① 法規1:目的・定義・登録
38問毒物及び劇物取締法の目的・定義と、製造業・輸入業・販売業の登録制度を学ぶ分野です。「保健衛生上の見地から必要な取締りを行う」という法目的、毒物・劇物・特定毒物の区分、原体と製剤の違い、特定毒物の使用者・研究者、登録の有効期間(製造業・輸入業5年、販売業6年)や変更・更新の手続きが頻出です。数値や区分を正確に覚える必要がある暗記中心の分野なので、条文の言い回しと期間・単位をセットで整理すると得点源になります。
② 法規2:取扱責任者・取扱・罰則
38問毒物劇物取扱責任者の資格要件・選任と、取扱い・表示・譲渡手続・運搬・事故時の措置・罰則を学ぶ分野です。取扱責任者を置いた際の届出(30日以内)、18歳未満は責任者になれないこと、容器や貯蔵場所への「医薬用外」表示、毒物は赤地に白・劇物は白地に赤の文字、譲渡書面の5年間保存、盗難・紛失時は警察署へ届け出るといった実務ルールが頻出です。手続きの期間と届出先を混同しやすいため、対象と日数をセットで整理するのが得点のコツです。
③ 基礎化学1:物質・原子・結合
38問毒物劇物の性質を理解する土台となる、物質の状態変化・原子の構造・化学結合を学ぶ分野です。凝縮や潮解などの状態変化、単体と化合物・同素体の区別、原子番号と質量数、電子殻と価電子、mol(アボガドロ数)や分子量の計算、周期表の族と周期、イオン結合・共有結合・金属結合の違いが頻出です。化学が苦手でも配点の大きい基礎なので、用語の定義と簡単な計算を確実に押さえると安定した得点源になります。
④ 基礎化学2:状態・反応・酸塩基
40問気体の法則・化学反応・酸と塩基を扱う分野です。ボイルの法則やシャルルの法則、標準状態で気体1molが22.4Lを占めること、化学反応式と量的関係、酸・塩基の定義とpH、中和反応や塩の性質が頻出です。計算問題が中心となるため、公式の丸暗記ではなく単位と手順を理解して解くことが重要です。基本パターンを繰り返し演習し、数値の桁と単位を落ち着いて処理できるようにしておきましょう。
⑤ 基礎化学3:電気化学・無機・有機
40問電池や電気分解などの電気化学と、無機・有機化学の基礎を学ぶ分野です。ボルタ電池・鉛蓄電池の正負極、電気分解で各極に生じる物質、活性化エネルギーや反応速度、金属のイオン化傾向、代表的な無機・有機化合物の性質と名称が頻出です。範囲が広く覚える項目も多いですが、電池の仕組みと反応の向きを図でイメージし、頻出物質を整理して押さえれば、実地科目の理解にもつながる得点分野になります。
⑥ 実地1:毒物の性状
38問実地科目の第一弾として、毒物に分類される物質の性状・用途・貯蔵方法を学ぶ分野です。黄燐は水中で保存する、シアン化水素や砒素化合物などの性質と用途、色・におい・水への溶けやすさといった物理的特徴が頻出です。物質名と性状・貯蔵法・用途の組み合わせを問う問題が多いため、代表的な毒物ごとにカードのように特徴をまとめ、危険性と正しい取扱いを結びつけて覚えると効率よく整理できます。
⑦ 実地2:劇物の性状
40問実地科目の第二弾で、劇物に分類される物質の性状・用途・貯蔵方法を扱う分野です。クロルピクリンやクロロホルム、蓚酸、亜塩素酸ナトリウムなど身近な劇物の性質、分解や加熱で発生する有毒ガス、中毒症状の特徴が頻出です。カリウムやナトリウムのように水と激しく反応する物質の保管法も問われます。物質ごとに性状・用途・貯蔵・危険性を一覧にして整理し、似た名称の物質を混同しないよう注意して覚えましょう。
⑧ 実地3:鑑別・貯蔵・廃棄・措置
40問毒物劇物の鑑別法・貯蔵・廃棄・漏えい時の応急措置を学ぶ、実地科目の総仕上げ分野です。炎色反応や沈殿・呈色反応による物質の見分け方、性質に応じた貯蔵方法、中和・酸化還元・燃焼などの廃棄基準、飛散・漏えい時の措置が頻出です。鑑別は「この操作でこの反応が出るのはどの物質か」を問う形式が多いため、特徴的な反応と物質名をセットで暗記し、廃棄・措置は物質の性質から理由づけて理解すると定着します。