移動式クレーン運転士(学科) ① 移動式クレーンの基礎・種類・構造

移動式クレーンの全体像を扱う分野です。クレーンの定義と移動式クレーンの区分、トラッククレーン・ホイールクレーン・クローラクレーン・積載形トラッククレーン・浮きクレーンといった種類ごとの構造と特徴が中心になります。ジブの形式(箱形構造ジブ・トラス構造ジブ)、旋回装置、起伏装置、巻上げ装置の仕組みも対象です。あわせて定格荷重と定格総荷重の区別、作業半径と揚程の関係が問われます。用語の定義を正確に押さえることが全分野の前提になります。

この分野の問題42問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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1移動式クレーンの定義として正しいものはどれか。

  1. A原動機を内蔵せず、特定の場所に固定して使用されるクレーン
  2. B原動機を内蔵し、レール上のみを移動することができるクレーン
  3. C原動機を内蔵し、かつ、不特定の場所に移動させることができるクレーン
  4. D人力で移動させ、特定の場所で荷のつり上げを行うクレーン
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正解:C原動機を内蔵し、かつ、不特定の場所に移動させることができるクレーン

移動式クレーンは、原動機を内蔵し、不特定の場所に移動させることができるクレーンと定義されています。

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2ジブ長さの測り方として正しいものはどれか。

  1. A旋回中心からジブポイントまでの距離
  2. Bジブフートピンからジブポイントまでの距離
  3. Cジブフートピンからフックの中心までの距離
  4. D地面からジブポイントまでの垂直距離
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正解:Bジブフートピンからジブポイントまでの距離

ジブ長さは、ジブの根元であるジブフートピンから先端のジブポイントまでの距離を指します。

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3作業半径の説明として正しいものはどれか。

  1. A旋回中心からフックの中心より下ろした鉛直線までの水平距離
  2. Bジブフートピンからフックの中心より下ろした鉛直線までの水平距離
  3. C旋回中心からジブポイントまでの水平距離
  4. Dジブの基準線と水平面がなす角度
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正解:A旋回中心からフックの中心より下ろした鉛直線までの水平距離

作業半径は、旋回中心からフックの中心を通る鉛直線までの水平距離のことです。

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4作業半径とジブの傾斜角の関係について正しいものはどれか。

  1. A作業半径が伸びると、ジブの傾斜角は大きくなる。
  2. B作業半径が伸びても、ジブの傾斜角は変化しない。
  3. Cジブの傾斜角はジブ長さのみに依存し、作業半径には影響されない。
  4. D作業半径が伸びると、ジブの傾斜角は小さくなる。
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正解:D作業半径が伸びると、ジブの傾斜角は小さくなる。

ジブを倒して作業半径を大きく(長く)すると、ジブの基準線と水平面がなす角である傾斜角は小さくなります。

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5主巻と補巻に関する説明として、誤っているものはどれか。

  1. A補巻は巻掛け数を増やすことで、主巻よりも重い荷をつり上げるための予備装置である。
  2. B補巻は単索で定格荷重の小さい荷をつる。
  3. C移動式クレーンには一般的に巻上装置として主巻と補巻の両方が設けられている。
  4. D主巻は巻上げ用ワイヤロープの巻掛け数を増やして重い荷をつる。
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正解:A補巻は巻掛け数を増やすことで、主巻よりも重い荷をつり上げるための予備装置である。

補巻は単索(1本掛け)で定格荷重の小さい荷をつるために使用され、重い荷をつるためのものではありません。

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6「定格総荷重」に含まれる質量として正しいものはどれか。

  1. Aカウンタウエイトの質量
  2. Bアウトリガーの質量
  3. C運転士の体重
  4. Dフックやグラブバケット等のつり具の質量
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正解:Dフックやグラブバケット等のつり具の質量

定格総荷重は、構造や条件に応じて負荷できる最大の荷重であり、フック等のつり具の質量も含まれます。

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7つり上げ荷重、定格荷重、つり具の質量の関係を表す式として正しいものはどれか。

  1. Aつり上げ荷重 = 定格荷重 + つり具の質量
  2. B定格荷重 = つり上げ荷重 + つり具の質量
  3. C定格総荷重 = 定格荷重 − つり具の質量
  4. D定格荷重 = 定格総荷重 + つり具の質量
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正解:Aつり上げ荷重 = 定格荷重 + つり具の質量

最大の負荷能力である「つり上げ荷重(または定格総荷重)」からつり具の質量を除いたものが「定格荷重」となります。

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8巻上装置の地下揚程の限界(下限)を決める条件として正しいものはどれか。

  1. A巻過防止装置が作動する位置で自動的に停止するため
  2. Bドラムにワイヤロープの捨て巻を2巻以上残さなければならないため
  3. C油圧モータの回転数が限界に達するため
  4. Dフリーフォール用のフートブレーキが自動でロックされるため
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正解:Bドラムにワイヤロープの捨て巻を2巻以上残さなければならないため

フックをどこまで下げられるか(地下揚程)は、巻上ドラムにワイヤロープを最低2巻(捨て巻)残す必要があるため制限されます。

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9荷を地上から少し離れた位置までつり上げ、一旦停止させる操作を何と呼ぶか。

  1. A荷振れ
  2. Bジブ上げ
  3. C地切り
  4. D巻下げ
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正解:C地切り

つり荷を地上からわずかに浮かせて一旦停止し、玉掛けの状態や安全を確認する動作を地切りといいます。

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10移動式クレーンの「旋回」の方向について、正しいものはどれか。

  1. Aクレーンを下から見上げて時計回りを右旋回という
  2. B運転席から見て前進する方向を右旋回という
  3. Cクレーンを真上から見て反時計回りを右旋回という
  4. Dクレーンを真上から見て時計回りを右旋回という
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正解:Dクレーンを真上から見て時計回りを右旋回という

旋回方向は、移動式クレーンを真上から見下ろした状態で、時計回りに回ることを右旋回と定めています。

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11トラッククレーンの特徴として正しいものはどれか。

  1. A走行用の運転室とクレーン操作用の運転室が別々に設けられている
  2. B一つの運転室で走行とクレーンの両方の操作を行う
  3. Cクレーンの操作は車体の外に出て側方で行う
  4. Dクローラベルトを装備しており不整地の走行に優れている
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正解:A走行用の運転室とクレーン操作用の運転室が別々に設けられている

トラッククレーンは、キャリア(車体)側に走行用、上部の旋回体側にクレーン操作用と、運転室が別々にあります。

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12オールテレーンクレーンの特徴に関する記述で誤っているものはどれか。

  1. A狭所進入を可能にするため各種の特殊操向機能を持っている
  2. B大型機種が多く、公道走行時は分解して輸送することが多い
  3. C一般道路と不整地のどちらの走行性も兼ね備えている
  4. D走行とクレーン操作を一つの運転室で行うことができる
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正解:D走行とクレーン操作を一つの運転室で行うことができる

一つの運転室で走行とクレーン操作を行うのはホイールクレーン(ラフテレーンなど)の特徴です。

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13車両積載形トラッククレーンにおける、クレーン装置の動力源は通常どこから取っているか。

  1. Aクレーン専用の小型エンジン
  2. B電動バッテリー
  3. C走行用原動機からPTO(動力取出装置)を介して取る
  4. D外部電源からのケーブル接続
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正解:C走行用原動機からPTO(動力取出装置)を介して取る

ユニック等で知られる積載形トラッククレーンは、トラックの走行用エンジンからPTOを介して油圧ポンプを回し動力を得ます。

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14レッカー形トラッククレーンの説明として誤っているものはどれか。

  1. A主に交通事故車や故障車の救難作業に使用される
  2. Bジブ長さは通常30m以上の長尺なものが一般的である
  3. Cシャシ後部にピントルフックやウインチを装備している
  4. D建屋内の機械設備等の据付工事に使用されることもある
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正解:Bジブ長さは通常30m以上の長尺なものが一般的である

レッカー形トラッククレーンのジブ長さは、通常10m程度と比較的短く設計されています。

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15ホイールクレーンの特徴として正しいものはどれか。

  1. Aトラックの荷台と運転室の間にクレーンが搭載されている
  2. Bクローラベルトを用いており、走行速度が極めて遅い
  3. C専用のクレーン用キャリアを用い、一つの運転室で走行とクレーン操作を行える
  4. D台船の上にクレーン装置が搭載されている
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正解:C専用のクレーン用キャリアを用い、一つの運転室で走行とクレーン操作を行える

ホイールクレーンは専用キャリアを持ち、単一の運転席で走行とクレーン作業の両方を行えるのが特徴です。

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16ラフテレーンクレーンの操向方式(ステアリング)の特徴として正しいものはどれか。

  1. A4種類のステアリングモードを備え、狭あい地での機動性に優れる
  2. B前輪のみが操向し、後輪は固定されている
  3. C左右のクローラベルトの回転速度を変えることで方向転換する
  4. D鉄道のレールに沿ってのみ方向転換が可能である
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正解:A4種類のステアリングモードを備え、狭あい地での機動性に優れる

ラフテレーンクレーンは前二輪・後二輪操向など4つの操向モードを持ち、狭い場所でも小回りが利く構造です。

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17クローラクレーンが不整地や軟弱な地盤での走行に優れている主な理由はどれか。

  1. Aハイドロニューマチック・サスペンションを装備しているから
  2. B超大型のゴムタイヤを装着しているから
  3. C機体が非常に軽量に作られているから
  4. Dクローラベルトの接地面積が広く、接地圧が低いから
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正解:Dクローラベルトの接地面積が広く、接地圧が低いから

クローラ(履帯)は地面に触れる面積が広いため、車体重量が分散されて接地圧が低くなり、軟弱地盤に強くなります。

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18クローラクレーンの「平均接地圧(kPa)」を求める計算式として正しいものはどれか。

  1. A定格総荷重(t) × 9.8 ÷ 総接地面積(m2)
  2. B全装備質量(t) × 9.8 ÷ 総接地面積(m2)
  3. Cクレーン本体のみの質量(t) × 9.8 ÷ クローラ中心距離(m)
  4. Dつり上げ荷重(t) × 9.8 ÷ 最大張出幅(m)
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正解:B全装備質量(t) × 9.8 ÷ 総接地面積(m2)

接地圧は、作業時の全装備質量に重力加速度(9.8)を掛けた重量を、クローラの総接地面積で割って求めます。

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19水上での港湾工事やサルベージ作業に用いられる、台船にクレーンを搭載した形式を何と呼ぶか。

  1. A浮きクレーン
  2. B鉄道クレーン
  3. Cレッカー形クレーン
  4. Dオールテレーンクレーン
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正解:A浮きクレーン

長方形の箱型等の台船にクレーン装置を搭載したものを浮きクレーン(フローティングクレーン)と呼びます。

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20移動式クレーンにおける「自由降下(フリーフォール)」の説明として誤っているものはどれか。

  1. Aクラッチを切り、フックブロック等の自重で降下させる
  2. B降下速度の制御はフートブレーキによって行う
  3. C巻上げドラムを油圧モータで逆回転させて降下させる
  4. D動力降下に比べて降下速度が速くなる場合がある
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正解:C巻上げドラムを油圧モータで逆回転させて降下させる

油圧モータを回転させて降下させる方式は「動力降下」であり、自由降下ではありません。

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21移動式クレーンの「走行」とはどの運動を指すか。

  1. Aジブを伸ばしたり縮めたりする運動
  2. B移動式クレーン全体が移動する運動
  3. C上部旋回体がぐるぐると回る運動
  4. Dフックを上下に動かす運動
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正解:B移動式クレーン全体が移動する運動

移動式クレーン車体そのものが地面を移動していく運動を「走行」と呼びます。

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22アウトリガーに関する記述として誤っているものはどれか。

  1. Aクローラクレーンには必ず標準装備されており、作業時はこれを最大に張り出す。
  2. B車体の安定性を増すために張り出す脚のことで、H形やX形がある。
  3. Cトラッククレーン等では前方領域の能力を補うためフロントジャッキを備えることがある。
  4. Dほとんどが油圧式であるが、車両積載形トラッククレーンの横張出しは手動式のものもある。
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正解:Aクローラクレーンには必ず標準装備されており、作業時はこれを最大に張り出す。

アウトリガーはトラッククレーンやホイールクレーンに装備されるもので、クローラクレーンには通常装備されません。

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23クローラクレーンの下部走行体の前方に配置されている部品はどれか。

  1. A起動輪
  2. B上部旋回体
  3. Cドラム
  4. D遊動輪
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正解:D遊動輪

クローラクレーンの走行フレームは、通常、動力を伝える起動輪が後方に、張りを調整・誘導する遊動輪が前方に配置されています。

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24クローラクレーンのクローラベルト(履帯)に関する説明で正しいものはどれか。

  1. A左右のクローラベルトの前後方向の長さ(前輪と後輪の間隔)を油圧で自由に変えられる。
  2. Bシューは必ずゴム製であり、鋼製のものは存在しない。
  3. C左右のクローラベルトの中心距離(幅)を油圧シリンダで拡大・収縮できるものがある。
  4. Dシューの幅を狭いものに交換すると、接地圧は低くなる。
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正解:C左右のクローラベルトの中心距離(幅)を油圧シリンダで拡大・収縮できるものがある。

クローラ中心距離(左右の幅)は油圧で伸縮できるものがありますが、前後の起動輪と遊動輪の距離は変えられません。

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25移動式クレーンの3つの主要な構造部分の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A下部走行体、上部旋回体、フロントアタッチメント
  2. B運転室、ジブ、エンジン
  3. C車輪、旋回ベアリング、ウインチ
  4. Dアウトリガー、クローラベルト、フック
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正解:A下部走行体、上部旋回体、フロントアタッチメント

移動式クレーンは大きく分けて「下部走行体」「上部旋回体」「フロントアタッチメント」の3つの構造で構成されています。

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26上部旋回体と下部走行体をつなぐ「旋回支持体」として、現在主流の構造はどれか。

  1. A歯車を用いないゴムベルト式
  2. Bボールベアリング式
  3. C滑車とワイヤロープを用いた懸垂式
  4. D油圧シリンダを用いた伸縮式
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正解:Bボールベアリング式

上部が滑らかに旋回できるように、ボールベアリング式の旋回支持体が広く採用されています。

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27ジブを旋回フレームに取り付ける際に、支点として差し込まれる接合部品を何と呼ぶか。

  1. Aシーブ
  2. Bフックブロック
  3. Cフートピン
  4. Dピニオンギヤ
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正解:Cフートピン

ジブの根元を旋回フレームのブラケット等に接合するためのピンを、ジブフートピンと呼びます。

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28巻上装置(ウインチ)の動力が伝達される正しい順番はどれか。

  1. A油圧モータ → クラッチ → 減速機 → 巻上ドラム
  2. B巻上ドラム → 減速機 → クラッチ → 油圧モータ
  3. Cクラッチ → 油圧モータ → 減速機 → 巻上ドラム
  4. D油圧モータ → 減速機 → クラッチ → 巻上ドラム
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正解:D油圧モータ → 減速機 → クラッチ → 巻上ドラム

巻上レバーを操作すると、油圧モータの動力が減速機でトルクを増し、クラッチを介してドラムに伝達されます。

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29巻上装置のクラッチに関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A回転動力をドラムに伝えたり遮断したりする機構である。
  2. B油圧シリンダに圧油を送らなくても、駆動軸が回転すればドラムは自動的に回転する。
  3. C油圧シリンダに圧油を送ると摩擦板がドラム内面に接触し、動力が伝わる。
  4. D油圧がなくなると、バネの力で摩擦板がドラム内面から離れる。
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正解:B油圧シリンダに圧油を送らなくても、駆動軸が回転すればドラムは自動的に回転する。

油圧シリンダに圧油を送ってクラッチを繋がない限り、モータが回転してもドラムには動力が伝わりません。

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30巻上装置のブレーキで多く用いられる「自動ブレーキ方式」の特徴として正しいものはどれか。

  1. A常にスプリングの力でブレーキをかけ、油圧シリンダで押し戻して開放する。
  2. B常に油圧の力でブレーキをかけ、バネの力で開放する。
  3. C運転士が手動レバーを引いたときのみブレーキがかかる。
  4. D巻上げドラムの回転が一定速度を超えたときにのみ作動する。
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正解:A常にスプリングの力でブレーキをかけ、油圧シリンダで押し戻して開放する。

安全のため、通常はバネの力で常にブレーキが効いており、操作時のみ油圧でブレーキを開放する仕組みになっています。

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31ワイヤロープでジブの起伏を行うクローラクレーンに装備されている、高さ調整可能なフレームを何と呼ぶか。

  1. Aカウンタウエイト
  2. BX形アウトリガー
  3. Cブライドル
  4. DAフレーム(ガントリ)
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正解:DAフレーム(ガントリ)

ジブ起伏用のロープを掛けるためのフレームで、クローラクレーンに装備されるものをAフレーム(またはガントリ)と呼びます。

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32フロントアタッチメントに含まれない部品はどれか。

  1. Aジブ
  2. Bフックブロック
  3. C旋回ベアリング
  4. Dジブ倒れ止め装置(ジブバックストップ)
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正解:C旋回ベアリング

旋回ベアリングは上部旋回体と下部走行体をつなぐ部品であり、フロントアタッチメント(作業装置)には含まれません。

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33ジブの自重を軽くし、強度を保つために使用されている主な材料はどれか。

  1. A鋳鉄
  2. Bアルミニウム合金
  3. C強化プラスチック
  4. D高張力鋼(ハイテン材)
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正解:D高張力鋼(ハイテン材)

ジブは長くて強度が必要なため、軽くて丈夫な高張力鋼(ハイテン材)が使用されています。

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34箱形構造ジブ(伸縮ジブ)における「同時伸縮方式」の特徴として正しいものはどれか。

  1. A油圧シリンダと伸縮用ワイヤロープを併用し、各段のジブが同時に伸縮する
  2. B2段目、3段目と順番に1本ずつジブが伸びる
  3. C起伏用のウインチを使ってジブを伸縮させる
  4. Dフックブロックの位置を全く気にせずに伸縮操作ができる
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正解:A油圧シリンダと伸縮用ワイヤロープを併用し、各段のジブが同時に伸縮する

同時伸縮方式は、自重を軽くするために油圧シリンダとワイヤロープを組み合わせ、全段が同時に動く仕組みです。

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35箱形構造ジブを「伸ばす」操作を行った際、フックブロックの高さはどうなるか。

  1. Aジブが伸びた分だけ自動的にフックブロックも地面に向かって下がる
  2. B巻上げ状態となり、フックブロックがジブ先端に近づく(巻き上がる)
  3. Cフックブロックの位置は空間に完全に固定される
  4. D動力降下が自動的に作動し、急落下する
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正解:B巻上げ状態となり、フックブロックがジブ先端に近づく(巻き上がる)

ジブを伸ばすと、ロープの長さが変わらないまま先端が遠ざかるため、フックは巻上げられる状態になり過巻に注意が必要です。

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36トラス(ラチス)構造ジブの起伏(角度変更)は通常どのような動力で行われるか。

  1. Aジブ起伏ドラムを回転させ、ワイヤロープを巻き取り・巻き戻す
  2. Bジブの根元に設けられた起伏シリンダの伸縮
  3. Cクローラベルトの前後移動による反動
  4. Dカウンタウエイトを前後へ移動させることによるテコの原理
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正解:Aジブ起伏ドラムを回転させ、ワイヤロープを巻き取り・巻き戻す

トラス構造のジブは、ワイヤロープと起伏ドラム(ウインチ)を使って角度を調整します。

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37必要な揚程に応じて、ジブの先端にさらに追加して装着するものを何と呼ぶか。

  1. AAフレーム
  2. B下部ブライドル
  3. C補助ジブ
  4. D旋回フレーム
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正解:C補助ジブ

より高く、または遠くへ荷をつるために、基本となるジブの先端に継ぎ足すものを補助ジブと呼びます。

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38ラッフィングジブの特徴として正しいものはどれか。

  1. Aメインのジブとして使用され、単体で長さが100mを超える
  2. Bボルトで完全に固定されており、作業中に角度を変えることはできない
  3. C先端にフックの代わりに強力な磁石を装備している
  4. Dジブの取付角(オフセット角)を油圧シリンダ等で無段階に設定できる
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正解:Dジブの取付角(オフセット角)を油圧シリンダ等で無段階に設定できる

ラッフィングジブは補助ジブの一種で、作業中でも取付角を5度〜60度まで油圧などで自由に変更できるのが特徴です。

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39クローラクレーンをトレーラ等で輸送する際、全高を低くするために行う操作として正しいものはどれか。

  1. Aクローラベルトを取り外してゴムタイヤに付け替える
  2. BAフレーム(ガントリ)をローガントリ(低い位置)にセットし直す
  3. Cジブを箱形構造ジブに交換して完全に縮める
  4. Dカウンタウエイトを上部旋回体の前方に移動させる
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正解:BAフレーム(ガントリ)をローガントリ(低い位置)にセットし直す

クローラクレーンの輸送時は、高さを抑えるためにAフレームの固定ピンを外し、低い位置(ローガントリ)に格納します。

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40移動式クレーンが転倒しないように、車体の後部等に取り付けられる安定用の重りを何と呼ぶか。

  1. Aアウトリガー
  2. Bカウンタウエイト
  3. Cシーブ
  4. Dフロントジャッキ
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正解:Bカウンタウエイト

つり荷の重さでクレーンが前に倒れるのを防ぐため、旋回フレームの後部などにカウンタウエイト(重り)を取り付けます。

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41ドラムにワイヤロープが滑らかに巻けるようにするために、ドラム表面に施されている工夫は何か。

  1. A摩擦をゼロにするための特殊なオイルコーティング
  2. B溝(みぞ)がつけられている
  3. Cライニングと呼ばれる摩擦板が多数配置されている
  4. D衝撃を吸収する分厚いゴムシートが貼られている
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正解:B溝(みぞ)がつけられている

ワイヤロープが乱れずに整列して巻き取られるよう、巻上げドラムの表面にはらせん状の溝が切られています。

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42箱形構造ジブの起伏装置に関する記述で正しいものはどれか。

  1. Aワイヤロープの巻取りによってジブを持ち上げる。
  2. B上部ブライドルと下部ブライドルを通したロープを使用する。
  3. Cジブの下面に取り付けられた起伏シリンダの伸縮によって角度を変える。
  4. Dジブの先端に重りをつるしてテコの原理で角度を変える。
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正解:Cジブの下面に取り付けられた起伏シリンダの伸縮によって角度を変える。

ラチスジブがロープで起伏するのに対し、箱形(伸縮)ジブは油圧式の起伏シリンダを使って角度を変えます。

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