⑫ 技能・応用②(親族外承継)

事業承継アドバイザー3級407

問題

株式譲渡によるM&Aにおける、買い手企業と譲渡対象企業の「従業員との雇用契約」の引き継ぎに関する記述として、最も適切なものはどれですか。

A株式譲渡では、株主が変更となるだけで法人格は同一のまま雇用契約も包括的に承継されるため、個別の雇用関係の移行手続きは不要である✓ 正解
B株式譲渡が行われる場合、譲渡企業の全従業員から事前に個別の雇用契約承継に関する同意書を取得しなければならない
C株式譲渡後、別法人として運営する期間中であっても、就業規則を合理的な理由で変更して労働条件を改定することは一切認められない
D従業員の雇用を守るため、株式譲渡の成立時に、必ず両社の労働条件を完全に同一のものに即日改定することが会社法で義務付けられている

正解

A株式譲渡では、株主が変更となるだけで法人格は同一のまま雇用契約も包括的に承継されるため、個別の雇用関係の移行手続きは不要である

解説

株式譲渡は株主が変更になるのみで雇用契約を含めた権利義務が包括承継されるため、個別の労働契約の移行合意等は不要です。

分野解説:⑫ 技能・応用②(親族外承継)

親族外承継を題材にした計算・事例問題で、収録50問と最も多い分野です。事業譲渡の会社法手続は、譲渡側の特別決議と譲受側で決議が必要になるかの判断が数値を変えて問われます。契約や債権債務の承継手続、潜在債務を抱える企業を買う場合の手法選択・価格調整・表明保証と補償による対処も扱われます。デューデリジェンスは具体的で、営業許可、賃貸借契約の条項、未払退職金、社長個人資産の混在、役員貸付金、資産除去債務、破産更生債権等の貸倒引当金が出ます。資金面では調達必要額の内訳、レーマン方式の基準額、年倍法、LBO後の財務影響、のれんの会計と税務、PMIの初期対応、土地・建物の相続税評価が問われます。

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事業承継アドバイザー3級について

金融機関の渉外担当者向け、事業承継支援の実務検定

主催銀行業務検定協会(実施・運営は株式会社経済法令研究会、CBT実施は株式会社CBTソリューションズ)
出題形式CBT四答択一式〈一部事例付〉全50問(基本知識40問+技能・応用5事例10問)
試験時間120分
受験料5,500円(10%消費税込)。ほかに1申込につき事務手数料330円(税込)
合格基準100点満点(50問×各2点)中60点以上
難易度★★★★☆(やや難しい)
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