銀行業務検定 財務3級 ④ 決算整理・個別論点

決算整理と会計の個別論点を扱う分野で、40問を収録しています。売上原価の算定や費用の繰延・見越、株主資本等変動計算書、継続企業の前提や後発事象などの個別注記表の記載事項を学びます。さらに外貨建取引の換算と為替差損益、固定資産の減損(回収可能価額の判定)、資産除去債務、ファイナンス・リース取引の会計処理、退職給付引当金と退職給付費用、税効果会計における一時差異・将来減算一時差異と繰延税金資産・法人税等調整額まで、応用度の高い論点が幅広く問われます。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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119決算整理とは何か。

  1. A毎日の取引を仕訳帳に記録する手続
  2. B取引記録を勘定科目ごとに集計し残高試算表を作成する手続
  3. C決算において適正な財務諸表を作成するため決算特有の仕訳を加える手続
  4. D株主総会で決算書を承認する手続
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正解:C決算において適正な財務諸表を作成するため決算特有の仕訳を加える手続

決算整理とは、貸借対照表と損益計算書を作成するために、日々の取引記録とは別に決算において決算特有の仕訳を加える手続です。

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120売上原価の正しい算出式はどれか。

  1. A期首商品棚卸高+当期商品仕入高+期末商品棚卸高
  2. B当期商品仕入高-期首商品棚卸高-期末商品棚卸高
  3. C期末商品棚卸高+当期商品仕入高-期首商品棚卸高
  4. D期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高
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正解:D期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高

売上原価は、期首商品棚卸高に当期商品仕入高を加え、そこから期末商品棚卸高を差し引いて算出します。

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121決算整理前残高試算表に記載されている「商品」の金額が意味するものはどれか。

  1. A期首商品棚卸高
  2. B当期商品仕入高
  3. C期末商品棚卸高
  4. D売上原価
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正解:A期首商品棚卸高

決算整理前残高試算表の「商品」勘定は、前期末から繰り越された残高、すなわち期首商品棚卸高を示しています。

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122決算において、支払利息の未経過分を当期の費用から控除し、次期に繰り延べるための勘定科目はどれか。

  1. A未払費用
  2. B前受収益
  3. C前払費用
  4. D未収収益
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正解:C前払費用

利息の前払分は、当期の支払利息から減らし、前払費用(前払利息)に振り替える処理を行います。

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123株主資本等変動計算書が主に報告する内容はどれか。

  1. A貸借対照表の資産の部の変動事由
  2. B貸借対照表の純資産の部のうち主として株主資本の各項目の変動事由
  3. C貸借対照表の負債の部の変動事由
  4. D損益計算書の当期純利益の変動事由
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正解:B貸借対照表の純資産の部のうち主として株主資本の各項目の変動事由

株主資本等変動計算書は、純資産の部の変動額のうち、主として株主資本の各項目の変動事由を報告するものです。

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124株主資本を構成する4つの項目の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A資本金、資本剰余金、利益剰余金、新株予約権
  2. B資本金、資本剰余金、利益剰余金、自己株式
  3. C資本金、利益剰余金、自己株式、評価・換算差額等
  4. D資本金、資本準備金、利益準備金、自己株式
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正解:B資本金、資本剰余金、利益剰余金、自己株式

株主資本を構成するのは、資本金、資本剰余金、利益剰余金、自己株式の4項目です。

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125株主資本等変動計算書において、株主資本以外の項目の当期変動額はどのように表示されるか。

  1. A変動事由を問わず純額で表示すればよい
  2. B変動事由ごとに総額で表示する
  3. C変動事由ごとにその金額を表示する
  4. D株主資本以外の項目は記載されない
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正解:A変動事由を問わず純額で表示すればよい

株主資本の当期変動額は変動事由ごとに表示しますが、株主資本以外の項目は純額で表示すればよいとされています。

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126その他有価証券評価差額金は、貸借対照表の純資産の部においてどの区分に表示されるか。

  1. A評価・換算差額等
  2. B利益剰余金
  3. C資本剰余金
  4. D新株予約権
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正解:A評価・換算差額等

その他有価証券評価差額金は、純資産の部において株主資本ではなく「評価・換算差額等」に区分表示されます。

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127会社が将来にわたって事業活動を継続するという前提について、重要な疑義を抱かせる事象が存在する場合に記載される注記はどれか。

  1. A継続企業の前提に関する注記
  2. B重要な後発事象に関する注記
  3. C重要な会計方針に係る事項に関する注記
  4. D会計上の見積りの変更に関する注記
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正解:A継続企業の前提に関する注記

財務指標の悪化など事業活動の継続に重要な疑義を抱かせる事象がある場合は、「継続企業の前提に関する注記」に記載します。

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128事業年度の末日以降において、翌期以降の財産や損益に重要な影響を及ぼす事象が発生した場合に記載する注記はどれか。

  1. A重要な後発事象に関する注記
  2. B会計方針の変更に関する注記
  3. C表示方法の変更に関する注記
  4. D継続企業の前提に関する注記
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正解:A重要な後発事象に関する注記

事業年度末日以降に発生し、翌期以降に重要な影響を及ぼす会社の合併や重要な事業の譲渡などは、「重要な後発事象に関する注記」に記載します。

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129個別注記表に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A貸借対照表や損益計算書の脚注として記載することも認められている
  2. B注記事項を一つにまとめて記載した会社法に定める計算書類の一つである
  3. Cリースにより使用する固定資産に関する注記も記載項目に含まれる
  4. D公開会社や会計監査人設置会社か否かにかかわらず、記載すべき項目はすべて同じである
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正解:D公開会社や会計監査人設置会社か否かにかかわらず、記載すべき項目はすべて同じである

個別注記表の記載事項は、公開会社であるか、会計監査人設置会社であるかによって記載する項目が異なります。

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130外貨建取引の取引発生時の原則的な円換算レートはどれか。

  1. A取引発生時の為替レート
  2. B期首日の為替レート
  3. C決算日の為替レート
  4. D期中平均為替レート
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正解:A取引発生時の為替レート

外貨建取引は、原則として取引発生時の為替レートによって円換算します。

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131決算日において、決算時の為替レートによって換算替えを行わないものはどれか。

  1. A外貨建前受金
  2. B外貨建売掛金
  3. C外貨建買掛金
  4. D外国通貨
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正解:A外貨建前受金

外国通貨や外貨建金銭債権債務は決算日レートで換算替えを行いますが、外貨建前受金などの金銭債権債務でないものは換算替えを行いません。

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132外貨建売掛金10,000ドルを、発生時レート110円で計上した。決済時のレートが111円だった場合の為替差損益はいくらか。

  1. A為替差損 11,000円
  2. B為替差損 10,000円
  3. C為替差益 11,000円
  4. D為替差益 10,000円
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正解:D為替差益 10,000円

決済額(1,110,000円)-発生時計上額(1,100,000円)=10,000円。債権の額が増加しているため為替差益となります。

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133取引発生日から代金決済時までの間に決算日を挟む外貨建金銭債権について、為替差損益の認識時期として正しいものはどれか。

  1. A取引発生時のみ認識する
  2. B決算時の評価替えと決済時の2回に分けて認識する
  3. C決済時のみ全額を一括して認識する
  4. D決算時のみ認識する
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正解:B決算時の評価替えと決済時の2回に分けて認識する

決算日をまたぐケースでは、①発生日から決算日までの為替差損益、②決算日から決済日までの為替差損益の2回が生じます。

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134固定資産の減損とは、どのような状態をいうか。

  1. A固定資産の物理的な老朽化により使用できなくなった状態
  2. B固定資産の市場価格が上昇し、帳簿価額を上回った状態
  3. C固定資産の収益性が低下し、投資額の回収が見込めなくなった状態
  4. D固定資産の耐用年数が到来し、償却が完了した状態
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正解:C固定資産の収益性が低下し、投資額の回収が見込めなくなった状態

固定資産の減損とは、収益性が低下して投資額の回収が見込めなくなった状態をいい、帳簿価額を減額する処理を行います。

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135減損損失を認識するか否かの判定において、固定資産の帳簿価額と比較するものはどれか。

  1. A正味売却価額
  2. B割引後将来キャッシュ・フローの総額
  3. C割引前将来キャッシュ・フローの総額
  4. D使用価値
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正解:C割引前将来キャッシュ・フローの総額

減損損失を認識するか否かの判定は、帳簿価額と「割引前将来キャッシュ・フローの総額」を比較して行います。

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136固定資産の回収可能価額の定義として正しいものはどれか。

  1. A正味売却価額と使用価値のうち、いずれか低いほうの金額
  2. B帳簿価額と使用価値のうち、いずれか高いほうの金額
  3. C帳簿価額と正味売却価額のうち、いずれか低いほうの金額
  4. D正味売却価額と使用価値のうち、いずれか高いほうの金額
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正解:D正味売却価額と使用価値のうち、いずれか高いほうの金額

回収可能価額は、正味売却価額か使用価値のうち、いずれか高いほうの金額となります。

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137減損の兆候がある固定資産の帳簿価額4,000、割引前将来CF総額3,500、正味売却価額2,800、使用価値2,500の場合、減損損失の額はいくらか。

  1. A500
  2. B0(減損は認識しない)
  3. C1,500
  4. D1,200
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正解:D1,200

帳簿価額(4,000)>割引前将来CF(3,500)より減損を認識。回収可能価額は正味売却価額(2,800)と使用価値(2,500)の高い方(2,800)。減損損失=4,000-2,800=1,200。

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138資産除去債務とは何か。

  1. A有形固定資産の取得等によって生じる、将来の除去に関して法令または契約で要求される法律上の義務
  2. B有形固定資産の取得等によって生じる、将来の維持管理に関する自主的な義務
  3. C有形固定資産の廃棄時に発生した費用を未払計上する義務
  4. Dリース資産を期間終了後に返還する義務
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正解:A有形固定資産の取得等によって生じる、将来の除去に関して法令または契約で要求される法律上の義務

資産除去債務とは、有形固定資産の取得・建設・開発・通常使用によって生じる、除去に関する法令または契約上の義務のことです。

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139資産除去債務を負債に計上するタイミングとして正しいものはどれか。

  1. A決算日において除去費用が確定した時点
  2. B有形固定資産の耐用年数が半分経過した時点
  3. C有形固定資産を実際に除去する時点
  4. D有形固定資産の取得などによってその義務が発生した時点
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正解:D有形固定資産の取得などによってその義務が発生した時点

資産除去債務は、有形固定資産の取得等によってその義務が発生した時点で負債に計上します。

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140資産除去債務の負債計上額はどのように算定されるか。

  1. A将来の除去に要する支出見積額をそのまま計上する
  2. B将来の除去に要する支出見積額を現在価値に割り引いて計上する
  3. C過去の同種資産の除去費用の平均額を計上する
  4. D有形固定資産の取得原価の一定割合を計上する
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正解:B将来の除去に要する支出見積額を現在価値に割り引いて計上する

資産除去債務の計上額は、将来の除去に要する支出見積額を現在価値に割り引くことによって算定します。

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141資産除去債務を負債に計上した際、それに対応する除去費用はどのように処理されるか。

  1. A負債の計上額と同額を有形固定資産の取得原価に加える
  2. B繰延資産として計上し、均等償却する
  3. C発生時の費用として全額当期の特別損失に計上する
  4. D資産には計上せず、引当金として処理する
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正解:A負債の計上額と同額を有形固定資産の取得原価に加える

負債に計上した資産除去債務と同額を、対応する除去費用として有形固定資産の取得原価に加えて資産計上します。

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142ファイナンス・リース取引の要件として正しい組み合わせはどれか。

  1. A解約可能、かつフルペイアウト
  2. B解約不能、かつ一部ペイアウト
  3. C解約可能、かつ一部ペイアウト
  4. D解約不能、かつフルペイアウト
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正解:D解約不能、かつフルペイアウト

ファイナンス・リース取引とは、①解約不能、②フルペイアウトの2つの要件を満たすリース取引です。

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143ファイナンス・リース取引の会計処理は、原則としてどの取引に準じて行われるか。

  1. A賃貸借取引
  2. B委託販売取引
  3. C通常の売買取引
  4. D割賦販売取引
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正解:C通常の売買取引

ファイナンス・リース取引は、実質的に資金の融資を受けて資産を購入した取引と考えられるため、通常の売買取引に準じた会計処理を行います。

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144所有権移転外ファイナンス・リース取引におけるリース資産の減価償却費の算定方法として正しいものはどれか。

  1. A自己が所有する固定資産と同様に耐用年数を見積もって算定する
  2. Bリース期間を耐用年数とし、残存価額を10%として算定する
  3. Cリース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとして算定する
  4. D法定耐用年数を用いて算定し、残存価額はリース料の10%とする
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正解:Cリース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとして算定する

所有権移転外ファイナンス・リース取引では、所有権が移転しないため、リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとする減価償却を行います。

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145ファイナンス・リース取引において、借手が計上するリース資産とリース債務の額は原則としてどのように算定するか。

  1. Aリース料の総額をそのまま計上する
  2. Bリース料の総額から利息相当額を控除した額を計上する
  3. Cリース料の総額から維持管理費を控除した額を計上する
  4. Dリース物件の貸手の購入価額に利息を加算した額を計上する
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正解:Bリース料の総額から利息相当額を控除した額を計上する

リース資産とリース債務の計上額は、原則として、リース料の総額から利息相当額を控除した額(または貸手の購入価額)となります。

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146ファイナンス・リース取引において、毎期の支払リース料はどのように処理されるか。

  1. A全額を支払リース料として費用処理する
  2. B全額をリース債務の元本返済額として負債から控除する
  3. C全額を支払利息として営業外費用に計上する
  4. Dリース債務の返済部分と支払利息に分けて処理する
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正解:Dリース債務の返済部分と支払利息に分けて処理する

年間の支払リース料は、リース債務の元本返済部分と支払利息に分けて処理します。

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147退職給付引当金は、原則としてどのように算出されるか。

  1. A退職給付債務+年金資産
  2. B退職給付債務-年金資産
  3. C年金資産-退職給付債務
  4. D退職給付費用-年金掛金拠出額
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正解:B退職給付債務-年金資産

退職給付引当金は、原則として退職給付債務から年金資産を控除した額が計上されます。

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148退職給付費用の算出式として正しいものはどれか。

  1. A勤務費用+利息費用+期待運用収益
  2. B勤務費用+利息費用-期待運用収益
  3. C勤務費用-利息費用+期待運用収益
  4. D勤務費用-利息費用-期待運用収益
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正解:B勤務費用+利息費用-期待運用収益

退職給付費用は、勤務費用に利息費用を加え、期待運用収益を差し引くことによって求められます。

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149退職給付費用における「利息費用」とは何を意味するか。

  1. A年金資産を金融機関から借り入れた際の支払利息
  2. B従業員への退職金支払が遅延したことによる損害遅延金
  3. C期首の退職給付債務について期末まで時が経過することにより発生する計算上の利息
  4. D年金資産の運用によって生じた実際の利息収入
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正解:C期首の退職給付債務について期末まで時が経過することにより発生する計算上の利息

利息費用とは、期首の退職給付債務について、期末まで時が経過することにより発生する計算上の利息のことです。

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150企業年金制度において、年金資産の額が退職給付債務の額を上回っている場合、その超過額は貸借対照表上どのように計上されるか。

  1. A退職給付引当金(負債)
  2. B繰延年金資産(資産)
  3. C未払年金費用(負債)
  4. D前払年金費用(資産)
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正解:D前払年金費用(資産)

年金資産のほうが退職給付債務よりも多いときは、超過額を前払年金費用として資産に計上します。

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151期首退職給付引当金10,000、退職給付費用750、年金掛金拠出額350、退職一時金支払額100の場合、期末退職給付引当金はいくらか。

  1. A10,400
  2. B10,300
  3. C11,000
  4. D11,200
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正解:B10,300

期首(10,000)+費用(750)-拠出額(350)-一時金支払(100)=10,300となります。

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152税効果会計の主な目的はどれか。

  1. A会計上の利益と税務上の課税所得を完全に一致させること
  2. B法人税の支払額を合法的に最小化すること
  3. C永久差異を解消して一時差異に変換すること
  4. D会計上の税引前当期純利益と税金費用(法人税等)を合理的に対応させること
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正解:D会計上の税引前当期純利益と税金費用(法人税等)を合理的に対応させること

税効果会計は、税引前当期純利益と税金費用を合理的に対応させるために、法人税等の額を期間配分する手続です。

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153税効果会計の対象となる「一時差異」の説明として正しいものはどれか。

  1. A会計上は収益・費用となるが、税務上は永久に益金・損金に算入されない差異
  2. B会計上の収益・費用の帰属年度と税務上の益金・損金の帰属年度が異なることで生じる、将来解消される差異
  3. C税率の変更によって生じる税金額と会計上の費用の差異
  4. D損益計算書の当期純利益と貸借対照表の純資産の増減額との差異
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正解:B会計上の収益・費用の帰属年度と税務上の益金・損金の帰属年度が異なることで生じる、将来解消される差異

一時差異とは、収益・費用の帰属年度が異なることによって生じ、将来のある時期になれば解消される差異をいいます。

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154次のうち、税効果会計の対象となる「将来減算一時差異」に該当するものはどれか。

  1. A受取配当金の益金不算入額
  2. B交際費の損金算入限度超過額
  3. C賞与引当金繰入額の損金不算入額
  4. D損金不算入の罰科金
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正解:C賞与引当金繰入額の損金不算入額

賞与引当金は将来実際に支払われた時に損金に算入される一時差異です。受取配当金、交際費超過額、罰科金は永久差異です。

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155税効果会計において、将来減算一時差異に法定実効税率を乗じて算出した額は、貸借対照表上どの科目に計上されるか。

  1. A繰延税金負債
  2. B法人税等調整額
  3. C繰延税金資産
  4. D前払費用
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正解:C繰延税金資産

将来減算一時差異に税率を乗じた額は、前払税金に相当するものとして「繰延税金資産」という科目で計上されます。

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156永久差異に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A永久差異は将来の法人税等の支払額を増減させる効果があるため、税効果会計の対象となる。
  2. B永久差異は、税務上永久に益金または損金に算入されないため、税効果会計の対象とならない。
  3. C永久差異は、将来のある時期になれば課税所得の計算で調整されて解消される。
  4. D永久差異には、減損損失や未払事業税が含まれる。
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正解:B永久差異は、税務上永久に益金または損金に算入されないため、税効果会計の対象とならない。

永久差異は、税務上永久に益金・損金に算入されず、将来解消されないため税効果会計の対象とはなりません。

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157税引前当期純利益10,000、将来減算一時差異1,000、永久差異0、法定実効税率30%のとき、当期の「法人税等調整額」の金額はいくらか。

  1. A3,300
  2. B3,000
  3. C300
  4. D1,000
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正解:C300

法人税等調整額は一時差異に法定実効税率を乗じて算出します。将来減算一時差異1,000×30%=300で、これは法人税等を減額する側(貸方)に計上されます。

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158前期に計上した繰延税金資産(前払税金)について、当期にその一時差異が解消した場合の損益計算書における処理はどれか。

  1. A当期の法人税等に加算する(法人税等調整額として加算処理)
  2. B当期の法人税等から減額する
  3. C営業外費用として処理する
  4. D特別損失として処理する
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正解:A当期の法人税等に加算する(法人税等調整額として加算処理)

前期に前払いした法人税等が充当されるため、繰延税金資産を取り崩し、当期の法人税等調整額として加算(税金費用を増加)させます。

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