高圧ガス製造保安責任者 乙種機械 ⑦ 学識1:気体熱力学・燃焼・流動伝熱

学識科目のうち、気体の熱力学、燃焼、流動・伝熱を扱う計算中心の分野です。理想気体の状態方程式、定圧・定容変化、断熱変化、等温変化、比熱比、モル数の計算などが頻出します。公式を暗記するだけでなく、条件に応じて正しく使い分ける力が問われます。ボイル・シャルルの法則や熱力学の基本式を確実に運用できるよう、典型的な計算パターンを繰り返し解いて体に覚えさせることが、学識攻略の近道です。

この分野の問題50問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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30127℃、6.0MPa、1.0m³の理想気体を圧力一定で87℃に加熱した。加熱後の体積はいくらか。

  1. A3.2 m³
  2. B1.5 m³
  3. C1.0 m³
  4. D1.2 m³
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正解:D1.2 m³

ボイル・シャルルの法則より、V2 = 1.0 * (87+273)/(27+273) = 1.2 m³となります。摂氏温度をそのまま用いるのは誤りです。

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302気体を定容変化で加熱したときの熱量に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A気体の圧力上昇量に等しい
  2. B気体が外部になす仕事量に等しい
  3. C気体の内部エネルギーの増加量に等しい
  4. D気体のエンタルピーの増加量に等しい
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正解:C気体の内部エネルギーの増加量に等しい

定容変化(体積変化ゼロ)では外部仕事をしないため、加えた熱量はすべて内部エネルギーの増加となります。

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303比熱比1.4の気体を断熱圧縮して体積を1/3にした。絶対圧力は何倍になるか。

  1. A1.4倍
  2. B1.4の3乗倍
  3. C3倍
  4. D3の1.4乗倍
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正解:D3の1.4乗倍

可逆断熱変化では pV^γ = 一定 が成り立ちます。p2/p1 = (V1/V2)^γ = 3^1.4 倍となります。

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304等温変化における気体の内部エネルギーと外部仕事に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A内部エネルギーは変化せず、加熱した分だけ外部に対して仕事をする
  2. B内部エネルギーが増加し、外部に対して仕事をしない
  3. C内部エネルギーは変化せず、外部に対しても仕事をしない
  4. D内部エネルギーが減少し、外部から仕事をされる
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正解:A内部エネルギーは変化せず、加熱した分だけ外部に対して仕事をする

等温変化では温度が変わらないため内部エネルギーは変化しません。加えた熱量は全て外部への仕事となります。

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3050℃の気体を圧力一定で546℃まで加熱すると、体積は元の何倍になるか。

  1. A3.0倍
  2. B546倍
  3. C2.0倍
  4. D1.5倍
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正解:A3.0倍

絶対温度に変換して考えます。(546+273)/(0+273) = 819/273 = 3倍となります。

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306分子量44の気体17.6gのモル数はいくらか。

  1. A4.0 mol
  2. B0.4 mol
  3. C2.5 mol
  4. D0.25 mol
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正解:B0.4 mol

物質量(mol) = 質量(g) / 分子量 で求められます。17.6 / 44 = 0.4 molです。

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307定圧変化で気体を加熱したとき、加えられた熱量と等しくなるものはどれか。

  1. Aエントロピーの増加量
  2. B内部エネルギーの増加量
  3. C外部へなす仕事量
  4. Dエンタルピーの増加量
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正解:Dエンタルピーの増加量

定圧変化で加えられた熱量Qは、内部エネルギーの増加量ΔUと外部への仕事pΔVの和、すなわちエンタルピーの増加量ΔHに等しくなります。

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308混合気体の全圧が100kPa、気体Aの分圧が40kPaであるとき、気体Bの分圧はいくらか(成分はAとBのみ)。

  1. A2.5 kPa
  2. B140 kPa
  3. C40 kPa
  4. D60 kPa
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正解:D60 kPa

ドルトンの分圧の法則により、全圧は各成分の分圧の和となります。100 - 40 = 60 kPaです。

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309理想気体の断熱膨張について正しい記述はどれか。

  1. A外部から熱を吸収して仕事をするため、温度は上がる
  2. B温度は一定に保たれ、体積のみが増加する
  3. C外部へ仕事をするが、内部エネルギーは変化しない
  4. D気体が外部へ仕事をするため、内部エネルギーが減少し温度が下がる
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正解:D気体が外部へ仕事をするため、内部エネルギーが減少し温度が下がる

断熱変化では外部との熱の出入りがないため、膨張による外部仕事は内部エネルギーの減少(温度低下)によってまかなわれます。

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310pV線図上で、理想気体の等温変化はどのようなグラフになるか。

  1. A水平な直線
  2. B直角双曲線状の曲線
  3. C右上がりの直線
  4. D垂直な直線
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正解:B直角双曲線状の曲線

等温変化では pV = 一定 が成り立つため、pとVは反比例の関係となり、グラフは曲線(直角双曲線)になります。

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311理想気体の状態方程式 pV = nRT において、Rは何を表すか。

  1. Aアボガドロ定数
  2. Bボルツマン定数
  3. Cプランク定数
  4. D気体定数
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正解:D気体定数

Rは気体定数(約8.31 J/(mol・K))を表します。

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312温度一定で気体を圧縮するとき、内部エネルギーはどうなるか。

  1. A圧縮した仕事の分だけ増加する
  2. B圧縮した仕事の分だけ減少する
  3. C変化しない
  4. Dゼロになる
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正解:C変化しない

理想気体の内部エネルギーは温度のみに依存するため、温度が一定であれば変化しません。

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313気体の状態方程式 pV = (m/M)RT において、Mは何を表すか。

  1. Aモル質量
  2. Bアボガドロ定数
  3. C気体の質量
  4. D気体の体積
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正解:Aモル質量

mは気体の質量(g)、Mはモル質量(g/mol)を表します。

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314SI基本単位として正しいものは次のうちどれか。

  1. Aパスカル (Pa)
  2. Bケルビン (K)
  3. Cグラム (g)
  4. Dジュール (J)
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正解:Bケルビン (K)

質量のSI基本単位はキログラム(kg)です。JやPaはSI組立単位です。K(ケルビン)はSI基本単位です。

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315圧力のSI組立単位であるパスカル(Pa)を、SI基本単位のみを用いて表すとどうなるか。

  1. Akg・m²/s²
  2. Bkg・m/s²
  3. Ckg/(m²・s)
  4. Dkg/(m・s²)
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正解:Dkg/(m・s²)

Pa = N/m² = (kg・m/s²)/m² = kg/(m・s²) となります。

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316SI接頭語のM(メガ)が表す倍数として正しいものはどれか。

  1. A10の9乗
  2. B10の3乗
  3. C10の6乗
  4. D10の-3乗
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正解:C10の6乗

M(メガ)は10^6を表します。10^9はG(ギガ)、10^3はk(キロ)です。m(ミリ)は10^-3です。

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317断面積0.2m²のピストンを1MPaの圧力で1m動かすときの仕事量はいくらか。

  1. A2000 kJ
  2. B20 kJ
  3. C2 kJ
  4. D200 kJ
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正解:D200 kJ

仕事量 = 圧力 × 断面積 × 距離 = 1.0×10^6 Pa × 0.2 m² × 1.0 m = 2.0×10^5 J = 200 kJ。単位のゼロの数に注意。

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318温度300Kの低温熱源と温度400Kの高温熱源で動作する可逆カルノーサイクルの熱効率はいくらか。

  1. A133%
  2. B75%
  3. C25%
  4. D33%
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正解:C25%

カルノーサイクルの熱効率 η = 1 - T2/T1 = 1 - 300/400 = 0.25 (25%) となります。

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3191 mm² を m² の単位に正しく換算したものはどれか。

  1. A10の-6乗 m²
  2. B10の-2乗 m²
  3. C10の-4乗 m²
  4. D10の-3乗 m²
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正解:A10の-6乗 m²

1 mm = 10^-3 m なので、(10^-3 m)² = 10^-6 m² となります。

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320熱と仕事に関する記述で、不可逆過程に該当するものはどれか。

  1. Aばねの摩擦のない理想的な弾性運動
  2. B理想気体の可逆等温膨張
  3. C100℃の物体と0℃の物体が接触して等しい温度になる過程
  4. D理想気体の可逆断熱圧縮
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正解:C100℃の物体と0℃の物体が接触して等しい温度になる過程

温度差のある物体間の熱移動は自発的に元に戻ることはないため、不可逆過程です。

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321熱力学第一法則の式 Q = ΔU + W において、Wが表す物理的意味はどれか。

  1. A気体の温度上昇量
  2. B気体のエンタルピー
  3. C気体が外部に対してした仕事
  4. D外部から気体がされた仕事
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正解:C気体が外部に対してした仕事

Wは気体が膨張するなどして外部になした仕事(pΔV)を表します。

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322エネルギーおよび仕事のSI組立単位であるジュール(J)をSI基本単位だけで表すとどうなるか。

  1. Akg・m/s
  2. Bkg・m²/s²
  3. Ckg・m/s²
  4. Dkg/(m・s²)
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正解:Bkg・m²/s²

J = N・m = (kg・m/s²)・m = kg・m²/s² となります。

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323定圧比熱1.0 kJ/(kg・K)の気体2.0 kgを50℃から150℃まで加熱するのに必要な熱量はいくらか。

  1. A200 kJ
  2. B400 kJ
  3. C300 kJ
  4. D100 kJ
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正解:A200 kJ

Q = mcΔT = 2.0 kg × 1.0 kJ/(kg・K) × (150 - 50) K = 200 kJ。

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324カルノーサイクルの熱効率に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A理想的には熱効率を100%にすることができる
  2. B作動流体の比熱比に依存する
  3. C作動流体の種類に依存せず、高熱源と低熱源の温度のみによって決まる
  4. D高熱源の温度が高いほど熱効率は下がる
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正解:C作動流体の種類に依存せず、高熱源と低熱源の温度のみによって決まる

可逆カルノーサイクルの熱効率は高温と低温の熱源の温度のみで決まり、η = 1 - (T2/T1) で表されます。100%にはなりません。

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325熱機関において、高温熱源から受け取った熱量をQ1、低温熱源へ捨てた熱量をQ2としたとき、熱効率の式はどれか。

  1. A1 - Q2/Q1
  2. BQ1/Q2 - 1
  3. CQ2/Q1 - 1
  4. D1 - Q1/Q2
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正解:A1 - Q2/Q1

熱機関が外部に行う仕事はW = Q1 - Q2 であり、熱効率 η = W / Q1 = (Q1 - Q2) / Q1 = 1 - Q2/Q1 となります。

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326質量10kgの物体を2m持ち上げるときの仕事量はいくらか(重力加速度9.8m/s²とする)。

  1. A20 J
  2. B392 J
  3. C196 J
  4. D98 J
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正解:C196 J

仕事 = mgh = 10 kg × 9.8 m/s² × 2 m = 196 J。

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327水素と空気を混合したとき、最も激しい爆発を起こす体積比(水素:空気)はどれか。

  1. A1 : 2
  2. B2 : 1
  3. C1 : 5
  4. D1 : 2.4(約2 : 5)
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正解:D1 : 2.4(約2 : 5)

水素と酸素の化学量論組成は2:1です。空気中の酸素濃度を約21%とすると、必要な空気量は酸素量の約4.76倍なので、水素:空気は2:4.76、すなわち約1:2.4(約2:5)となります。

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3281molのプロパン(C3H8)を完全燃焼させるために必要な酸素の理論量はいくらか。

  1. A5 mol
  2. B3 mol
  3. C6.5 mol
  4. D4 mol
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正解:A5 mol

燃焼反応式: C3H8 + 5O2 → 3CO2 + 4H2O より、酸素は5mol必要です。

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329燃焼の化学反応において、可燃性ガスと支燃性ガスの性質の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A両者ともに酸化性である
  2. B両者ともに還元性である
  3. C可燃性ガスは酸化性、支燃性ガスは還元性である
  4. D可燃性ガスは還元性、支燃性ガスは酸化性である
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正解:D可燃性ガスは還元性、支燃性ガスは酸化性である

燃焼は酸化反応であり、酸素等の支燃性ガスが酸化剤(酸化性)、可燃性ガスが還元剤(還元性)として働きます。

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330断熱火炎温度と実際の火炎温度の関係について正しい記述はどれか。

  1. A混合ガスが急速に反応するため、実際の火炎温度は断熱火炎温度より高くなる
  2. B周囲への熱損失があるため、実際の火炎温度は断熱火炎温度より低くなる
  3. C両者は完全に等しい
  4. D気体の膨張による仕事が生じるため、実際の火炎温度は断熱火炎温度より約100℃高くなる
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正解:B周囲への熱損失があるため、実際の火炎温度は断熱火炎温度より低くなる

実際の燃焼では周囲への放熱、未燃分、解離などの影響があるため、理論値である断熱火炎温度より低くなるのが一般的です。

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331可燃性混合ガスの燃焼速度が一般に最も速くなる条件はどれか。

  1. A可燃性ガスが極めて過剰なとき
  2. B不活性ガスが大量に混入したとき
  3. C化学量論組成付近のとき
  4. D酸素が極めて過剰なとき
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正解:C化学量論組成付近のとき

火炎の伝ぱ速度である燃焼速度は、過不足なく反応する化学量論組成付近で最大(最速)となります。

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332「爆ごう」の現象に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A火炎面からの熱伝導のみにより加熱され、音速以下でゆっくりと伝ぱする
  2. B未燃焼ガスが衝撃波により圧縮されて高温となり、火炎が超音速で伝ぱする
  3. C自然発火温度に達したガスが全体で同時に燃焼し、火炎の伝ぱを伴わない
  4. D爆発範囲の下限を下回る濃度で発生する穏やかな燃焼である
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正解:B未燃焼ガスが衝撃波により圧縮されて高温となり、火炎が超音速で伝ぱする

爆ごうは衝撃波の圧縮加熱によって反応が進むため、音速を超える速度で火炎が伝ぱする極めて激しい爆発です。

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3331molのブタン(C4H10)を完全燃焼させるのに必要な酸素の理論モル数はいくらか。

  1. A4 mol
  2. B6.5 mol
  3. C7.5 mol
  4. D5.5 mol
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正解:B6.5 mol

反応式: C4H10 + (13/2)O2 → 4CO2 + 5H2O より、13/2 = 6.5 molの酸素が必要です。

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334予混合火炎とはどのような燃焼で生じる火炎か。

  1. A液体燃料の表面から蒸発したガスが周囲の空気と混ざりながら燃焼する場合
  2. B不活性ガス中で可燃性ガスが自己分解して燃焼する場合
  3. C可燃性ガスと支燃性ガスが、あらかじめ混合された状態で燃焼する場合
  4. D可燃性ガスと支燃性ガスを別々に燃焼室に入れ、そこで混合させて燃焼する場合
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正解:C可燃性ガスと支燃性ガスが、あらかじめ混合された状態で燃焼する場合

可燃性ガスと酸素(空気)が事前に混合されている場合の燃焼を予混合火炎と呼びます。別々に供給される場合は拡散火炎です。

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335静電気放電が混合ガスの発火源となるための条件はどれか。

  1. A周囲の湿度が極めて高い状態であること
  2. B放電エネルギーが可燃性混合ガスの最小発火エネルギー以上であること
  3. C混合ガスが化学量論組成から大きく外れていること
  4. D放電エネルギーが最小発火エネルギー未満であること
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正解:B放電エネルギーが可燃性混合ガスの最小発火エネルギー以上であること

発火を起こすには、火花などのエネルギーがガスの最小発火エネルギーを上回っている必要があります。

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3361molのエタン(C2H6)を完全燃焼させるのに必要な酸素の理論量はいくらか。

  1. A2.5 mol
  2. B3.5 mol
  3. C4.0 mol
  4. D3.0 mol
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正解:B3.5 mol

反応式: C2H6 + (7/2)O2 → 2CO2 + 3H2O より、7/2 = 3.5 molの酸素が必要です。

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337可燃性混合ガスの火炎温度について、空気中と酸素中での違いとして正しいものはどれか。

  1. A酸素中の方が窒素を含まないため温度が高くなる
  2. B空気中の方が窒素の触媒作用により温度が高くなる
  3. Cどちらも化学量論組成であれば温度は同じである
  4. D酸素中の方が反応が速すぎるため熱が逃げやすく温度は低くなる
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正解:A酸素中の方が窒素を含まないため温度が高くなる

空気中では約79%を占める窒素が加熱されるために熱が奪われ、純酸素中よりも火炎温度が低くなります。

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338ヘリウムやアルゴンなどの希ガスが燃焼に与える影響として正しいものはどれか。

  1. A触媒として燃焼反応を著しく促進させる
  2. B化学反応には関与しない不活性ガスとして振る舞う
  3. C酸素の代わりに支燃性ガスとして働く
  4. D可燃性ガスとして燃焼し熱を発生する
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正解:B化学反応には関与しない不活性ガスとして振る舞う

希ガスは極めて安定しており、燃焼などの化学反応には関与しません。

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339円管内を流れる流体のレイノルズ数を算出する式に含まれない要素はどれか。

  1. A流体の粘度
  2. B管の内径
  3. C流体の平均流速
  4. D管の長さ
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正解:D管の長さ

レイノルズ数 Re = D・ū・ρ / μ であり、内径D、平均流速ū、密度ρ、粘度μから求めます。管の長さLは関係ありません。

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340円管内の定常流れが層流である場合、管断面の最大流速は平均流速の何倍か。

  1. A1/2倍
  2. B2倍
  3. C約0.82倍
  4. D約1.22倍
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正解:B2倍

層流の場合、流速分布は放物線を描き、中心の最大流速は平均流速の2倍となります(平均流速は最大流速の1/2)。

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341乱流における摩擦損失(ファニングの式)は、平均流速の何乗に比例するか。

  1. A2乗
  2. B0.5乗
  3. C1乗
  4. D3乗
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正解:A2乗

ファニングの式 Δp = 4f・(ū²/2)・(L/D)・ρ より、乱流時の摩擦損失は平均流速ūの2乗に比例します。

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342連続の式において、体積流量が一定であるとき、管内の流速は管の内径の何に反比例するか。

  1. A1乗
  2. B2乗
  3. C3乗
  4. D平方根
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正解:B2乗

流量 q = ū・(πD²/4) なので、ū = 4q / (πD²) となり、流速は内径Dの2乗に反比例します。

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343ベルヌーイの定理が表している流体の保存則はどれか。

  1. Aエネルギー保存則
  2. Bエントロピー増大の法則
  3. C質量保存則
  4. D運動量保存則
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正解:Aエネルギー保存則

ベルヌーイの定理は、定常流れにおける流体の運動エネルギー、位置エネルギー、圧力エネルギーの和が一定であるというエネルギー保存則です。

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344放射伝熱における全熱放射エネルギーは、物体表面の絶対温度の何乗に比例するか。

  1. A4乗
  2. B3乗
  3. C2乗
  4. D1乗
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正解:A4乗

ステファン・ボルツマンの法則 E = ε・σ・T^4 より、絶対温度Tの4乗に比例します。

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345定常状態にある熱交換器の熱貫流率(総括伝熱係数)を求める式において、測定が不要なものはどれか。

  1. A伝熱面積
  2. B固体壁の厚さ
  3. C伝熱速度
  4. D流体間の温度差
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正解:B固体壁の厚さ

式に固体壁の厚さは含まれていないため、実測において装置の熱貫流率を求める際には不要です。

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346蒸留は、混合物中の各成分のどのような物理的性質の違いを利用して分離する方法か。

  1. A揮発性(沸点)
  2. B溶解度
  3. C分子の大きさ
  4. D密度
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正解:A揮発性(沸点)

蒸留は、熱を加えて揮発しやすい(沸点の低い)成分を気化させ、それを冷却して分離する操作です。

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347次の金属材料のうち、熱伝導率が最も大きいものはどれか。

  1. Aアルミニウム
  2. B炭素鋼
  3. Cステンレス鋼
  4. D黄銅
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正解:Aアルミニウム

熱伝導率は アルミニウム > 黄銅 > 炭素鋼 の順に大きくなります。

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348PSA(圧力スイング吸着)法に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A温度を変化させることで溶解度の差を利用してガスを分離する
  2. B高分子膜を用いてガスの透過速度の差を利用して分離する
  3. C吸着塔の操作圧力を変えることで、吸着と脱着を交互に行いガスを分離する
  4. D混合ガスを液化し、沸点の差を利用して分離する
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正解:C吸着塔の操作圧力を変えることで、吸着と脱着を交互に行いガスを分離する

PSA(Pressure Swing Adsorption)は圧力変化を利用して吸着剤への吸着・脱着を制御する分離法です。

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349ガス吸収プロセス(物理吸収)において、溶質ガスの吸収速度を大きくするための操作として適切なものはどれか。

  1. A吸収液の量を減らす
  2. B操作温度を上げる
  3. C操作圧力を下げる
  4. D操作温度を下げる
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正解:D操作温度を下げる

気体の液体への物理的な溶解度は、一般に温度が低いほど、圧力が高いほど大きくなります。したがって操作温度を下げることが有効です。

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350平板状の壁面に垂直に伝わる伝導伝熱において、伝熱速度が大きくなる条件はどれか。

  1. A壁面の面積が小さく、壁の厚さが厚いとき
  2. B壁面の面積が小さく、壁の厚さが薄いとき
  3. C壁面の面積が大きく、壁の厚さが薄いとき
  4. D壁面の面積が大きく、壁の厚さが厚いとき
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正解:C壁面の面積が大きく、壁の厚さが薄いとき

伝熱速度 Φ = k・A・ΔT / L より、面積Aに比例し、厚さLに反比例します。

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