⑫ 技能・応用②(親族外承継)

事業承継アドバイザー3級400

問題

売上債権の調査において、実質的に経営破綻に陥っている債務者に対する債権(破産更生債権等)がある場合の、貸倒引当金の原則的な計算・処理方法として正しいものはどれですか。

A債権金額から担保の処分見込額および保証による回収見込額を減額し、その残額を貸倒見積高として貸倒引当金に設定する✓ 正解
B債権金額の全額に対して、一律50%を貸倒引当金として設定する
C経営破綻しているため、担保や保証の有無にかかわらず債権金額の100%を貸倒損失として即時直接減額する
D破産更生債権等は一般債権と同様の貸倒実績率を適用して貸倒引当金を算定する

正解

A債権金額から担保の処分見込額および保証による回収見込額を減額し、その残額を貸倒見積高として貸倒引当金に設定する

解説

破産更生債権等については、債権額から担保・保証等による回収見込額を差し引いた残額を貸倒見積高とし、原則として貸倒引当金を設定します。

分野解説:⑫ 技能・応用②(親族外承継)

親族外承継を題材にした計算・事例問題で、収録50問と最も多い分野です。事業譲渡の会社法手続は、譲渡側の特別決議と譲受側で決議が必要になるかの判断が数値を変えて問われます。契約や債権債務の承継手続、潜在債務を抱える企業を買う場合の手法選択・価格調整・表明保証と補償による対処も扱われます。デューデリジェンスは具体的で、営業許可、賃貸借契約の条項、未払退職金、社長個人資産の混在、役員貸付金、資産除去債務、破産更生債権等の貸倒引当金が出ます。資金面では調達必要額の内訳、レーマン方式の基準額、年倍法、LBO後の財務影響、のれんの会計と税務、PMIの初期対応、土地・建物の相続税評価が問われます。

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事業承継アドバイザー3級について

金融機関の渉外担当者向け、事業承継支援の実務検定

主催銀行業務検定協会(実施・運営は株式会社経済法令研究会、CBT実施は株式会社CBTソリューションズ)
出題形式CBT四答択一式〈一部事例付〉全50問(基本知識40問+技能・応用5事例10問)
試験時間120分
受験料5,500円(10%消費税込)。ほかに1申込につき事務手数料330円(税込)
合格基準100点満点(50問×各2点)中60点以上
難易度★★★★☆(やや難しい)
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