⑤ リスクベース・アプローチ(リスク低減措置)
AML/CFTスタンダードコース 第153問
問題
SDD(簡素な顧客管理)の実施に関する説明として、最も不適切なものはどれか。
Aリスクが低いと判断した顧客の取引については、モニタリングの敷居値を緩和すること等の対応が考えられる。
B少額・日常的な個人取引などを参考に、円滑な取引の実行に配慮することが求められる。
C実施にあたっては、日本および当該取引に適用される国・地域の法規制等を遵守する必要がある。
D顧客の利便性を高めるためであれば、日本の法規制等に抵触する内容であっても自主的に簡易な顧客管理を行える。✓ 正解
正解
D:顧客の利便性を高めるためであれば、日本の法規制等に抵触する内容であっても自主的に簡易な顧客管理を行える。
解説
リスクに応じた簡素な顧客管理であっても、法規制等に抵触する内容を自主的に行うことはできない。
分野解説:⑤ リスクベース・アプローチ(リスク低減措置)
特定・評価したリスクに応じて実際にリスクを下げる「リスク低減措置」を扱う分野です。顧客管理(CDD)を軸に、リスクが高い顧客への厳格な顧客管理(EDD)と低い顧客への簡素な措置(SDD)の使い分け、顧客の受入方針、継続的な顧客管理、取引モニタリングやフィルタリングが頻出です。上級管理職の承認や信頼に足る証跡の扱いも問われます。34問が配分され、リスクの高低に応じてメリハリをつける発想を具体的な措置と結びつけて理解することが求められます。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
AML/CFTスタンダードコースについて
マネロン・テロ資金供与対策の基礎
| 主催 | 運営団体は変動しうるため公式サイトで要確認 |
|---|---|
| 出題形式 | 多肢選択式(出題形式・問題数は回により異なるため公式サイトで要確認) |
| 試験時間 | 100分 |
| 受験料 | 5,500円(税込) |
| 合格基準 | 合格基準は公式に定める基準を満たすこと(詳細は公式サイトで要確認) |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
AML/CFTスタンダードコースの関連記事
9分野を犯収法から積むAML/CFTスタンダードコース学習法
国内法である犯収法と、国際基準であるFATF。二つの層が重なるところでつまずく人は多く、9分野の配点感覚とリスクベース・アプローチの捉え方を落ち着いて追える構成にしています。
金融知識ゼロからAML/CFTスタンダードコースは届くか
マネー・ローンダリングとテロ資金供与への対策を扱う検定。公表される数字をどう受け止めるか、コンプライアンス実務に就く受験層の厚み、近い領域の資格と比べたときの重さを整理した一本。
AML/CFTスタンダードコース 略語と制度名の混同をほどく
FATFの国際基準と犯収法、CDD・EDDとSTR。似た略語が並ぶほど記憶はあいまいになります。分野をまたいで頻出の制度と用語を一枚に集め、直前の見直しに使える形へ整えた早見表です。