サービス接遇検定3級 ⑧ 実務技能:金品管理・社交業務

金銭の取り扱いと冠婚葬祭のしきたりを扱う実技分野です。金品管理では、正確さを前提に、金銭やお釣りの受け渡し方、待たせたときの言葉遣い、商品と釣り銭を分けて渡す理由、領収書の書き方(日付・宛名・金額の改ざん防止・ただし書き・収入印紙と消印)などが細かく問われます。社交業務では、上書き(表書き)が中心で、「寿」「御祝」「御霊前」「御仏前」「御見舞御礼」といった慶弔の使い分け、水引の結び方(蝶結びと結び切り)、中元・歳暮の時期を逃したときの表書きが頻出です。上書きと場面をセットで暗記するのが得点の近道です。出題数 31 問。

この分野の問題31問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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244サービス接遇における金品管理で、まず求められることは何か。

  1. A作業を可能な限り早く終わらせること
  2. Bお客様との親しい雑談
  3. C領収書を省略して手間を省くこと
  4. Dお釣りを含め金銭と商品の正確な授受
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正解:Dお釣りを含め金銭と商品の正確な授受

金品の管理では、お釣りを含め金銭と商品の正確な授受が最も重要です。間違えるとお客様が不快になり、店の信用も損なわれます。

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245お客さまから金銭を受け取るときの適切な動作はどれか。

  1. A片手で素早く受け取る
  2. Bトレイを使わずに直接手でつかむ
  3. C両手で受け取る
  4. D目を合わせずに受け取る
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正解:C両手で受け取る

金銭を受け取るときは、丁寧な態度を示すために両手で受け取るのが基本です。

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246お釣りの紙幣を渡すときの注意点として適切なものはどれか。

  1. A同じ向きにして、上下をそろえて両手で渡す
  2. B紙幣の向きは気にせず渡す
  3. C金額がわからなくなるよう折りたたんで渡す
  4. Dトレイの上に放り投げるように置く
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正解:A同じ向きにして、上下をそろえて両手で渡す

お釣りの紙幣は同じ向きにして、上下をそろえて両手で渡すのが正しい接遇です。

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247お釣りの紙幣(札)を選ぶ際の注意点として適切なものはどれか。

  1. Aできるだけきれいなものを選ぶ
  2. Bできるだけ古いものを選ぶ
  3. C汚れているものを優先して渡す
  4. D折れ曲がっているものを選ぶ
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正解:Aできるだけきれいなものを選ぶ

お客様に気持ちよく受け取っていただくため、お釣りの紙幣はできるだけきれいなものを選びます。

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248お釣りの金額が大きいときの渡し方として適切なものはどれか。

  1. Aできるだけ細かい硬貨ばかりで渡す
  2. B紙幣のみで渡し、端数は切り捨てる
  3. Cお客さまに両替を頼む
  4. Dできるだけ高額の紙幣と硬貨で渡す
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正解:Dできるだけ高額の紙幣と硬貨で渡す

お釣りの金額が大きいときは、できるだけ高額の紙幣と硬貨で渡すのが基本です。

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249お客さまからお釣りなしの金額を出されたときの適切な言葉遣いはどれか。

  1. A「これで足ります」
  2. B「ちょうど頂戴いたします」
  3. C「お釣りはありません」
  4. D「ぴったりですね」
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正解:B「ちょうど頂戴いたします」

お釣りなしの金額を受け取った場合は、「ちょうど頂戴いたします」と伝えるのが適切です。

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250お客さまからお釣りのある金額を出されたときの適切な言葉遣いはどれか。

  1. A「〇〇円もらいます」
  2. B「〇〇円預かります」
  3. C「〇〇円でよろしいですか」
  4. D「〇〇円お預かりします」
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正解:D「〇〇円お預かりします」

お釣りのある金額を出されたときは、「〇〇円お預かりします」と正確な金額を復唱します。

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251お釣りの札や小銭が小さいものしかないときの適切な言葉遣いはどれか。

  1. A「細かいのしかありません」
  2. B「細かくなってしまい申し訳ありません」
  3. C「数えるのが大変ですがお願いします」
  4. D「これで我慢してください」
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正解:B「細かくなってしまい申し訳ありません」

高額の紙幣や硬貨で渡せないときは、「細かくなってしまい申し訳ありません」と一言添えます。

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252お客さまが小銭で支払い「細かくて申し訳ない」と言ったときの適切な返答はどれか。

  1. A「本当に細かいですね」
  2. B「次回からはお札でお願いします」
  3. C「数えるのに時間がかかります」
  4. D「どうぞお気になさらないでください」
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正解:D「どうぞお気になさらないでください」

お客様が気にされていることに対し、「どうぞお気になさらないでください」と配慮の言葉をかけます。

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253領収書を発行する際の日付の書き方として適切なものはどれか。

  1. A発行日を書く
  2. B空欄にしてお客さまに書いてもらう
  3. C翌日の日付を書く
  4. D発行月の末日を書く
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正解:A発行日を書く

領収書の日付は、代金を受け取ったその日である「発行日」を正確に記入します。

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254領収書の宛名を書く際の注意点として適切なものはどれか。

  1. Aお客さまの名前(社名)は省略せずに書く
  2. B株式会社は必ず(株)と略して書く
  3. C会社名は聞き取れた範囲で適当に書く
  4. D宛名は書かずに「上様」で統一する
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正解:Aお客さまの名前(社名)は省略せずに書く

宛名は省略せずに書くのが基本であり、株式会社なども(株)と略さずに記入します。

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255領収書の金額欄の書き方として適切なものはどれか。

  1. A消費税を除いた税抜金額を記載する
  2. B消費税を含めて記載する
  3. C漢数字で記載する
  4. D端数は切り捨てて記載する
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正解:B消費税を含めて記載する

領収書の金額は、消費税を含めた総額を算用数字で記載します。

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256領収書の金額を算用数字で記載する際、書き換え防止のために行うこととして適切なものはどれか。

  1. A金額の前に「金」、後ろに「也」を書く
  2. B金額を赤字で書く
  3. C金額の前に「¥」、後ろに「−」を書く
  4. D金額にアンダーラインを引く
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正解:C金額の前に「¥」、後ろに「−」を書く

金額の書き換えを防ぐため、算用数字の前に「¥」、後ろに「−」を忘れずに書きます。

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257領収書のただし書きの目的は何か。

  1. A担当者の名前を知らせるため
  2. Bどのような商品・サービスを販売したかを示すため
  3. Cお店の宣伝をするため
  4. D割引金額を記載するため
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正解:Bどのような商品・サービスを販売したかを示すため

ただし書きは、「ご飲食代として」など、どのような商品・サービスを販売したかを具体的に示すためのものです。

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258領収書に収入印紙を貼る必要があるのは、金額がいくら以上の場合か。

  1. A1万円以上
  2. B3万円以上
  3. C10万円以上
  4. D5万円以上
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正解:D5万円以上

領収書の金額が5万円以上の場合は、収入印紙を貼り消印を押す必要があります。

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259領収書に貼った収入印紙に消印をする理由として適切なものはどれか。

  1. A領収書が本物であることを証明するため
  2. Bお店のロゴをアピールするため
  3. C収入印紙が使用済みであることを示すため
  4. D担当者の印鑑を押すスペースだから
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正解:C収入印紙が使用済みであることを示すため

消印は、収入印紙が使用済みであることを示すために、印紙にかかるように押印します。

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260お客さまに商品と釣り銭(レシート)を渡す際の順序として適切なものはどれか。

  1. A商品と釣り銭を同時に渡す
  2. B商品の上に釣り銭を載せて渡す
  3. C先に釣り銭を渡し、後から商品を渡す
  4. D先に商品を渡し、後から釣り銭を渡す
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正解:C先に釣り銭を渡し、後から商品を渡す

お客様がスムーズに受け取れるよう、先に釣り銭(とレシート)を渡し、その後商品を両手で渡します。

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261釣り銭と商品を一度に渡さず、別々に渡すのはなぜか。

  1. Aサービススタッフの都合で渡しやすいため
  2. Bお客さまが釣り銭を財布にしまう処理に手間取らないようにするため
  3. C万引きを防止するため
  4. Dレジの処理速度を上げるため
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正解:Bお客さまが釣り銭を財布にしまう処理に手間取らないようにするため

同時に渡すとお客さまが財布にしまう処理に手間取るため、スムーズに会計を終えられるよう配慮します。

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262クレジットカードで支払いを受ける際の確認事項として「不適切」なものはどれか。

  1. Aお客さまの暗証番号を口頭で聞き出す
  2. Bカードの裏面にサインがあるか確認する
  3. Cカードの有効期限を確認する
  4. D請求金額をお客さまに示して確認する
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正解:Aお客さまの暗証番号を口頭で聞き出す

暗証番号を口頭で聞き出すことはセキュリティ上絶対にやってはいけません。

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263社交儀礼の業務において、基本となる考え方はどれか。

  1. A売り上げの向上
  2. B対人関係への配慮
  3. C業務の効率化
  4. Dスタッフの負担軽減
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正解:B対人関係への配慮

社交儀礼は対人関係への配慮が原点であり、それを理解することで心のこもった対応ができます。

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264結婚のお祝いの際に用いる上書きとして適切なものはどれか。

  1. A御見舞
  2. B寸志
  3. C御霊前
  4. D御祝
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正解:D御祝

結婚の祝いには「御祝」「寿」「結婚御祝」などの上書きを用います。

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265お客さまが開店の祝いに祝儀袋を求めている。上書きとして適切なものはどれか。

  1. A御餞別
  2. B御新築祝
  3. C祈御発展
  4. D粗品
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正解:C祈御発展

新規開店の祝いには「御祝」「開店御祝」「祈御発展」「祈御繁盛」などが適切です。

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266退職する人に贈る金品の上書きとして「不適切」なものはどれか。

  1. A御餞別
  2. B祝御栄転
  3. C御礼
  4. D御祝
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正解:B祝御栄転

退職する場合は栄転ではないため、「祝御栄転」は不適切です。「御餞別」などが適しています。

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267仏式の葬儀において、四十九日の前までに用いる不祝儀の上書きとして適切なものはどれか。

  1. A御霊前
  2. B御仏前
  3. C御玉串料
  4. D御花料
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正解:A御霊前

仏式の場合、四十九日の前までは「御霊前」を用いるのが一般的です。

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268仏式の法要で、四十九日を過ぎた後(一周忌など)に用いる不祝儀の上書きとして一般的なものはどれか。

  1. A御霊前
  2. B御香典
  3. C御神前
  4. D御仏前
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正解:D御仏前

仏式では、四十九日を過ぎた後の法要には「御仏前」を用いるのが一般的です。

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269キリスト教式の葬儀に用いる不祝儀袋の上書きとして適切なものはどれか。

  1. A御花料
  2. B御玉串料
  3. C御香料
  4. D御仏前
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正解:A御花料

キリスト教式では「御花料」や「御霊前」を用います。御玉串料は神式です。

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270病気が全快した後、見舞いのお返しの品に書く上書きとして適切なものはどれか。

  1. A内祝
  2. B快気祝
  3. C
  4. D寸志
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正解:B快気祝

病気見舞いのお返しの品には「快気祝」と書くのが適切です。

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271何度あってもよいお祝い事(出産や入学など)に用いる水引の結び方はどれか。

  1. A結び切り
  2. Bあわじ結び
  3. Cちょう結び
  4. Dこま結び
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正解:Cちょう結び

何度あってもよい祝いには、ほどいて結び直せる「ちょう結び」を使用します。

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272水引の選び方について「不適切」なものはどれか。

  1. A何度あってもよい祝いには「ちょう結び」を使用する
  2. B二度あっては困るものには「結び切り」を使用する
  3. C慶事には白黒または銀白の水引を用いる
  4. D弔事には黒白、双銀、または銀白のものを用いる
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正解:C慶事には白黒または銀白の水引を用いる

慶事には紅白か金銀の水引を用います。白黒や銀白は弔事用です。

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273お客さまが「新年のあいさつに行くときの手土産」を探している場合、のし紙の上書きとしてアドバイスすべき言葉はどれか。

  1. A粗品
  2. B御中元
  3. C御年賀
  4. D御餞別
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正解:C御年賀

新年のあいさつの手土産であれば「御年賀」の上書きが適しています。

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274お中元を贈る時期を逃してしまった場合、立秋を過ぎてから贈る際の上書きとして適切なものはどれか。

  1. A残暑御見舞
  2. B寒中御見舞
  3. C御歳暮
  4. D御年賀
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正解:A残暑御見舞

お中元の時期(立秋)を過ぎた場合は「残暑御見舞」「残暑御伺」として贈るのが一般的です。

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