⑤ 金融実務③ 担保・保証と相続

相続アドバイザー3級178

問題

保証人が主債務者を単独で相続し、主債務を相続したことを知りながら保証債務の弁済をした場合の効果として、正しいものはどれか。

A保証債務の弁済は主債務の承認にはあたらず、主債務の消滅時効はそのまま進行する。
B弁済によって保証債務のみが時効更新され、主債務は消滅する。
C保証債務と主債務は混同により直ちに消滅する。
D特段の事情がない限り、主債務の承認を表示することを包含するものといえ、主債務の時効も更新する。✓ 正解

正解

D特段の事情がない限り、主債務の承認を表示することを包含するものといえ、主債務の時効も更新する。

解説

保証人が主債務を相続したことを知って保証債務の弁済をした場合、通常は主債務の承認を包含するものとして主債務の時効も更新されます。

分野解説:⑤ 金融実務③ 担保・保証と相続

抵当権・根抵当権や保証といった担保関係が相続でどう動くかを扱う。根抵当権は元本確定前に債務者または根抵当権者が死亡した場合、相続開始後6か月以内に指定債務者(指定根抵当権者)の合意の登記をしなければ、相続開始の時に元本が確定するという期限が代表的な頻出論点。保証については、通常の保証債務は相続人が法定相続分に応じて承継するのに対し、個人根保証契約は保証人の死亡により元本が確定するという対比が問われる。第163回の公式集計でも「保証人または債務者の死亡」が平均点の低かった問題に挙がっており、6か月という期間と元本確定の効果を取り違えやすい。

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