第1問発酵と腐敗の科学的な違いについて正しい記述はどれか
- A微生物が有機物を分解し新しい物質を生成する現象という点で違いはない
- B発酵は嫌気的環境のみで起こり腐敗は好気的環境のみで起こる
- C発酵はタンパク質を分解し腐敗は糖類を分解する
- D発酵は死滅した微生物によって起こり腐敗は生きている微生物によって起こる
発酵は微生物の働きで食品が人にとって有用に変化することを指し、有害な変化である腐敗とは地続きの現象である、という定義の整理から入る分野。関わる微生物はカビ(糸状菌)・酵母・細菌の3グループに大別され、代表例は麹菌(Aspergillus oryzae)、清酒やパンの酵母(Saccharomyces cerevisiae)、乳酸菌・酢酸菌・納豆菌。三大発酵と呼ばれるアルコール発酵・乳酸発酵・酢酸発酵の担い手と生成物の対応、麹の定義(蒸した穀物に麹菌を繁殖させたもの)と米麹・麦麹・豆麹の別、麹菌が出すアミラーゼとプロテアーゼの役割が頻出。麹菌をカビでなく酵母や細菌と取り違える混同がつまずきどころ。
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