日本城郭検定 ⑨ 準1級 第27回

準1級レベルの総仕上げにあたる1回分(40問)です。廻縁や横矢、間知石・矢穴といった石材の細部、穴太衆による安土城の石垣、切妻破風・鯱などの意匠、四脚門に櫓を載せた櫓門や控柱に小屋根を架けた高麗門などの門形式、総塗籠やなまこ壁といった外壁仕上げまで、城郭建築の専門用語を横断的に確認します。天守の構成・壁の仕上げ・門の格式など、細部の名称と役割を正確に区別できるかが問われる分野で、準1級合格に必要な精密な語彙力を最後に固める内容です。

この分野の問題40問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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321天守の最上重の外周をめぐる縁とその外側の手すりを総称して何と呼ぶか。

  1. A武者走と土塁
  2. B犬走と帯曲輪
  3. C武者返と石落
  4. D廻縁と高欄
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正解:D廻縁と高欄

廻縁は最上階の外側をめぐる縁で、その外端に設けた手すりを高欄と呼ぶ。望楼型天守の意匠として知られる。

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322城壁面から突き出して敵を側面から攻撃するための折れや張り出しを何というか。

  1. A狭間
  2. B雁木
  3. C武者返
  4. D横矢
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正解:D横矢

城壁を直線にせず折り曲げたり張り出させて側面射撃を可能にする工夫を横矢といい、縄張りの要点である。

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323石垣に用いる四角錐状に加工した石を何と呼ぶか。

  1. A鏡石
  2. B間知石
  3. C根石
  4. D飼石
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正解:B間知石

間知石は四角錐状に整えた石材で布積などに用いる。

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324石材を割る際にノミで穿った列状の小穴を何と呼ぶか。

  1. A刻印
  2. B矢穴
  3. C間知
  4. D根石
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正解:B矢穴

矢穴は石材を割るため一直線に穿った穴で、楔を打ち込んで割った痕跡が残る。割石の年代推定にも用いられる。

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325近江を本拠とし安土城などの石垣を築いたとされる石工集団はどれか。

  1. A穴太衆
  2. B黒鍬衆
  3. C木挽衆
  4. D杣衆
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正解:A穴太衆

穴太衆は近江坂本周辺を本拠とした石垣築造の技術者集団で、織豊期以降の城郭石垣に関与したとされる。

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326天守の屋根に用いる三角形の破風で、直線的な合掌形をなすものはどれか。

  1. A唐破風
  2. B比翼破風
  3. C軒破風
  4. D千鳥破風
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正解:D千鳥破風

千鳥破風は屋根面に取り付く三角形の装飾破風で、曲線をもつ唐破風と対比される代表的な意匠である。

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327天守や櫓の大棟両端に据え火除けとした想像上の魚の飾りはどれか。

  1. A懸魚
  2. B
  3. C鬼瓦
  4. D鴟尾
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正解:B

鯱は大棟両端に据えた火除けの飾りである。

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328城門のうち四脚門の上に櫓を載せた厳重な形式はどれか。

  1. A高麗門
  2. B薬医門
  3. C棟門
  4. D櫓門
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正解:D櫓門

櫓門は門の上部に櫓を構えた最も格式と防御性の高い門で、城の大手や枡形の正面に配されることが多い。

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329枡形虎口で最初に入る外側の門に多く用いられた、控柱に小屋根を架けた門形式はどれか。

  1. A高麗門
  2. B櫓門
  3. C薬医門
  4. D長屋門
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正解:A高麗門

高麗門は本柱の後方に控柱を立て小さな切妻屋根を架けた門で、枡形の外門として櫓門と組で用いられた。

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330天守の壁を柱や長押を露出させず漆喰で塗りこめる仕上げを何というか。

  1. A大壁
  2. B真壁
  3. C板壁
  4. D海鼠壁
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正解:A大壁

大壁は柱まで漆喰で塗り込めて防火性を高めた仕上げで、白漆喰総塗籠の天守に代表される。

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331下見板に瓦を張り目地を漆喰で蒲鉾状に盛り上げた壁を何と呼ぶか。

  1. A大壁
  2. B海鼠壁
  3. C真壁
  4. D押縁下見
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正解:B海鼠壁

海鼠壁は平瓦を張り継ぎ目の漆喰を半円状に盛る仕上げで、防火と意匠を兼ね城下の蔵などにも見られる。

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332天守台と異なり天守が単独で建ち付櫓を伴わない天守形式はどれか。

  1. A複合式
  2. B連結式
  3. C連立式
  4. D独立式
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正解:D独立式

独立式は天守単独で建つ形式で、丸亀城天守などが該当する。付櫓を伴わない簡素な構成となる。

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333大天守と小天守を渡櫓で連結し中庭を囲む最も複雑な天守形式はどれか。

  1. A独立式
  2. B複合式
  3. C連立式
  4. D並立式
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正解:C連立式

連立式は大天守と複数の小天守や櫓を渡櫓でつなぎ中庭を囲む形式で、姫路城や松山城に見られる。

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334望楼型天守の構造的特徴として最も適切なものはどれか。

  1. A各重を均等に積み上げる
  2. B入母屋造の屋根の上に望楼を載せる
  3. C屋根に破風を一切設けない
  4. D最上重のみを設ける
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正解:B入母屋造の屋根の上に望楼を載せる

望楼型は入母屋造の建物の上に物見の望楼を載せた古い形式で、平面のねじれを破風で処理する例が多い。

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335層塔型天守の成立を可能にした技術的背景として最も適切なものはどれか。

  1. A石垣を用いない掘立柱の採用
  2. B天守台を設けない構造の普及
  3. C各重を規格的に逓減させる工法の確立
  4. D屋根を瓦葺にしない工夫
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正解:C各重を規格的に逓減させる工法の確立

層塔型は各重を一定割合で逓減させ規格的に積む工法により短期築造を可能にした。

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336徳川幕府が諸大名に費用と労役を負担させた大規模な築城工事を何というか。

  1. A惣構
  2. B陣城普請
  3. C作事
  4. D天下普請
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正解:D天下普請

天下普請は幕府が諸大名に費用と労役を負担させた築城工事で、名古屋城や江戸城などが該当する。

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337土塁の裾部にのみ石垣を設けた構造を何と呼ぶか。

  1. A鉢巻石垣
  2. B登り石垣
  3. C亀甲積
  4. D腰巻石垣
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正解:D腰巻石垣

腰巻石垣は土塁の裾だけを石で巻く構造である。

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338藤堂高虎が築城で多用したとされる石垣の特徴として適切なものはどれか。

  1. A自然石を加工しない低い石垣
  2. B高く反りの少ない直線的な高石垣
  3. C瓦を積み込む石垣
  4. D土塁のみで石を用いない構え
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正解:B高く反りの少ない直線的な高石垣

高虎の石垣は高く勾配が直線的で反りが少ない点に特徴があるとされ、今治城や篠山城などに見られる。

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339加藤清正が築いたとされ、上部ほど急勾配となる反りの強い石垣の俗称はどれか。

  1. A亀腹
  2. B腰巻
  3. C鉢巻
  4. D武者返し
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正解:D武者返し

武者返しは下部が緩く上部が垂直に近づく反りの強い石垣の俗称で、熊本城の石垣に代表される。

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340加工した石材をほとんど隙間なく積む最も精緻な技法を何と呼ぶか。

  1. A切込接
  2. B打込接
  3. C野面積
  4. D谷積
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正解:A切込接

切込接は石材を方形に加工し隙間なく積む最も精緻な技法で、江戸期の城郭石垣に多く用いられた。

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341大名や担当者を示すため石垣の石に刻まれた記号や紋を何というか。

  1. A矢穴
  2. B間知
  3. C根固
  4. D刻印
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正解:D刻印

刻印は普請の分担を示すため石材に刻んだ記号で、天下普請の石垣に多数見られ担当大名の推定に役立つ。

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342天守内部で複数階を一本で貫き上層を支える太い柱を何と呼ぶか。

  1. A管柱
  2. B側柱
  3. C通し柱
  4. D間柱
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正解:C通し柱

通し柱は複数階を一本で貫く柱で、心柱とともに高層の天守の構造を支える重要な部材である。

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343枡形虎口の防御原理として最も適切な説明はどれか。

  1. A直線の通路で素早く出撃させる
  2. B方形空間で進路を折り横矢をかける
  3. C門を一つだけ設け防御を簡略化する
  4. D堀を設けず開放する
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正解:B方形空間で進路を折り横矢をかける

枡形は方形空間に敵を留め進路を折ることで多方向から横矢を浴びせる。

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344現存十二天守のうち、連立式の構成をとる城の組合せとして正しいものはどれか。

  1. A松本城と犬山城
  2. B姫路城と松山城
  3. C丸岡城と宇和島城
  4. D彦根城と高知城
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正解:B姫路城と松山城

姫路城と伊予松山城はいずれも大天守と小天守を渡櫓で連結し中庭を囲む連立式天守の代表例である。

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345弘前城天守が江戸後期に三重として再建された背景として正しいものはどれか。

  1. A五重天守の焼失後に櫓を改めて天守とした
  2. B築城時から三重で計画された
  3. C層塔型を望楼型に改めた
  4. D地震で倒壊後に同形で建てた
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正解:A五重天守の焼失後に櫓を改めて天守とした

弘前城は当初の五重天守焼失後、本丸辰巳櫓を改築して三重天守としたため小規模な層塔型となっている。

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346姫路城天守群が世界文化遺産に登録された主な理由として最も適切なものはどれか。

  1. A木造城郭建築の意匠と保存状態の高さ
  2. B日本最古の石垣を残すこと
  3. C最大規模の堀をもつこと
  4. D唯一の山城であること
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正解:A木造城郭建築の意匠と保存状態の高さ

姫路城は連立式天守群を中心とする木造城郭建築の意匠の完成度と良好な保存状態が評価され登録された。

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347本丸と二の丸をほぼ対等に並べて配置する縄張の形式はどれか。

  1. A並郭式
  2. B輪郭式
  3. C連郭式
  4. D梯郭式
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正解:A並郭式

並郭式は本丸と二の丸を並列に配置する形式である。

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348本丸の背後を山や崖に預け前面に曲輪を重ねる縄張形式はどれか。

  1. A輪郭式
  2. B連郭式
  3. C梯郭式
  4. D並郭式
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正解:C梯郭式

梯郭式は本丸の一方を天然の要害に依り残る方向に曲輪を配する形式で、自然地形を生かした山城に多い。

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349城門の鏡柱と冠木の交差部などに打たれた装飾と補強を兼ねる金具はどれか。

  1. A八双金物
  2. B釘隠
  3. C長押
  4. D乳金物
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正解:D乳金物

乳金物は門扉や冠木に打たれた半球状の金具で、補強と装飾を兼ね格式ある門に多く用いられた。

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350次のうち石垣に関する用語でないものはどれか。

  1. A華頭窓
  2. B間知石
  3. C根石
  4. D飼石
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正解:A華頭窓

華頭窓は天守や櫓の上部に設ける曲線形の窓で禅宗様の意匠であり、石垣の用語ではない。

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351天守の壁仕上げで「真壁」を説明したものとして正しいものはどれか。

  1. A柱を漆喰で塗り込める
  2. B瓦を張り目地を盛る
  3. C板を縦に張る
  4. D柱や長押を見せて軸部を露出させる
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正解:D柱や長押を見せて軸部を露出させる

真壁は柱や長押を露出させる仕上げで、柱まで塗り込める大壁と対をなす。下見板張と組み合わせることが多い。

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352「唐破風」と「千鳥破風」の違いとして正しいものはどれか。

  1. A唐破風は直線の合掌形である
  2. B千鳥破風は曲線形である
  3. C両者に形状の違いはない
  4. D唐破風は中央が上方に弧を描く曲線形をなす
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正解:D唐破風は中央が上方に弧を描く曲線形をなす

唐破風は中央が持ち上がり両端が反る曲線形の破風で、直線的な三角形の千鳥破風と明確に区別される。

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353「野面積」の説明として正しいものはどれか。

  1. A自然石をほぼ加工せず積み上げる
  2. B石を方形に整え隙間なく積む
  3. C石の角を打ち欠いて積む
  4. D瓦を交えて積む
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正解:A自然石をほぼ加工せず積み上げる

野面積は自然石をほとんど加工せず積む最も古い技法で、隙間に飼石を詰める。打込接や切込接とは区別される。

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354「連結式」と「複合式」天守の違いとして正しいものはどれか。

  1. A連結式は大小の天守を渡櫓でつなぐ
  2. B複合式は天守同士を中庭で囲む
  3. C連結式は天守が単独で建つ
  4. D複合式は天守に何も付属しない
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正解:A連結式は大小の天守を渡櫓でつなぐ

連結式は大天守と小天守を渡櫓で結ぶ形式で、付櫓を直接接続する複合式とは構成が異なる。

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355城郭用語のうち「狭間」を正しく説明したものはどれか。

  1. A石垣の隅で交互に積む技法
  2. B塀や櫓の壁に開けた射撃用の小窓
  3. C門の上に載せた櫓
  4. D斜面を縦に走る石垣
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正解:B塀や櫓の壁に開けた射撃用の小窓

狭間は鉄砲や弓で射撃するため塀や櫓壁に設けた小窓で、形状により矢狭間と鉄砲狭間に分けられる。

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356石垣を用いず横矢や折を多用した精緻な土の縄張で知られる続日本100名城はどれか。

  1. A苗木城
  2. B杉山城
  3. C竹田城
  4. D赤穂城
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正解:B杉山城

杉山城は土の城ながら精緻な縄張で名高い続日本100名城である。

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357天守の意匠で破風の妻に下げる飾りと大棟両端に置く飾りの組合せとして正しいものはどれか。

  1. A鯱と鬼瓦
  2. B懸魚と鯱
  3. C鴟尾と懸魚
  4. D鬼瓦と鴟尾
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正解:B懸魚と鯱

破風の妻には懸魚、大棟の両端には鯱を据える。

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358入母屋造の大屋根の上に望楼を載せる古式の天守をもつ城はどれか。

  1. A高知城
  2. B弘前城
  3. C宇和島城
  4. D丸亀城
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正解:A高知城

高知城は望楼型天守をもち、弘前・宇和島・丸亀は層塔型である。

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359「天守台」と「天守」の関係として正しいものはどれか。

  1. A天守台は天守を載せる石垣の基壇である
  2. B天守台は天守の最上階を指す
  3. C天守台は天守内部の心柱である
  4. D天守台と天守は同義語である
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正解:A天守台は天守を載せる石垣の基壇である

天守台は天守を据える石垣造の基壇で、天守が失われた城でも台のみ残る例があり縄張理解の手がかりとなる。

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360「打込接」を「切込接」と区別する説明として正しいものはどれか。

  1. A石を方形に整え全く隙間なく積む
  2. B自然石を無加工で積む
  3. C瓦を交えて積む
  4. D石の角や面を打ち欠いて整え隙間を減らす
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正解:D石の角や面を打ち欠いて整え隙間を減らす

打込接は石の接合面を打ち欠いて加工し隙間を詰める技法で、方形に整え密着させる切込接の前段階に位置づけられる。

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