⑤ 数値予報

気象予報士163

問題

数値予報の短所である「スピンアップ」現象の説明として、正しいものはどれか。

A予報計算開始付近の期間において、上昇流や降水量がその後より小さく予想される現象。✓ 正解
B地形の粗さが原因で、特定の観測地点の気温予報に系統的な偏りが生じる現象。
C予報期間が長くなるにつれて誤差が指数関数的に増大する現象。
D微小な初期値の違いが、数日後に全く異なる予報結果を生み出す現象。

正解

A予報計算開始付近の期間において、上昇流や降水量がその後より小さく予想される現象。

解説

モデル計算開始初期において、上昇流や降水量が平均して過小評価される現象をスピンアップといいます。

分野解説:⑤ 数値予報

コンピュータで大気の運動方程式を解く数値予報のしくみを学ぶ分野です。観測データの品質、客観解析における第一推定値と解析予報サイクル、初期値化(イニシャリゼーション)、4次元変分法といった初期値作成の手順が問われます。積雲対流や放射・地表面過程などを近似的に扱うパラメタリゼーションも頻出テーマです。原理が抽象的で理解しづらい分野ですが、観測→解析→予報という一連の流れをイメージし、各手法が何を目的に行われるかを押さえることが重要です。

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