危険物乙1・2・3・5・6類 ⑦ 第5類B 自己反応性

第5類(自己反応性物質)の後半を扱う分野です。ジアゾ化合物・ヒドラジンの誘導体・ヒドロキシルアミン・ヒドロキシルアミン塩類・金属のアジ化物などを学びます。ジアゾジニトロフェノールの色や、ヒドロキシルアミンの融点・貯蔵容器の選び方といった個別性質が問われます。ヒドロキシルアミンは腐食性があり容器材質に注意が必要で、粉じん爆発の危険もある点が頻出です。前半と同様、自己反応性ゆえの消火の考え方を押さえましょう。本アプリでは24問を収録しています。

この分野の問題24問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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240ジアゾジニトロフェノール(DDNP)の形状と色の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A黄色の不定形粉末
  2. B白色の結晶
  3. C淡黄色の粉末
  4. D無色の板状結晶
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正解:A黄色の不定形粉末

ジアゾジニトロフェノール(DDNP)は黄色の不定形粉末です。

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241ヒドロキシルアミンの融点として正しいものはどれか。

  1. A約105℃
  2. B約33℃
  3. C約130℃
  4. D約254℃
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正解:B約33℃

ヒドロキシルアミンの融点は約33℃で、加熱すると爆発のおそれがあります。

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242ヒドロキシルアミンの水溶液を貯蔵する容器として、最も適切なものはどれか。

  1. A強固なガラス容器
  2. B鉄製の金属容器
  3. Cアルミニウム製の金属容器
  4. D銅製の金属容器
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正解:A強固なガラス容器

ヒドロキシルアミンは金属を腐食するおそれがあるため、金属製を避け強固なガラス容器などを用います。

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243ヒドロキシルアミン塩類(塩酸ヒドロキシルアミンおよび硫酸ヒドロキシルアミン)の共通する形状はどれか。

  1. A黄色の不定形粉末
  2. B白色の結晶
  3. C無色の板状結晶
  4. D無色の油状液体
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正解:B白色の結晶

塩酸ヒドロキシルアミンおよび硫酸ヒドロキシルアミンは、共に白色の結晶です。

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244アジ化ナトリウムが約300℃で分解したときに生じる物質の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A窒素と金属ナトリウム
  2. B窒素とシアンガス
  3. Cアンモニアと硫化水素
  4. D窒素とアジ化水素酸
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正解:A窒素と金属ナトリウム

アジ化ナトリウムは約300℃で分解し、窒素と金属ナトリウムを生じます。

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245硝酸グアニジンの形状と色の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A黄色の不定形粉末
  2. B無色の板状結晶
  3. C赤褐色の固体結晶
  4. D白色の結晶
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正解:D白色の結晶

硝酸グアニジンは白色の結晶です。

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246アジ化ナトリウムの火災における消火方法として、最も適切なものはどれか。

  1. A多量の水をかける
  2. B泡消火剤を放射する
  3. C乾燥砂などをかける
  4. D二酸化炭素消火剤を放射する
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正解:C乾燥砂などをかける

アジ化ナトリウムは火災時に禁水性物質である金属ナトリウムを発生するため、乾燥砂による消火が適しています。

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247ジアゾジニトロフェノール(DDNP)に日光が当たった際の変化として、正しいものはどれか。

  1. A光にあたると青色に変色する
  2. B光にあたると白色に変色する
  3. C光にあたると完全に無色になる
  4. D光にあたると褐色に変色する
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正解:D光にあたると褐色に変色する

ジアゾジニトロフェノールは光にあたると褐色に変色する性質があります。

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248硫酸ヒドラジンにアルカリが接触した際に起こる現象として、正しいものはどれか。

  1. Aシアン化水素が遊離する
  2. B二酸化硫黄が激しく発生する
  3. C金属ナトリウムが遊離する
  4. Dヒドラジンが遊離する
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正解:Dヒドラジンが遊離する

硫酸ヒドラジンはアルカリと接触するとヒドラジンが遊離します。

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249ヒドロキシルアミンの蒸気に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A蒸気は空気よりも軽く、眼や気道を刺激する
  2. B蒸気は空気よりも重く、特有の芳香がある
  3. C蒸気は空気よりも重く、眼や気道を刺激する
  4. D蒸気は空気よりも軽く、特有の芳香がある
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正解:C蒸気は空気よりも重く、眼や気道を刺激する

ヒドロキシルアミンの蒸気は空気よりも重く、眼や気道を強く刺激します。

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250アジ化ナトリウムが酸と作用したときに生じる物質として、正しいものはどれか。

  1. A有毒で可燃性があるシアン化水素
  2. B強酸性を示す硫酸ヒドラジン
  3. C金属容器を腐食するヒドロキシルアミン
  4. D有毒で爆発性があるアジ化水素酸
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正解:D有毒で爆発性があるアジ化水素酸

アジ化ナトリウムは酸と作用して、有毒で爆発性があるアジ化水素酸を生じます。

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251アジ化ナトリウムが水の存在下で重金属と作用したときに生じる物質の性質として、正しいものはどれか。

  1. A極めて安定な不活性物質を生じる
  2. B極めて鋭敏なアジ化物を生じる
  3. C水溶液中で完全に無害化する
  4. D常温で液体へと変化する
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正解:B極めて鋭敏なアジ化物を生じる

アジ化ナトリウムは水があると、重金属と作用して極めて鋭敏(不安定で危険)なアジ化物を生じます。

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252第5類の危険物のうち、「金属と作用して爆発性の物質(金属塩)を作る物品」の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. Aトリニトロトルエン、硝酸グアニジン
  2. Bニトログリセリン、過酢酸
  3. Cピクリン酸、アジ化ナトリウム
  4. Dニトロセルロース、硫酸ヒドラジン
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正解:Cピクリン酸、アジ化ナトリウム

金属と作用して爆発性の物質を作るのは、ピクリン酸とアジ化ナトリウムです。

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253塩酸ヒドロキシルアミンの溶解性について、正しい記述はどれか。

  1. A水にはよく溶けるが、アルコール類には一切溶けない
  2. Bエタノールやジエチルエーテルに非常によく溶ける
  3. C水やメタノールに溶けるが、ジエチルエーテルには溶けない
  4. D水、アルコール、アセトンのいずれにも溶けない
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正解:C水やメタノールに溶けるが、ジエチルエーテルには溶けない

塩酸ヒドロキシルアミンは水、メタノールに溶けますが、ジエチルエーテル、エタノールには溶けません。

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254第5類の自己反応性物質に共通する特性として正しいものはどれか。

  1. A比重はいずれも1より大きい
  2. B多くは常温で気体である
  3. C代表的なものは水によく溶ける
  4. D注水消火は一切できない
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正解:A比重はいずれも1より大きい

第5類の比重はいずれも1を超えます。多くは固体・液体で水に溶けにくく、消火は注水・泡が基本です。

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255第5類の危険物のうち、水に溶けにくいものが多い中で「水溶性の物品」に分類されるものの組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. Aヒドロキシルアミン、硝酸グアニジン
  2. B過酸化ベンゾイル、トリニトロトルエン
  3. Cニトロセルロース、硫酸ヒドラジン
  4. Dジアゾジニトロフェノール、アゾビスイソブチロニトリル
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正解:Aヒドロキシルアミン、硝酸グアニジン

ヒドロキシルアミンや硝酸グアニジンなどは、第5類の中で少数派の水に溶けやすい(水溶性)物品です。

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256ニトログリセリンの分類として、テキストに記載されている正しいものはどれか。

  1. Aニトロ化合物
  2. B硝酸エステル類
  3. C有機過酸化物
  4. Dアゾ化合物
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正解:B硝酸エステル類

ニトログリセリンは「ニトロ」と名が付きますが、ニトロ化合物ではなく「硝酸エステル類」に分類されます。

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257ピクリン酸の分類として、テキストに記載されている正しいものはどれか。

  1. A硝酸エステル類
  2. Bニトロソ化合物
  3. Cジアゾ化合物
  4. Dニトロ化合物
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正解:Dニトロ化合物

ピクリン酸は名前に「ニトロ」と付きませんが、「ニトロ化合物」に分類されます。

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258ニトロセルロース(硝化綿)の貯蔵方法として正しいものはどれか。

  1. A完全に乾燥させ密栓して貯蔵する
  2. B水やアルコールで湿らせて貯蔵する
  3. C灯油中に沈めて貯蔵する
  4. D不活性ガスを封入し乾燥状態で貯蔵する
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正解:B水やアルコールで湿らせて貯蔵する

ニトロセルロースは乾燥すると危険性が増すため、水やアルコールで湿らせて貯蔵します。

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259トリニトロトルエンの分類として、テキストに記載されている正しいものはどれか。

  1. A硝酸エステル類
  2. Bアゾ化合物
  3. Cニトロソ化合物
  4. Dニトロ化合物
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正解:Dニトロ化合物

トリニトロトルエンは名前に「ニトロ」が含まれ、実際に「ニトロ化合物」に分類されます。

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260過酸化ベンゾイルの危険性に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A鉄サビや布などと接触すると30℃以下でも分解することがある
  2. B強酸や有機物と接触すると爆発の恐れがある
  3. C鉄サビや布と接触しても常温では全く分解しない
  4. D加熱・衝撃・摩擦により爆発することがある
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正解:C鉄サビや布と接触しても常温では全く分解しない

過酸化ベンゾイルは鉄サビや布などと接触すると30℃以下でも分解するため「全く分解しない」は誤りです。

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261ヒドロキシルアミン塩類の貯蔵環境に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A水溶液が強酸を示し金属を腐食するため、乾燥状態を保ち冷暗所に貯蔵する
  2. B分解を抑制するため、常に湿潤な場所に貯蔵する
  3. C内圧を逃がすため、容器に通気性を持たせて貯蔵する
  4. D冷凍すると安定するため、常に凍結状態で貯蔵する
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正解:A水溶液が強酸を示し金属を腐食するため、乾燥状態を保ち冷暗所に貯蔵する

ヒドロキシルアミン塩類は水溶液が強酸性を示し金属を腐食するため、乾燥状態を保ち冷暗所に貯蔵します。

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262ジアゾジニトロフェノール(DDNP)の危険性に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A燃焼時に爆ごうを起こしやすい
  2. B燃焼速度は比較的遅く爆ごうを生じにくい
  3. C融点以上に加熱すると分解する
  4. D衝撃や摩擦によって爆発する恐れがある
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正解:B燃焼速度は比較的遅く爆ごうを生じにくい

DDNPは燃焼が速く爆ごうを生じやすいため「燃焼が遅く爆ごうを生じにくい」は誤りです。

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263硫酸ヒドラジンの物理的状態に関する記述として、最もひっかけやすい誤りはどれか。

  1. A常温(20℃)で白色の結晶である
  2. B比重が1より大きい固体である
  3. C常温(20℃)で無色の液体である
  4. D温水に溶けて酸性を示す固体である
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正解:C常温(20℃)で無色の液体である

硫酸ヒドラジンは白色の結晶(固体)ですが、液体と勘違いしやすいため「無色の液体である」が明確な誤りです。

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