茶道文化検定4級 ③ 茶の歴史(三千家〜近代)

利休の死後から近代までの茶の湯の展開を学ぶ分野です。利休七哲や、古田織部・小堀遠州・片桐石州ら武家茶の流れ、千宗旦とその子らによる表千家・裏千家・武者小路千家の成立が中心です。江戸時代の七事式の考案、松平不昧の道具収集、井伊直弼『茶湯一会集』の一期一会、明治期の立礼の考案、益田孝ら数寄者、岡倉天心『茶の本』まで幅広く問われます。流派の系図と各人物の功績を対応づけて覚えると、混同を防いで得点しやすくなります。

この分野の問題30問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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76利休の死後、茶の湯の世界で活躍した武将や大名を総称して何と呼ぶか

  1. A利休高弟
  2. B利休十哲衆
  3. C利休十哲
  4. D利休七哲
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正解:D利休七哲

利休没後に活躍した有力な武将や大名七人を利休七哲と呼ぶ。

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77利休が秀吉の怒りをかい堺に蟄居を命じられた際、淀の船着場へ見送りに行った人物はどれか

  1. A高山右近と芝山監物
  2. B細川三斎と古田織部
  3. C牧村兵部と瀬田掃部
  4. D蒲生氏郷と細川三斎
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正解:B細川三斎と古田織部

三斎と織部は、利休の堺蟄居の際に権威を恐れず見送りに行った。

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78古田織部が指導したといわれる、文様が施されユガミの強い茶碗を何と呼ぶか

  1. A志野焼
  2. B織部焼
  3. C唐津焼
  4. D楽焼
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正解:B織部焼

古田織部は独自の茶の湯を展開し、織部焼を指導したといわれる。

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79古田織部の跡を継ぎ、徳川将軍家の茶道指南となった人物は誰か

  1. A片桐石州
  2. B川上不白
  3. C松平不昧
  4. D小堀遠州
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正解:D小堀遠州

小堀遠州は織部の跡を継いで徳川将軍家の茶道指南となった。

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80小堀遠州の茶をさらに進め、武士階級に茶を広めた人物は誰か

  1. A片桐石州
  2. B藤村庸軒
  3. C山田宗偏
  4. D千少庵
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正解:A片桐石州

片桐石州は遠州の茶を進め、武士階級への広まりに貢献した。

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81利休の孫にあたる人物は誰か

  1. A江岑宗左
  2. B千少庵
  3. C一翁宗守
  4. D千宗旦
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正解:D千宗旦

利休の息子である少庵から、孫の宗旦へと茶が伝えられた。

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82千宗旦が参禅し、深めていった茶の考え方はどれか

  1. A茶禅一味
  2. B数寄の精神
  3. Cわび茶の真髄
  4. D一期一会の精神
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正解:A茶禅一味

宗旦は大徳寺で禅を学び、茶禅一味の考えを深めた。

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83千宗旦の高弟のうちの一人である山田宗偏が著したとされる書物はどれか

  1. A茶湯一会集
  2. B茶の本
  3. C茶道便蒙抄
  4. D古今名物類聚
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正解:C茶道便蒙抄

茶道便蒙抄は山田宗偏が著し、利休の茶法を広めた。

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84千宗旦の次男・一翁宗守が立てた千家はどれか

  1. A江戸千家
  2. B表千家
  3. C武者小路千家
  4. D裏千家
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正解:C武者小路千家

一翁宗守は武者小路千家を立てた。

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85千宗旦の三男・江岑宗左が立てた千家はどれか

  1. A江戸千家
  2. B裏千家
  3. C表千家
  4. D武者小路千家
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正解:C表千家

江岑宗左は表千家を立てた。

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86千宗旦の四男・仙叟宗室が立てた千家はどれか

  1. A江戸千家
  2. B表千家
  3. C裏千家
  4. D武者小路千家
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正解:C裏千家

仙叟宗室は裏千家を立てた。

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87江戸時代中期に、広間での稽古に対応するために考案された式作法はどれか

  1. A大名茶
  2. B立礼
  3. C数寄屋茶
  4. D七事式
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正解:D七事式

表千家七代や裏千家八代らによって、七事式が考案された。

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88七事式を考案した人物に含まれないのは誰か

  1. A古田織部
  2. B如心斎宗左
  3. C又玄斎一燈宗室
  4. D川上不白
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正解:A古田織部

古田織部は江戸時代前期の人物であり、七事式の考案者ではない。

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89七事式を行う際、原則として何人以上で行うとされているか

  1. A4人以上
  2. B2人以上
  3. C5人以上
  4. D3人以上
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正解:C5人以上

七事式は5人以上で八畳以上の広間で行うことが原則である。

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90島根の松江藩主であり、名物茶道具集『古今名物類聚』を自費出版した人物は誰か

  1. A松平不昧
  2. B井伊直弼
  3. C片桐石州
  4. D益田孝
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正解:A松平不昧

松平不昧は茶道具を収集・研究し、名物茶道具集を自費出版した。

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91井伊直弼が著した、その時の茶会を一生に一度と考えて悔いがないようにすべきと主張する書物はどれか

  1. A茶の本
  2. B茶湯一会集
  3. C茶道便蒙抄
  4. D古今名物類聚
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正解:B茶湯一会集

茶湯一会集において、井伊直弼は一期一会の心構えを説いている。

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92立礼(椅子とテーブルによる点茶盤)を考案した人物は誰か

  1. A江戸千家祖の川上不白
  2. B裏千家十一代玄々斎宗室
  3. C武者小路千家の一翁宗守
  4. D表千家七代如心斎宗左
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正解:B裏千家十一代玄々斎宗室

裏千家十一代玄々斎宗室が、外国人も気楽に茶を楽しめるよう立礼を考案した。

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93立礼が初めて披露されたのはどの機会か

  1. A明治5年の第一回京都博覧会
  2. B大徳寺での参禅の茶会
  3. C明治30年のボストン美術館での茶会
  4. D徳川将軍家への献茶会
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正解:A明治5年の第一回京都博覧会

明治5年に行われた第一回京都博覧会の茶会で立礼が披露された。

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94明治時代に「数寄者」として活躍し、三井財閥の基礎を固めた人物は誰か

  1. A岡倉覚三
  2. B井上馨
  3. C松平不昧
  4. D益田孝
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正解:D益田孝

三井財閥の基礎を固めた益田孝(鈍翁)は、茶の湯に熱心な数寄者であった。

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95明治政府で外務卿をつとめ、茶の湯を愛した数寄者は誰か

  1. A井上馨
  2. B片桐石州
  3. C益田孝
  4. D岡倉覚三
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正解:A井上馨

井上馨(世外)は明治政府で外務卿をつとめた数寄者の一人である。

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96岡倉覚三(天心)が明治30年代に英文で出版し、日本文化としての茶道を紹介した書物はどれか

  1. A古今名物類聚
  2. B茶の本
  3. C茶道便蒙抄
  4. D茶湯一会集
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正解:B茶の本

岡倉覚三は『茶の本(THE BOOK OF TEA)』を英文で出版した。

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97次のうち、利休七哲に含まれる人物はどれか

  1. A松平不昧
  2. B井伊直弼
  3. C益田孝
  4. D細川三斎
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正解:D細川三斎

蒲生氏郷、細川三斎、高山右近、古田織部らは利休七哲とよばれる。

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98宗旦の弟子であり、利休の茶法を広めた「茶道便蒙抄」の著者は誰か

  1. A山田宗偏
  2. B杉木普斎
  3. C藤村庸軒
  4. D小堀遠州
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正解:A山田宗偏

山田宗偏は「茶道便蒙抄」を著し、利休の茶法を広めた。

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99武者小路千家を立てたのは千宗旦の何男か

  1. A長男
  2. B次男
  3. C三男
  4. D四男
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正解:B次男

千宗旦の次男・一翁宗守が武者小路千家を立てた。

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100七事式を考案した裏千家の家元は誰か

  1. A千宗旦
  2. B千少庵
  3. C十一代玄々斎宗室
  4. D八代又玄斎一燈宗室
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正解:D八代又玄斎一燈宗室

裏千家八代・又玄斎一燈宗室が七事式の考案者の一人である。

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101松平不昧の所持する道具をもとにして出版された名物茶道具集の名前は何か

  1. A茶道便蒙抄
  2. B古今名物類聚
  3. C茶湯一会集
  4. D茶の本
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正解:B古今名物類聚

松平不昧は自費で『古今名物類聚』を出版した。

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102井伊直弼が亭主や客として参加した茶会の回数はどれくらいか

  1. A250会以上
  2. B200会以上
  3. C150会以上
  4. D100会以上
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正解:B200会以上

井伊直弼は200会以上の茶会に参加した。

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103岡倉覚三がボストン美術館でつとめていた役職は何か

  1. A学芸員
  2. B館長
  3. C中国・日本美術部長
  4. D副館長
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正解:C中国・日本美術部長

岡倉覚三はボストン美術館の中国・日本美術部長をつとめた。

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104江戸千家の祖とされる人物は誰か

  1. A藤村庸軒
  2. B杉木普斎
  3. C川上不白
  4. D山田宗偏
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正解:C川上不白

如心斎門下の川上不白が江戸千家の祖である。

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105千宗旦のわび茶を各地へ広めた人物の組み合わせとして正しいものはどれか

  1. A山田宗偏・藤村庸軒・杉木普斎
  2. B古田織部・小堀遠州・片桐石州
  3. C蒲生氏郷・細川三斎・高山右近
  4. D益田孝・井上馨・岡倉覚三
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正解:A山田宗偏・藤村庸軒・杉木普斎

山田宗偏、藤村庸軒、杉木普斎などの弟子が宗旦のわび茶を広めた。

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