⑤ 金融実務③ 担保・保証と相続

相続アドバイザー3級187

問題

優先弁済権の範囲に関する普通抵当権と根抵当権の違いについて、正しくないものはどれか。

A普通抵当権は、利息・損害金について最後の3年分までしか優先弁済権が及ばない。✓ 正解
B普通抵当権は、残存元本額に満期となった最後の2年分の利息等を加えた額まで保護される。
C根抵当権は、元本に加えて利息や損害金の全部が担保される。
D根抵当権の優先弁済権は、設定された極度額の範囲内という制限がある。

正解

A普通抵当権は、利息・損害金について最後の3年分までしか優先弁済権が及ばない。

解説

普通抵当権の優先弁済権が及ぶ利息・損害金は「最後の2年分」であり、3年分ではありません。

分野解説:⑤ 金融実務③ 担保・保証と相続

抵当権・根抵当権や保証といった担保関係が相続でどう動くかを扱う。根抵当権は元本確定前に債務者または根抵当権者が死亡した場合、相続開始後6か月以内に指定債務者(指定根抵当権者)の合意の登記をしなければ、相続開始の時に元本が確定するという期限が代表的な頻出論点。保証については、通常の保証債務は相続人が法定相続分に応じて承継するのに対し、個人根保証契約は保証人の死亡により元本が確定するという対比が問われる。第163回の公式集計でも「保証人または債務者の死亡」が平均点の低かった問題に挙がっており、6か月という期間と元本確定の効果を取り違えやすい。

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