2. B工事施工計画書
  3. C現場説明書
  4. D図面
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正解:B工事施工計画書

契約約款において、設計図書とは、図面、仕様書、現場説明書及び現場説明に対する質問回答書をいいます。

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248工事材料の品質について、設計図書にその品質が明示されていない場合、どのような品質を有するものとするか。

  1. A中等の品質
  2. B下等の品質
  3. C最上等の品質
  4. D上等の品質
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正解:A中等の品質

設計図書に品質が明示されていない場合は、中等の品質を有するものと規定されています。

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249発注者が工事完成検査において、目的物を最小限度破壊して検査した場合、その検査及び復旧に直接要する費用は誰の負担となるか。

  1. A受注者の負担
  2. B発注者の負担
  3. C発注者と受注者で折半
  4. D監督員の負担
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正解:A受注者の負担

工事完成検査において、目的物を破壊して検査する場合、検査及び復旧に直接要する費用は受注者の負担となります。

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250現場代理人の工事現場における常駐義務に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A主任技術者を兼ねる場合のみ常駐を要しない。
  2. B連絡体制が確保されるなどの条件を満たせば常駐を要しないこととすることができる。
  3. C現場代理人は発注者の判断に関わらず自身の裁量で常駐を免除される。
  4. Dいかなる場合でも工事現場に常駐しなければならない。
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正解:B連絡体制が確保されるなどの条件を満たせば常駐を要しないこととすることができる。

発注者は、運営に支障がなく連絡体制が確保される場合には、現場代理人に常駐を要しないこととすることができます。

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251現場代理人、主任技術者(監理技術者)、専門技術者の兼務に関する公共工事標準請負契約約款の規定として正しいものはどれか。

  1. A主任技術者と専門技術者は兼ねることができるが、現場代理人は専任でなければならない。
  2. B全てを兼ねることは禁止されている。
  3. C現場代理人、主任技術者、専門技術者は、これを兼ねることができる。
  4. D現場代理人と主任技術者は兼ねることができるが、専門技術者は兼務できない。
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正解:C現場代理人、主任技術者、専門技術者は、これを兼ねることができる。

現場代理人、主任技術者(監理技術者)及び専門技術者は、これを兼ねることができると規定されています。

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252建設工事の施工に当たり、受注者が監督員に通知し、その確認を請求しなければならない事項に該当しないものはどれか。

  1. A設計図書の表示が明確でないとき。
  2. B天候不良により工期内に工事を完成することができないとき。
  3. C工事現場の形状や地質が設計図書と一致しないとき。
  4. D図面、仕様書、現場説明書等が一致しないとき。
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正解:B天候不良により工期内に工事を完成することができないとき。

天候不良による工期延長は別条の規定であり、条件変更等の確認請求事項とは異なります。

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253工期の変更に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A発注者は特別の理由により工期を短縮する必要があるときは、工期の短縮変更を受注者に請求できる。
  2. B受注者は特別の理由により工期を短縮する必要があるとき、工期短縮を発注者に請求できる。
  3. C発注者は天災等による一時中止の際、工期は変更しない。
  4. D工期の変更については、発注者が単独で決定する。
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正解:A発注者は特別の理由により工期を短縮する必要があるときは、工期の短縮変更を受注者に請求できる。

発注者は、特別の理由により工期を短縮する必要があるときは、工期の短縮変更を受注者に請求できます。

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254受注者が工事現場内に搬入した工事材料の取扱いに関する規定として、正しいものはどれか。

  1. A発注者の事前の書面による許可があれば、監督員の承諾は不要である。
  2. B受注者の任意のタイミングで工事現場外に搬出できる。
  3. C監督員の承諾を受けないで工事現場外に搬出してはならない。
  4. D工事完了まではいかなる理由があっても搬出できない。
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正解:C監督員の承諾を受けないで工事現場外に搬出してはならない。

受注者は、工事現場内に搬入した工事材料を監督員の承諾を受けないで工事現場外に搬出してはならないと規定されています。

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255請負代金額の変更方法に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A請負代金額の変更については、原則として発注者と受注者が協議して定める。
  2. B請負代金額の変更については、発注者が一方的に決定する。
  3. C請負代金額の変更については、受注者の請求に基づき発注者が指定する。
  4. D請負代金額の変更は、いかなる場合も認められない。
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正解:A請負代金額の変更については、原則として発注者と受注者が協議して定める。

請負代金額の変更については、原則として発注者と受注者が協議して定めることになっています。

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256橋の各部の名称において、「橋長」の定義として正しいものはどれか。

  1. A上部構造の長さ
  2. B橋脚または橋台の前面区間の距離
  3. C支承の中心間距離
  4. D両端橋台のパラペット前面間の距離
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正解:D両端橋台のパラペット前面間の距離

橋長とは、橋の全長であり、両端橋台のパラペット前面間の距離を指します。

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257橋の長さを表す名称について、「支間長」と「桁長」の組合せとして正しい定義はどれか。

  1. A支間長は両端橋台のパラペット前面間の距離、桁長は上部構造の長さ
  2. B支間長は上部構造の長さ、桁長は橋脚または橋台の前面区間の距離
  3. C支間長は橋脚または橋台の前面区間の距離、桁長は支承の中心間距離
  4. D支間長は支承の中心間距離、桁長は上部構造の長さ
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正解:D支間長は支承の中心間距離、桁長は上部構造の長さ

支間長は支承の中心間距離であり、桁長は上部構造の長さです。

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258逆T型擁壁の各部の名称において、底版の左右に分かれた部分の名称の組合せとして正しいものはどれか。

  1. Aつま先版幅と地覆
  2. Bつま先版幅とかかと版幅
  3. Cかかと版幅と高欄
  4. Dたて壁厚と底版厚
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正解:Bつま先版幅とかかと版幅

逆T型擁壁の底版部は、立上り部分(たて壁)を境に「つま先版幅」と「かかと版幅」に分かれています。

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259道路橋(上部工)の構造において、車両や歩行者の通行面となる水平な部材を指す名称はどれか。

  1. A高欄
  2. B支承
  3. C地覆
  4. D床版
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正解:D床版

道路橋において、通行面を構成する構造部分を「床版」と呼びます。

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260ブロック積擁壁の各部の名称の組合せとして正しいものはどれか。

  1. A床版と支承
  2. B直高と裏込めコンクリート
  3. C地覆と高欄
  4. Dつま先版幅とかかと版幅
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正解:B直高と裏込めコンクリート

ブロック積擁壁の各部には直高、裏込めコンクリート、裏込め材などがあります。

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261測線ABの方位角が182度50分39秒のとき、測線BAの方位角として正しいものはどれか。

  1. A92度50分39秒
  2. B272度50分39秒
  3. C2度50分39秒
  4. D362度50分39秒
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正解:C2度50分39秒

測線BAの方位角は、測線ABの方位角(182度50分39秒)から180度を引いた2度50分39秒となります。

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262建設工事の施工において、設計図書に誤謬又は脱漏があるとき、受注者はどのような対応をとるべきか。

  1. A監督員の指示を待たずに工事を一時中止する。
  2. B設計図書を全て破棄し、新しい図面の作成を発注者に要求する。
  3. C発注者に連絡せず独自の判断で図面を修正して施工する。
  4. D監督員に通知し、その確認を請求しなければならない。
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正解:D監督員に通知し、その確認を請求しなければならない。

設計図書に誤謬又は脱漏があるときは、受注者が監督員に通知し、その確認を請求しなければなりません。

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263天災等により受注者の責任でない理由で工事を施工できない場合、発注者はどのような措置をとらなければならないか。

  1. A監督員に設計図書の変更を命じなければならない。
  2. B直ちに工事の契約を解除しなければならない。
  3. C受注者に工事の一時中止を命じなければならない。
  4. D受注者に違約金を請求しなければならない。
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正解:C受注者に工事の一時中止を命じなければならない。

天災等の受注者の責任でない理由により施工できない場合は、発注者は一時中止を命じなければなりません。

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