AI実装検定B級 ② 数学:関数・微分・ベクトル

機械学習の基礎となる数学のうち、関数・微分・ベクトルを扱う分野です(35問収録)。1次関数や指数関数(e^x)・対数関数の微分、多項式の微分公式、定数の微分、偏微分、合成関数に使う連鎖律といった微分計算が中心です。あわせてベクトルの和・差・実数倍・内積、内積が0のときの直交関係、L1ノルム・L2ノルムと過学習を抑えるL1正則化(LASSO)も問われます。計算問題が多いため、公式を暗記するだけでなく実際に手を動かして解く練習が得点に直結します。

この分野の問題35問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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36関数 f(x)=3x^3+2x^2-x+1 を x で微分した導関数はどれか。

  1. A9x^2+4x-1
  2. B3x^2+2x-1
  3. C9x^2+4x
  4. D3x^3+2x^2-1
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正解:A9x^2+4x-1

各項を微分公式 nx^(n-1) に従って計算すると、9x^2+4x-1 となる。

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37ベクトル(4, 3) のL1ノルム(L1正則化に用いられる値)として正しいものはどれか。

  1. A5
  2. B7
  3. C6
  4. D25
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正解:B7

L1ノルムは各成分の絶対値の和であるため、|4|+|3|=7 となる。

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38ベクトル(2, -1) のL1ノルムとして正しいものはどれか。

  1. A1
  2. B2
  3. C3
  4. D4
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正解:C3

L1ノルムは成分の絶対値の和であり、|2|+|-1|=2+1=3 となる。

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39ベクトル(4, 3) のL2ノルム(矢印の長さ)として正しいものはどれか。

  1. A6
  2. B7
  3. C25
  4. D5
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正解:D5

L2ノルムは成分の二乗和の平方根であるため、√(4^2+3^2)=√25=5 となる。

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40ベクトル(1, -2, -3) のL2ノルムとして正しいものはどれか。

  1. A√14
  2. B√6
  3. C√10
  4. D6
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正解:A√14

L2ノルムは各成分の二乗和の平方根であり、√(1^2+(-2)^2+(-3)^2)=√(1+4+9)=√14 となる。

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41ベクトル a=(1, 2) と b=(4, 1) の和 a+b として正しいものはどれか。

  1. Aベクトル(5, 2)
  2. Bベクトル(5, 3)
  3. Cベクトル(4, 3)
  4. Dベクトル(3, 3)
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正解:Bベクトル(5, 3)

ベクトルの足し算は対応する成分同士を足すため、(1+4, 2+1)=(5, 3) となる。

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42ベクトル a=(10, 8, 6, 4) と b=(2, 4, 6, 8) の差 a-b として正しいものはどれか。

  1. Aベクトル(12, 12, 12, 12)
  2. Bベクトル(8, 4, 0, 4)
  3. Cベクトル(8, 4, 0, -4)
  4. Dベクトル(12, 4, 0, -4)
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正解:Cベクトル(8, 4, 0, -4)

対応する成分を引き算するため、10-2=8, 8-4=4, 6-6=0, 4-8=-4 となる。

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43ベクトル a=(4, 3) を2倍した実数倍 2a として正しいものはどれか。

  1. Aベクトル(6, 5)
  2. Bベクトル(8, 3)
  3. Cベクトル(4, 6)
  4. Dベクトル(8, 6)
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正解:Dベクトル(8, 6)

ベクトルへの実数倍は各成分をその数倍するため、2×4=8, 2×3=6 となる。

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44ベクトル a=(1, 3) と b=(5, 7) の内積 a・b の値として正しいものはどれか。

  1. A26
  2. B20
  3. C30
  4. D32
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正解:A26

内積は対応する成分の積の和であるため、1×5+3×7=5+21=26 となる。

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45ベクトル a=(-1, 2) と b=(4, 2) の内積 a・b の値として正しいものはどれか。

  1. A-8
  2. B0
  3. C4
  4. D8
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正解:B0

内積の計算は (-1)×4+2×2=-4+4=0 となる。

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46ベクトル a=(1, 2, 3) と b=(4, 5, 6) の内積 a・b の値として正しいものはどれか。

  1. A28
  2. B30
  3. C32
  4. D34
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正解:C32

内積は 1×4+2×5+3×6=4+10+18=32 となる。

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47変数 x の1乗の項(例:y=2x)のみで構成される関数を何と呼ぶか。

  1. A2次関数
  2. B3次関数
  3. C指数関数
  4. D1次関数
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正解:D1次関数

変数の右上の数字(次数)が最大で1の関数を1次関数と呼ぶ。

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48極限を表す際、用いられる記号はどれか。

  1. Alim
  2. Bsin
  3. Clog
  4. Dcos
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正解:Alim

値を近づける操作や極端な値を表現するために lim(limitの略)を用いる。

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49関数 f(x)=e^x を x で微分した場合の導関数はどれか。

  1. A0
  2. Be^x
  3. C1
  4. Dx
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正解:Be^x

ネイピア数 e を用いた指数関数 y=e^x は、微分しても結果は変わらない。

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50関数 f(x)=log x を x で微分した場合の導関数はどれか。

  1. Ax
  2. Blog x
  3. C1/x
  4. D1
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正解:C1/x

対数関数 log x を微分すると 1/x となる。

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512変数関数 f(x, y)=x^2y^3 を x で偏微分した場合の正しい式はどれか。

  1. Ax^2y^2
  2. B3x^2y^2
  3. C2xy^2
  4. D2xy^3
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正解:D2xy^3

偏微分では、x 以外を定数とみなして計算するため、(x^2)'×y^3=2x×y^3 となる。

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522変数関数 f(x, y)=x^2y^3 を y で偏微分した場合の正しい式はどれか。

  1. A3x^2y^2
  2. B2xy^3
  3. Cx^2y^2
  4. D3xy^2
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正解:A3x^2y^2

偏微分では、y 以外を定数とみなして計算するため、x^2×(y^3)'=x^2×3y^2 となる。

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53関数 y=(3x^2-1)^20 を合成関数の微分を用いて計算する際、まず置くべき値 u はどれか。

  1. A3x^2
  2. B3x^2-1
  3. Cx^2-1
  4. D3x-1
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正解:B3x^2-1

合成関数の微分では、y=f(u) となるように、u=3x^2-1 と置く。

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54多項式で表された関数で不定形 0/0 が生じたとき、極限値を求めるために一般的に行う処理はどれか。

  1. Aそのまま代入する
  2. B分子分母を因数分解して約分する
  3. Cグラフを描いて目視で読む
  4. D定数倍して無視する
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正解:B分子分母を因数分解して約分する

多項式の0/0は分子分母を因数分解して約分してから代入すると極限値が求まる。

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55常に傾きが0の直線を表す関数 y=2 を微分した結果はどれか。

  1. A0
  2. B1
  3. C2
  4. Dx
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正解:A0

定数の微分は常に0となる。

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56ベクトル同士の内積の結果として得られるものはどれか。

  1. Aベクトル
  2. B数値
  3. C行列
  4. Dテンソル
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正解:B数値

内積の計算結果は常に数値となる。

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57内積が0であるとき、2つのベクトルにはどのような関係があるか。

  1. A平行である
  2. B等しい
  3. C直角(90度)である
  4. D逆向きである
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正解:C直角(90度)である

ベクトルの内積が0となる性質は、その2つのベクトルが直角に交わることを意味する。

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58過学習の問題を緩和するために導入される、L1ノルムを用いた手法はどれか。

  1. A勾配降下法
  2. B連鎖律
  3. C重回帰分析
  4. DL1正則化(LASSO)
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正解:DL1正則化(LASSO)

L1ノルムは過学習を緩和するためのL1正則化(LASSO)に用いられる。

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59ベクトル(1, -2, -3) のL1ノルムとして正しいものはどれか。

  1. A6
  2. B4
  3. C5
  4. D7
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正解:A6

L1ノルムは各成分の絶対値の和であるため、|1|+|-2|+|-3|=1+2+3=6 となる。

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60関数 y=x^3 を微分した導関数はどれか。

  1. Ax^2
  2. B3x^2
  3. C2x^2
  4. Dx
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正解:B3x^2

微分公式 nx^(n-1) に当てはめると 3x^(3-1)=3x^2 となる。

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62連鎖律(chain rule)はどのような計算に用いられるか。

  1. A単一関数の微分
  2. Bベクトルの内積
  3. C行列の足し算
  4. D合成関数の微分
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正解:D合成関数の微分

複雑に合成された関数を微分するために連鎖律を用いる。

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63定数を微分した際の結果として、常に正しいものはどれか。

  1. A0
  2. B1
  3. C定数自身
  4. D変数
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正解:A0

定数は一定の値であるため、変化率である微分は常に0である。

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64ベクトル a=(2, 1) を2倍した時の成分表記として正しいものはどれか。

  1. Aベクトル(4, 1)
  2. Bベクトル(4, 2)
  3. Cベクトル(2, 2)
  4. Dベクトル(1, 2)
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正解:Bベクトル(4, 2)

各成分を2倍して 2×2=4, 2×1=2 となる。

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65向きと大きさを持つ量を表す用語はどれか。

  1. A変数
  2. B定数
  3. Cベクトル
  4. D行列
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正解:Cベクトル

向きと大きさを持つ量はベクトルと定義される。

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66ベクトル(1, 2) と ベクトル(3, 4, 5) の足し算において、計算ができない理由はどれか。

  1. A成分が異なる
  2. B実数倍されていない
  3. C順序が逆
  4. D次元(形)が異なる
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正解:D次元(形)が異なる

ベクトルの和や差は同じ次元(形)でないと計算できない。

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672変数関数 f(x, y)=x^3y^2+2x^2y+y^2+3 を x で偏微分した結果として正しいものはどれか。

  1. A3x^2y^2+4xy
  2. Bx^3y^2+2x^2
  3. C3x^2y+2y
  4. Dx^2y^2+y
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正解:A3x^2y^2+4xy

偏微分は x 以外を定数とみなすため、3x^2y^2+4xy となる。

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682変数関数 f(x, y)=x^3y^2+2x^2y+y^2+3 を y で偏微分した結果として正しいものはどれか。

  1. Ax^3y^2+y^2
  2. B2x^3y+2x^2+2y
  3. C3x^2y^2+4xy
  4. D2x^3y+x^2+y
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正解:B2x^3y+2x^2+2y

偏微分は y 以外を定数とみなすため、x^3(2y)+2x^2(1)+2y=2x^3y+2x^2+2y となる。

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69関数 y=e^(x^2) を微分する際、連鎖律を利用すると e^(x^2) に何を掛け合わせるか。

  1. Ax
  2. Bx^2
  3. C2x
  4. De
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正解:C2x

合成関数の微分 dy/du×du/dx より、e^(x^2)×(x^2)'=e^(x^2)×2x となる。

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70AI(ディープラーニング)において、変数を変えながら良い結果になるように調整するものを何と呼ぶか。

  1. A極限
  2. B導関数
  3. C成分
  4. Dパラメータ
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正解:Dパラメータ

良い結果になるように調整していく変数の値をパラメータと呼ぶ。

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