⑤ 金融実務③ 担保・保証と相続

相続アドバイザー3級189

問題

無権代理人が他の相続人と共同で本人を相続した場合における、無権代理行為の追認に関する記述として正しいものはどれか。

A無権代理人は自身の法定相続分の割合の範囲で、単独で追認することができる。
B追認する権利は不可分的に帰属するため、全員で共同して行う必要がある。✓ 正解
C各共同相続人は、過半数の同意をもって無権代理行為を追認することができる。
D無権代理人が追認を拒絶することは信義則上許されないため、他の相続人の意思にかかわらず当然に有効となる。

正解

B追認する権利は不可分的に帰属するため、全員で共同して行う必要がある。

解説

追認する権利は不可分的に共同相続人に帰属するため、各相続人が自身の割合の範囲で行使することはできず全員で行う必要があります。

分野解説:⑤ 金融実務③ 担保・保証と相続

抵当権・根抵当権や保証といった担保関係が相続でどう動くかを扱う。根抵当権は元本確定前に債務者または根抵当権者が死亡した場合、相続開始後6か月以内に指定債務者(指定根抵当権者)の合意の登記をしなければ、相続開始の時に元本が確定するという期限が代表的な頻出論点。保証については、通常の保証債務は相続人が法定相続分に応じて承継するのに対し、個人根保証契約は保証人の死亡により元本が確定するという対比が問われる。第163回の公式集計でも「保証人または債務者の死亡」が平均点の低かった問題に挙がっており、6か月という期間と元本確定の効果を取り違えやすい。

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