第200問贈与税の暦年課税に関する記述として、誤っているものはどれか。
- A贈与税の納税義務者は、財産を与えた贈与者である。
- B直系尊属から18歳以上の者への贈与には特例税率が適用される。
- C受贈者1人につき年間110万円の基礎控除がある。
- D申告期限は贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までである。
贈与税の課税方式と各種特例を扱う分野です。暦年課税(基礎控除110万円・税率構造)と相続時精算課税制度の違い、みなし贈与財産、贈与税の配偶者控除(おしどり贈与)、住宅取得等資金・教育資金・結婚子育て資金の一括贈与の非課税特例、扶養義務者間の生活費・教育費、負担付贈与、申告・納付手続きなどが頻出です。暦年課税と相続時精算課税の選択関係や、2024年以降に見直された制度の扱いも押さえておく必要があり、両制度の特徴を対比して整理すると理解が進みます。
この分野の問題32問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.贈与財産は国内の居住用不動産またはそれを取得するための金銭に限られる。
贈与税の配偶者控除は婚姻期間20年以上が要件で、対象は居住用不動産等、最高控除額は2,000万円です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.個人から時価よりも著しく低い価額で財産を譲り受けた場合の差額相当分
著しく低い価額での財産の譲受け(低額譲受)による差額は、みなし贈与財産として贈与税の対象になります(法人からの贈与は所得税)。
この問題の解説ページを開く →正解:A.受贈者がその年1月1日に18歳以上であること等の要件のもと、一定額まで贈与税が非課税となる。
直系尊属からの住宅取得等資金の贈与は、受贈者が18歳以上・合計所得2,000万円以下等の要件を満たせば一定額まで非課税となります(自己居住用が対象)。
この問題の解説ページを開く →正解:B.定期金給付契約に基づく場合、契約時に定期金に関する権利として一括して贈与税の対象となることがある。
当初から総額が確定した定期金給付契約は、契約した年にその権利の評価額に対してまとめて贈与税が課される場合があります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.いったん選択すると、その贈与者からの贈与については撤回できず継続して適用される。
相続時精算課税は、特定の贈与者ごとに選択し、いったん選択すると暦年課税に戻すことはできません(届出が必要)。
この問題の解説ページを開く →正解:A.年間110万円の基礎控除が創設され、その範囲内の贈与は申告不要で相続財産にも加算されない。
2024年以降、相続時精算課税にも年110万円の基礎控除が設けられ、その範囲内の贈与は申告不要かつ相続財産への加算も不要です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.書面によらない贈与は、各当事者が解除できるが、履行が終わった部分は解除できない。
書面によらない贈与は履行前であれば各当事者が解除できますが、履行が終わった部分については解除できません。
この問題の解説ページを開く →正解:D.個人から年間200万円の現金の贈与を受けた場合
個人からの年間110万円を超える現金贈与は贈与税の課税対象です。香典・生活費・相続税対象の贈与は贈与税の対象外です。
この問題の解説ページを開く →正解:A.保険料負担者と保険金受取人が異なり、被保険者が別人で満期保険金を受け取った場合、受取人に贈与税が課される。
保険料負担者と受取人が異なる満期保険金等は、受取人が負担者から贈与を受けたものとみなされ贈与税の対象となります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.課税価格が大きくなるほど税率が高くなる超過累進税率である。
贈与税は、基礎控除後の課税価格が大きいほど税率が高くなる超過累進税率(一般税率・特例税率)が適用されます。
この問題の解説ページを開く →正解:D.一定の要件を満たす農業後継者が農地等の贈与を受けた場合、贈与税の納税が猶予される。
農業を営む者からその農業を引き継ぐ推定相続人へ農地等を一括贈与した場合、一定要件のもとで贈与税の納税が猶予されます。
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