第163問TCPで通信を開始する際、コネクションを確立するために行われる手順はどれか。
- Aアノマリ型検知
- Bダイナミックパケットフィルタリング
- Cスリーウェイハンドシェイク
- Dスプリットホライズン
通信経路と境界を守る技術を扱う分野です。TCPのコネクション確立手順やUDPといった前提の上に、ファイアウォールのダイナミックパケットフィルタリング、WAF、IDS/IPSの設置形態(ミラーポート、インライン)、アノマリ型検知とフォールスポジティブ・フォールスネガティブ、プロキシサーバの役割が並びます。IPsecのIKEやESP、トランスポート/トンネルの各モード、無線LANの規格と暗号化プロトコル、IEEE802.1X認証やEAPも対象です。収録670問のうち81問がこの分野にあたります。
この分野の問題81問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:B.未知の攻撃パターンの通信は防ぐことができないため
WAFは既知の攻撃パターンを検知することが多く、未知の攻撃を防げないため、ソフトウェア自体の脆弱性をなくす対策が必要である。
この問題の解説ページを開く →正解:C.内部ネットワークに接続されたウイルス感染PCからの攻撃
ファイアウォールは境界防御であるため、内部ネットワークに持ち込まれたPCからの攻撃を防ぐにはIDSやIPSが重要になる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.双方向のISAKMP SAを確立してから一方向ずつのIPsec SAを確立する
まずISAKMP SA(双方向)を確立し、その情報を用いてIPsec SA(一方向ずつ)を確立する。
この問題の解説ページを開く →正解:C.新しいIPヘッダに書かれたVPN機器同士のIPアドレス
トンネルモードではオリジナルのIPヘッダからESPトレーラまでが暗号化されるため、社内端末のアドレスや上位層の情報は読めない。なおESPヘッダのSPIやシーケンス番号は暗号化の対象外である。
この問題の解説ページを開く →正解:D.ISAKMP SAは双方向で利用され、IPsec SAは一方向で利用される。
ISAKMP SAは制御用の通信を行うため双方向で利用されるが、IPsec SAは実際の暗号化通信を行うため一方向ずつ確立される。
この問題の解説ページを開く →正解:D.アグレッシブモードを利用し、認証情報として独自に設定した値を用いる。
アグレッシブモードはIPアドレス以外(独自に設定した値など)を認証情報として利用するため、IPアドレスが固定されていないモバイル端末での通信に適している。
この問題の解説ページを開く →正解:C.アグレッシブモードはメインモードに比べてやり取りが簡略化されているため、セキュリティ強度はメインモードより高い。
アグレッシブモードはメインモードに比べてやり取りが簡略化されているため、セキュリティ強度はメインモードに劣る。
この問題の解説ページを開く →正解:C.暗号化範囲にはオリジナルのIPヘッダが含まれる。
トランスポートモードではオリジナルのIPヘッダを使ってパケットを届けるため、オリジナルのIPヘッダは暗号化されない。
この問題の解説ページを開く →正解:A.ESPヘッダには暗号化するための制御情報が格納されており、暗号化すると復号に必要な情報が見えなくなるため。
ESPヘッダを暗号化すると復号に必要な制御情報が見えなくなるため、暗号化されない。
この問題の解説ページを開く →正解:D.どちらのモードでも、認証範囲はESPヘッダからESPトレーラまでである。
トンネルモードとトランスポートモードの両方において、ESPを利用した場合の認証範囲はESPヘッダからESPトレーラまでとなる。
この問題の解説ページを開く →正解:A.2.4GHz帯は直進性が強く、障害物があると電波が届きにくい。
直進性が強く障害物に弱いのは5GHz帯である。2.4GHz帯は回り込む特性があるため障害物に強い。
この問題の解説ページを開く →正解:B.ビーコン受信 → 認証 → 制御情報の交換 → 暗号通信開始
端末はビーコンを受信して接続要求を行い、認証を実施した後、暗号通信のための制御情報を交換して暗号化通信を開始する。
この問題の解説ページを開く →正解:D.暗号化規格としてRC4を利用しており、十分なセキュリティ強度を保てないため。
WEPとWPAはともに暗号化規格としてRC4を利用しており、RC4の脆弱さによって短時間で解読されるおそれがあるため非推奨となっている。
この問題の解説ページを開く →正解:A.WEP利用端末を別のネットワークに分けるなど、状況に合わせた対策を検討する。
WEPしか対応していない機器が存在する場合、WEP利用端末を別ネットワークに分けるなど状況に合わせた対策を実施する必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:C.WPAは暗号化プロトコルをTKIPに変更したが、暗号化規格はRC4を利用している。
WPAは暗号化プロトコルをTKIPに変更して解読に時間がかかるようにしたが、脆弱な暗号化規格であるRC4を利用しているため非推奨である。
この問題の解説ページを開く →正解:C.認証サーバを用いてクライアント単位で制御できるエンタープライズモード
エンタープライズモードは認証サーバを用いてクライアント単位で柔軟な制御ができるため、中規模以上の環境に向いている。パーソナルモードではクライアント単位での鍵の設定・管理はできない。
この問題の解説ページを開く →正解:D.正規のアクセスポイントと同じSSIDとパスワードを設定した不正なアクセスポイントを用意し、接続を誘導する攻撃。
悪魔の双子攻撃は、攻撃者が正規のアクセスポイントと同じSSIDとパスワードを設定した不正なアクセスポイントを用意してクライアントを誘導する攻撃である。
この問題の解説ページを開く →正解:B.事前共有鍵が流出した場合、利用しているクライアント全体の事前共有鍵を変更する必要がある。
パーソナルモードでは事前共有鍵をクライアント単位で管理できないため、流出時は全体の鍵を変更する必要がある。
この問題の解説ページを開く →正解:D.クライアント認証にデジタル証明書を利用するため、パスワードよりも流出しにくくセキュリティ強度を高められる。
EAP-TLSはクライアント認証にデジタル証明書を利用するため、パスワード流出のリスクがなくセキュリティ強度を高めることができる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.サプリカントと認証サーバ間の直接通信には、IPsecが必須である。
サプリカントはオーセンティケータを介して認証サーバとやり取りを行う。IPsecが必須であるという記載はない。
この問題の解説ページを開く →正解:B.端末は送信前にRTSをアクセスポイントに送り、アクセスポイントが全体にCTSを送って他の端末を待機させる。
送信したい端末がRTSをアクセスポイントに送り、アクセスポイントがデータの送信を許可するCTSを全体に向けて送ることで、他の端末を待機させる。
この問題の解説ページを開く →正解:D.隠れ端末問題を防ぐために、RTS/CTS制御を常に利用することが最も効率的である。
RTS/CTSによる制御は通信効率の低下を招く可能性があるため、常時利用すると効率が悪い。隠れ端末問題が頻発した場合に利用の有無を検討する。
この問題の解説ページを開く →正解:C.正規のクライアントが接続する際に送信する接続要求にSSIDの情報が含まれており、それを盗聴されるため。
SSIDステルスはビーコンを停止してSSIDを隠蔽するが、正規のクライアントからの接続要求にはSSIDが含まれるため、これを盗聴されるとSSIDを知られてしまう。
この問題の解説ページを開く →正解:A.MACアドレスの情報は暗号化されないため、盗聴した攻撃者が許可MACアドレスに偽装して不正接続するおそれがある。
MACアドレスの情報は暗号化できないため、攻撃者は通信を盗聴して許可MACアドレスを調べ、それに偽装することで不正接続できてしまう。
この問題の解説ページを開く →正解:D.クライアントは、接続したいSSIDを指定して接続要求を送る必要がある。
SSIDステルスではビーコンが停止するため、接続したい場合はクライアント側からSSIDを指定して接続要求を送る必要がある。
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