第三種冷凍機械責任者 ⑦ 材料の強さと圧力容器・圧力試験と試運転

圧力容器の強度計算と各種試験を扱う、計算問題の比重が高い分野。引張応力と許容引張応力、設計圧力の関係、円筒胴に生じる円周方向応力が長手方向応力の2倍になること、鏡板の形状と必要厚さ、腐れしろ、溶接継手の効率が定番。試験は目的と圧力の違いを区別して覚える必要があり、冷凍保安規則では気密試験は許容圧力以上、耐圧試験は液体で許容圧力の1.5倍以上(液体が困難な場合は気体で1.25倍以上)と定められている。試運転では真空乾燥、冷媒充てん量の確認、初期の運転状態チェックが問われる。式は記号が何を指すかまで押さえること。

この分野の問題57問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

261材料に引っ張る力が加わったとき、引っ張る力が加わる前の材料の元の長さに対する、伸びた分の長さの割合を何と呼ぶか。

  1. Aひずみ
  2. B引張強さ
  3. C応力
  4. D許容引張応力
正解と解説を見る

正解:Aひずみ

元の長さに対する伸びた分の長さの割合はひずみと呼ばれる。

この問題の解説ページを開く →

262物体に加わる外力を物体の断面積で割ったものとして表される、物体の内部に発生する抵抗を何と呼ぶか。

  1. Aひずみ
  2. B弾性限度
  3. C降伏点
  4. D応力
正解と解説を見る

正解:D応力

物体に加わる外力を断面積で割ったものは応力と呼ばれ、単位は一般にN/mm2が用いられる。

この問題の解説ページを開く →

263圧力容器を設計する際、一般に使用される材料の引張強さに対して、どの程度の応力を許容引張応力とするか。

  1. A引張強さの4分の1の応力
  2. B引張強さの3分の1の応力
  3. C引張強さの2分の1の応力
  4. D引張強さの5分の1の応力
正解と解説を見る

正解:A引張強さの4分の1の応力

圧力容器の設計では、一般に材料の引張強さの4分の1の応力を許容引張応力とする。

この問題の解説ページを開く →

264二段圧縮冷凍装置において高圧部として扱われるのはどの部分か。

  1. A低段圧縮機の吐出し圧力を受ける部分
  2. B蒸発器から圧縮機に吸い込まれるまでの部分
  3. C高段圧縮機の吐出し圧力を受ける部分
  4. D膨張弁で減圧され、蒸発器を経る部分
正解と解説を見る

正解:C高段圧縮機の吐出し圧力を受ける部分

二段圧縮冷凍装置では、高段圧縮機の吐出し圧力を受ける部分が高圧部として扱われる。

この問題の解説ページを開く →

265冷凍装置の設計圧力について、一般の水冷凝縮器や蒸発式凝縮器を用いる場合、基準凝縮温度は何℃と規定されているか。

  1. A38℃
  2. B43℃
  3. C50℃
  4. D60℃
正解と解説を見る

正解:B43℃

一般の水冷凝縮器や蒸発式凝縮器の基準凝縮温度は43℃と規定されている。

この問題の解説ページを開く →

266溶接構造用圧延鋼材SM400Bを用いて圧力容器を設計する場合、この材料の許容引張応力の値として正しいものはどれか。

  1. A800 N/mm2
  2. B200 N/mm2
  3. C400 N/mm2
  4. D100 N/mm2
正解と解説を見る

正解:D100 N/mm2

SM400Bの最小引張強さは400N/mm2であり、許容引張応力はその4分の1である100N/mm2となる。

この問題の解説ページを開く →

267軟鋼材の引張試験において、引張応力とひずみが正比例の関係にある限界の点を何と呼ぶか。

  1. A比例限度
  2. B弾性限度
  3. C上降伏点
  4. D破断強さ
正解と解説を見る

正解:A比例限度

引張応力とひずみが正比例の関係にある点は比例限度と呼ばれる。

この問題の解説ページを開く →

268金属がある温度以下の低温になったときにもろくなる低温ぜい性による破壊の特徴として、正しいものはどれか。

  1. A降伏点以上の大きな荷重が継続的に加わったときにのみ発生する。
  2. B亀裂の進行速度が非常に遅く、破壊に至るまで長時間かかる。
  3. C衝撃荷重などが引き金となり、降伏点以下の低荷重でも突発的に発生する。
  4. D切欠きなどの欠陥が一切ない滑らかな表面でのみ発生する。
正解と解説を見る

正解:C衝撃荷重などが引き金となり、降伏点以下の低荷重でも突発的に発生する。

低温ぜい性による破壊は、衝撃荷重などが引き金となって降伏点以下の低荷重でも突発的に発生し、亀裂の進行速度が非常に速いのが特徴である。

この問題の解説ページを開く →

269一辺が10mmの正方形を断面とする角棒の一方の端を固定し、もう一方の端を2000Nの力で引っ張ったとき、角棒の断面に作用する応力はいくらか。

  1. A2 N/mm2
  2. B2000 N/mm2
  3. C200 N/mm2
  4. D20 N/mm2
正解と解説を見る

正解:D20 N/mm2

断面積は10mm×10mm=100mm2である。応力=外力÷断面積より、2000N÷100mm2=20N/mm2となる。

この問題の解説ページを開く →

270冷凍装置における圧力区分に関する記述のうち、正しくないものはどれか。

  1. A二段圧縮冷凍装置では、高圧部・中圧部・低圧部の3つに区分される。
  2. B高圧部の設計圧力は、通常の運転状態で起こりうる最高の圧力に基づく。
  3. C低圧部の設計圧力は、停止中の周囲温度約38℃に対応する飽和圧力に基づく。
  4. D設計圧力などの保安に関する圧力には、ゲージ圧力が使用される。
正解と解説を見る

正解:A二段圧縮冷凍装置では、高圧部・中圧部・低圧部の3つに区分される。

二段圧縮冷凍装置でも高圧部と低圧部の2つに区分され、中圧部という区分は存在しない。

この問題の解説ページを開く →

271材料の性質に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A炭素の含有量が多い硬鋼よりも、含有量が少ない軟鋼のほうが延性に富む。
  2. B軟鋼材は、上降伏点に達するといったん力が抜けて下降伏点に至る。
  3. C引張応力の最大値を示す点を破断強さといい、ここで材料は完全に破断する。
  4. D弾性限度を超えて引っ張ると、力を取り除いてもひずみが残り元に戻らなくなる。
正解と解説を見る

正解:C引張応力の最大値を示す点を破断強さといい、ここで材料は完全に破断する。

引張応力の最大値を示す点は引張強さである。破断強さは材料が破断する点における応力を指す。

この問題の解説ページを開く →

272冷媒設備において現に許容しうる最高の圧力である許容圧力の定義として正しいものはどれか。

  1. A設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち高いほうの圧力
  2. B設計圧力に腐れしろを加えた肉厚に対応する圧力のうち低いほうの圧力
  3. C設計圧力に腐れしろを加えた肉厚に対応する圧力のうち高いほうの圧力
  4. D設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち低いほうの圧力
正解と解説を見る

正解:D設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち低いほうの圧力

許容圧力は、設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち低いほうの圧力と定義されている。

この問題の解説ページを開く →

273ステンレス鋼を圧力容器に使用する場合、規定されている腐れしろの値はいくらか。

  1. A0 mm
  2. B0.2 mm
  3. C0.5 mm
  4. D1.0 mm
正解と解説を見る

正解:B0.2 mm

銅、銅合金、ステンレス鋼、アルミニウム、チタンなどの腐れしろは0.2mmと定められている。

この問題の解説ページを開く →

274薄肉円筒胴圧力容器の内部に圧力がかかった場合、胴板に発生する応力として正しい関係はどれか。

  1. A接線方向の引張応力は長手方向の引張応力の2倍になる
  2. B長手方向の引張応力は接線方向の引張応力の2倍になる
  3. C接線方向の引張応力と長手方向の引張応力は等しくなる
  4. D接線方向の引張応力は長手方向の引張応力の4倍になる
正解と解説を見る

正解:A接線方向の引張応力は長手方向の引張応力の2倍になる

圧力容器の円筒胴では、接線方向の引張応力のほうが長手方向の引張応力の2倍になる。

この問題の解説ページを開く →

275圧力容器の鏡板のうち、応力集中が最も起こりにくく、必要な板厚を最も薄くできる形状はどれか。

  1. Aさら形
  2. B半だ円形
  3. C半球形
  4. D平底形
正解と解説を見る

正解:C半球形

半球形鏡板は各部に発生する応力が均一で応力集中が最も起こりにくく、必要な板厚を最も薄くできる。

この問題の解説ページを開く →

276圧力容器の胴板が腐食や摩耗によって減少することを想定し、あらかじめ付加しておく厚みを何と呼ぶか。

  1. A最小厚さ
  2. B設計板厚
  3. C許容肉厚
  4. D腐れしろ
正解と解説を見る

正解:D腐れしろ

腐食や摩耗による減少を想定してあらかじめ付加する厚みは腐れしろと呼ばれる。

この問題の解説ページを開く →

277ある薄肉円筒胴において、接線方向に発生する引張応力が100N/mm2であった。このとき、長手方向に発生する引張応力はいくらか。

  1. A50 N/mm2
  2. B100 N/mm2
  3. C150 N/mm2
  4. D200 N/mm2
正解と解説を見る

正解:A50 N/mm2

接線方向の引張応力は長手方向の引張応力の2倍となるため、長手方向の引張応力はその半分の50N/mm2となる。

この問題の解説ページを開く →

278圧力容器の円筒胴に必要な板厚を計算する式に含まれる要素として、関係しないものはどれか。

  1. A円筒胴の内径
  2. B材料の降伏点
  3. C溶接継手の効率
  4. D腐れしろ
正解と解説を見る

正解:B材料の降伏点

必要な板厚の計算式には、内圧、円筒胴の内径、材料の許容引張応力、溶接継手の効率、腐れしろが用いられるが、降伏点は直接関係しない。

この問題の解説ページを開く →

279同じ設計圧力、同じ内径、同じ材質で圧力容器を製造する場合、鏡板の形状によって必要な板厚が薄くてすむ順序(薄い順)として正しいものはどれか。

  1. Aさら形、半だ円形、半球形の順に薄くてすむ
  2. B半だ円形、さら形、半球形の順に薄くてすむ
  3. C半球形、半だ円形、さら形の順に薄くてすむ
  4. D半球形、さら形、半だ円形の順に薄くてすむ
正解と解説を見る

正解:C半球形、半だ円形、さら形の順に薄くてすむ

応力集中の起こりにくさから、必要な板厚は半球形が最も薄く、次いで半だ円形、さら形の順となる。

この問題の解説ページを開く →

280圧力容器に使用する鋼材の腐れしろについて、使用条件ごとの規定として正しいものはどれか。

  1. A直接風雨にさらされない部分で耐食処理を施したものは0.5mmである。
  2. B被冷却液または加熱熱媒に触れる部分は0.5mmである。
  3. C被冷却液または加熱熱媒に触れないその他の部分は0.5mmである。
  4. D直接風雨にさらされない部分で耐食処理を施したものは0.2mmである。
正解と解説を見る

正解:A直接風雨にさらされない部分で耐食処理を施したものは0.5mmである。

鋼材の腐れしろは、直接風雨にさらされない部分で耐食処理を施したものが0.5mm、被冷却液または加熱熱媒に触れる部分およびその他の部分は1mmである。

この問題の解説ページを開く →

281圧力容器の円筒胴に必要な板厚に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A円筒胴の内径が大きいほど、必要な板厚は厚くなる。
  2. B内圧が高いほど、必要な板厚は厚くなる。
  3. C材料の許容引張応力が小さいほど、必要な板厚は厚くなる。
  4. D円筒胴の直径が小さいほど、必要な板厚は厚くなる。
正解と解説を見る

正解:D円筒胴の直径が小さいほど、必要な板厚は厚くなる。

円筒胴に必要な板厚は、円筒胴の直径(内径)が大きいほど厚くなる。

この問題の解説ページを開く →

282鏡板と応力集中に関する記述のうち、正しくないものはどれか。

  1. A応力集中は、形状や板厚が急変する部分、くびれの部分などに発生しやすい。
  2. B板厚が一定のさら形鏡板であれば、応力集中はまったく起こらない。
  3. Cさら形鏡板では、丸みの隅の部分に応力集中が発生しやすい。
  4. D応力集中が起こりにくい形状ほど、より安全な圧力容器となる。
正解と解説を見る

正解:B板厚が一定のさら形鏡板であれば、応力集中はまったく起こらない。

板厚が一定であっても、さら形鏡板のような形状の急変する丸みの隅の部分には応力集中が発生する。

この問題の解説ページを開く →

283冷媒設備の配管以外の部分について、耐圧強度を確認するために行う試験を何と呼ぶか。

  1. A真空試験
  2. B気密試験
  3. C耐圧試験
  4. Dガス圧試験
正解と解説を見る

正解:C耐圧試験

圧縮機や圧力容器など、配管以外の部分について耐圧強度を確認する試験を耐圧試験と呼ぶ。

この問題の解説ページを開く →

284耐圧試験を液体を使用して行う場合、試験圧力はどのように設定されるか。

  1. A設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの1.25倍以上
  2. B設計圧力または許容圧力のいずれか高いほうの1.5倍以上
  3. C設計圧力または許容圧力のいずれか高いほうの1.25倍以上
  4. D設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの1.5倍以上
正解と解説を見る

正解:D設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの1.5倍以上

液体を使用する場合の耐圧試験圧力は、設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの1.5倍以上の圧力とする。

この問題の解説ページを開く →

285気密試験に使用できるガスとして、適切なものはどれか。

  1. A乾燥空気または不燃性ガス
  2. B酸素または毒性ガス
  3. C可燃性ガスまたは不燃性ガス
  4. Dプロパンガスまたは酸素
正解と解説を見る

正解:A乾燥空気または不燃性ガス

気密試験には乾燥空気や窒素などの不燃性ガスを使用し、酸素や毒性ガス、可燃性ガスは使用できない。

この問題の解説ページを開く →

286耐圧試験を液体で行う場合に使用する圧力計について、文字板の大きさの基準はどれか。

  1. A50mm以上
  2. B75mm以上
  3. C100mm以上
  4. D150mm以上
正解と解説を見る

正解:B75mm以上

液体で行う耐圧試験の圧力計の文字板の大きさは75mm以上と規定されている。

この問題の解説ページを開く →

287耐圧試験と気密試験を実施する順序として、正しいものはどれか。

  1. A構成部品ごとに気密試験を行い、配管接続後に耐圧試験を行う。
  2. B構成部品ごとに耐圧試験を行い、配管接続後に気密試験を行う。
  3. C配管接続後に耐圧試験と気密試験を同時に行う。
  4. D配管接続前にすべての機器の真空試験を行い、その後耐圧試験を行う。
正解と解説を見る

正解:B構成部品ごとに耐圧試験を行い、配管接続後に気密試験を行う。

耐圧試験で耐圧強度が確認された構成部品を配管で接続したのちに、すべての冷媒系統について気密試験を行う。

この問題の解説ページを開く →

288耐圧試験を気体を使用して行う場合の実施方法として、正しい記述はどれか。

  1. A一気に耐圧試験圧力まで加圧し、その後1分間保持する。
  2. B試験中は被試験品をつち打ちして、強度が十分であるかを確認する。
  3. Cまず設計圧力等の2分の1の圧力まで上げ、さらに段階的に圧力を上げて耐圧試験圧力に達させる。
  4. D気体を使用する場合の試験圧力は、設計圧力の1.5倍以上とする。
正解と解説を見る

正解:Cまず設計圧力等の2分の1の圧力まで上げ、さらに段階的に圧力を上げて耐圧試験圧力に達させる。

気体による耐圧試験は、安全のため設計圧力等の2分の1の圧力まで上げてから段階的に試験圧力まで加圧する。

この問題の解説ページを開く →

289気密試験に空気圧縮機を使用して圧縮空気を供給する場合、配慮すべき事項はどれか。

  1. A配管内の凍結を防ぐため、空気の温度を常に0℃以下に保つ。
  2. B冷凍機油の酸化を促進するため、空気の温度を140℃以上にする。
  3. C水分を除去するため、空気圧縮機内で200℃まで加熱する。
  4. D冷凍機油の劣化を防ぐため、空気の温度を140℃以下にする。
正解と解説を見る

正解:D冷凍機油の劣化を防ぐため、空気の温度を140℃以下にする。

空気圧縮機を使用する場合は、冷凍機油の劣化などに配慮して空気の温度を140℃以下にすることとされている。

この問題の解説ページを開く →

290気密試験において漏れを確認する方法として、不適切なものはどれか。

  1. A内部に圧力がかかった状態でつち打ちして衝撃を与え、漏れ音を確認する。
  2. B外部に発泡液を塗布して泡の発生の有無を確認する。
  3. C検知ガスを混入させ、ガス漏えい検知器によって確認する。
  4. D被試験品を水中に入れて泡の発生の有無を確認する。
正解と解説を見る

正解:A内部に圧力がかかった状態でつち打ちして衝撃を与え、漏れ音を確認する。

内部に圧力がかかった状態でつち打ちしたり衝撃を与えたりすることは危険であるため行ってはならない。

この問題の解説ページを開く →

291耐圧試験および気密試験に使用する圧力計の最高目盛の範囲として、正しいものはどれか。

  1. A各試験圧力の1.0倍以上1.25倍以下
  2. B各試験圧力の1.25倍以上2倍以下
  3. C各試験圧力の1.5倍以上3倍以下
  4. D各試験圧力の2倍以上4倍以下
正解と解説を見る

正解:B各試験圧力の1.25倍以上2倍以下

圧力試験に使用する圧力計の最高目盛は、それぞれの試験圧力の1.25倍以上2倍以下と定められている。

この問題の解説ページを開く →

292アンモニア冷凍装置における気密試験に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A漏れを確認しやすいように、炭酸ガスを単独で使用する。
  2. B安全性を高めるため、酸素と窒素を半量ずつ混合して使用する。
  3. C炭酸ガスを使用すると化合物ができてしまうため、使用できない。
  4. Dアンモニア冷凍装置の気密試験には、ヘリウムガスのみが許可されている。
正解と解説を見る

正解:C炭酸ガスを使用すると化合物ができてしまうため、使用できない。

アンモニア冷凍装置では炭酸ガスを使用すると化合物が生成されるため、炭酸ガスは使用できない。

この問題の解説ページを開く →

293耐圧試験に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A耐圧試験の対象には、圧縮機、圧力容器のほか、すべての冷媒配管が含まれる。
  2. B耐圧試験は、原則として液体を使用して行う液圧試験とされている。
  3. C気体による耐圧試験は、一定の条件を満たし液体の使用が困難な場合に認められる。
  4. D液体で試験して被試験品が破壊された場合、気体と比較して被害が少なくてすむ。
正解と解説を見る

正解:A耐圧試験の対象には、圧縮機、圧力容器のほか、すべての冷媒配管が含まれる。

耐圧試験の対象は配管以外の部分(容器等の組立品や部品)であり、配管は対象から除外されている。

この問題の解説ページを開く →

294配管で接続したあとの気密試験の実施方法として、誤っているものはどれか。

  1. Aまず低圧部に発泡液を塗布し、漏れを調べる。
  2. B次に高圧部について規定の圧力まで上昇させて検査する。
  3. C漏れが発見された場合は、圧力を大気圧まで完全に下げてから修理を行う。
  4. D漏れが発見された場合は、直ちにその圧力を維持したまま溶接補修を行う。
正解と解説を見る

正解:D漏れが発見された場合は、直ちにその圧力を維持したまま溶接補修を行う。

漏れが発見された場合、圧力がかかった状態での溶接補修などの熱を加える作業は危険であり、必ず大気圧まで下げてから修理を行う。

この問題の解説ページを開く →

295真空試験(真空放置試験)を実施する主な目的として、含まれないものはどれか。

  1. A微量な漏れの確認
  2. B装置内に残留している油分の除去
  3. Cフルオロカーボン冷凍装置での水分の除去
  4. D残留している空気や窒素ガスの除去
正解と解説を見る

正解:B装置内に残留している油分の除去

真空試験の目的に微量な漏れの確認や水分・空気の除去は含まれるが、油分の除去は目的に含まれない。

この問題の解説ページを開く →

296真空試験を行う際、到達させるべき真空度の目安として正しいものはどれか。

  1. A絶対圧力で約100kPa
  2. Bゲージ圧力で0kPa
  3. C絶対圧力で8kPa程度(ゲージ圧力で-93kPa程度)
  4. D絶対圧力で50kPa程度
正解と解説を見る

正解:C絶対圧力で8kPa程度(ゲージ圧力で-93kPa程度)

真空試験では、少なくともゲージ圧力で-93kPa(絶対圧力では8kPa)程度の真空に到達させる必要がある。

この問題の解説ページを開く →

297真空試験において、正確な真空の数値を読み取るために使用すべき計器はどれか。

  1. A一般のゲージ圧力計
  2. B連成計
  3. C差圧計
  4. D真空計
正解と解説を見る

正解:D真空計

一般の連成計では正確な真空の数値が読み取れないため、必ず真空計を使用しなければならない。

この問題の解説ページを開く →

298大形の冷凍装置に冷媒を充てんする際、一般的にどこから冷媒を入れるか。

  1. A受液器の冷媒液出口弁の先の冷媒チャージ弁から液状で入れる
  2. B高圧側と低圧側の両方の操作弁から蒸気状で入れる
  3. C圧縮機の吐出し管から直接蒸気状で入れる
  4. D凝縮器のガス入口から液状で入れる
正解と解説を見る

正解:A受液器の冷媒液出口弁の先の冷媒チャージ弁から液状で入れる

中・大形の冷凍装置では、受液器の冷媒液出口弁を閉じ、その先の冷媒チャージ弁から液状の冷媒を入れる。

この問題の解説ページを開く →

299圧縮機に防振支持を行った際、振動が配管に伝わるのを防ぐために吸込み管と吐出し管に用いるものはどれか。

  1. A硬質銅管
  2. B可とう管(フレキシブルチューブ)
  3. C鋼管
  4. D断熱材
正解と解説を見る

正解:B可とう管(フレキシブルチューブ)

圧縮機の振動が配管に伝わるのを防ぐため、吸込み管と吐出し管には可とう管(フレキシブルチューブ)を用いる。

この問題の解説ページを開く →

300非共沸混合冷媒を冷凍装置に充てんする際の注意事項として、正しいものはどれか。

  1. A装置の規模に関わらず、高圧側から蒸気状で充てんする。
  2. B低沸点の成分を優先させるため、必ず蒸気状の冷媒を充てんする。
  3. C成分割合の変化を防ぐため、必ず液状の冷媒を充てんする。
  4. D単一成分冷媒と同様に、液状・蒸気状のどちらで充てんしてもよい。
正解と解説を見る

正解:C成分割合の変化を防ぐため、必ず液状の冷媒を充てんする。

非共沸混合冷媒は、規格の成分比と異なる冷媒が充てんされるのを防ぐため、成分比の変化が少ない液状で充てんする。

この問題の解説ページを開く →

301低温用の冷凍装置において、冷凍機油を選定する際に重視すべき性質はどれか。

  1. A流動点が低い油を選定する。
  2. B流動点が高い油を選定する。
  3. C粘度が極めて高い油を選定する。
  4. D水分の吸収性が高い油を選定する。
正解と解説を見る

正解:A流動点が低い油を選定する。

低温用の冷凍装置には、低温でも油が流動できるように流動点の低い油を選定する。

この問題の解説ページを開く →

302真空試験において、水分の残留しやすい箇所を中心に行う乾燥のための加熱の温度上限として正しいものはどれか。

  1. A60℃以下
  2. B80℃以下
  3. C120℃以下
  4. D150℃以下
正解と解説を見る

正解:C120℃以下

真空試験時の乾燥のための加熱は、必要に応じ120℃以下で行う。

この問題の解説ページを開く →

303吸込み管に可とう管(フレキシブルチューブ)を用いる場合において、表面が氷結するおそれがあるときの対策として正しいものはどれか。

  1. A可とう管を取り外し、金属製の剛性管に交換する。
  2. B可とう管の内部に窒素ガスを常時パージする。
  3. C常時120℃で加熱し続ける。
  4. D氷結による破損を防ぐため、可とう管の表面をゴムで被覆する。
正解と解説を見る

正解:D氷結による破損を防ぐため、可とう管の表面をゴムで被覆する。

吸込み管の表面が氷結するおそれがある場合は、氷結による破損を防ぐため可とう管をゴムで被覆する。

この問題の解説ページを開く →

304真空試験による漏れ確認の限界に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A微量な漏れを発見でき、その漏れ箇所も正確に特定できる。
  2. B微量な漏れを発見することはできるが、漏れ箇所の特定まではできない。
  3. C大きな漏れは発見できるが、微量な漏れは一切検知できない。
  4. D漏れ箇所は特定できるが、漏れているガスの種類までは特定できない。
正解と解説を見る

正解:B微量な漏れを発見することはできるが、漏れ箇所の特定まではできない。

真空試験では真空度の低下により微量な漏れの発見はできるが、漏れ箇所を特定することまではできない。

この問題の解説ページを開く →

305冷凍装置に真空状態をつくり出す手段に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A高真空をつくり出すには、真空ポンプの使用が必要となる。
  2. B冷凍装置用の圧縮機で長時間真空引きすると、焼き付きなどの損傷を生じるおそれがある。
  3. C高真空に到達させるには、冷凍装置用の圧縮機を使用する。
  4. D真空ポンプを停止させると、水分の残留等により圧力が上がってくることがある。
正解と解説を見る

正解:C高真空に到達させるには、冷凍装置用の圧縮機を使用する。

高真空まで到達させるには冷凍装置用の圧縮機では難しく、損傷のおそれがあるため専用の真空ポンプを使用する。

この問題の解説ページを開く →

306小形の冷凍装置に冷媒を充てんする方法として、一般的な手順はどれか。

  1. A受液器の冷媒液出口弁から圧縮機を運転しながら液状で入れる。
  2. B蒸発器の出口から液状で一気に充てんする。
  3. C真空ポンプを運転しながら、凝縮器のドレン抜きから液状で入れる。
  4. D高圧側と低圧側の両方の操作弁から、蒸気状の冷媒を入れる。
正解と解説を見る

正解:D高圧側と低圧側の両方の操作弁から、蒸気状の冷媒を入れる。

小形の冷凍装置の場合は、高圧側と低圧側の両方の操作弁から蒸気状の冷媒を入れるのが一般的である。

この問題の解説ページを開く →

307圧縮機の据付け基礎に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A多気筒圧縮機を支える基礎の質量は、圧縮機などの質量の合計と同程度とする。
  2. B質量を十分にもたせたコンクリート基礎に固定する。
  3. C加振力による動荷重を考慮して設計する。
  4. D振動や騒音による影響をできるだけ小さくするように据付ける。
正解と解説を見る

正解:A多気筒圧縮機を支える基礎の質量は、圧縮機などの質量の合計と同程度とする。

多気筒圧縮機を支えるコンクリート基礎の質量は、圧縮機や駆動機などの質量の合計の2〜3倍程度とする。

この問題の解説ページを開く →

308冷凍装置に使用する材料において、ひずみに対する引張応力が増していき、引張応力の最大値を示す点に達したときの値を何と呼ぶか。

  1. A上降伏点
  2. B引張強さ
  3. C下降伏点
  4. D弾性限度
正解と解説を見る

正解:B引張強さ

引張応力の最大値を示す点における応力の値を引張強さまたは引張強度と呼ぶ。

この問題の解説ページを開く →

309材料の記号STPGが表す金属材料はどれか。

  1. A一般構造用圧延鋼材
  2. B配管用炭素鋼鋼管
  3. C圧力配管用炭素鋼鋼管
  4. Dねずみ鋳鉄
正解と解説を見る

正解:C圧力配管用炭素鋼鋼管

STPGは圧力配管用炭素鋼鋼管を表す記号である。

この問題の解説ページを開く →

310鋳鉄を圧力容器に使用する場合、腐れしろの値はいくらと定められているか。

  1. A0.2 mm
  2. B0.5 mm
  3. C1.0 mm
  4. D2.0 mm
正解と解説を見る

正解:C1.0 mm

鋳鉄の腐れしろは使用条件によらず1mmと定められている。

この問題の解説ページを開く →

311冷媒設備の許容圧力を決定する際、基準となる肉厚とはどれか。

  1. A設計板厚に腐れしろを加えた肉厚
  2. B最小引張強さに対応する肉厚
  3. C溶接継手の効率を掛けた肉厚
  4. D実際の肉厚から腐れしろを除いた肉厚
正解と解説を見る

正解:D実際の肉厚から腐れしろを除いた肉厚

許容圧力は、腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力と設計圧力のうち低いほうとなる。

この問題の解説ページを開く →

312耐圧試験や気密試験に使用する圧力計の個数として、規定されているものはどれか。

  1. A原則として1個のみ使用する
  2. B2個以上使用する
  3. C3個以上使用する
  4. D個数の規定はなく、文字板の大きさが100mm以上であればよい
正解と解説を見る

正解:B2個以上使用する

耐圧試験および気密試験において、圧力計は原則として2個以上使用すると規定されている。

この問題の解説ページを開く →

313液体を使用して耐圧試験を行う際、圧力を耐圧試験圧力まで上げたあとの手順として正しいものはどれか。

  1. Aその圧力を1分間以上保ったあと、耐圧試験圧力の10分の8まで降下させる。
  2. B圧力を耐圧試験圧力のまま10分間保持し、その後大気圧まで下げる。
  3. C圧力を耐圧試験圧力に保ったまま、つち打ちして異常を確認する。
  4. Dただちに圧力を大気圧まで下げる。
正解と解説を見る

正解:Aその圧力を1分間以上保ったあと、耐圧試験圧力の10分の8まで降下させる。

液体を使用する耐圧試験では、耐圧試験圧力を1分間以上保ったあと、圧力を10分の8まで降下させて異常がないか確認する。

この問題の解説ページを開く →

314真空放置試験の放置時間について、一般的な目安とされているものはどれか。

  1. A10分〜30分程度
  2. B数時間から一昼夜近い時間
  3. C1週間から10日程度
  4. D数秒〜1分程度
正解と解説を見る

正解:B数時間から一昼夜近い時間

対象物を真空にしたまま放置する時間は、一般に数時間から一昼夜近い長い時間が必要とされる。

この問題の解説ページを開く →

315機器の据付け位置において、換気に関する注意事項として誤っているものはどれか。

  1. Aアンモニア冷媒が多量に漏れた場合は危険が生じるため、換気に十分注意する。
  2. Bフルオロカーボン冷媒でも多量に漏れた場合は酸欠などの危険が生じる。
  3. Cフルオロカーボン冷媒は無毒であるため、多量に漏れても換気の必要はない。
  4. D運転や保守に支障が起こらないよう、非常時まで想定して据付ける。
正解と解説を見る

正解:Cフルオロカーボン冷媒は無毒であるため、多量に漏れても換気の必要はない。

フルオロカーボン冷媒でも多量に漏れた場合は酸欠などの危険が生じるため、換気に十分注意しなければならない。

この問題の解説ページを開く →

316冷凍機油を選定する際、高速回転の圧縮機で軸受荷重が比較的小さいものに適しているのはどのような油か。

  1. A粘度の低い油
  2. B粘度の高い油
  3. C流動点が非常に高い油
  4. D水分を豊富に含んだ油
正解と解説を見る

正解:A粘度の低い油

高速回転で軸受荷重が比較的小さい圧縮機には、粘度の低い油を選定する。

この問題の解説ページを開く →

317耐圧試験を気体で行う場合、試験圧力は設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの何倍以上と定められているか。

  1. A1.0倍
  2. B1.25倍
  3. C1.5倍
  4. D2.0倍
正解と解説を見る

正解:B1.25倍

気体を使用する場合の耐圧試験圧力は、設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの1.25倍以上の圧力とする。

この問題の解説ページを開く →
第三種冷凍機械責任者の全分野一覧へ戻る