① Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用
66問Linuxを動かす環境を用意する方法を扱う分野です。インストールではディスクのパーティション設計、ブートローダの役割、パッケージの選択が基礎になります。仮想マシンではハイパーバイザの種類(ホスト型とハイパーバイザ型)、仮想化の仕組み、ゲストOSの管理が対象です。コンテナでは仮想マシンとの違い、イメージとコンテナの関係、コンテナの起動と停止が中心テーマになります。クラウド時代の基礎として重要度が高まっている領域です。
② ファイル・ディレクトリの操作と管理
59問Linuxの基本操作となるファイル管理を扱う分野です。ディレクトリ構造の階層とファイルシステム階層標準(FHS)による各ディレクトリの役割が出発点になります。ファイルの作成・コピー・移動・削除、ディレクトリの操作、ワイルドカードによる指定が基礎です。あわせてハードリンクとシンボリックリンクの違い、ファイルの検索、パーミッションによるアクセス権の設定、所有者とグループの変更が頻出になります。日常操作の土台となる領域です。
③ GNUとUnixのコマンド
67問コマンドラインでの作業を支えるコマンド群を扱う分野です。テキスト処理では行の抽出・置換・並べ替え・重複除去といった各コマンドの役割と組み合わせが中心になります。標準入出力とリダイレクト、パイプによるコマンドの連結は、Linuxの思想を体現する重要概念です。あわせて正規表現によるパターンマッチ、プロセスの確認と制御、ジョブの管理、圧縮とアーカイブが問われます。コマンドの組み合わせで目的を達成する発想を身につけてください。
④ リポジトリとパッケージ管理
50問ソフトウェアの導入と更新を扱う分野です。パッケージ管理システムには系統があり、Red Hat系ではRPM形式とYUM/DNF、Debian系ではdeb形式とdpkg/APTが用いられます。それぞれのコマンドで、インストール・アンインストール・更新・検索・依存関係の解決をどう行うかが中心テーマです。リポジトリの設定と役割、GPGキーによる正当性の検証も対象になります。系統ごとにコマンドを対応表で整理すると混同しにくくなります。
⑤ ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム
63問記憶装置とその管理を扱う分野です。ハードウェアではデバイスファイルの命名規則、周辺機器の認識と情報の確認方法が基礎になります。パーティションではMBRとGPTの違い、パーティションの作成と削除が対象です。ファイルシステムでは種類ごとの特徴、作成とマウント、自動マウントの設定、ディスク使用量の確認、整合性のチェックが頻出になります。あわせてLVMによる柔軟な領域管理、スワップ領域の設定も問われます。
⑥ シェルおよびスクリプト
70問作業を自動化するための仕組みを扱う、出題数が最多の分野です。シェルでは環境変数とシェル変数の違い、設定ファイルの読み込み順序、エイリアスと関数、コマンド履歴の活用が基礎になります。スクリプトでは変数の扱い、条件分岐と繰り返し、コマンドの終了ステータスによる判定、引数の受け取り、関数の定義が中心テーマです。実務での自動化に直結する領域であり、手を動かして書いてみることで理解が深まります。
⑦ ネットワークの基礎
66問Linuxをネットワークに接続し運用する方法を扱う分野です。基礎理論ではIPアドレスとサブネットマスク、CIDRによる表記、ルーティングの考え方、代表的なプロトコルとポート番号が出発点になります。設定ではネットワークインターフェースの構成、IPアドレスの割り当て、デフォルトゲートウェイとDNSの指定が対象です。あわせて接続確認や経路の追跡、通信状態の確認といったトラブルシューティングの手順が頻出になります。
⑧ システム管理
63問システムを運用するための管理業務を扱う分野です。ユーザー管理ではアカウントの作成・変更・削除、パスワードの管理、グループの操作、関連する設定ファイルの構成が中心になります。ジョブのスケジューリングでは定期実行の設定方法と書式、一度だけの実行予約が対象です。あわせてシステムのロケールと文字コード、タイムゾーンの設定、時刻の同期、システム情報の確認方法が問われます。実務で日常的に使う操作が中心の領域です。
⑨ 重要なシステムサービス
63問システムの起動とサービス管理を扱う分野です。起動プロセスでは電源投入からログインまでの流れ、ブートローダの役割、初期化システムによるサービスの起動制御が中心テーマになります。サービスの起動・停止・有効化・状態確認の操作は実務で頻繁に使う操作です。ログ管理ではログの種類と保存場所、ログの確認と検索、ログローテーションの設定が頻出になります。あわせて時刻同期サービス、メール転送の基礎、印刷サービスも対象です。
⑩ セキュリティ
65問システムを守る仕組みを扱う分野です。アクセス管理では特権の昇格、パスワードポリシー、ログイン制限、リソース使用の制限が中心になります。ネットワークセキュリティではパケットフィルタリングによる通信制御、不要なサービスの停止、開いているポートの確認が対象です。暗号化では公開鍵認証による安全な接続、鍵ペアの生成と配置、ファイルの暗号化が頻出になります。強制アクセス制御の仕組みも問われる、実務直結の重要領域です。