⑨ 疑わしい取引(参考事例)
AML/CFTスタンダードコース 第301問
問題
取引の過程で結果的に口座開設を断念した顧客への対応として、最も適切なものはどれか。
A口座が開設されなかったため、いかなる場合も疑わしい取引には該当しない。
B口座開設を断念した顧客の情報は直ちに破棄し、記録を残さない。
C契約締結に至らなかった未遂の場合でも、疑わしい取引の届出対象となる可能性があるため対応を検討する。✓ 正解
D未遂の場合は警察への通報のみが義務付けられており、疑わしい取引の届出は不要である。
正解
C:契約締結に至らなかった未遂の場合でも、疑わしい取引の届出対象となる可能性があるため対応を検討する。
解説
組織的犯罪処罰法において未遂も罰せられるため、契約締結を断った場合も疑わしい取引の届出対象となる可能性があります。
分野解説:⑨ 疑わしい取引(参考事例)
金融庁などが公表する「疑わしい取引の参考事例」を題材に、実際にどのような取引を疑うべきかを学ぶ分野です。敷居値を下回る分割取引(ストラクチャリング)、夜間金庫の不自然な利用、現金の使用形態、多額の保険金支払における不審な要望、口座開設支店の不自然な選択など、業態別の具体的なケースが数多く問われます。34問が出題され、事例に共通する「不自然さ」のパターンを読み取り、これまで学んだリスクの考え方を当てはめる応用力が試されます。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
AML/CFTスタンダードコースについて
マネロン・テロ資金供与対策の基礎
| 主催 | 運営団体は変動しうるため公式サイトで要確認 |
|---|---|
| 出題形式 | 多肢選択式(出題形式・問題数は回により異なるため公式サイトで要確認) |
| 試験時間 | 100分 |
| 受験料 | 5,500円(税込) |
| 合格基準 | 合格基準は公式に定める基準を満たすこと(詳細は公式サイトで要確認) |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
AML/CFTスタンダードコースの関連記事
9分野を犯収法から積むAML/CFTスタンダードコース学習法
国内法である犯収法と、国際基準であるFATF。二つの層が重なるところでつまずく人は多く、9分野の配点感覚とリスクベース・アプローチの捉え方を落ち着いて追える構成にしています。
金融知識ゼロからAML/CFTスタンダードコースは届くか
マネー・ローンダリングとテロ資金供与への対策を扱う検定。公表される数字をどう受け止めるか、コンプライアンス実務に就く受験層の厚み、近い領域の資格と比べたときの重さを整理した一本。
AML/CFTスタンダードコース 略語と制度名の混同をほどく
FATFの国際基準と犯収法、CDD・EDDとSTR。似た略語が並ぶほど記憶はあいまいになります。分野をまたいで頻出の制度と用語を一枚に集め、直前の見直しに使える形へ整えた早見表です。