インテリアコーディネーター ④ 建築構造の基礎知識・リフォーム

住宅を支える構造と材料、リフォームの基礎知識を学ぶ分野です。針葉樹・広葉樹の違いや含水率・背割りなど木材の性質、合板・OSBなどの木質建材、在来軸組構法の筋交い・通し柱、ベタ基礎・布基礎、ホールダウン金物や羽子板ボルトなどの接合金物が頻出します。木材の特性と構造部材の役割を図とあわせて理解し、耐震補強の考え方まで押さえておくと実務にも直結する知識になります。

この分野の問題30問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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91建築用材として用いられる木材の分類のうち、広葉樹に該当するものはどれか。

  1. Aスギ
  2. Bヒノキ
  3. Cアカマツ
  4. Dケヤキ
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正解:Dケヤキ

ケヤキは広葉樹(環孔材)です。スギ、ヒノキ、アカマツなどは針葉樹に分類されます。

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92木材の抗菌や防虫に役立つ成分「ヒノキチオール」を、日本の木材の中で最も多く含んでいるとされる樹種はどれか。

  1. Aヒバ
  2. Bカラマツ
  3. Cスギ
  4. Dヒノキ
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正解:Aヒバ

ヒノキチオールは日本のヒノキにはあまり含まれておらず、ヒバのほうが多く含んでいます。

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93木材の年輪を構成する部分のうち、色が濃く細い線状に見え、ゆっくり成長した部分を何と呼ぶか。

  1. A早材
  2. B晩材
  3. C辺材
  4. D心材
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正解:B晩材

ゆっくり成長して色が濃くなった部分を晩材(秋材)と呼びます。春先に早く成長した白く軟らかい部分は早材(春材)です。

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94板材や角材を乾燥させた際に見られる変形(反り)の性質について、正しいものはどれか。

  1. A辺材側に向かって反る
  2. B心材側に向かって反る
  3. C木表側に向かって反る
  4. D木裏側に向かって反る
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正解:C木表側に向かって反る

木材は乾燥すると、中心側(木裏)よりも外側(木表)の収縮が大きいため、木表側に向かって反る性質があります。

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95木材を乾燥させた際、細胞内の結合水が減少し、それ以上乾燥が進まなくなる状態を何というか。

  1. A飽水状態
  2. B生材状態
  3. C絶乾状態
  4. D気乾状態
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正解:D気乾状態

平衡含水率(一般的に15%程度)に達し、それ以上乾燥が進まなくなった状態を気乾状態と呼びます。

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96無垢材の柱などに「背割り」を施す主な目的はどれか。

  1. A収縮による表面の割れを事前に防ぐため
  2. B表面の美しい木目を際立たせるため
  3. C木材全体の重量を少しでも軽くするため
  4. D防腐剤を木材内部まで深く浸透させるため
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正解:A収縮による表面の割れを事前に防ぐため

あらかじめ見えにくい部分に割れ目(背割り)を入れておくことで、乾燥収縮による意図しない表面の割れを防ぎます。

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97合板(ベニヤ板)の製造方法として正しいものはどれか。

  1. A単板の繊維方向が常に平行になるように重ね合わせる
  2. B単板の奇数枚を繊維方向が直交するように重ね合わせる
  3. C木の小片を接着剤と混ぜて高温で圧縮し板状にする
  4. D木を細かい繊維状にしてから接着剤で圧縮成形する
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正解:B単板の奇数枚を繊維方向が直交するように重ね合わせる

合板は、薄く剥いだ単板の奇数枚を木目が直交するように重ねて接着した板材です。

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98細長い木片(ストランド)を繊維方向に重ねて板状にした、合板の代わりとなる木質系建材はどれか。

  1. ALVL
  2. BMDF
  3. COSB
  4. DPSL
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正解:COSB

OSB(配向性ストランドボード)は、細長い木片を重ねて板状にした建材です。LVLは単板を重ねたものになります。

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99在来軸組構法において、地震や風などの水平力による変形を防ぐために、柱と梁の間に斜めに入れる部材はどれか。

  1. A火打ち
  2. B間柱
  3. C胴差
  4. D筋交い
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正解:D筋交い

筋交いは、柱と梁で構成される四角い枠組みに斜めに入れることで耐力壁とし、建物を補強する部材です。

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100在来軸組構法の柱のうち、土台から2階の軒までを1本で通した柱を何と呼ぶか。

  1. A通し柱
  2. B管柱
  3. C間柱
  4. D床束
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正解:A通し柱

1階から2階まで通じる柱を通し柱、各階ごとに分断されている柱を管柱と呼びます。

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101建物の底面全体を鉄筋コンクリートの床板で覆い、建物の荷重を地盤に伝える基礎の形式はどれか。

  1. A布基礎
  2. Bベタ基礎
  3. C独立基礎
  4. D杭基礎
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正解:Bベタ基礎

建物全体を鉄筋コンクリート床板で支える形式をベタ基礎と呼びます。壁の下を連続して支えるのは布基礎です。

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102地震時に柱が土台から引き抜かれるのを防ぐために、柱と基礎(または土台)を緊結する接合金物はどれか。

  1. Aかすがい
  2. B羽子板ボルト
  3. Cホールダウン金物
  4. D山形プレート
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正解:Cホールダウン金物

柱の引き抜けを防止する強力な接合金物がホールダウン金物です。かすがいは木と木を留めるコの字型の簡易な金物です。

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103在来軸組構法において、仕口が抜けないように梁などの横架材を緊結する羽子板の形をした金物はどれか。

  1. Aかね折り金物
  2. Bホールダウン金物
  3. C筋交いプレート
  4. D羽子板ボルト
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正解:D羽子板ボルト

横架材の接合部が抜けないようにボルトで緊結する金物を羽子板ボルトと呼びます。

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104マンションなどでコンクリートスラブの上に直接木材を配して床を設ける床組の形式を何というか。

  1. A転ばし床
  2. B束立て床
  3. C根太床
  4. D直張り床
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正解:A転ばし床

床束を設けず、コンクリート床板の上に直接木材を配して高さを抑える床組を転ばし床と呼びます。

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1054つの面がすべて屋根の頂部(大棟)に向かって傾斜している屋根の形状はどれか。

  1. A切妻屋根
  2. B寄棟屋根
  3. C片流れ屋根
  4. D入母屋屋根
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正解:B寄棟屋根

大棟に向かって4方向から屋根面が傾斜して構成される形状を寄棟(よせむね)屋根と呼びます。

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1062×4(ツーバイフォー)工法の正式な名称はどれか。

  1. A在来軸組構法
  2. B丸太組構法
  3. C枠組壁工法
  4. D木質パネル工法
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正解:C枠組壁工法

2×4工法は、木材でつくった枠に合板を張って壁パネルをつくり組み立てるため、正式には枠組壁工法と呼ばれます。

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107現在の2×4工法において主流となっている、1階の床の上の壁を立て、その上に2階の床を組む工法はどれか。

  1. Aバルーン工法
  2. Bティンバーフレーム工法
  3. Cプレカット工法
  4. Dプラットフォーム工法
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正解:Dプラットフォーム工法

各階ごとに区切り、床(プラットフォーム)を組んでから壁を立てる手順を繰り返すプラットフォーム工法が主流です。

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108鉄筋コンクリート造(RC造)において、コンクリートが負担する主な力はどれか。

  1. A圧縮力
  2. B引張力
  3. Cせん断力
  4. D曲げ応力
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正解:A圧縮力

コンクリートは圧縮力に強く、引張力に弱いため、引張力に強い鉄筋と組み合わせることで弱点を補います。

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109コンクリートの強度を左右する水とセメントの配合割合(水セメント比)に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A水分が多くセメントが少ないほど強度が高くなる
  2. B水分が少なくセメントが多いほど強度が高くなる
  3. C混ぜ合わせる砂利の粒が大きいほど強度が高くなる
  4. D混ぜ合わせる砂利の粒が小さいほど強度が高くなる
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正解:B水分が少なくセメントが多いほど強度が高くなる

水セメント比において、水分が少なくセメントの割合が多いほどコンクリートの強度は高くなります。

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110コンクリートの打設不良により、表面に砂利が露出し、蜂の巣のようになった状態を何というか。

  1. Aコールドジョイント
  2. Bクラック
  3. Cジャンカ
  4. Dエフロレッセンス
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正解:Cジャンカ

締め固め不足や材料の分離などにより表面に砂利が露出した状態をジャンカと呼びます。

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111鉄筋コンクリート造において、鉄筋の表面からコンクリート表面までの最短距離を何と呼ぶか。

  1. A定着長さ
  2. Bあき
  3. Cスラブ厚
  4. Dかぶり厚さ
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正解:Dかぶり厚さ

鉄筋をサビから守るために必要な、コンクリート表面から鉄筋までの厚さをかぶり厚さと呼びます。

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112鉄骨造(S造)における耐火被覆の目的として最も適切なものはどれか。

  1. A火災の高熱による構造的な耐力低下を防ぐため
  2. B急激な温度変化による鉄骨の熱膨張を防ぐため
  3. C結露などによる鉄骨のサビの発生を防ぐため
  4. Dコンクリートを打設する際の付着を良くするため
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正解:A火災の高熱による構造的な耐力低下を防ぐため

鉄は500℃以上になると強度が著しく低下するため、ロックウールなどで被覆して高熱から守る必要があります。

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113鉄骨造の接合において、接合する鋼板を両側から強く挟み、その摩擦力で接合する部品はどれか。

  1. Aアンカーボルト
  2. B高力ボルト
  3. C羽子板ボルト
  4. Dホールダウン金物
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正解:B高力ボルト

鋼材の強度を生かすための接合方法として、強力な摩擦力で結合する高力ボルト(ハイテンションボルト)が使われます。

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114補強コンクリートブロック造の塀を設ける際、高さが何mmを超える場合に控え壁を設ける必要があるか。

  1. A1,000mm以上
  2. B1,500mm以上
  3. C1,200mmを超える
  4. D1,800mm以上
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正解:C1,200mmを超える

法律により、補強コンクリートブロック造の塀の高さが1,200mmを超える場合は、転倒防止のために控え壁を設ける必要があります。

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115レンガやブロックを積む組積造において、縦方向の目地が一直線に通ってしまう積み方を何というか。

  1. A馬踏み目地
  2. B破れ目地
  3. C眠り目地
  4. D芋目地
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正解:D芋目地

目地が十字に通ってしまう芋目地は、壁の強度を保てないため組積造においては避けるべき積み方です。

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116建築用石材のうち、火成岩に分類され、硬くて耐久性が高いが熱に弱い特徴を持つものはどれか。

  1. A花崗岩
  2. B凝灰岩
  3. Cスレート
  4. D大理石
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正解:A花崗岩

花崗岩(みかげ石)は火成岩の一種で、硬く耐久性に優れますが、熱に弱いという特徴を持っています。

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117工場であらかじめ部屋全体を四角い箱型に組み上げ、現場でクレーンを使って積み上げるプレハブ工法の方式はどれか。

  1. Aパネル方式
  2. Bユニット方式
  3. C軸組方式
  4. Dプレキャスト方式
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正解:Bユニット方式

部屋を丸ごと工場で組み上げる方法をユニット方式(ボックスユニット式)といい、現場での工期が極めて短いのが特徴です。

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118分譲マンションにおいて、各住戸に設けられているバルコニーの法律上の扱いはどれか。

  1. A共用部分
  2. B専有部分
  3. C専用使用部分
  4. D専有使用部分
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正解:C専用使用部分

バルコニーは共用部分ですが、特定の区分所有者だけが使用できるため「専用使用部分」にあたり、勝手にリフォームすることはできません。

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119マンションのリフォームで水廻りの位置を大きく変更することが難しい主な理由はどれか。

  1. A下階の天井を広範囲に解体する必要が生じるため
  2. B共用のたて管の位置を自由に移動できる仕組みのため
  3. C専有部分の給水管をそれ以上延長できない構造のため
  4. D排水を流すための適切な勾配が確保できなくなるため
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正解:D排水を流すための適切な勾配が確保できなくなるため

床下のスペースが限られているため、排水管を移動させると自然に水を流すための十分な勾配が取れなくなり、詰まりの原因となります。

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120マンションの床衝撃音に対する遮音性能を示す「ΔL(デルタエル)等級」に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A等級の数字が大きいほど床衝撃音の遮音性能が高い
  2. B等級の数字が小さいほど床衝撃音の遮音性能が高い
  3. C軽量床衝撃音のみに適用される新しい遮音指標である
  4. D重量床衝撃音のみに適用される新しい遮音指標である
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正解:A等級の数字が大きいほど床衝撃音の遮音性能が高い

新基準であるΔL等級は、軽量・重量の双方に適用され、等級の数字が大きいほど遮音性能が高いことを表します。

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