第一種・第二種冷凍機械責任者 ⑤ 冷媒配管と制御機器・付属機器

冷媒配管の設計施工と、装置に付く弁・付属機器を扱う分野で、収録624問のうち73問。立ち上がり吸込み蒸気管で油戻しに必要な蒸気速度、フルオロカーボンに使えない配管材料、冬季の停止中に冷媒が逆流しないための対策が配管側の軸。機器側は内部均圧形と外部均圧形の膨張弁、蒸発器出口に付ける調整弁、高圧圧力スイッチの復帰方式、四方切換弁、断水リレー、油分離器やサイトグラスの役割。アンモニアではろ過乾燥器を使わないなど、冷媒で可否が変わる点に注意したい。

この分野の問題73問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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321特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律において、大気への排出抑制が求められている主な理由はどれか。

  1. A成層圏のオゾン層を破壊する問題を防止するため。
  2. B地表熱の放射を妨げて地球温暖化を直接もたらすため。
  3. C冷媒が金属部分を激しく腐食するため。
  4. D冷凍機油の劣化を急速に促進するため。
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正解:A成層圏のオゾン層を破壊する問題を防止するため。

オゾン層保護法は、CFC・HCFCなどの特定物質による成層圏オゾン層の破壊を防ぐための法律である。HFCのようにオゾン層破壊効果を持たない代替フロンもあるため、ふっ素系冷媒全般が破壊要因ではない。

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322ふっ素系冷媒に水分が混入した場合に発生する現象として、誤っているものはどれか。

  1. A塩酸やふっ化水素が発生して配管などの金属部分を腐食する。
  2. B膨張弁において氷結が発生する原因となる。
  3. C微量の水分であれば冷媒と良く溶け合うため影響は比較的少ない。
  4. D密閉型圧縮機の電動機で絶縁劣化が生じる。
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正解:C微量の水分であれば冷媒と良く溶け合うため影響は比較的少ない。

アンモニア冷媒の場合は微量の水分が良く溶け合い影響が少ないが、ふっ素系冷媒では金属腐食や氷結など悪影響を及ぼす。

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323HFC系などのふっ素系冷媒用冷凍機油の取り扱いに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A冷媒充てん時は真空ポンプで高真空にし、油中に溶解した水分を除去する。
  2. B合成油は鉱油よりも水分を吸収しにくい。
  3. C大気に開放したままでも水分の吸収はほとんど起こらない。
  4. Dアンモニア冷媒と同様に水分が混入しても油の劣化は起こらない。
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正解:A冷媒充てん時は真空ポンプで高真空にし、油中に溶解した水分を除去する。

合成油は鉱油よりも水分を吸収しやすいため、冷媒充てん時には高真空にして溶解している水分を除去する必要がある。

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324冷凍装置内に配管加工時の切削油などの不純物が残留した場合の影響として、最も適切なものはどれか。

  1. A圧縮機の潤滑が過剰になり圧縮効率が向上する。
  2. B膨張弁やキャピラリーチューブを詰まらせるスラッジが生じる。
  3. C冷媒と不純物が化学反応を起こしオゾン層破壊係数が上昇する。
  4. D冷凍機油の粘度が著しく低下して液封を引き起こす。
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正解:B膨張弁やキャピラリーチューブを詰まらせるスラッジが生じる。

不純物が残留すると油が劣化して高粘度のスラッジが生じ、膨張弁などを詰まらせる原因となる。

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325圧縮機から多量の冷凍機油が流出して冷凍装置内を循環しすぎた場合の問題として、正しいものはどれか。

  1. A圧縮機内の油量が増加し潤滑が良好になる。
  2. B冷媒の流速が速くなり圧力降下が減少する。
  3. C蒸発圧力が異常に上昇して安全弁が作動する。
  4. D熱交換器での伝熱が阻害される。
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正解:D熱交換器での伝熱が阻害される。

多量の油が循環しすぎると、熱交換器での伝熱を阻害したり、圧縮機内での油量不足で潤滑不良が発生する。

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326アンモニア冷媒の配管材料として使用してはならないものはどれか。

  1. A配管用炭素鋼鋼管
  2. B圧力配管用炭素鋼鋼管
  3. C銅および銅合金
  4. Dアルミニウム合金
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正解:C銅および銅合金

アンモニア冷媒に対しては、銅および銅合金(真鍮など)を使用すると腐食するため禁止されている。

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327フルオロカーボン冷媒の配管材料として使用してはならないものはどれか。

  1. A2%以上のマグネシウムを含有したアルミニウム合金
  2. B配管用炭素鋼鋼管
  3. C純度99.7%以上のアルミニウム管
  4. D継目無しの銅管
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正解:A2%以上のマグネシウムを含有したアルミニウム合金

フルオロカーボン冷媒では、2%以上のマグネシウムを含有したアルミニウム合金を使用してはならない。

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328配管用炭素鋼鋼管(SGP)の使用制限に関する条件として、誤っているものはどれか。

  1. A毒性を持つアンモニア冷媒では使用できない。
  2. B使用温度が100℃を超える部分では使用できない。
  3. C設計圧力が1MPaを超える部分では使用できない。
  4. D低温で使用する場合、-50℃まで使用可能である。
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正解:D低温で使用する場合、-50℃まで使用可能である。

配管用炭素鋼鋼管(SGP)は低温靭性の面から-25℃までしか使用できず、-50℃まで使用可能なのは圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)である。

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329銅管の用途別識別記号に関する組み合わせで、正しいものはどれか。

  1. AO材:曲げ加工不可の直管用
  2. BH材:硬質材で直管用(フレア・曲げ不可)
  3. C1/2H材:曲げ加工用の軟質材
  4. DOL材:硬質材でフレア加工用
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正解:BH材:硬質材で直管用(フレア・曲げ不可)

H材は硬質材であり、硬いためフレア加工や曲げ加工には使用できず直管用として使用される。

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330外径12.7mmの銅管をろう付け継手で接合する場合、ソケット部への管の最小差込み深さは何mmか。

  1. A6mm
  2. B7mm
  3. C8mm
  4. D10mm
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正解:C8mm

外径12以上16未満の銅管における最小差込み深さは8mmである。

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331冷媒配管のフレア継手が使用される小口径の銅管は、管径が最大で何mmまでのものか。

  1. A12.70mm
  2. B19.05mm
  3. C15.88mm
  4. D25.40mm
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正解:B19.05mm

フレア継手は管の先端を円錐状に拡げて締付ける方法であり、管径が19.05mmまでの小口径の銅管に使用される。

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332冷媒配管における横走り吸込み蒸気管で、確実な油戻しのために確保すべき蒸気速度はどれか。

  1. A3.5m/s以上
  2. B1.5m/s以上
  3. C6.0m/s以上
  4. D25.0m/s以上
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正解:A3.5m/s以上

圧縮機から流出した冷凍機油を確実に戻すため、吸込み蒸気速度は横走り管で3.5m/s以上とする必要がある。

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333冷媒配管における立ち上がり吸込み蒸気管で、確実な油戻しのために確保すべき蒸気速度はどれか。

  1. A1.5m/s以上
  2. B3.5m/s以上
  3. C25.0m/s以上
  4. D6.0m/s以上
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正解:D6.0m/s以上

圧縮機から流出した冷凍機油を確実に戻すため、吸込み蒸気速度は立ち上がり管で6m/s以上とする必要がある。

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334容量制御装置を持つ圧縮機の吸込み配管において、アンロード運転時にも冷凍機油を確実に返油させるための有効な配管構造はどれか。

  1. A二重立ち上がり管
  2. B下り勾配配管
  3. CUトラップ配管
  4. D液封防止配管
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正解:A二重立ち上がり管

アンロード運転時のように軽負荷で流量が減っても確実に返油できるよう、太管と細管を組み合わせた二重立ち上がり管が有効である。

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335吸込み蒸気配管の横走り管において、トラップ(窪み)を設けない下り勾配とすべき理由はどれか。

  1. A管内の圧力降下だけを小さくするため。
  2. B吸込み蒸気をさらに過熱させるため。
  3. C液管内のフラッシュガス発生を抑えるため。
  4. D液や油の滞留と、再起動時の液戻り(液ハンマ)を防ぐため。
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正解:D液や油の滞留と、再起動時の液戻り(液ハンマ)を防ぐため。

トラップがあるとアンロード運転時や停止中に冷媒液や油が溜まり、再起動時に液ハンマが生じる危険がある。

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336蒸発器が2台以上ある冷凍装置で、吸込み蒸気配管を主管に接続する際の正しい接続方法はどれか。

  1. A無負荷の蒸発器から液が戻らないよう、主管の下部から接続する。
  2. B無負荷の蒸発器から液が戻らないよう、主管の上部から接続する。
  3. C配管の長さを最短にするため、側面から水平に接続する。
  4. D冷媒流速を増すため、主管の底面から斜めに接続する。
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正解:B無負荷の蒸発器から液が戻らないよう、主管の上部から接続する。

無負荷の蒸発器の冷媒液や冷凍機油が主管へ流れ込むのを防止するため、主管への接続は必ず主管の上部から行う。

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337吐出しガス配管における冷媒ガス速度の上限と、圧力降下の上限の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A速度6m/s以下、圧力降下0.2MPa以下
  2. B速度3.5m/s以下、圧力降下0.05MPa以下
  3. C速度25m/s以下、圧力降下0.02MPa以下
  4. D速度1.5m/s以下、圧力降下0.02MPa以下
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正解:C速度25m/s以下、圧力降下0.02MPa以下

吐出し管で過大な圧力降下や騒音が発生しないよう、冷媒ガス速度は25m/s以下、圧力降下は0.02MPa以下とする。

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338圧縮機が凝縮器より低く、その高低差が2.5mを超える場合における吐出し配管の適切な施工はどれか。

  1. A配管を上り勾配にして直接凝縮器へ接続する。
  2. B配管の立上げ部に液ガス熱交換器を設ける。
  3. C配管の立上げ部にトラップを設ける。
  4. D2.5mおきに逆止め弁を取り付ける。
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正解:C配管の立上げ部にトラップを設ける。

高低差が2.5mを超える場合は、停止中の冷凍機油や冷媒液の逆流を防ぐために立上げ部にトラップを設ける必要がある。

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339年間運転を行う冷凍装置で、冬季の圧縮機停止中に凝縮器の冷媒が逆流しないようにするための適切な対策はどれか。

  1. A圧縮機のクランクケースヒータを外す。
  2. B吸込み配管に液分離器を設ける。
  3. C凝縮器の液落とし管にトラップを設ける。
  4. D吐出し配管上部に逆止め弁を設ける。
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正解:D吐出し配管上部に逆止め弁を設ける。

冬季の圧縮機停止中に凝縮器から冷媒が逆流して液ハンマが生じるのを防ぐため、吐出し配管上部に逆止め弁を設ける。

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340液配管内でのフラッシュガスの発生を防ぐための具体的な対策として、誤っているものはどれか。

  1. A冷媒液の流速を6m/s以上に維持する。
  2. B液管内での圧力降下を生じさせないようにする。
  3. C温かい場所を通る液管には防熱を施す。
  4. D過冷却をとって飽和温度に対する余裕を持たせる。
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正解:A冷媒液の流速を6m/s以上に維持する。

フラッシュガス防止には防熱や圧力降下低減が必要だが、流速を6m/s以上にするのは誤り。液配管の冷媒液速度は1.5m/s以下とする。

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341液配管の両端が閉鎖された満液状態で、周囲から熱を吸収することで配管等が破壊される現象(液封)を防ぐ対策として適切なものはどれか。

  1. A常に両側の止め弁を完全に閉鎖して保管する。
  2. Bシステム停止時に冷媒液を回収し、残留させない。
  3. C液配管内にフラッシュガスを意図的に発生させる。
  4. D配管にUトラップを設置して圧力を逃がす。
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正解:Bシステム停止時に冷媒液を回収し、残留させない。

液封防止対策として、片方の弁を開放する、安全弁を取り付ける、停止時に冷媒液を回収して配管内に残留させないなどの方法がある。

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3422台の凝縮器から1本の主管にまとめて受液器へ冷媒液を落とす場合、それぞれの液落とし管にトラップを設ける理由はどれか。

  1. A冷媒液の過冷却を促進してフラッシュガスを防ぐため。
  2. B凝縮器内の不凝縮ガスを外部に排出するため。
  3. C蒸発器から圧縮機への確実な油戻しを確保するため。
  4. D圧力損失の差に見合う液柱を作り、圧力差を吸収するため。
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正解:D圧力損失の差に見合う液柱を作り、圧力差を吸収するため。

トラップが無いと圧力降下の大きい凝縮器の液がもう一方に押されて溜まってしまうため、トラップの液柱で圧力差を吸収する。

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343温度自動膨張弁の感温筒を取り付ける場所として、最も適切な位置はどれか。

  1. A蒸発器の出口に近い位置
  2. B凝縮器の出口ヘッダ
  3. C圧縮機の吐出し管
  4. D液分離器の上部
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正解:A蒸発器の出口に近い位置

蒸発器出口の過熱度を正確に検知するため、感温筒は冷却コイル出口ヘッダなど蒸発器出口に近い位置に取り付ける。

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344温度自動膨張弁のダイヤフラム式について、その特徴として正しいものはどれか。

  1. A受圧面積が限られるためベローズ式よりも本体が大きくなる。
  2. B受圧面積を大きく取れるため小形化でき、最も広く使われている。
  3. Cダイヤフラムのたわみ量が大きいため弁開度を非常に大きくとれる。
  4. D負荷変動が少ない小型冷蔵庫などでのみ使用される。
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正解:B受圧面積を大きく取れるため小形化でき、最も広く使われている。

ダイヤフラム式は薄膜の受圧面積を大きく取れるため小形化できるが、たわみ量が小さいため弁開度は大きくとれない。

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345ダイヤフラム式温度膨張弁において、ダイヤフラム下面に作用する蒸発圧力を「蒸発器入口側」から導く方式を何というか。

  1. Aクロスチャージ形
  2. B外部均圧形
  3. C内部均圧形
  4. D電子制御形
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正解:C内部均圧形

蒸発圧力を蒸発器入口側から直接導く方式を内部均圧形と呼ぶ。蒸発器での圧力低下分だけ過熱度が設定値よりずれる特性がある。

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346温度膨張弁の感温筒が吸込み管から外れた場合に起こる現象として、正しいものはどれか。

  1. A感温筒の圧力が低下し、膨張弁が閉じて全く冷えなくなる。
  2. B蒸発圧力が急上昇し、高圧圧力スイッチが直ちに作動する。
  3. C周囲温度を蒸発器出口温度と誤検知し、弁が大きく開いて液戻りが生じる。
  4. D適正な過熱度が維持され、正常に運転を継続する。
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正解:C周囲温度を蒸発器出口温度と誤検知し、弁が大きく開いて液戻りが生じる。

感温筒が外れると周囲の温かい空気を検知して過熱度が大きいと誤認識し、弁が全開になって液戻りが発生し冷えなくなる。

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347温度膨張弁の感温筒チャージ方式のうち、ヒートポンプなどで感温筒が高温になってもある温度以上で冷媒液がすべて蒸発し、過熱蒸気となるためダイヤフラムが破損しない方式はどれか。

  1. A液チャージ方式
  2. Bガスチャージ方式
  3. Cクロスチャージ方式
  4. D吸着チャージ方式
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正解:Bガスチャージ方式

ガスチャージ方式は封入冷媒量を少なく制限しているため、高温時にすべて蒸発して圧力が頭打ちになり、ダイヤフラムの破損を防ぐ。

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348温度膨張弁の感温筒チャージ方式のうち、低温での過熱度が小さくなるため、低温用膨張弁として適しているものはどれか。

  1. Aクロスチャージ方式
  2. Bガスチャージ方式
  3. C液チャージ方式
  4. D吸着チャージ方式
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正解:Aクロスチャージ方式

クロスチャージ方式は使用冷媒と異なる冷媒を封入しており、圧力曲線の傾斜が緩やかなため低温用膨張弁に適している。

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349温度膨張弁の感温筒チャージ方式のうち、活性炭などの吸着剤と液化しないガスを封入し、制御時の過熱度ハンチングが防止できる方式はどれか。

  1. A液チャージ方式
  2. Bガスチャージ方式
  3. Cクロスチャージ方式
  4. D吸着チャージ方式
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正解:D吸着チャージ方式

吸着チャージ方式は温度変化に対するガスの放出・吸着スピードが遅いため、制御時の過熱度ハンチングを防止できる。

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350蒸発圧力が設定値よりも低くなると開いて圧力を上げ、高くなると閉じて圧力を下げることで、蒸発圧力を一定にする膨張弁はどれか。

  1. A定圧自動膨張弁
  2. B温度自動膨張弁
  3. C電子膨張弁
  4. Dキャピラリーチューブ
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正解:A定圧自動膨張弁

定圧自動膨張弁は蒸発圧力を一定に保つよう作動するが、過熱度制御はできず負荷変動の少ない小形冷凍装置に用いられる。

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351水またはブライン冷却器の凍結を防止したり、被冷却物の温度を一定に保持したりする目的で、蒸発器出口に取り付けられる弁はどれか。

  1. A凝縮圧力調整弁(CPR)
  2. B吸入圧力調整弁(SPR)
  3. C蒸発圧力調整弁(EPR)
  4. D四方切換弁
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正解:C蒸発圧力調整弁(EPR)

蒸発圧力調整弁(EPR)は蒸発圧力が一定値以下にならないように制御し、蒸発器の凍結防止などに使用される。

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352圧縮機の長時間停止後やホットガスデフロスト後などの始動時に、吸込み圧力の異常上昇を防ぎ、電動機の過負荷による焼損を防止する弁はどれか。

  1. A蒸発圧力調整弁(EPR)
  2. B吸入圧力調整弁(SPR)
  3. C凝縮圧力調整弁(CPR)
  4. D定圧自動膨張弁
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正解:B吸入圧力調整弁(SPR)

吸入圧力調整弁(SPR)は圧縮機吸込み管に取り付け、吸込み圧力が一定値以上にならないように制御する。

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353冬季の空冷凝縮器において、凝縮圧力の異常な低下を防止するために凝縮器出口に取り付けられる弁はどれか。

  1. A冷却水調整弁
  2. B吸入圧力調整弁(SPR)
  3. C蒸発圧力調整弁(EPR)
  4. D凝縮圧力調整弁(CPR)
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正解:D凝縮圧力調整弁(CPR)

凝縮圧力調整弁(CPR)は凝縮圧力が一定値以下にならないよう制御し、冬季運転時などの圧力低下を防ぐ。

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354凝縮圧力調整弁(CPR)を用いて凝縮圧力を制御する場合に生じる特徴として、正しいものはどれか。

  1. A圧縮機の吐出しガス温度を異常に低下させるため、液ガス熱交換器が必要になる。
  2. B凝縮器内の冷媒液を完全に蒸発させるため、油分離器が必要になる。
  3. C水冷凝縮器でのみ使用可能であり、空冷凝縮器では用いられない。
  4. D有効伝熱面積を減少させるため、凝縮器に液を滞留させる余裕分の冷媒と受液器が必要になる。
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正解:D有効伝熱面積を減少させるため、凝縮器に液を滞留させる余裕分の冷媒と受液器が必要になる。

CPRは凝縮器に冷媒液を滞留させて伝熱面積を減らすことで圧力を維持するため、多めの冷媒量とそれを受け止める受液器が必要となる。

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355冷却水調整弁(節水弁)のうち、弁の応答が早く、凝縮圧力を直接検知して冷却水量を制御する方式はどれか。

  1. A温度式
  2. B流量式
  3. C圧力式
  4. D電子式
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正解:C圧力式

圧力式冷却水調整弁は凝縮圧力を直接検知し圧力で作動するため、温度式に比べて弁の応答が早い。

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356蒸発圧力が低下したときに圧縮機を停止させる「低圧圧力スイッチ」において、圧縮機などの保護が目的の場合に一般的に使用される復帰方式はどれか。

  1. A自動復帰式
  2. B手動復帰式
  3. C時間遅延復帰式
  4. D温度連動復帰式
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正解:B手動復帰式

保護・保安を目的とする安全装置として使用する場合は、異常原因の調査と修復が必要なため手動復帰式とする。

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357異常高圧を検知して圧縮機を停止させる「高圧圧力スイッチ」を、凝縮器用送風機の台数制御など圧力制御の目的で使用する場合の復帰方式はどれか。

  1. A手動復帰式
  2. Bパイロット復帰式
  3. C差圧復帰式
  4. D自動復帰式
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正解:D自動復帰式

圧力制御を目的として送風機の台数制御などを行う場合は、圧力が回復すれば自動的に運転を再開する自動復帰式を採用する。

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358大形圧縮機で使用される油圧保護圧力スイッチが作動して圧縮機を停止させる条件はどれか。

  1. A給油ポンプ圧力とクランクケース圧力の差が設定値より低い状態が、一定時間継続したとき。
  2. B給油ポンプ圧力とクランクケース圧力の差が設定値より低い状態に、到達した直後。
  3. Cクランクケース圧力が設定値を超え、直ちに異常高圧となったとき。
  4. D給油ポンプ圧力が急上昇し、一定時間継続したとき。
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正解:A給油ポンプ圧力とクランクケース圧力の差が設定値より低い状態が、一定時間継続したとき。

起動時の油圧立ち上がりには時間を要するため、到達後直ぐではなく一定時間継続後に圧縮機を停止させる遅延機構がある。

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359油圧保護圧力スイッチが検知する「給油ポンプ圧力とクランクケース圧力との圧力差」として、通常の範囲はどれか。

  1. A0.02〜0.05 MPa
  2. B0.15〜0.40 MPa
  3. C1.00〜1.50 MPa
  4. D2.00〜3.50 MPa
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正解:B0.15〜0.40 MPa

油圧保護圧力スイッチが監視する通常時の圧力差は、0.15〜0.40 MPaである。

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360電磁コイルの電磁力によって直接鉄心(プランジャ)を引き上げて弁を開く「直動式電磁弁」の特徴はどれか。

  1. A弁の前後に7〜30kPaの圧力差がないと作動しない。
  2. B電磁コイルの経済性の問題から、口径の大きな弁に限定される。
  3. C電磁コイルの経済性の問題から、口径の小さな弁に限定される。
  4. D作動電圧は直流専用であり、交流電圧では使用できない。
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正解:C電磁コイルの経済性の問題から、口径の小さな弁に限定される。

直動式は直接電磁力で弁を開くため、経済性の理由から口径の小さな電磁弁に限定して採用される。

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361鉄心と弁が分離しており、弁はその前後の圧力差によって開く「パイロット式電磁弁」が作動するために必要な最小圧力差はどれか。

  1. A7〜30 kPa
  2. B0 kPa(圧力差なしで作動)
  3. C100〜150 kPa
  4. D0.15〜0.40 MPa
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正解:A7〜30 kPa

パイロット式電磁弁は弁の前後に7〜30kPaの圧力差がないと作動せず、大口径の電磁弁で採用される。

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362冷暖房兼用ヒートポンプなどで、冷凍サイクルの冷媒の流れを切り換えて蒸発器と凝縮器の役割を逆にする弁はどれか。

  1. Aパイロット式電磁弁
  2. B三方切換弁
  3. C蒸発圧力調整弁
  4. D四方切換弁
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正解:D四方切換弁

四方切換弁はパイロット弁とスライド弁で構成され、ヒートポンプやホットガスデフロスト等で流れを切り換える。

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363四方切換弁が冷媒の流れを切り換える際、完全な切換えを行うために必要な条件はどれか。

  1. Aシステム内を完全な真空状態にすること。
  2. B高圧と低圧の圧力差が十分に存在すること。
  3. C圧縮機の電源を完全に遮断すること。
  4. D冷媒温度が50℃以上であること。
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正解:B高圧と低圧の圧力差が十分に存在すること。

切換時には高圧側から低圧側への冷媒漏れが短時間生じるため、高低圧力差が十分に無いとスライド弁が完全に動かず切換えができない。

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364小容量の冷凍装置で膨張弁の代わりに使用される「キャピラリーチューブ」の説明として、誤っているものはどれか。

  1. A内径0.6〜2.0mmの細い銅管である。
  2. B高圧の冷媒液を低圧部に絞り膨張させる役割を持つ。
  3. C負荷変動に応じて絞りの開度を自動的に調節する。
  4. D一定絞りであるため、小形冷蔵庫や小形エアコンなどに使用される。
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正解:C負荷変動に応じて絞りの開度を自動的に調節する。

キャピラリーチューブは一定絞りであり、膨張弁のように開度を自動的に調節する機能は持っていない。

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365フロート弁自体の機能で液面を制御する場合、フロートスイッチを使って電磁弁を開閉する方式と比較した特徴はどれか。

  1. A液面レベルの変動をより小さくできる。
  2. B液面レベルの変動が非常に大きくなる。
  3. C圧縮機の吐出し温度を著しく低下させる。
  4. D電磁コイルの消費電力が大きくなる。
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正解:A液面レベルの変動をより小さくできる。

フロート弁は液面レベルの変動に応じて連続的に送液するため、ON/OFF制御のフロートスイッチよりも液面変動を小さくできる。

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366満液式蒸発器や冷媒液強制循環式蒸発器などで液面レベルの制御に使用され、液面上昇で弁が閉じるものはどれか。

  1. A高圧フロート弁
  2. B温度自動膨張弁
  3. C電子膨張弁
  4. D低圧フロート弁
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正解:D低圧フロート弁

低圧フロート弁は蒸発器の液面制御に用いられ、液面が上昇すると弁が閉じて液の供給を止める。

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367ターボ圧縮機の高圧受液器や凝縮器の液面レベル制御に使用され、液面上昇で弁が開くものはどれか。

  1. A高圧フロート弁
  2. B低圧フロート弁
  3. Cパイロット式電磁弁
  4. D蒸発圧力調整弁
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正解:A高圧フロート弁

高圧フロート弁は高圧側の液面制御に用いられ、凝縮した液が溜まって液面が上昇すると弁が開いて低圧側へ送液する。

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368水冷凝縮器などで冷却水が不足し水圧が低下したときに、電源回路を遮断して圧縮機を停止させる機器はどれか。

  1. Aフロートスイッチ
  2. B断水リレー
  3. Cサーモスタット
  4. D油圧保護圧力スイッチ
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正解:B断水リレー

断水リレーは冷却水の不足による水圧低下を検知し、圧縮機停止や警報を発する保護装置である。

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369流量式断水リレー(フロースイッチ)の特徴として正しいものはどれか。

  1. A圧力差が小さ過ぎる場合には使用できない。
  2. B冷却水の出入口の圧力差のみを検知して作動する。
  3. C冷却水の流れによる圧力を検知し、精度が高く圧力差が小さい場合にも使用できる。
  4. D冷却水の温度変化を検知して作動する。
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正解:C冷却水の流れによる圧力を検知し、精度が高く圧力差が小さい場合にも使用できる。

流量式断水リレーは流れの圧力を検知するため、圧力式と異なり精度が高く圧力差が小さい場合にも使用可能である。

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370蒸気圧式サーモスタットの感温筒チャージ方式のうち、チャージ量が多く、受圧部の温度が感温筒温度よりも低くないと正常に作動しない方式はどれか。

  1. Aガスチャージ方式
  2. B吸着チャージ方式
  3. C液チャージ方式
  4. Dクロスチャージ方式
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正解:C液チャージ方式

液チャージ方式はチャージ量が多く、本体(受圧部)が感温筒より高温になると本体側で液化してしまうため、受圧部が低温でなければならない。

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371環境温度の変化による「熱膨張係数の異なる二種の金属の機械的なわん曲」を利用して接点を開閉するサーモスタットはどれか。

  1. A蒸気圧式サーモスタット
  2. B電子式サーモスタット
  3. Cダイヤフラム式サーモスタット
  4. Dバイメタル式サーモスタット
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正解:Dバイメタル式サーモスタット

バイメタル式は黄銅とニッケル合金など熱膨張の違う二種金属を張り合わせ、温度変化によるわん曲で接点を開閉する。

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372電子式サーモスタットが、応答が速く感度が高い理由として最も適切なものはどれか。

  1. A金属線や半導体(白金線やサーミスタなど)の温度による電気抵抗の変化を利用しているため。
  2. B封入された特殊ガスの急激な体積膨張を利用しているため。
  3. C強力な電磁石で直接接点を高速吸引するため。
  4. D熱膨張係数の異なる二種の金属を電子制御でわん曲させるため。
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正解:A金属線や半導体(白金線やサーミスタなど)の温度による電気抵抗の変化を利用しているため。

電子式は白金線やサーミスタの電気抵抗変化を電圧に変換して増幅するため、応答が速く精度が高い。

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373冷媒液強制循環式冷凍装置において、液ポンプが冷媒蒸気を吸い込まないよう適切な液面高さを保ち、気液分離器としての役割も持つ機器はどれか。

  1. A高圧受液器
  2. B低圧受液器
  3. C油分離器
  4. D液ガス熱交換器
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正解:B低圧受液器

低圧受液器は蒸発器へ液を送るポンプの液溜めであり、気液混合状態で戻る冷媒を分離する気液分離器の機能を持つ。

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374修理時などに高圧受液器へ冷媒を回収する場合、受液器の容量に対して回収量は何%以内とするべきか。

  1. A60%以内
  2. B100%(満液)まで
  3. C90%以内
  4. D80%以内
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正解:D80%以内

安全上の余裕を持たせるため、修理時の回収量は受液器容量の80%以内とする。

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375油分離器の設置が必要となる条件として、誤っているものはどれか。

  1. A蒸発温度が10℃以上で、蒸発器が乾式であり配管が極めて短い場合。
  2. B冷媒配管の全長が長く、圧縮機への油戻りに時間がかかる場合。
  3. Cアンモニア冷凍装置など、非相溶性の冷凍機油を使用する場合。
  4. D蒸発温度が-40℃以下と低く、油の粘度が高くなる冷凍装置。
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正解:A蒸発温度が10℃以上で、蒸発器が乾式であり配管が極めて短い場合。

蒸発温度が高く配管が短く油戻りが容易な場合は油分離器の必要性は薄い。低温、長配管、満液式、非相溶性の場合に必要となる。

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376圧縮機吐出しガスから分離した冷凍機油がアンモニア冷凍装置などの「非相溶性」である場合、分離した油はどこへ送り出されるか。

  1. A圧縮機のクランクケースへ直接戻す。
  2. B油溜め器に送り出す。
  3. C蒸発器の入口へバイパスする。
  4. D凝縮器の出口へ合流させる。
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正解:B油溜め器に送り出す。

相溶性の場合はクランクケースに戻すが、アンモニアと鉱油のような非相溶性の場合は油溜め器へ送り出して処理する。

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377油分離器の形式のうち、たて形円筒内の旋回板で吐出しガスを旋回させ、遠心力で油滴を分離する方式はどれか。

  1. A金網式
  2. Bバッフル式
  3. C遠心分離式
  4. Dデミスタ式
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正解:C遠心分離式

旋回板によりガスを旋回させ、遠心力によって密度の大きい油滴を分離する方式を遠心分離式という。

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378圧縮機での液圧縮(液ハンマ)を防止するため、蒸発器と圧縮機の間の吸込み蒸気配管に取り付けられ、冷媒液を分離する機器はどれか。

  1. A高圧受液器
  2. B油分離器(オイルセパレータ)
  3. C液分離器(アキュームレータ)
  4. D不凝縮ガス分離器
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正解:C液分離器(アキュームレータ)

液分離器(アキュームレータ)は吸込み配管に設けられ、圧縮機に蒸気だけを送り込むために冷媒液を分離する。

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379液分離器(アキュームレータ)の内部構造における、分離された冷媒液や油の処理方法として正しいものはどれか。

  1. Aフロート弁を開いて一気に圧縮機へ流し込む。
  2. B小さな穴より少量ずつ圧縮機へ吸い込ませる。
  3. C内蔵ヒータで完全に蒸発させてから凝縮器へ戻す。
  4. D装置外へ排出して廃棄する。
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正解:B小さな穴より少量ずつ圧縮機へ吸い込ませる。

液分離器の底部に溜まった液や油は、U字管などに設けられた小さな穴から少量ずつ圧縮機に吸い込ませて戻す。

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380フルオロカーボン冷凍装置において、冷媒系統に混入した水分を取り除くために液配管に設けられる機器はどれか。

  1. Aろ過乾燥器(フィルタドライヤ)
  2. B油分離器
  3. Cリキッドフィルタ
  4. Dサイトグラス
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正解:Aろ過乾燥器(フィルタドライヤ)

フィルタドライヤはシリカゲルなどの乾燥剤を用いて、氷結や腐食の原因となる水分を吸着して取り除く。

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381アンモニア冷凍装置において、一般にろ過乾燥器(フィルタドライヤ)を使用しない理由はどれか。

  1. Aフィルタ内の乾燥剤がアンモニアの強い毒性で溶けてしまうため。
  2. Bアンモニアは水と反応して爆発性ガスを発生するため。
  3. Cアンモニア冷媒は水分が混入しても金属腐食が全く起こらないため。
  4. D水分はアンモニアと結合しているため、乾燥剤による吸着分離が難しいため。
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正解:D水分はアンモニアと結合しているため、乾燥剤による吸着分離が難しいため。

アンモニア冷凍装置の水分はアンモニアと結合しており、乾燥剤で吸着分離することが難しいため通常は使用しない。

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382冷媒中に混入したゴミや金属粉などの異物を取り除き、膨張弁の詰まりや圧縮機軸受の損傷を防ぐために設置する機器はどれか。

  1. A不凝縮ガス分離器
  2. Bサイトグラス
  3. C液分離器
  4. Dリキッドフィルタ
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正解:Dリキッドフィルタ

リキッドフィルタは凝縮器と膨張弁の間に設置され、冷媒中の異物(ゴミや金属粉)を取り除く。

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383液ガス熱交換器を設置する目的に関する記述として、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. A液管内のフラッシュガス発生の促進と、圧縮機吐出し温度の上昇。
  2. B液管内のフラッシュガス発生の防止と、圧縮機への液戻り防止。
  3. C凝縮圧力の異常上昇の防止と、蒸発圧力の低下。
  4. D冷凍機油の粘度低下と、不凝縮ガスの分離。
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正解:B液管内のフラッシュガス発生の防止と、圧縮機への液戻り防止。

液を過冷却してフラッシュガスを防ぐとともに、吸込み蒸気を加熱して適度な過熱度を持たせ液戻りを防止する。

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384アンモニア冷凍装置において、液ガス熱交換器を使用しない主な理由はどれか。

  1. A吸込み蒸気の過熱度が増大すると、吐出しガス温度の上昇が著しいため。
  2. Bアンモニア液の温度が下がりすぎて凍結するため。
  3. Cアンモニア蒸気と液が熱交換すると激しく化学反応を起こすため。
  4. Dアンモニア冷凍装置には受液器が存在しないため。
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正解:A吸込み蒸気の過熱度が増大すると、吐出しガス温度の上昇が著しいため。

アンモニア冷媒は過熱度が増大すると圧縮機の吐出し温度が異常に高くなる性質があるため、液ガス熱交換器は使用しない。

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385装置内の不凝縮ガスの存在を確認するための手順として、正しいものはどれか。

  1. A圧縮機を運転したまま、凝縮器の冷却水を完全に停止して圧力を測定する。
  2. Bサイトグラスの色の変化を観察し、緑色であれば不凝縮ガスが存在すると判断する。
  3. C圧縮機を停止し、冷却水を20〜30分通水後、高圧圧力が冷却水温の飽和圧力より高いか確認する。
  4. D吸込み蒸気配管のバルブを開け、大気圧と等しいか確認する。
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正解:C圧縮機を停止し、冷却水を20〜30分通水後、高圧圧力が冷却水温の飽和圧力より高いか確認する。

停止状態で冷却水を流し続け、冷媒温度を水温と同じにした状態での圧力が、理論上の飽和圧力より高ければ空気が混入していると判断する。

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386サイトグラス(のぞきガラス)の一般的な取り付け位置として、適切なものはどれか。

  1. A圧縮機の吐出し管
  2. B蒸発器と圧縮機の間の吸込み管
  3. C冷媒液配管のドライヤの下流側
  4. D凝縮器の冷却水入口管
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正解:C冷媒液配管のドライヤの下流側

サイトグラスは冷媒液の流れや水分量を確認するため、通常はドライヤの下流側の液配管に取り付けられる。

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387サイトグラスに組み込まれている「モイスチャーインジケータ部」の役割はどれか。

  1. A冷媒中の油の混入割合を測定する。
  2. B冷媒中の不凝縮ガスの有無を検知して警報を鳴らす。
  3. C冷媒液の流速をデジタル表示する。
  4. D冷媒中の水分量に応じて変色し、ドライヤの交換時期などを知らせる。
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正解:D冷媒中の水分量に応じて変色し、ドライヤの交換時期などを知らせる。

モイスチャーインジケータは変色板により水分量が許容内かどうかを示し、ドライヤ交換の目安となる。

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388フルオロカーボン冷凍装置の満液式蒸発器や低圧受液器において、運転継続により冷凍能力が低下するのを防ぐために設置する機器はどれか。

  1. A油回収器
  2. B不凝縮ガス分離器
  3. C高圧フロート弁
  4. D吸入圧力調整弁
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正解:A油回収器

満液式などでは冷媒液に溶解した油濃度が次第に高くなり能力が落ちるため、油回収器で液と油を抜き出し分離・回収する。

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389油回収器において、抽出した冷媒液と油を分離するための「加熱の熱源」として一般的に用いられないものはどれか。

  1. A電気ヒータ
  2. B圧縮機の冷却水
  3. C高圧冷媒ガス
  4. D高圧冷媒液
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正解:B圧縮機の冷却水

油回収器の加熱熱源としては、電気ヒータ、高圧冷媒液、高圧冷媒ガスが用いられる。

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390低圧受液器の特徴について、正しい記述はどれか。

  1. A高圧フロート弁とサーモスタットにより液面制御を行う。
  2. B気液分離器としての機能を持たないため、必ず別途液分離器が必要である。
  3. Cフロート弁又はフロートスイッチと電磁弁とにより、液面高さ制御を行う。
  4. D内部圧力が常に大気圧以下に保たれている。
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正解:Cフロート弁又はフロートスイッチと電磁弁とにより、液面高さ制御を行う。

低圧受液器は液ポンプの安定運転のため、フロート弁等を用いて適切な液面高さを維持するよう制御される。

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391満液式蒸発器を使用する大形冷凍装置で、液ポンプでなく圧力差による自然循環で冷媒を送る場合に設けられるものはどれか。

  1. Aキャピラリーチューブ
  2. B液集中器
  3. C油分離器
  4. D不凝縮ガス分離器
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正解:B液集中器

液ポンプを使わない場合は、液集中器を設けてそこに溜まった冷媒液の液柱圧力(高さ)によって蒸発器へ冷媒を送る。

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392パイロット式蒸発圧力調整弁(EPR)の作動について、正しい記述はどれか。

  1. A蒸発圧力が設定値を超えるとパイロット弁が開き、その圧力を伝えて主弁を開く。
  2. B蒸発圧力が設定値を超えるとパイロット弁が閉じ、主弁を閉じる。
  3. C蒸発圧力が設定値以下になるとパイロット弁が開き、主弁を開く。
  4. D蒸発圧力に関係なく、温度センサーの信号のみで主弁を開閉する。
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正解:A蒸発圧力が設定値を超えるとパイロット弁が開き、その圧力を伝えて主弁を開く。

パイロット式EPRは、蒸発圧力が設定値を超えたときにパイロット弁が開いて主弁を開き、圧力を逃がして設定値まで下げる。

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393電子膨張弁の特徴として、誤っているものはどれか。

  1. Aサーミスタなどの温度センサからの電気信号を演算して開閉する。
  2. B温度センサとの配置の自由度が高い。
  3. C調節器によって幅広い制御特性に利用できる。
  4. D機械式ダイヤフラムのたわみで直接弁を動かす。
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正解:D機械式ダイヤフラムのたわみで直接弁を動かす。

電子膨張弁は電気信号と調節器によって駆動されるものであり、ダイヤフラムのたわみで直接動かすのは温度自動膨張弁等である。

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