④ 民法(前半)

マンション管理士268

問題

時効の援用と効力について、正しいものはどれか。

A時効の効果は、時効が完成した時点から将来に向かって生じる。
B滞納管理費の消滅時効が完成して援用した場合、当初の支払期日から支払義務が生じなかったことになる。✓ 正解
C時効の利益は、時効の完成前であってもあらかじめ放棄することができる。
D後順位抵当権者は、先順位抵当権の被担保債権の消滅時効を援用できる「正当な利益を有する者」にあたる。

正解

B滞納管理費の消滅時効が完成して援用した場合、当初の支払期日から支払義務が生じなかったことになる。

解説

時効の効力は起算日にさかのぼるため、遅延損害金も含めて当初から義務がなかったことになります。後順位抵当権者は援用権者にあたりません。

分野解説:④ 民法(前半)

マンション管理士試験の基礎となる民法の前半を扱う分野です。意思能力・行為能力、制限行為能力者と保護者の権限、相手方の催告権、詐術を用いた場合の扱い、意思表示(錯誤・詐欺・強迫)、代理、時効など、契約や権利変動の基本ルールが問われます。区分所有法や標準管理規約を正確に読み解くうえでも民法の理解は不可欠です。用語の定義と効果(無効・取消し・有効)の違いを正確に押さえ、原則と例外を区別して覚えることが得点につながります。

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