京都・観光文化検定試験3級 ⑦ 伝統文化・花街

京都で育まれた芸道と花街の知識を問う分野。茶道は千利休と表千家・裏千家・武者小路千家の三千家、華道は池坊と六角堂、能・狂言、京舞井上流などが中心。花街は祇園甲部・宮川町・先斗町・上七軒・祇園東の五花街と、それぞれの公演(都をどり、京おどり、鴨川をどり、北野をどり、祇園をどり)の対応が定番の出題。舞妓と芸妓の違い、だらりの帯やおこぼといった装いの用語も出る。「をどりの名称と花街の組み合わせ」は毎回のように問われるので確実に覚えたい。

この分野の問題30問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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201わが国最初の和歌集である「古今和歌集」を奏上した人物として正しいものはどれか

  1. A紀貫之
  2. B小野小町
  3. C在原業平
  4. D和泉式部
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正解:A紀貫之

紀貫之らが醍醐天皇に奏上したわが国最初の勅撰和歌集が古今和歌集である。

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202鎌倉時代に西行と藤原俊成によって始まった和歌の様式は何か

  1. A幽玄体
  2. B有心体
  3. C王朝風
  4. D古今伝授
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正解:A幽玄体

鎌倉時代の和歌は西行と藤原俊成の幽玄体に始まるとされる。

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203千利休が大成した「茶の湯」において、その精神を取り入れた茶の様式は何か

  1. A茶寄合
  2. B茶礼
  3. C草庵の茶
  4. D煎茶
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正解:C草庵の茶

村田珠光によって創始された精神を取り入れた草庵の茶を千利休が茶の湯として大成した。

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204千利休のひ孫にあたる千宗旦の次男・一翁宗守を祖とする茶道家元はどれか

  1. A表千家
  2. B武者小路千家
  3. C冷泉家
  4. D裏千家
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正解:B武者小路千家

武者小路千家は千宗旦の次男・一翁宗守を祖とし、武者小路通に家元を構える。

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205わが国で初めて茶が作られた場所といわれる寺院はどこか

  1. A高山寺
  2. B仁和寺
  3. C金剛寺
  4. D真福寺
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正解:A高山寺

高山寺は日本で初めて茶が作られた場所といわれている。

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206池坊のいけばなを体系化した「専応口伝」を著わしたのは誰か

  1. A千利休
  2. B池坊専応
  3. C嵯峨天皇
  4. D池坊専慶
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正解:B池坊専応

池坊のいけばなを体系化した専応口伝は池坊専応が著わした。

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207仁和寺を家元とし、古典技法を伝承しながら自由な表現にも道を開くいけばなの流派は何か

  1. A池坊
  2. B御室流
  3. C御流
  4. D志野流
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正解:B御室流

御室流は仁和寺を家元とし、宇多天皇を流祖とする。

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208香道の二大流派として知られるのは、三條西実隆を祖とする御家流と、もう一つは何か

  1. A御室流
  2. B千家流
  3. C池坊流
  4. D志野流
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正解:D志野流

香道は三條西実隆を祖とする御家流と、志野宗信に始まる志野流が二大流派として知られる。

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209室町時代初期に結崎座から出て、室町幕府三代将軍足利義満の寵愛を受けて能を大成した人物は誰か

  1. A観阿弥
  2. B世阿弥
  3. C片山九郎右衛門
  4. D茂山千五郎
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正解:B世阿弥

世阿弥は結崎座出身で足利義満の愛顧を受けて能を大成した。

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210江戸時代に京都で能楽の素謡の師範にあたった観世流の五家を何と称したか

  1. A大和猿楽四座
  2. B和泉流狂言師
  3. C京観世五軒家
  4. D能楽金剛流
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正解:C京観世五軒家

京都の観世流の素謡の師範にあたった五家を京観世五軒家と称した。

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211狂言の流派のうち、江戸時代に京都で活躍し「京流」とも呼ばれたのはどれか

  1. A和泉流
  2. B金剛流
  3. C茂山流
  4. D大蔵流
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正解:A和泉流

和泉流は京都で活躍し禁裏への参勤を主としたため京流とも呼ばれた。

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212「かぶき踊り」を始めて歌舞伎の始まりとされ、四条大橋東詰の南座西側に石碑がある女性芸能者は誰か

  1. A大田垣運月
  2. B和泉式部
  3. C吉井勇
  4. D出雲阿国
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正解:D出雲阿国

出雲阿国が京都で始めたかぶき踊りが歌舞伎の始めとされる。

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213京都唯一の歌舞伎劇場であり、毎年顔見世興行が行われるのはどこか

  1. A歌舞練場
  2. B舞練場
  3. C北座
  4. D南座
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正解:D南座

南座は京都唯一の歌舞伎劇場であり、毎年顔見世興行が行われる。

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214京舞井上流の三世であり、祇園町の舞の師匠としての地位を確立し「都をどり」を振付した人物は誰か

  1. A片山春子
  2. B与謝野晶子
  3. C山川登美子
  4. D井上八千代
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正解:A片山春子

三世井上八千代である片山春子は祇園町の舞の師匠としての地位を確立した。

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215現在「五花街」として残る花街のうち、提灯などに意匠される紋章が「千鳥」であるのはどこか

  1. A上七軒
  2. B祇園甲部
  3. C宮川町
  4. D先斗町
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正解:D先斗町

先斗町の紋章は千鳥である。

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216島原の花街の正面入口に往時を伝えるために残るものは何か

  1. A茶室
  2. B歌舞練場
  3. C大門
  4. Dお茶屋
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正解:C大門

島原の花屋町通の正面入口に大門が残る。

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217上七軒の歴史の始まりとなったのは、北野天満宮修造の際、何を利用して茶屋を建てたことか

  1. A提灯
  2. B石碑
  3. C用材
  4. Dお茶
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正解:C用材

室町時代の北野天満宮修造の際、余った用材で七軒の茶屋を建てたのが始まりである。

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218京都の五花街の芸舞妓が一堂に会して行う合同公演の通称はどれか

  1. A鴨川をどり
  2. B京おどり
  3. C都の賑い
  4. D都をどり
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正解:C都の賑い

五花街の芸舞妓による合同公演は「都の賑い」と呼ばれる。

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219花街において新年を迎えて芸舞妓が一堂に会し精進を誓う行事を何というか

  1. A始業式
  2. B店出し
  3. C顔見世
  4. D襟替え
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正解:A始業式

新年の挨拶を交わし芸舞妓の誓いを唱和する行事を始業式という。

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220舞妓が晴れて芸妓となることを指し、着物の衿が赤から白に替わる行事は何か

  1. A襟替え
  2. B仕込み
  3. C始業式
  4. D店出し
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正解:A襟替え

舞妓が晴れて芸妓となる際、赤衿を白衿に替えることを襟替えという。

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221舞妓として修業を始める前の段階を何というか

  1. A半だらり
  2. B見習い
  3. C店出し
  4. D仕込み
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正解:D仕込み

屋形の住み込みから始まる修業期間を仕込みという。

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222舞妓が一人前になるために行う店出しの前に、夕刻からお姐さん芸妓に連れられて行う見習いを何というか

  1. Aお座敷見習い
  2. B半だらり
  3. C仕込み
  4. D襟替え
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正解:Aお座敷見習い

夕刻からお姐さん芸妓に連れられてお座敷に出ることをお座敷見習いという。

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223舞妓が芸妓になる直前の一週間ばかり結うことができる髪型は何か

  1. A割れしのぶ
  2. Bおふく
  3. C先笄
  4. D島田
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正解:C先笄

先笄は芸妓になる直前の一週間ばかり結うことができる髪型である。

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224花街においてお座敷の座を持ち芸で盛り上げる男性の役者を何というか

  1. A茶屋
  2. B幇間
  3. C舞妓
  4. D芸子
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正解:B幇間

幇間は座を盛り上げる男芸者で、戦前まで見られた。

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225「祇園小唄」の作詞をした作家は誰か

  1. A藤本二三吉
  2. B長田幹彦
  3. C吉井勇
  4. D佐々紅華
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正解:B長田幹彦

祇園小唄の作詞は長田幹彦である。

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226「かぶき踊り」を始めた人物について、その出自とされるのは何か

  1. A貴族の令嬢
  2. B置屋の女将
  3. C儒学者の妹
  4. D出雲大社の巫女
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正解:D出雲大社の巫女

出雲阿国は出雲大社の巫女と称して舞ったとされる。

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227江戸時代中期、宇治茶の発展に貢献した「宇治製法」の編み出しや、玉露の発明などを支えたとされる京都府の地域は何か

  1. A祇園
  2. B梅ヶ畑
  3. C湯屋谷
  4. D栂尾
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正解:C湯屋谷

江戸時代中期、湯屋谷(宇治田原町)で永谷宗円により宇治製法が編み出された。

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228江戸時代の京舞井上流の流祖である初世井上八千代が、舞の師匠として独立した年号は何か

  1. A明治五年
  2. B寛政九年
  3. C天正十年
  4. D慶長八年
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正解:B寛政九年

初世井上八千代は寛政九年に舞の師匠として独立した。

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229京都の花街の「六花街」のうち、現在では「五花街」として残るが、島原では茶屋営業を続けているのは何軒か

  1. A七軒
  2. B一軒
  3. C三軒
  4. D五軒
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正解:B一軒

島原は伝統を伝えてきたが、現在は一軒のみが茶屋営業を続けている。

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230次のうち、正しい記述はどれか

  1. A千利休は京都ではなく大阪で草庵の茶を創始した
  2. B井上流は能楽金剛流を主導し京都の能楽界を支えた
  3. C志野宗信は豊臣秀吉の茶頭として仕えた
  4. D茂山家は狂言の茂山千五郎家などを確立し京都の狂言を主導した
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正解:D茂山家は狂言の茂山千五郎家などを確立し京都の狂言を主導した

茂山家は明治時代以降、京都の狂言を主導した。

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