食品表示検定 中級 ⑨ 栄養成分表示

栄養成分表示のルールをまとめて扱う分野です。義務表示の項目と推奨項目、表示を省略できる場合、小規模事業者の扱い、ナトリウムから食塩相当量への換算、別記様式での記載順序、炭水化物の内訳の書き方を確認します。さらに「0(ゼロ)」と表示できる基準、許容差と推定値表示の要件、補給ができる旨・適切な摂取ができる旨・強化された旨といった栄養強調表示の条件、糖類を添加していない旨の要件まで含みます。数値基準が多いので成分ごとに表へ整理すると定着します。収録265問のうち20問がこの分野です。

この分野の問題20問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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246一般用加工食品において、栄養成分表示の対象として正しいものはどれか。

  1. A容器包装に入れられた生鮮食品
  2. B容器包装に入れられた一般用加工食品
  3. Cすべての業務用加工食品
  4. Dすべての業務用添加物
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正解:B容器包装に入れられた一般用加工食品

一般用加工食品と一般用の添加物には横断的義務表示として栄養成分表示が義務付けられています。生鮮食品や業務用は任意です。

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247一般用加工食品において、表示が義務付けられている栄養成分等の正しい組み合わせはどれか。

  1. A熱量、たんぱく質、脂質、糖質、ナトリウム
  2. B熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
  3. C熱量、たんぱく質、脂質、食物繊維、ナトリウム
  4. D熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、カルシウム
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正解:B熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量

義務付けられた項目は、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量に換算)に熱量を加えた5項目です。

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248一般用加工食品において、表示が推奨されている栄養成分の組み合わせはどれか。

  1. Aコレステロールと糖類
  2. B飽和脂肪酸と食物繊維
  3. Cトランス脂肪酸と糖質
  4. DカルシウムとビタミンC
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正解:B飽和脂肪酸と食物繊維

一般用加工食品では、飽和脂肪酸の量及び食物繊維の量の表示を積極的に推進するよう努める(推奨表示)とされています。

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249栄養成分表示を省略できる基準として誤っているものはどれか。

  1. A容器包装の表示可能面積がおおむね30cm2以下であるもの
  2. B酒類
  3. Cレシピが7日以内に変更される日替わり弁当
  4. D栄養の供給源としての寄与の程度が小さいもの
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正解:Cレシピが7日以内に変更される日替わり弁当

日替わり弁当などで栄養成分表示が省略できるのは、レシピが3日以内に変更される場合です。

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250消費税を納める義務が免除される小規模事業者が製造した一般用加工食品の栄養成分表示について正しいものはどれか。

  1. Aいかなる場合も栄養成分表示を省略できる。
  2. B課税対象となる店舗に卸して販売される場合は表示が必要である。
  3. C小規模事業者であればデパートで販売する場合も省略可能である。
  4. D消費税の免除期間が終了してもそのまま省略可能である。
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正解:B課税対象となる店舗に卸して販売される場合は表示が必要である。

消費税免除の事業者でも、課税対象となる店舗に卸してそこで消費者に販売される場合は表示が必要となります。

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251ナトリウム量を食塩相当量に換算するために乗じる係数はどれか。

  1. A2.54
  2. B3.14
  3. C1.25
  4. D4.18
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正解:A2.54

ナトリウムの含有量に2.54を乗じて得た数値を、「食塩相当量」としてグラム単位で表示します。

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252義務表示項目のみを表示する場合、別記様式における正しい表示順序はどれか。

  1. A熱量、たんぱく質、炭水化物、脂質、食塩相当量
  2. B熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量
  3. Cたんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量、熱量
  4. Dたんぱく質、炭水化物、脂質、熱量、食塩相当量
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正解:B熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量

表示順序は変更できず、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の順に記載します。

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253炭水化物の内訳として糖質と食物繊維を表示する場合のルールとして正しいものはどれか。

  1. A糖質のみを表示し食物繊維は省略することができる。
  2. B炭水化物を省略し糖質と食物繊維のみを表示できる。
  3. C糖質又は食物繊維のいずれかを表示したい場合でも両方表示する。
  4. D糖類を表示すれば糖質と食物繊維の表示は不要である。
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正解:C糖質又は食物繊維のいずれかを表示したい場合でも両方表示する。

糖質又は食物繊維のいずれかを表示したい場合であっても、炭水化物の量を表示した上で両方を表示する必要があります。

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254食品100g当たりにおいて「0(ゼロ)」と表示できる基準として誤っているものはどれか。

  1. A熱量は5kcal未満
  2. B脂質は0.5g未満
  3. Cたんぱく質は1.0g未満
  4. D炭水化物は0.5g未満
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正解:Cたんぱく質は1.0g未満

たんぱく質、脂質、炭水化物は、いずれも食品100g当たり0.5g未満の場合に「0(ゼロ)」と表示できます。

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255表示値が許容差の範囲を超える可能性がある場合、「推定値」と表示するための要件として正しいものはどれか。

  1. A設定の根拠資料を保管し近接した場所に推定値であることを表示する。
  2. B消費者庁長官の許可を得て容器包装に許可マークを表示する。
  3. C推定値であっても保健機能食品であればそのまま表示できる。
  4. D栄養強調表示を行う場合でも推定値を用いることができる。
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正解:A設定の根拠資料を保管し近接した場所に推定値であることを表示する。

根拠資料の保管と近接場所への表示が必要です。保健機能食品や栄養強調表示を行う場合は推定値を表示できません。

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256「補給ができる旨」の表示(高い旨)をする場合、たんぱく質が食品100g当たり満たすべき基準値はどれか。

  1. A8.1g以上
  2. B16.2g以上
  3. C4.1g以上
  4. D3.0g以上
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正解:B16.2g以上

たんぱく質の「高い旨」の基準値は食品100g当たり16.2g以上です。「含む旨」の場合は8.1g以上です。

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257栄養強調表示における「適切な摂取ができる旨」の「含まない旨」に該当する表現はどれか。

  1. Aひかえめ
  2. Bライト
  3. Cノン
  4. D
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正解:Cノン

「含まない旨」に当たる表現は「無」「ゼロ」「ノン」などです。「ひかえめ」「ライト」「少」は「低い旨」に該当します。

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258「強化された旨の表示」を行う際、絶対差に加えて、相対差が25%以上必要となる栄養成分の組み合わせはどれか。

  1. Aカルシウムと鉄
  2. Bたんぱく質と食物繊維
  3. CビタミンCとビタミンE
  4. D脂質と飽和脂肪酸
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正解:Bたんぱく質と食物繊維

たんぱく質と食物繊維について強化された旨を表示する場合は、増加量が基準値以上であり、かつ、強化された割合(相対差)が25%以上必要です。

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259「糖類を添加していない旨の表示」を行うための条件として誤っているものはどれか。

  1. Aいかなる糖類も添加されていないこと。
  2. Bはちみつやジャムなどの代替原材料を使用していないこと。
  3. C糖アルコールが一切添加されていないこと。
  4. D酵素分解等により糖類含有量が原材料由来の量を超えていないこと。
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正解:C糖アルコールが一切添加されていないこと。

糖類とは単糖類又は二糖類であって糖アルコールでないものをいうため、糖アルコールの添加は条件に影響しません。

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260「ナトリウム塩を添加していない旨の表示」において、調味目的ではなく他の技術的目的で重曹を添加する際の扱いはどれか。

  1. Aいかなる理由でも重曹を添加した場合は表示できない。
  2. Bナトリウムの量が「低い旨の表示」に定める基準値以下であれば表示できる。
  3. C食塩相当量として0.5g未満であれば自由に表示できる。
  4. D重曹はナトリウム塩ではないため無条件で表示できる。
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正解:Bナトリウムの量が「低い旨の表示」に定める基準値以下であれば表示できる。

食塩以外のナトリウム塩を技術的目的で添加する場合(重曹等)であって、当該食品に含まれるナトリウムの量が別表第13の「低い旨の表示」の基準値以下であれば、ナトリウム塩を添加していない旨の表示が可能です。

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261トランス脂肪酸の含有量を表示する場合の記載順序として正しいものはどれか。

  1. A脂質、コレステロール、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸
  2. B脂質、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロール
  3. C脂質、トランス脂肪酸、コレステロール、飽和脂肪酸
  4. D脂質、コレステロール、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸
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正解:B脂質、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロール

トランス脂肪酸を表示する場合は、脂質の内訳として飽和脂肪酸、トランス脂肪酸の順に記載し、その後にコレステロールを記載します。

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262食品の栄養成分表示の枠内において、たんぱく質の成分名として用いることができる名称はどれか。

  1. Aプロテイン
  2. Bアミノ酸
  3. Cペプチド
  4. D蛋白質
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正解:D蛋白質

枠内の栄養成分名としては「蛋白質」「タンパク質」等と表示できます。プロテイン等の別名称は栄養表示には該当しますが成分名としては不可です。

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263ミネラルの成分名表示について、別記様式の枠内に表示できる名称はどれか。

  1. A無機質
  2. BCa
  3. Cミネラル分
  4. Dアッシュ
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正解:BCa

ミネラルにあっては、元素記号(鉄を「Fe」、カルシウムを「Ca」等)で表示することが認められています。

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264「低減された旨の表示」において、みそ及びしょうゆの特例として相対差が何%以上低減されていれば表示可能か(みそ、しょうゆの順)。

  1. A15%、20%
  2. B20%、15%
  3. C25%、15%
  4. D15%、25%
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正解:A15%、20%

ナトリウム低減の特例として、みそは15%以上、しょうゆは20%以上低減された場合に表示が可能です。

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265「ノンオイル」と表示するドレッシングタイプ調味料において、脂質の「含まない旨の表示」の基準値(100g当たり)はどう読み替えられるか。

  1. A0.5g未満を1.0g未満と読み替える。
  2. B0.5g未満を3.0g未満と読み替える。
  3. C0.5g未満を5.0g未満と読み替える。
  4. D読み替えはなく0.5g未満のままである。
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正解:B0.5g未満を3.0g未満と読み替える。

ごまなどの原材料に含まれる脂質を考慮し、ドレッシングタイプ調味料では脂質の含まない旨の基準値0.5gを3gと読み替えます。

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