神社検定2級 ⑤ 近現代の神社

幕末から明治維新を経て現代までの神社と神祇行政を扱う分野です。王政復古の大号令、神祇官の再興と改組、神仏分離令、社寺領上知令、近代社格制度(官幣社・国幣社)、宮中三殿、招魂社から靖國神社への流れが頻出します。教化運動や祭神論争、戦後の神社本庁の設立と宗教法人化まで、制度が大きく転換する時代です。維新期の政策を年代順に整理し、神社が公的施設と位置づけられた経緯を押さえることが得点の近道になります。出題数30問。

この分野の問題30問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

121ペリー来航の際、孝明天皇が国難克服の祈願を命じた神宮はじめ全国の神社の数はどれか。

  1. A32社
  2. B22社
  3. C16社
  4. D45社
正解と解説を見る

正解:A32社

孝明天皇はペリー来航に際し、神宮はじめ全国の32社に対して国難克服の祈願を命じられました。

この問題の解説ページを開く →

122慶応3年12月に発せられ、神武創業の理念に基づいて政治を行うことが謳われたものはどれか。

  1. A五箇条の御誓文
  2. B大教宣布の詔
  3. C王政復古の大号令
  4. D神仏判然令
正解と解説を見る

正解:C王政復古の大号令

慶応3年12月に王政復古の大号令が発せられ、神武創業の理念に基づいて政治を行うことが謳われました。

この問題の解説ページを開く →

123明治4年に、より実質的な祭政一致を目指して神祇官が廃止され改組された組織はどれか。

  1. A教部省
  2. B神祇省
  3. C神祇院
  4. D内務省社寺局
正解と解説を見る

正解:B神祇省

明治4年には神祇官が廃止され、神祇省に改組されました。

この問題の解説ページを開く →

124歴代天皇の御霊を併せ祀る「皇室の祖霊舎」として宮中三殿とともに創建されたのはどれか。

  1. A賢所
  2. B皇霊殿
  3. C神殿
  4. D神嘉殿
正解と解説を見る

正解:B皇霊殿

皇霊殿は、歴代天皇の御霊を併せ祀る「皇室の祖霊舎」として創建されました。

この問題の解説ページを開く →

125現在に続く「宮中三殿」に含まれないものは次のうちどれか。

  1. A賢所
  2. B皇霊殿
  3. C神殿
  4. D神嘉殿
正解と解説を見る

正解:D神嘉殿

宮中三殿は賢所・皇霊殿・神殿であり、神嘉殿は新嘗祭が行われる建物です。

この問題の解説ページを開く →

126慶応4年3月に命じられ、別当や社僧が神社の祭祀に携わることを禁止し、仏教的要素を整理した方針を何というか。

  1. A神仏判然
  2. B神道指令
  3. C社寺領上知令
  4. D大教宣布
正解と解説を見る

正解:A神仏判然

慶応4年3月に神仏判然が命じられ、神社と寺院を区別する神仏分離が行われました。

この問題の解説ページを開く →

127明治4年1月に発令された「社寺領上知令」による神社への影響として正しいものはどれか。

  1. A神社の境内地も含めた全ての土地が収公された
  2. B神社には影響がなく寺院のみが土地を収公された
  3. C朱印地や田畑・山林などは収公されたが境内地は除かれた
  4. D政府から新たに社寺領が付与された
正解と解説を見る

正解:C朱印地や田畑・山林などは収公されたが境内地は除かれた

社寺領上知令により、境内地を除き神社の朱印地や田畑・山林などが収公されました。

この問題の解説ページを開く →

128明治4年5月、神社は宗教施設としてではなく、国と国民が尊ぶべき公的な施設と位置づけられた。これを何というか。

  1. A国家の宗祀
  2. B祭政一致
  3. C敬神愛国
  4. D惟神の道
正解と解説を見る

正解:A国家の宗祀

神社は宗教施設としてではなく、国家の宗祀(国と国民が尊ぶべき公的な施設)と位置づけられました。

この問題の解説ページを開く →

129近代社格制度において、「官幣社」の選定基準の主たる中心とされたのはどれか。

  1. A諸国一宮
  2. B勅祭社
  3. C二十二社
  4. D無格社
正解と解説を見る

正解:C二十二社

官幣社は主として二十二社を中心に皇室と関係の深い神社が選定されました。諸国一宮は国幣社の中心です。

この問題の解説ページを開く →

130靖國神社の前身として、明治2年に東京の九段に創建された神社の名称はどれか。

  1. A東京護国神社
  2. B東京招魂社
  3. C別格官幣社
  4. D湊川神社
正解と解説を見る

正解:B東京招魂社

明治2年に東京招魂社が創建され、明治12年に靖國神社と改称されました。

この問題の解説ページを開く →

131明治3年、日本の伝統的精神文化の維持・高揚を目指した国民教化運動のために発せられたものはどれか。

  1. A三条の教則
  2. B王政復古の大号令
  3. C教育勅語
  4. D大教宣布の詔
正解と解説を見る

正解:D大教宣布の詔

明治3年、神道による教化運動を展開するため大教宣布の詔が発せられました。

この問題の解説ページを開く →

132明治時代の祭神論争において、造化三神と天照大神にあわせて祀るべきであると主張された神は誰か。

  1. A神武天皇
  2. B大国主神
  3. C須佐之男命
  4. D豊受大神
正解と解説を見る

正解:B大国主神

神殿に大国主神もあわせて祀るべきであるという意見と反対する意見が対立し、祭神論争となりました。

この問題の解説ページを開く →

133明治15年に設立された神道・神社などに関する研究・教育機関であり、國學院大學の設立母体となったのはどこか。

  1. A神道事務局
  2. B神宮皇學館
  3. C教部省
  4. D皇典講究所
正解と解説を見る

正解:D皇典講究所

明治15年に神道・神社などに関する研究・教育機関として皇典講究所が設立されました。

この問題の解説ページを開く →

134祭祀を中心とする神社神道に対し、教化を中心として組織化された神道は戦前において主に何と呼ばれたか。

  1. A復古神道
  2. B教派神道
  3. C国家神道
  4. D民間神道
正解と解説を見る

正解:B教派神道

教化を中心とする神道は組織化を図り、のちに教派神道と呼ばれました。

この問題の解説ページを開く →

135いわゆる「教派神道十三派」に含まれない教団は次のうちどれか。

  1. A黒住教
  2. B金光教
  3. C大本
  4. D天理教
正解と解説を見る

正解:C大本

教派神道十三派に大本は含まれません。大本は教派神道から派生した新しい教団です。

この問題の解説ページを開く →

136明治32年に神宮教の後身として設立された、崇敬者組織である財団法人はどれか。

  1. A神道事務局
  2. B大日本神祇会
  3. C全国神職会
  4. D神宮奉斎会
正解と解説を見る

正解:D神宮奉斎会

明治32年には、神宮教の後身として財団法人神宮奉斎会が設立されました。

この問題の解説ページを開く →

137神祇官興復運動の過程で、明治31年に結成された全国的な神職の組織(後の大日本神祇会)の名称はどれか。

  1. A全国神職会
  2. B神官同志会
  3. C神社制度調査会
  4. D神宮奉斎会
正解と解説を見る

正解:A全国神職会

明治31年に全国的な神職の組織として全国神職会が結成されました。

この問題の解説ページを開く →

138明治39年から43年にかけて行われた、激しい神社の整理を何と呼ぶか。

  1. A廃仏毀釈
  2. B神仏判然
  3. C神社合祀
  4. D社寺領上知令
正解と解説を見る

正解:C神社合祀

明治39年から43年にかけて、激しい神社の整理である神社合祀が行われました。

この問題の解説ページを開く →

139神社合祀に反対し、反対運動を行ったことで有名な博物学者は誰か。

  1. A大国隆正
  2. B柳田國男
  3. C南方熊楠
  4. D福羽美静
正解と解説を見る

正解:C南方熊楠

博物学者の南方熊楠は、生態系などの面から神社合祀に激しく反対する運動を行いました。

この問題の解説ページを開く →

140忠孝や友愛などの徳目を示した「教育ニ関スル勅語」が渙発されたのは、大日本帝国憲法発布の何年後か。

  1. A同年
  2. B翌年
  3. C3年後
  4. D5年後
正解と解説を見る

正解:B翌年

明治22年に大日本帝国憲法が発布され、その翌年(明治23年)に教育勅語が渙発されました。

この問題の解説ページを開く →

141大正9年に、国民の積極的な奉賛活動によって創建された神社はどこか。

  1. A平安神宮
  2. B朝鮮神宮
  3. C橿原神宮
  4. D明治神宮
正解と解説を見る

正解:D明治神宮

大正9年には明治天皇をご祭神とする明治神宮が創建されました。

この問題の解説ページを開く →

142日中戦争による戦死者の増大に伴い、昭和14年に全国の招魂社は何と改称されたか。

  1. A護国神社
  2. B忠魂社
  3. C靖國神社
  4. D別格官幣社
正解と解説を見る

正解:A護国神社

昭和14年に全国の招魂社は護国神社と改称され、主要なものは府県社と同格に扱われました。

この問題の解説ページを開く →

143昭和15年に内務省の外局として設置され、「敬神思想の普及」が管轄事項に加えられた機関はどれか。

  1. A神祇院
  2. B神祇省
  3. C教部省
  4. D神祇官
正解と解説を見る

正解:A神祇院

昭和15年に神社局が改組され、内務省の外局として神祇院が設置されました。

この問題の解説ページを開く →

144明治時代に台湾に創建された官幣大社「台湾神社」の創建年はいつか。

  1. A明治22年
  2. B明治33年
  3. C明治43年
  4. D大正7年
正解と解説を見る

正解:B明治33年

台湾には明治33年に官幣大社台湾神社が創建されました。

この問題の解説ページを開く →

145昭和20年にGHQが発令した、「国家神道」等に対する政府の保証や支援の廃止に関する指令の通称はどれか。

  1. A神道指令
  2. B大教宣布
  3. C神仏判然令
  4. D社寺領上知令
正解と解説を見る

正解:A神道指令

GHQは国家と神社の関係を断ち切るために、いわゆる神道指令を発令しました。

この問題の解説ページを開く →

146昭和21年に設立された神社本庁は、どの3つの民間団体が合同して設立されたか。

  1. A神宮教院・皇典講究所・大日本神祇会
  2. B皇典講究所・全国神職会・神道事務局
  3. C大日本神祇会・神宮奉斎会・神祇院
  4. D皇典講究所・大日本神祇会・神宮奉斎会
正解と解説を見る

正解:D皇典講究所・大日本神祇会・神宮奉斎会

皇典講究所、大日本神祇会、神宮奉斎会の3つの民間団体が合同して神社本庁が設立されました。

この問題の解説ページを開く →

147戦後の混乱で延期されていた第59回神宮式年遷宮は、国民総奉賛により昭和何年に執り行われたか。

  1. A昭和24年
  2. B昭和26年
  3. C昭和28年
  4. D昭和32年
正解と解説を見る

正解:C昭和28年

延期されていた第59回神宮式年遷宮は、昭和28年10月に両宮の御遷宮が執り行われました。

この問題の解説ページを開く →

148明治20年に導入された「官国幣社保存金制度」は、何年間にわたり一定額を交付して神社維持の基本金とさせるものだったか。

  1. A15年間
  2. B10年間
  3. C5年間
  4. D20年間
正解と解説を見る

正解:A15年間

官国幣社保存金制度は、向こう15年間に一定額を交付し、その積立金を神社維持の基本金とさせるものでした。

この問題の解説ページを開く →

149明治初期に行われた制度の廃止について、正しい組み合わせはどれか。

  1. A明治3年に修験道廃止、明治5年に陰陽寮廃止
  2. B明治3年に陰陽寮廃止、明治5年に修験道廃止
  3. C慶応4年に陰陽寮廃止、明治3年に修験道廃止
  4. D明治5年に陰陽寮と修験道を同時に廃止
正解と解説を見る

正解:B明治3年に陰陽寮廃止、明治5年に修験道廃止

明治3年に陰陽寮が廃止され、明治5年には修験道が廃止されました。

この問題の解説ページを開く →

150明治14年の祭神論争において、最終的に下された天皇の裁定の内容はどのようなものだったか。

  1. A神殿に大国主神をあわせて祀るべき
  2. B神殿には造化三神のみを祀るべき
  3. C神殿の祭神は各神社の判断に委ねる
  4. D神官は宮中三殿を遙拝すべし
正解と解説を見る

正解:D神官は宮中三殿を遙拝すべし

祭神論争に対する天皇の裁定は「神官は宮中三殿を遙拝すべし」というものでした。

この問題の解説ページを開く →
神社検定2級の全分野一覧へ戻る