調理師試験 ② 食品学

食品そのものの成分と性質を扱う分野です。五大栄養素の分布、色素(カロテン・アントシアニン等)やうま味・辛味成分、米・小麦・いも・大豆・野菜・肉・魚・乳・卵といった食品群ごとの特徴、加工食品や貯蔵法(冷蔵・冷凍・CA貯蔵)、アレルギー表示や栄養成分表示が頻出です。成分名と食品を結びつける知識が問われるため、食品別・成分別に整理すると混同を防げます。日常の食材を思い浮かべながら覚えると定着しやすい分野です。全289問中42問を収録しています。

この分野の問題42問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

51植物性食品と比べ、動物性食品に多く含まれる成分はどれか。

  1. A炭水化物
  2. Bたんぱく質
  3. Cビタミン
  4. D無機質
正解と解説を見る

正解:Bたんぱく質

動物性食品は主にたんぱく質と脂質が多く、炭水化物やビタミン、無機質は少ない傾向にあります。

この問題の解説ページを開く →

52必須脂肪酸が多く含まれているのはどの食品群の特性か。

  1. A植物性食品
  2. B加工食品
  3. C動物性食品
  4. D特別用途食品
正解と解説を見る

正解:A植物性食品

植物性食品は脂質自体は少ないですが、必須脂肪酸が多く含まれています。

この問題の解説ページを開く →

53日本食品標準成分表(八訂)増補2023年では、食品をいくつの食品群に分類しているか。

  1. A6
  2. B13
  3. C30
  4. D18
正解と解説を見る

正解:D18

食品に含まれる成分を化学的に分析した成分表では、食品を18食品群に分類しています。

この問題の解説ページを開く →

54五大栄養素のうち、植物性食品に少なく動物性食品に多いものの組み合わせはどれか。

  1. A炭水化物と脂質
  2. Bビタミンと無機質
  3. Cたんぱく質と脂質
  4. D炭水化物とたんぱく質
正解と解説を見る

正解:Cたんぱく質と脂質

動物性食品はたんぱく質と脂質が多く含まれる反面、炭水化物やビタミン類は少なめです。

この問題の解説ページを開く →

55にんじんやかぼちゃなどに含まれる、プロビタミンAとして役立つ色素成分はどれか。

  1. Aアントシアニン
  2. Bカロテン
  3. Cクロロフィル
  4. Dフラボノイド
正解と解説を見る

正解:Bカロテン

カロテン類のβ-カロテンは、体内でビタミンAに変わるプロビタミンAとしての効力が最も強く役立ちます。

この問題の解説ページを開く →

56なすやぶどうに含まれ、酸性で赤色、アルカリ性で青色に変化する色素成分はどれか。

  1. Aフラボノイド
  2. Bミオグロビン
  3. Cアントシアニン
  4. Dリコピン
正解と解説を見る

正解:Cアントシアニン

アントシアニンは水に溶けやすく、pHによって赤や青に変化する特徴があります。

この問題の解説ページを開く →

57しいたけに含まれるうま味成分はどれか。

  1. Aイノシン酸
  2. Bコハク酸
  3. Cグアニル酸
  4. Dグルタミン酸
正解と解説を見る

正解:Cグアニル酸

しいたけのうま味成分はグアニル酸です。イノシン酸はかつお節、コハク酸は貝類に多く含まれます。

この問題の解説ページを開く →

58とうがらしの辛味成分はどれか。

  1. Aジンゲロール
  2. Bピペリン
  3. Cカプサイシン
  4. Dアリルイソチオシアネート
正解と解説を見る

正解:Cカプサイシン

カプサイシンはとうがらしに含まれる特有の辛味成分です。

この問題の解説ページを開く →

59日本食品標準成分表における「Tr」の記号は何を意味するか。

  1. A未測定のもの
  2. B最小記載量の1/10以上5/10未満のもの
  3. C推定値0のもの
  4. D検出されなかったもの
正解と解説を見る

正解:B最小記載量の1/10以上5/10未満のもの

「Tr」は微量(トレース)を意味し、最小記載量の1/10以上5/10未満含まれていることを示します。

この問題の解説ページを開く →

60じゃがいもの芽や皮の緑色の部分に含まれる有害な成分(苦味成分)はどれか。

  1. Aカフェイン
  2. Bタンニン
  3. Cソラニン
  4. Dテオブロミン
正解と解説を見る

正解:Cソラニン

ソラニンはじゃがいもの発芽部分や緑化した皮に含まれる有害成分です。

この問題の解説ページを開く →

61世界で消費されている米の約80%を占め、粘りが少ない特徴を持つ米はどれか。

  1. Aジャポニカ米
  2. Bもち米
  3. Cインディカ米
  4. D玄米
正解と解説を見る

正解:Cインディカ米

インディカ米は世界の消費量の約80%を占め、日本のジャポニカ米に比べて粘りが少ないのが特徴です。

この問題の解説ページを開く →

62小麦粉の分類(強力粉、中力粉、薄力粉)は、何の含有量によって区別されるか。

  1. Aグルテン
  2. Bアミロース
  3. Cでんぷん
  4. DビタミンB1
正解と解説を見る

正解:Aグルテン

小麦粉はたんぱく質の主成分であるグルテンの含有量によって分類され、多いほど粘りや弾力性が強くなります。

この問題の解説ページを開く →

63さつまいもと比べた場合、じゃがいもの炭水化物とエネルギーの量は約どれくらいか。

  1. A約1/4
  2. B約1/2
  3. C同等
  4. D約2倍
正解と解説を見る

正解:B約1/2

じゃがいもの栄養成分はさつまいもと似ていますが、炭水化物とエネルギーは約1/2になります。

この問題の解説ページを開く →

64こんにゃくいもの主成分である特徴的な食物繊維はどれか。

  1. Aグルコマンナン
  2. Bペクチン
  3. Cアミロペクチン
  4. Dグリコーゲン
正解と解説を見る

正解:Aグルコマンナン

こんにゃくいもの主成分は食物繊維の一種であるグルコマンナンです。

この問題の解説ページを開く →

65砂糖の製造工程で、結晶と糖みつを分離させて精製したものを何というか。

  1. A含みつ糖
  2. B分みつ糖
  3. C黒砂糖
  4. D麦芽糖
正解と解説を見る

正解:B分みつ糖

分みつ糖には上白糖やグラニュー糖などがあり、含みつ糖(黒砂糖など)と区別されます。

この問題の解説ページを開く →

66だいずの成分のうち、最も多く(約34%)を占めるものはどれか。

  1. A炭水化物
  2. B脂質
  3. C水分
  4. Dたんぱく質
正解と解説を見る

正解:Dたんぱく質

だいずは良質なたんぱく質(約34%)と脂質(約19〜20%)が豊富に含まれています。

この問題の解説ページを開く →

67豆乳を弱火で加熱し、表面にできた膜を引き上げた加工食品はどれか。

  1. Aゆば
  2. B絹ごし豆腐
  3. Cおから
  4. D木綿豆腐
正解と解説を見る

正解:Aゆば

ゆばは豆乳を加熱した際に表面にできる被膜を引き上げて作られ、たんぱく質や脂質が多いです。

この問題の解説ページを開く →

68原則として可食部100g中にカロテンを何μg以上含むものを緑黄色野菜というか。

  1. A300μg
  2. B6000μg
  3. C1000μg
  4. D600μg
正解と解説を見る

正解:D600μg

緑黄色野菜は原則として可食部100g中にカロテンを600μg以上含むものを指します(トマトなどは例外で含まれます)。

この問題の解説ページを開く →

69たまねぎやアスパラガスは、野菜の食べる部位による分類でどれに該当するか。

  1. A葉菜類
  2. B茎菜類
  3. C根菜類
  4. D果菜類
正解と解説を見る

正解:B茎菜類

たまねぎ、アスパラガスは茎菜類に分類されます。

この問題の解説ページを開く →

70だいこんに含まれ、消化を助けるはたらきをもつでんぷん分解酵素はどれか。

  1. Aプロテアーゼ
  2. Bリパーゼ
  3. Cペクチン
  4. Dアミラーゼ
正解と解説を見る

正解:Dアミラーゼ

だいこんにはでんぷん分解酵素のアミラーゼが含まれており、消化を助ける役割があります。

この問題の解説ページを開く →

71渋柿の渋味のもととなる、水溶性タンニンに含まれる成分はどれか。

  1. Aカテキン
  2. Bシブオール
  3. Cエルゴステロール
  4. Dポリフェノール
正解と解説を見る

正解:Bシブオール

柿の渋味のもとは水溶性タンニンに含まれるシブオールによるものです。

この問題の解説ページを開く →

72りんごやバナナを切ると切り口が茶色に変色する現象に関係している成分はどれか。

  1. Aカロテン
  2. Bポリフェノール
  3. CビタミンC
  4. Dクエン酸
正解と解説を見る

正解:Bポリフェノール

成分中のポリフェノールが空気に触れて酸化するほか、酸化酵素が働くため褐変が起こります。

この問題の解説ページを開く →

73日光にあたるとビタミンDに変わるプロビタミンDであり、しいたけなどに多く含まれる成分はどれか。

  1. Aリコピン
  2. Bコレステロール
  3. Cエルゴステロール
  4. Dコラーゲン
正解と解説を見る

正解:Cエルゴステロール

エルゴステロールは体内でビタミンDに変わる成分で、きのこ類に多く含まれます。

この問題の解説ページを開く →

74寒天やところてんの原料となる藻類はどれか。

  1. Aてんぐさ
  2. Bわかめ
  3. Cのり
  4. Dこんぶ
正解と解説を見る

正解:Aてんぐさ

てんぐさは不溶性の食物繊維が多く、体内ではほとんど消化されない特性があり、寒天などの原料になります。

この問題の解説ページを開く →

75豚肉に豊富に含まれ、牛肉の10〜20倍含まれるビタミンはどれか。

  1. AビタミンA
  2. BビタミンC
  3. CビタミンD
  4. DビタミンB1
正解と解説を見る

正解:DビタミンB1

豚肉は他の肉類と比べてビタミンB1が非常に多く、牛肉の10〜20倍含まれています。

この問題の解説ページを開く →

76動物の筋肉細胞内にあり、筋肉の色(赤色)の約90%を占める色素たんぱく質はどれか。

  1. Aミオグロビン
  2. Bヘモグロビン
  3. Cコラーゲン
  4. Dゼラチン
正解と解説を見る

正解:Aミオグロビン

ミオグロビンは筋肉細胞内にある色素で、筋肉の色の約90%に関与する複合たんぱく質です。

この問題の解説ページを開く →

77まぐろなどの血合い肉に多く含まれる無機質はどれか。

  1. Aカルシウム
  2. Bナトリウム
  3. Cカリウム
  4. D
正解と解説を見る

正解:D

血合い肉には濃度の高いたんぱく質や脂質、ビタミンD、鉄が多く含まれています。

この問題の解説ページを開く →

78牛乳の主なたんぱく質で、カルシウムと結合したかたちで含まれているものはどれか。

  1. Aグロブリン
  2. Bアルブミン
  3. Cカゼイン
  4. Dコラーゲン
正解と解説を見る

正解:Cカゼイン

牛乳の主なたんぱく質はカゼインであり、酸で固まる性質を持ちます。

この問題の解説ページを開く →

79アイスクリーム類のうち、乳固形分を15%以上(うち乳脂肪分8%以上)含むものはどれか。

  1. Aアイスミルク
  2. Bラクトアイス
  3. Cシャーベット
  4. Dアイスクリーム
正解と解説を見る

正解:Dアイスクリーム

成分規格により、乳固形分15%以上かつ乳脂肪分8%以上のものが「アイスクリーム」に分類されます。

この問題の解説ページを開く →

80鶏卵について、誤っている記述はどれか。

  1. A溶菌作用をもつリゾチームは卵黄に含まれる
  2. B卵黄の色はカロテノイドによる
  3. C全卵に占める卵黄の割合は30%である
  4. D卵白は卵黄より凝固温度が高い
正解と解説を見る

正解:A溶菌作用をもつリゾチームは卵黄に含まれる

リゾチームは卵黄ではなく「卵白」に含まれる酵素で、溶菌作用を持ちます。

この問題の解説ページを開く →

81植物性油脂に多く含まれるのはどれか。

  1. A飽和脂肪酸
  2. BビタミンD
  3. CビタミンA
  4. D不飽和脂肪酸
正解と解説を見る

正解:D不飽和脂肪酸

植物性油脂は多価不飽和脂肪酸(リノール酸など)が多く、通常は液体です。

この問題の解説ページを開く →

82ワインはアルコール飲料の分類上、どれに該当するか。

  1. A蒸留酒
  2. B醸造酒
  3. C混成酒
  4. Dリキュール
正解と解説を見る

正解:B醸造酒

ワインはぶどうの果汁を発酵させた「醸造酒」に分類されます。

この問題の解説ページを開く →

83ウーロン茶の製造方法における発酵の度合いはどれか。

  1. A半発酵茶
  2. B不発酵茶
  3. C発酵茶
  4. D後発酵茶
正解と解説を見る

正解:A半発酵茶

ウーロン茶はある程度発酵させたあと、釜でいって乾燥させた「半発酵茶」です。

この問題の解説ページを開く →

84食酢のうち、穀類や果実などにアルコールを加え、さらに酢酸発酵させたものを何というか。

  1. A醸造酢
  2. B合成酢
  3. C黒酢
  4. Dもろみ酢
正解と解説を見る

正解:A醸造酢

米酢や果実酢などは醸造酢と呼ばれ、強い殺菌力と保存性を高める効果があります。

この問題の解説ページを開く →

85こいくちしょうゆの塩分量は約何%か。

  1. A8.3%
  2. B14.5%
  3. C20.0%
  4. D16.0%
正解と解説を見る

正解:B14.5%

こいくちしょうゆの塩分量は約14.5%です(うすくちは約16.0%でこいくちより高い点に注意が必要です)。

この問題の解説ページを開く →

86調理済みの食品をプラスチックフィルムの袋などに密封後、加圧加熱殺菌釜で100℃以上で殺菌した食品を何というか。

  1. A冷凍食品
  2. Bインスタント食品
  3. Cレトルト食品
  4. D真空調理食品
正解と解説を見る

正解:Cレトルト食品

レトルト(パウチ)食品は加圧加熱殺菌されており、1〜2年の長期保存が可能です。

この問題の解説ページを開く →

87食品の保存において、0〜10℃の温度帯で保存する方法はどれか。

  1. A冷凍法
  2. B冷蔵法
  3. CCA貯蔵法
  4. D塩蔵法
正解と解説を見る

正解:B冷蔵法

0〜10℃で保存して成分変化や微生物の繁殖を抑える方法は「冷蔵法」です。

この問題の解説ページを開く →

88りんごなどの果実類の貯蔵に用いられる、冷蔵庫内の酸素を減らし二酸化炭素を増やした状態にする方法はどれか。

  1. A乾燥法
  2. Bくん蒸法
  3. C空気遮断法
  4. DCA貯蔵法
正解と解説を見る

正解:DCA貯蔵法

CA貯蔵法(ガス貯蔵法)は気体の組成を調整することで食品の呼吸を抑え、鮮度を保持します。

この問題の解説ページを開く →

89アレルギー物質を含む食品の表示で、表示が義務づけられている「特定原材料」に含まれるものはどれか。

  1. A落花生
  2. Bごま
  3. C大豆
  4. D豚肉
正解と解説を見る

正解:A落花生

特定原材料として義務づけられている8品目の中に「落花生(ピーナッツ)」が含まれます。大豆などは推奨品目です。

この問題の解説ページを開く →

90栄養成分表示が義務づけられている5成分は、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物と、あと一つは何か。

  1. Aカルシウム
  2. BビタミンC
  3. Cナトリウム(食塩相当量)
  4. D食物繊維
正解と解説を見る

正解:Cナトリウム(食塩相当量)

一般用加工食品には、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量)の表示が義務づけられています。

この問題の解説ページを開く →

91かつお節やブルーチーズの加工に共通して利用される微生物はどれか。

  1. Aかび類
  2. B酵母類
  3. C細菌類
  4. D乳酸菌
正解と解説を見る

正解:Aかび類

かつお節にはこうじかび、ブルーチーズには青かびが利用されるなど、生物的加工にかび類が使われます。

この問題の解説ページを開く →

92病者用食品やえん下困難者用食品などが分類される、内閣総理大臣の許可が必要な食品群はどれか。

  1. A特定保健用食品
  2. B栄養機能食品
  3. C機能性表示食品
  4. D特別用途食品
正解と解説を見る

正解:D特別用途食品

特別用途食品は健康上特別な状態にある人の発育や健康の保持・回復を目的とし、許可が必要です。

この問題の解説ページを開く →
調理師試験の全分野一覧へ戻る