危険物取扱者 乙種4類 ⑦ 燃焼と消火

燃焼のしくみと消火の理論を学ぶ分野です。燃焼が熱と光を伴う急激な酸化反応であること、燃焼の三要素(可燃物・点火源・酸素供給源)、引火点と発火点の関係、燃焼範囲(爆発範囲)が頻出です。表面燃焼・分解燃焼・蒸発燃焼といった燃焼形態や、除去・窒息・冷却の消火の三要素、A・B・C火災の区分、水・強化液・泡・二酸化炭素・粉末など各消火剤の効果と適応火災も重要です。第4類はB火災(油火災)である点を軸に、消火剤の使い分けを整理しましょう。

この分野の問題35問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

224燃焼とはどのような現象か。

  1. A熱と光を伴う緩やかな酸化反応
  2. B熱と光を伴う急激な酸化反応
  3. C熱と光を伴う急激な還元反応
  4. D熱のみを伴う急激な酸化反応
正解と解説を見る

正解:B熱と光を伴う急激な酸化反応

燃焼は熱と光を伴う急激な酸化反応のことです。

この問題の解説ページを開く →

225燃焼の三要素として正しい組み合わせはどれか。

  1. A可燃物・点火源・酸素供給源
  2. B可燃物・熱源・炭素供給源
  3. C可燃物・点火源・窒素供給源
  4. D酸化剤・点火源・酸素供給源
正解と解説を見る

正解:A可燃物・点火源・酸素供給源

燃焼には可燃物・点火源・酸素供給源の3つが必要です。

この問題の解説ページを開く →

226燃焼について誤っているものはどれか。

  1. A燃焼の三要素の1つでも欠けると燃焼しない。
  2. B光が発生しない酸化反応は燃焼とはいえない。
  3. C酸化反応がゆっくり起きる場合も燃焼と呼ばれる。
  4. D空気中の酸素以外も酸素供給源になり得る。
正解と解説を見る

正解:C酸化反応がゆっくり起きる場合も燃焼と呼ばれる。

燃焼はゆっくりではなく急激に起きる酸化反応に限られます。

この問題の解説ページを開く →

227火を近づけると物質に火が燃え移る最小の温度を何というか。

  1. A沸点
  2. B燃焼点
  3. C発火点
  4. D引火点
正解と解説を見る

正解:D引火点

火を近づけて燃え移る最小の温度を引火点といいます。

この問題の解説ページを開く →

228次のうち、燃焼の三要素の「点火源(熱源)」に該当しないものはどれか。

  1. A電気火花
  2. B静電気の放電
  3. C摩擦熱
  4. D窒素ガス
正解と解説を見る

正解:D窒素ガス

点火源は電気火花・静電気の放電・摩擦熱などです。窒素は不活性で点火源になりません。

この問題の解説ページを開く →

229引火点と発火点の関係について正しいものはどれか。

  1. A常に発火点のほうが引火点よりも低い。
  2. B常に引火点のほうが発火点よりも低い。
  3. C引火点と発火点は常に同じ温度である。
  4. D物質によって引火点と発火点の高低は逆転する。
正解と解説を見る

正解:B常に引火点のほうが発火点よりも低い。

引火点のほうが発火点よりも低い温度になります。

この問題の解説ページを開く →

230第5類危険物のように物質自体が酸素を含んでいる場合、燃焼の三要素のうちどの役割を果たすか。

  1. A可燃物と酸素供給源の両方
  2. B酸素供給源のみ
  3. C可燃物と点火源の両方
  4. D可燃物のみ
正解と解説を見る

正解:A可燃物と酸素供給源の両方

第5類危険物は可燃物でありつつ酸素も含むため2つの役割を持ちます。

この問題の解説ページを開く →

231ライターの炎のように常に同じ形で燃焼している状態を何というか。

  1. A非定常燃焼
  2. B定常燃焼
  3. C蒸発燃焼
  4. D表面燃焼
正解と解説を見る

正解:B定常燃焼

常に同じ形で燃焼することを定常燃焼といいます。

この問題の解説ページを開く →

232ガソリンエンジンの燃焼や密閉空間で混合ガスがいっきに燃焼する現象を何というか。

  1. A表面燃焼
  2. B分解燃焼
  3. C非定常燃焼
  4. D定常燃焼
正解と解説を見る

正解:C非定常燃焼

密閉空間で混合ガスがいっきに燃焼する現象を非定常燃焼といいます。

この問題の解説ページを開く →

233ガソリンやアルコールなどの液体の燃焼形態として正しいものはどれか。

  1. A表面燃焼
  2. B分解燃焼
  3. C蒸発燃焼
  4. D内部燃焼
正解と解説を見る

正解:C蒸発燃焼

液体は蒸発した可燃性蒸気が空気と混合して燃焼する蒸発燃焼となります。

この問題の解説ページを開く →

234可燃物の表面だけが燃焼する「表面燃焼」に該当する物質はどれか。

  1. A木材
  2. Bプラスチック
  3. C硫黄
  4. D木炭
正解と解説を見る

正解:D木炭

木炭やコークスの燃え方は表面燃焼に該当します。

この問題の解説ページを開く →

235可燃物が加熱によって分解し発生した可燃性ガスが燃焼する「分解燃焼」に該当する物質はどれか。

  1. Aナフタレン
  2. Bコークス
  3. C木材
  4. Dガソリン
正解と解説を見る

正解:C木材

木材や石炭やプラスチックは分解燃焼をします。

この問題の解説ページを開く →

236固体の昇華によって発生した蒸気が燃える「蒸発燃焼」に該当する物質はどれか。

  1. A硫黄
  2. B石炭
  3. C木炭
  4. Dプラスチック
正解と解説を見る

正解:A硫黄

固体の蒸発燃焼に該当するのは硫黄やナフタレンです。

この問題の解説ページを開く →

237燃焼範囲(爆発範囲)に関する説明で正しいものはどれか。

  1. A可燃性蒸気の濃度が100%に近いほど激しく燃焼する。
  2. B空気と可燃性蒸気の混合割合に関係なく点火源があれば燃焼する。
  3. C可燃性蒸気の濃度が濃すぎても薄すぎても燃焼は起こらない。
  4. D空気中の窒素の濃度範囲によって燃焼の有無が決まる。
正解と解説を見る

正解:C可燃性蒸気の濃度が濃すぎても薄すぎても燃焼は起こらない。

可燃性蒸気と空気の混合割合が薄すぎても濃すぎても燃焼しません。

この問題の解説ページを開く →

238ガソリンの燃焼範囲(体積%)として正しいものはどれか。

  1. A0.1〜1.4vol%
  2. B1.4〜7.6vol%
  3. C7.6〜14.0vol%
  4. D14.0〜76.0vol%
正解と解説を見る

正解:B1.4〜7.6vol%

ガソリンの燃焼範囲は1.4〜7.6vol%です。

この問題の解説ページを開く →

239燃焼の三要素を取り除くことを消火の三要素というが、該当しないものはどれか。

  1. A除去消火
  2. B窒息消火
  3. C冷却消火
  4. D希釈消火
正解と解説を見る

正解:D希釈消火

消火の三要素は除去消火・冷却消火・窒息消火の3つです。

この問題の解説ページを開く →

240ガスの元栓を閉める消火方法は、消火の三要素のうちどれに該当するか。

  1. A窒息消火
  2. B冷却消火
  3. C除去消火
  4. D抑制消火
正解と解説を見る

正解:C除去消火

元栓を閉めるのは可燃物を除去する「除去消火」に該当します。

この問題の解説ページを開く →

241ハロゲン化物などの消火剤を用いて酸化反応を抑制し消火する方法を何というか。

  1. A抑制消火
  2. B窒息消火
  3. C除去消火
  4. D冷却消火
正解と解説を見る

正解:A抑制消火

酸化反応の連鎖を断ち切る消火方法を抑制消火といいます。

この問題の解説ページを開く →

242木材や紙などが燃える普通火災は、何火災と区分されるか。

  1. AA火災
  2. BB火災
  3. CC火災
  4. DD火災
正解と解説を見る

正解:AA火災

木材や紙などが燃える普通火災はA火災と呼ばれます。

この問題の解説ページを開く →

243引火性液体や油脂類などが燃える油火災は、何火災と区分されるか。

  1. AA火災
  2. BB火災
  3. CC火災
  4. DD火災
正解と解説を見る

正解:BB火災

第4類危険物などの引火性液体が燃える油火災はB火災と呼ばれます。

この問題の解説ページを開く →

244モーターや変圧器などの電気設備が燃える電気火災は、何火災と区分されるか。

  1. AA火災
  2. BB火災
  3. CC火災
  4. DD火災
正解と解説を見る

正解:CC火災

モーターや変圧器などの電気火災はC火災と呼ばれます。

この問題の解説ページを開く →

245水の消火器の主な消火効果はどれか。

  1. A冷却効果
  2. B窒息効果
  3. C抑制効果
  4. D除去効果
正解と解説を見る

正解:A冷却効果

水の消火器は最も手に入りやすく冷却効果が高い消火剤です。

この問題の解説ページを開く →

246強化液消火器の成分と効果の組み合わせで正しいものはどれか。

  1. A粉末にリン酸を加えたもので冷却効果と除去効果がある。
  2. B水に二酸化炭素を加えたもので冷却効果と窒息効果がある。
  3. C油に界面活性剤を加えたもので窒息効果と抑制効果がある。
  4. D水に炭酸カリウムを加えたもので冷却効果と抑制効果がある。
正解と解説を見る

正解:D水に炭酸カリウムを加えたもので冷却効果と抑制効果がある。

強化液は水に炭酸カリウムを加えたもので冷却効果と抑制効果があります。

この問題の解説ページを開く →

247泡の消火器の適応火災として正しいものはどれか。

  1. AA火災およびC火災
  2. BA火災およびB火災
  3. CA火災・B火災・C火災すべて
  4. DB火災およびC火災
正解と解説を見る

正解:BA火災およびB火災

泡消火器はA火災(普通)とB火災(油)に適応します。

この問題の解説ページを開く →

248二酸化炭素消火器の窒息効果が得られる理由として正しいものはどれか。

  1. A二酸化炭素が空気より重いため燃焼物を覆うから。
  2. B二酸化炭素が空気より軽いため火の上方に留まるから。
  3. C二酸化炭素が可燃物と化学反応を起こして酸素を奪うから。
  4. D二酸化炭素が熱を吸収して周囲の空気を凍らせるから。
正解と解説を見る

正解:A二酸化炭素が空気より重いため燃焼物を覆うから。

二酸化炭素は空気より重いため燃焼物を覆い窒息効果をもたらします。

この問題の解説ページを開く →

249粉末消火剤の「リン酸塩類」と「炭酸水素塩類」の適応火災の違いについて正しいものはどれか。

  1. Aリン酸塩類はA・B・C火災に適応し炭酸水素塩類はB・C火災に適応する。
  2. Bリン酸塩類はB・C火災に適応し炭酸水素塩類はA・B・C火災に適応する。
  3. CどちらもA火災にのみ適応する。
  4. DどちらもA・B・C火災すべてに適応する。
正解と解説を見る

正解:Aリン酸塩類はA・B・C火災に適応し炭酸水素塩類はB・C火災に適応する。

リン酸塩類は全火災適応ですが炭酸水素塩類はB・C火災に適応します。

この問題の解説ページを開く →

250可燃物が燃焼しやすい条件として、誤っているものはどれか。

  1. A空気(酸素)と接する表面積が大きい
  2. B発熱量が大きい
  3. C水分を多く含んでいる
  4. D熱伝導率が小さい
正解と解説を見る

正解:C水分を多く含んでいる

水分を多く含むと燃えにくくなります。表面積が大きく熱伝導率が小さいほど燃えやすくなります。

この問題の解説ページを開く →

251消火の三要素(除去・窒息・冷却)に、もう1つ加えて消火の四要素とするとき、加わる消火方法はどれか。

  1. A加圧消火
  2. B抑制消火(負触媒消火)
  3. C希釈消火
  4. D乳化消火
正解と解説を見る

正解:B抑制消火(負触媒消火)

消火の三要素に抑制(負触媒)消火を加えたものを消火の四要素といいます。

この問題の解説ページを開く →

252燃えている天ぷら油に金属製のふたをかぶせて消火する方法は、消火の三要素のうちどれに該当するか。

  1. A冷却消火
  2. B窒息消火
  3. C除去消火
  4. D抑制消火
正解と解説を見る

正解:B窒息消火

ふたで覆って酸素の供給を断つのは窒息消火に該当します。

この問題の解説ページを開く →

253次の消火剤のうち「冷却効果」を持たないものはどれか。

  1. Aハロゲン化物消火剤
  2. B強化液消火剤
  3. C
  4. D泡消火剤
正解と解説を見る

正解:Aハロゲン化物消火剤

ハロゲン化物消火剤の主な効果は窒息と抑制であり冷却効果はありません。

この問題の解説ページを開く →

254次の消火剤のうち「抑制効果」を持つものの組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A水・泡消火剤
  2. B水・粉末消火剤
  3. C二酸化炭素消火剤・泡消火剤
  4. D強化液消火剤・ハロゲン化物消火剤
正解と解説を見る

正解:D強化液消火剤・ハロゲン化物消火剤

抑制効果を持つのは強化液・ハロゲン化物・粉末です。

この問題の解説ページを開く →

255水の消火器や強化液の消火器がC火災(電気火災)に適応するための条件は何か。

  1. A粉末状にして放射する
  2. B乾燥砂と一緒に放射する
  3. C霧状にして放射する
  4. D二酸化炭素を混合して放射する
正解と解説を見る

正解:C霧状にして放射する

水や強化液は「霧状の場合」にC火災に適応します。

この問題の解説ページを開く →

256二酸化炭素消火器の適応火災として正しいものはどれか。

  1. AA火災のみ
  2. BA火災とB火災
  3. CA火災・B火災・C火災すべて
  4. DB火災とC火災
正解と解説を見る

正解:DB火災とC火災

二酸化炭素消火器は油火災(B)と電気火災(C)に適応します。

この問題の解説ページを開く →

257固体の燃焼に関する説明として誤っているものはどれか。

  1. A木材の燃焼は分解燃焼である。
  2. Bナフタレンの燃焼は蒸発燃焼である。
  3. C木炭の燃焼は表面燃焼である。
  4. D石炭の燃焼は蒸発燃焼である。
正解と解説を見る

正解:D石炭の燃焼は蒸発燃焼である。

石炭の燃焼は分解燃焼です。蒸発燃焼ではありません。

この問題の解説ページを開く →

258ハロゲン化物消火剤の主な消火効果の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A冷却効果と除去効果
  2. B窒息効果と抑制効果
  3. C冷却効果と窒息効果
  4. D除去効果と抑制効果
正解と解説を見る

正解:B窒息効果と抑制効果

ハロゲン化物消火剤は窒息効果と抑制(負触媒)効果を持ちます。

この問題の解説ページを開く →
危険物取扱者 乙種4類の全分野一覧へ戻る