第129問断熱効率と凝縮負荷の関係として正しいものはどれか。
- A断熱効率が大きくなると、圧縮機駆動の軸動力が小さくなり凝縮負荷は少なくてすむ。
- B断熱効率が大きくなると、圧縮機駆動の軸動力が大きくなり凝縮負荷も大きくなる。
- C断熱効率が小さくなると、圧縮機駆動の軸動力が小さくなり凝縮負荷は少なくてすむ。
- D断熱効率が小さくなると、圧縮機駆動の軸動力は変わらないが凝縮負荷は大きくなる。
高圧側で冷媒を凝縮させる凝縮器と、低圧側で蒸発させて冷却を行う蒸発器を扱う分野。凝縮器は水冷横形シェルアンドチューブ、二重管、空冷、蒸発式それぞれの特徴と、冷却水量と温度上昇、凝縮温度差、水あかや不凝縮ガスによる能力低下が中心。蒸発器は乾式・満液式・冷媒液強制循環式の違い、フィンコイルの構造、着霜の影響、除霜(散水・ホットガス・電気ヒータ)の方式が問われる。計算は熱通過率と伝熱面積、平均温度差から交換熱量を求める形が定番。凝縮圧力の上昇や蒸発圧力の低下が装置全体に及ぼす悪影響を、原因と結果でつないで覚えると得点が安定する。
この分野の問題44問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.熱通過率が小さくなり、凝縮温度・凝縮圧力が上昇し、圧縮機の軸動力が増加する。
水あかは熱伝導率が小さいため、付着すると熱通過率が小さくなり、凝縮温度や凝縮圧力が上昇して軸動力が増加する。
この問題の解説ページを開く →正解:C.液面が上昇して有効な伝熱面積が減少し、凝縮温度が上昇して冷媒液の過冷却度は大きくなる。
過充てんすると液面が上昇し有効な伝熱面積が減少するため凝縮温度や圧力が上昇するが、液に浸される管数が増え過冷却度は大きくなる。
この問題の解説ページを開く →正解:D.満液式に比べて必要冷媒量が少なく、熱通過率が小さい。
乾式蒸発器は冷媒量が少なくてすむが、冷媒が冷却管の内壁にガス状で接触するため熱通過率が小さいという特徴がある。
この問題の解説ページを開く →正解:D.ディストリビュータでの圧力降下により、膨張弁の容量が小さくなる。
ディストリビュータを取り付けると圧力降下が生じ、膨張弁前後の圧力差が小さくなるため、膨張弁の容量は小さくなる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.蒸発温度を低くしなければならず、冷凍装置の成績係数が低下する。
平均温度差が大きすぎると蒸発温度を低くしなければならないため、圧力比が大きくなり成績係数が低下する。
この問題の解説ページを開く →正解:A.冷媒の過熱に必要な管部がなく、伝熱面に飽和冷媒液が接する部分の割合が大きいため。
満液式蒸発器は冷媒の過熱に必要な管部がなく、伝熱面に飽和冷媒液が接する割合が大きいため平均熱通過率が大きくなる。
この問題の解説ページを開く →正解:D.蒸発器内で冷媒液を完全に蒸発させるため、蒸発液量と正確に同じ量の冷媒液を供給する。
冷媒液強制循環式では蒸発液量と正確に同じ量ではなく、蒸発液量の約3〜5倍の冷媒液を強制循環させている。
この問題の解説ページを開く →正解:B.アンモニア冷媒でもフルオロカーボン冷媒でも、強制循環により油が運び出され滞留しない。
どちらの冷媒でも冷媒液が強制循環させられるため油もともに運び出され、蒸発器内に滞留することはない。
この問題の解説ページを開く →正解:D.庫内の空気を暖めるため、40〜50℃の温水を散布するのが最も効率的である。
散布する水の温度が高すぎると庫内に霧が発生してしまうため、10〜15℃程度になるよう管理するのが適切である。
この問題の解説ページを開く →正解:B.霜が厚く付着していると融けにくくなるので、霜が厚くならないうちに早めに行う。
ホットガス方式は冷却管の内部から熱を与えるため、霜が厚いと融けにくく除霜時間が長くなる。したがって霜が厚くならないうちに早めに行う。
この問題の解説ページを開く →正解:A.体積は約9%膨張するため、サーモスタット等で温度の下がりすぎを防ぐ。
水は凍結すると体積が約9%膨張し容器や管を破壊する危険があるため、サーモスタットや蒸発圧力調整弁で温度の下がりすぎを防ぐ。
この問題の解説ページを開く →正解:D.ブラインも水溶液であり凍結膨張で破壊の危険があるため、凍結防止措置が必要である。
ブラインは水溶液であり、水と同様に凍結による体積膨張で容器や管を破壊する危険があるため、凍結防止措置が必要である。
この問題の解説ページを開く →正解:B.冷却水は重力によりチューブ内を落下し、運転中に冷却管の掃除ができる。
立形凝縮器は冷却水が上部の水受スロットを通って重力でチューブ内を落下し、据付面積が小さく、運転中に冷却管の掃除ができる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.管の外表面での冷媒側の熱伝達率が、管の内表面での水側の熱伝達率よりもかなり小さいため。
フルオロカーボン冷媒の管外表面での熱伝達率は、管内表面での水の熱伝達率よりかなり小さいため、外側にフィンを設けて表面積を増やす。
この問題の解説ページを開く →正解:B.冷却水の一部が常に蒸発しているため、水量に対して2%前後の補給水が必要である。
開放形冷却塔では冷却水の一部が常に蒸発しているため、水量に対して2%前後の補給水が必要となる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.冷媒液が下部の入口から冷却管内に入り、乾き飽和蒸気となりさらに過熱されて上部の出口から出る。
乾式シェルアンドチューブ蒸発器では、冷媒液は下部の入口から冷却管内に入り、乾き飽和蒸気となりさらにいくらか過熱されて上部の出口から出る。
この問題の解説ページを開く →正解:D.冷媒液が冷却管の外側を浸し、乾き飽和蒸気が圧縮機に送られるが、潤滑油がたまりやすい。
満液式シェルアンドチューブ蒸発器では冷媒液が冷却管外を浸し、蒸気は乾き飽和蒸気となって圧縮機へ送られるが、潤滑油がたまりやすい。
この問題の解説ページを開く →正解:C.冷却を中止することなく除霜できるが、元の濃度に戻すための再生処理が必要となる。
不凍液散布方式は冷却を中止することなく除霜できるが、庫内の水分を吸収して濃度が薄くなるため再生処理が必要である。
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