茶道文化検定4級 ⑦ 茶室

茶を喫する空間である茶室の構造と名席を学ぶ分野です。利休作と伝わる国宝・待庵、織田有楽斎の如庵、密庵席、三千家の不審菴・今日庵・官休庵といった代表的な茶室の特徴が頻出です。点前畳・客畳・貴人畳など畳の役割、躙口や貴人口といった出入口、洞床や室床などの床の形式、下地窓・連子窓などの窓、道具を準備する水屋の決まりも問われます。名席は「誰の作か・特徴は何か」をひもづけ、間取りや各部の名称は図で位置を確認しながら覚えると理解が進みます。

この分野の問題35問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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第219問茶の湯の空間の歴史において、飾りの簡素化という方向性を示し、四畳半に道を求めた人物は誰か

  1. A小堀遠州
  2. B村田珠光
  3. C千利休
  4. D武野紹鷗
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正解:B.村田珠光

村田珠光は飾りの簡素化を唱え四畳半に道を求めた。

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第220問四畳半以上の間取りを何というか

  1. A広間
  2. B会所
  3. C小間
  4. D茶屋
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正解:A.広間

四畳半以上を広間、四畳半以下を小間という。

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第221問茶室の畳の敷き方において、客が座る畳を何というか

  1. A貴人畳
  2. B点前畳
  3. C客畳
  4. D踏込畳
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正解:C.客畳

客畳は客が座る畳を指す。

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第222問茶道口から入ったところの畳の名称はどれか

  1. A踏込畳
  2. B通い畳
  3. C点前畳
  4. D貴人畳
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正解:A.踏込畳

踏込畳は茶道口から入ったところにある畳である。

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第223問丸畳の約4分の3の大きさの畳を何というか

  1. A台目畳
  2. B風炉畳
  3. C中板
  4. D半畳
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正解:A.台目畳

台目畳は丸畳の約4分の3の大きさである。

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第224問主に貴人が立ったままの姿勢で出入りできる茶室の出入口はどれか

  1. A茶道口
  2. B貴人口
  3. C給仕口
  4. D躙口
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正解:B.貴人口

貴人口は本来貴人のための出入口であり、立ったまま出入りできる。

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第225問茶室に付属し、道具の準備や整理整頓を行う場所を何というか

  1. A広間
  2. B露地
  3. C水屋
  4. D小間
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正解:C.水屋

水屋は道具を準備したり整理整頓したりする場所である。

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第226問水屋において、火に関連する道具はどこに置く決まりか

  1. A床の間
  2. B下
  3. C上
  4. D左右の棚
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正解:C.上

火に関連するものは上に置くという決まりがある。

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第227問千利休作と伝えられ、京都府大山崎町にある国宝の茶室はどれか

  1. A如庵
  2. B密庵席
  3. C待庵
  4. D不審菴
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正解:C.待庵

待庵は千利休作と伝えられる京都府の茶室である。

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第228問如庵を建てた人物は誰か

  1. A小堀遠州
  2. B織田有楽
  3. C村田珠光
  4. D織田信長
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正解:B.織田有楽

如庵は織田信長の弟、織田有楽によって作られた。

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第229問密庵席の構成において、その特徴的な床の名前は何か

  1. A不審床
  2. B待庵床
  3. C密庵床
  4. D如庵床
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正解:C.密庵床

密庵席には密庵禅師の墨跡を掛けるための密庵床がある。

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第230問表千家の代表的茶室である不審菴の席の広さはどれか

  1. A一畳
  2. B三畳台目
  3. C四畳半
  4. D二畳
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正解:B.三畳台目

不審菴は三畳台目の席である。

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第231問裏千家の代表的茶室「今日庵」の最大の特徴である、壁面を代用した略式の床を何というか

  1. A向板
  2. B下座床
  3. C室床
  4. D壁床
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正解:D.壁床

今日庵の躙口正面にある壁面を代用した床を壁床という。

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第232問武者小路千家の代表的茶室「官休庵」において、点前畳と客畳との間に設けられるものを何というか

  1. A中柱
  2. B半板
  3. C向板
  4. D脇板
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正解:B.半板

官休庵では点前畳と客畳の間に幅15センチほどの半板が入れられている。

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第233問茶室の外観にわびた風情として取り入れられたのはどのようなものか

  1. A書院造
  2. B華やかな寺院建築
  3. C唐物のある会所
  4. D田舎家
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正解:D.田舎家

草庵茶室の外観は山里の田舎家を思わせる風情が取り入れられている。

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第234問点前座の勝手付に設けられる、道具を収納するための押入れ式の棚を何というか

  1. A水屋棚
  2. B洞庫
  3. C脇板
  4. D踏込畳
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正解:B.洞庫

洞庫は点前座の勝手付に設ける押入れ式の棚である。

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第235問茶室の壁の下部分に古暦などを貼り、損傷を防ぐものを何というか

  1. A連子窓
  2. B腰張り
  3. C下地窓
  4. D中柱
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正解:B.腰張り

腰張りは土壁の損傷を防ぐために貼るものである。

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第236問密庵席に見られる特徴として「真」と「草」を融合させた意匠で知られる人物は誰か

  1. A武野紹鷗
  2. B小堀遠州
  3. C村田珠光
  4. D千利休
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正解:B.小堀遠州

小堀遠州は書院と草庵を融合させ「真」と「草」を共存させた。

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第237問四畳半の茶室において、点前をするための畳を何というか

  1. A貴人畳
  2. B通い畳
  3. C点前畳
  4. D客畳
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正解:C.点前畳

点前畳は点前をするための畳である。

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第238問茶室の出入口のうち、客が頭を低くして入る小さなものを何というか

  1. A躙口
  2. B貴人口
  3. C茶道口
  4. D給仕口
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正解:A.躙口

躙口は客が身をかがめて入る小さな出入口である。

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第239問次のうち、茶室の畳の種類として「誤っている」ものはどれか

  1. A丸畳
  2. B半畳
  3. C台目畳
  4. D四畳半
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正解:D.四畳半

丸畳・台目畳・半畳の三種類であり、四畳半は畳の枚数と組み合わせを指す。

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第240問次のうち、亭主の出入口ではないものはどれか

  1. A水屋への通路
  2. B給仕口
  3. C茶道口
  4. D躙口
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正解:D.躙口

躙口は主に客が出入りするための出入口である。

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第241問次のうち、密庵席についての説明として「正しくない」ものはどれか

  1. A一畳台目の茶室である
  2. B京都大徳寺の龍光院内にある
  3. C四畳半台目に中柱を立てている
  4. D小堀遠州の作である
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正解:A.一畳台目の茶室である

密庵席は四畳半台目であり、一畳台目ではない。

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第242問次のうち、不審菴の説明として「正しくない」ものはどれか

  1. A表千家の茶室である
  2. B躙口正面に床の間がある
  3. C炉は向切に切られている
  4. D三畳台目の席である
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正解:C.炉は向切に切られている

不審菴の炉は台目切に切られている。

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第243問次のうち、今日庵の説明として「正しくない」ものはどれか

  1. A躙口正面は壁床である
  2. B炉は向切に切られている
  3. C一畳台目の最も小さい茶室である
  4. D書院造の広間である
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正解:D.書院造の広間である

今日庵は一畳台目の小間であり、書院造の広間ではない。

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第244問次のうち、待庵の説明として「正しくない」ものはどれか

  1. A広々とした貴人口がある
  2. B二畳敷である
  3. C床の間は室床である
  4. D炉は隅炉に切られている
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正解:A.広々とした貴人口がある

待庵は躙口を備えた小さな草庵茶室であり、広々とした貴人口はない。

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第245問次のうち、如庵の説明として「正しくない」ものはどれか

  1. A一切の窓を持たない
  2. B二畳半台目下座床である
  3. C織田有楽作である
  4. D炉は向切に切られている
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正解:A.一切の窓を持たない

如庵は有楽窓など特徴的な窓を持つ茶室である。

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第246問茶室の床の間で、壁から天井まで土壁で塗り廻されたものを何というか

  1. A下座床
  2. B壁床
  3. C室床
  4. D広床
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正解:C.室床

壁から天井まで土壁で塗り廻された床を室床という。

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第247問茶道口と給仕口の説明として、最も適切なものはどれか

  1. A茶道口は点前用、給仕口は懐石などの給仕用である
  2. Bどちらも貴人用の出入口である
  3. C茶道口は給仕用、給仕口は点前用である
  4. Dどちらも客の出入口である
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正解:A.茶道口は点前用、給仕口は懐石などの給仕用である

茶道口は点前や挨拶、給仕口は懐石などの給仕に使う。

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第248問茶室の窓の名称として「ない」ものはどれか

  1. A下地窓
  2. B突上窓
  3. C連子窓
  4. D天窓
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正解:D.天窓

下地窓・連子窓・突上窓はあるが天窓は用いられない。

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第249問茶室の畳において、貴人(正客)が座る場所を何というか

  1. A客畳
  2. B踏込畳
  3. C点前畳
  4. D貴人畳
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正解:D.貴人畳

貴人畳は床の間の前で貴人が座る畳である。

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第250問水屋において、水に関連する道具はどこに置くか

  1. A左側
  2. B下
  3. C右側
  4. D上
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正解:B.下

水に関連するものは下に置く決まりである。

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第251問茶室の間取りにおける四畳半とは、何を指すか

  1. A畳の基本となる枚数
  2. B道具の種類
  3. C広間
  4. D小間
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正解:A.畳の基本となる枚数

四畳半は畳の枚数と組み合わせによる茶室の基本である。

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第252問如庵に設けられている、竹を詰め打ちにした窓を何というか

  1. A突上窓
  2. B連子窓
  3. C下地窓
  4. D有楽窓
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正解:D.有楽窓

有楽窓は如庵に見られる竹を詰め打ちにした窓である。

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第253問武者小路千家の官休庵における点前畳の勝手付に備えられているものはどれか

  1. A室床
  2. B脇板
  3. C水屋洞庫
  4. D中柱
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正解:C.水屋洞庫

官休庵の点前座勝手付には水屋洞庫が備えられている。

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