⑤ 数値予報

気象予報士165

問題

大気の運動が持つ「カオス性」に関する記述で、正しいものはどれか。

A大気の運動は完全に線形であるため、初期値がわずかに異なっても長期予報には影響しない。
Bごくわずかな初期値の違いが時間とともに複雑に絡み合い、予測困難な異なる結果を生む性質である。✓ 正解
C観測密度を極限まで高めれば、カオス性による予報誤差を完全にゼロにできる。
Dカオス性は地形データが粗いために発生する誤差であり、高解像度モデルでは発生しない。

正解

Bごくわずかな初期値の違いが時間とともに複雑に絡み合い、予測困難な異なる結果を生む性質である。

解説

大気は非線形性を持つため、微小な初期値の違いが時間経過とともに大きな誤差に成長します。

分野解説:⑤ 数値予報

コンピュータで大気の運動方程式を解く数値予報のしくみを学ぶ分野です。観測データの品質、客観解析における第一推定値と解析予報サイクル、初期値化(イニシャリゼーション)、4次元変分法といった初期値作成の手順が問われます。積雲対流や放射・地表面過程などを近似的に扱うパラメタリゼーションも頻出テーマです。原理が抽象的で理解しづらい分野ですが、観測→解析→予報という一連の流れをイメージし、各手法が何を目的に行われるかを押さえることが重要です。

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大気を読み解く難関国家資格

主催一般財団法人 気象業務支援センター
出題形式学科(一般知識・専門知識)各15問のマークシート多肢選択式/実技は記述式
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合格基準学科は各15問中11問以上正解、実技は総得点が満点の70%以上(難易度により調整される場合がある)
難易度★★★★★
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