第173問温度自動膨張弁の機能として正しいものはどれか。
- A凝縮器出口での冷媒の過冷却度が3〜8K程度になるように制御する。
- B蒸発器出口での冷媒の過熱度が0Kになるように制御する。
- C蒸発器出口での冷媒の過熱度が3〜8K程度になるように制御する。
- D圧縮機吸込みガス温度が一定になるように制御する。
膨張弁をはじめとする制御機器と、装置に付随する機器を扱う分野。温度自動膨張弁の感温筒と均圧管の働き、過熱度による制御の仕組み、内部均圧形と外部均圧形の使い分けは最頻出。ほかに毛細管、電子膨張弁、蒸発圧力調整弁、吸入圧力調整弁、凝縮圧力調整弁、断水リレー、四方切換弁などの役割と取り付け位置が問われる。附属機器では受液器、油分離器、液分離器(アキュムレータ)、フィルタドライヤ、液ガス熱交換器の目的を整理する。名称の似た調整弁が多いので、「どの圧力を、どこで、何のために保つのか」を弁ごとに書き出して比較すると混同を防げる。
この分野の問題45問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.限界以上に温度が上昇すると圧力がほとんど上昇しなくなり、ダイアフラムの破損を防ぐことができる。
ガスチャージ方式は充てん冷媒量が少なく、感温筒が高温になっても圧力が上がらずダイアフラムを破損しない。
この問題の解説ページを開く →正解:C.運転中一定時間(約90秒)を経過しても油圧を定められた値に保持できない場合に作動する。
油圧保護圧力スイッチは、一定時間(約90秒)油圧が保持できない場合に作動し、手動復帰式である。
この問題の解説ページを開く →正解:D.プランジャは直動式と同様に作動し、メインバルブはその前後の圧力差によって開く。
パイロット式はメインバルブ前後の流体の圧力差を利用して開くため、電力が少なくて済む。
この問題の解説ページを開く →正解:B.断水したときに電気回路を遮断して圧縮機を停止させることにより、装置を保護する。
断水リレーは循環水量の減少時に圧縮機を停止させて装置を保護するための安全スイッチである。
この問題の解説ページを開く →正解:C.冷媒蒸気が冷媒液とともに流れ出ないよう、液出口につながる管の端が受液器の下部に位置している。
高圧受液器は下部から冷媒液を取り出し、蒸気が流れ出ない構造になっている。
この問題の解説ページを開く →正解:A.冷媒液ポンプによって液を強制的に蒸発器へ送り出すとともに、気液分離と液だめの役割を果たす。
低圧受液器は冷媒液強制循環式冷凍装置で用いられ、液ポンプで蒸発器へ液を送り出す役割を持つ。
この問題の解説ページを開く →正解:C.水分がアンモニアと容易に溶け合い、乾燥剤による吸着分離が困難なため、通常は使用しない。
アンモニアは水と容易に溶け合い吸着分離が困難なため、ドライヤは使用しないのが通常である。
この問題の解説ページを開く →正解:A.吸込み蒸気の過熱度が増大すると、吐出しガス温度の上昇が著しいため。
アンモニア冷媒は吐出しガス温度が高くなりやすく、過熱度が増大すると上昇が著しいため使用しない。
この問題の解説ページを開く →正解:D.圧縮機から吐き出された潤滑油を分離し、熱交換器に油がたまるのを防ぐため。
油分離器は吐出しガスから油を分離し、蒸発器や凝縮器の冷却面に油膜ができ伝熱が悪くなるのを防ぐ。
この問題の解説ページを開く →正解:B.アンモニア冷凍装置や大形・低温のフルオロカーボン冷凍装置。
アンモニア装置や大形のフルオロカーボン装置では油分離器がよく用いられ、小形装置では省かれることが多い。
この問題の解説ページを開く →正解:A.容器下部にためられた油が一定量に達すると、フロートを押し上げて弁が開き、圧縮機へ戻される。
油分離器内に一定量の油がたまるとフロートが浮き上がり、弁が開いて圧縮機のクランクケースへ戻される。
この問題の解説ページを開く →正解:B.蒸発温度が高温になると過熱度が大きくなり、低温になると過熱度が小さくなる。
クロスチャージ方式は異なる種類の冷媒を充てんし、高温時に過熱度が大きくなる特徴がある。
この問題の解説ページを開く →正解:C.感温筒の温度が過度に上昇すると、充てんされた冷媒の圧力が大きく上昇し、ダイアフラムを破損することがある。
液チャージ方式は感温筒が高温になると圧力が大きく上昇し、ダイアフラム破損のリスクがある。
この問題の解説ページを開く →正解:A.ディファレンシャルを小さくしすぎると、圧縮機が運転と停止を頻繁に繰り返す原因となる。
開と閉の作動圧力差(ディファレンシャル)を小さくしすぎると、電動機焼損の原因となる頻繁な発停を招く。
この問題の解説ページを開く →正解:C.電磁コイルに通電すると磁場がつくられてプランジャを吸引し弁が開き、電源が切れると自身の重さで弁が閉じる。
直動式電磁弁は電磁コイルの吸引力だけで弁を開き、電源が切れるとプランジャの重さで閉じる構造である。
この問題の解説ページを開く →正解:A.蒸発圧力調整弁は蒸発器の出口配管に取り付けるものであり、吸込み配管に取り付けるのは吸入圧力調整弁である。
蒸発圧力調整弁は蒸発器出口配管に取り付ける機器であり、吸込み配管に取り付けるのは吸入圧力調整弁である。
この問題の解説ページを開く →