第一種・第二種冷凍機械責任者 ② 伝熱理論と熱交換器

熱の移動と、凝縮器・蒸発器の伝熱性能を扱う分野で、収録624問のうち76問。熱伝導・熱伝達・熱放射の区別、熱通過率と伝熱面積・平均温度差から交換熱量を求める計算、フィン効率や汚れ係数の定義が軸になる。乾式蒸発器と満液式の違い、蒸発式凝縮器の特徴、着霜と散水除霜の手順、アンモニア装置での冷凍機油の扱いも問われる。式の記号が何を指すかまで押さえたうえで、水あかや不凝縮ガスが熱通過抵抗をどう変えるかを原因と結果でつないで覚えると安定する。

この分野の問題76問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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93熱の移動形態として、一般の冷凍装置でほとんどを占める2つの現象の正しい組み合わせはどれか。

  1. A熱伝導と熱放射
  2. B熱伝達と熱放射
  3. C熱伝導と熱伝達
  4. D熱放射と対流
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正解:C熱伝導と熱伝達

熱の移動には熱伝導・熱伝達・熱放射の3つがあるが、一般の冷凍装置では熱伝導と熱伝達がほとんどである。

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94ある物体内の高温壁から低温壁に向かって熱が移動する現象を何というか。

  1. A熱伝導
  2. B熱放射
  3. C熱伝達
  4. D熱通過
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正解:A熱伝導

1つの物体内の高温壁から低温壁に向かって熱が移動する現象は熱伝導である。

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95次の物質のうち、熱伝導率が最も大きいものはどれか。

  1. A
  2. Bアルミニウム
  3. Cポリウレタン
  4. D鉄鋼
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正解:Bアルミニウム

アルミニウムの熱伝導率は230 W/(m・K)であり、鉄鋼(35〜58)や水(0.59)よりも大きい。

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96次の物質のうち、熱伝導率が最も小さいものはどれか。

  1. A鉄鋼
  2. B
  3. C木材
  4. D空気
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正解:D空気

空気の熱伝導率は0.023 W/(m・K)であり、比較対象の中で最小クラスである。

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97固体壁の表面とそれに接している流体との間に温度差があるときの熱移動現象を何というか。

  1. A熱放射
  2. B熱伝導
  3. C対流熱伝達
  4. D凝縮熱伝達
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正解:C対流熱伝達

固体壁の表面とそれに接している流体との間に温度差があるときの熱移動現象は対流熱伝達である。

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98液体からガス体への流体の相変化を伴う熱移動を何というか。

  1. A沸騰熱伝達
  2. B自然対流熱伝達
  3. C凝縮熱伝達
  4. D放射伝熱
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正解:A沸騰熱伝達

液体からガス体への流体の相変化を伴う熱移動は沸騰熱伝達である。

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99ガス体から液体への流体の相変化を伴う熱移動を何というか。

  1. A強制対流熱伝達
  2. B凝縮熱伝達
  3. C沸騰熱伝達
  4. D熱伝導
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正解:B凝縮熱伝達

ガス体から液体への流体の相変化を伴う熱移動は凝縮熱伝達である。

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100熱放射による伝熱量は、物体の絶対温度の何乗に比例するか。

  1. A比例しない
  2. B2乗
  3. C3乗
  4. D4乗
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正解:D4乗

熱放射による伝熱量は、ステファン・ボルツマン定数を用いて絶対温度の4乗に比例する。

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101固体壁により隔てられている高温流体と低温流体との間の熱の流れを何というか。

  1. A熱通過
  2. B熱伝達
  3. C熱放射
  4. D熱伝導
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正解:A熱通過

固体壁により隔てられている高温流体と、低温流体との間の熱の流れを熱通過という。

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102熱の伝わりにくさを表す「熱通過抵抗」を求める式として正しいものはどれか。

  1. A熱伝達抵抗の逆数
  2. B熱伝達率と熱伝導率の和
  3. C熱伝達抵抗と熱伝導抵抗の積
  4. D熱伝達抵抗と熱伝導抵抗の直列和
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正解:D熱伝達抵抗と熱伝導抵抗の直列和

熱通過抵抗は、両側の熱伝達抵抗と壁の熱伝導抵抗の合計(直列和)である。

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103熱通過率(K)と熱通過抵抗の関係として正しいものはどれか。

  1. A熱通過率は熱通過抵抗の2乗である
  2. B熱通過率は熱通過抵抗の逆数である
  3. C熱通過率は熱通過抵抗と等しい
  4. D熱通過率は熱通過抵抗に比例する
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正解:B熱通過率は熱通過抵抗の逆数である

熱通過率Kは熱の通りやすさ、熱通過抵抗は熱の通りにくさを表すため、両者は逆数の関係になる。抵抗が大きいほどKは小さくなる。

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104異形壁面で隔てられた熱交換器における、有効内外伝熱面積比(m)の定義として正しいものはどれか。

  1. A実際のフィンの伝熱量をフィン部の伝熱量で割った値
  2. B平面側の表面積をフィン側の表面積で割った値
  3. Cフィン側の表面積を平面側の表面積で割った値
  4. Dフィン部の伝熱量を実際のフィンの伝熱量で割った値
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正解:Cフィン側の表面積を平面側の表面積で割った値

有効内外伝熱面積比(m)は、フィン側の表面積を平面側の表面積で割った値である。

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105フィン効率の定義として正しいものはどれか。

  1. A実際の伝熱量を先端温度と仮定した伝熱量で割った値
  2. B実際の伝熱量を全表面が根元温度と仮定した伝熱量で割った値
  3. C全表面が先端温度と仮定した伝熱量を実際の伝熱量で割った値
  4. D根元部のみの伝熱量を実際の伝熱量で割った値
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正解:B実際の伝熱量を全表面が根元温度と仮定した伝熱量で割った値

フィン効率は、実際の伝熱量を、全表面がフィン根元温度に等しいと仮定したときの伝熱量で割った値である。

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106凝縮器から取り出す熱量(凝縮負荷)を求める式として正しいものはどれか。ただし、冷凍能力をΦo、圧縮機入力をPとする。

  1. AΦo - P
  2. BΦo × P
  3. CP - Φo
  4. DΦo + P
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正解:DΦo + P

凝縮負荷は、冷凍能力と圧縮機入力を加えたもの(Φo + P)である。

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107冷却媒体として空気や水を利用する凝縮器の種類に含まれないものはどれか。

  1. A空冷凝縮器
  2. B水冷凝縮器
  3. C乾式凝縮器
  4. D蒸発式凝縮器
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正解:C乾式凝縮器

凝縮器の種類には空冷、水冷、蒸発式がある。乾式は蒸発器の種類である。

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108空冷凝縮器の冷却の仕組みとして正しいものはどれか。

  1. A冷媒ガスを空気の顕熱で冷却する
  2. B冷媒ガスを水の蒸発潜熱で冷却する
  3. C冷媒ガスを冷却水の顕熱で冷却する
  4. D冷媒ガスをブラインで冷却する
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正解:A冷媒ガスを空気の顕熱で冷却する

空冷凝縮器は、外気(空気)の顕熱を利用して冷媒ガスを冷却して液化させる。

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109水冷凝縮器の冷却の仕組みとして正しいものはどれか。

  1. A冷媒ガスを空気の顕熱で冷却する
  2. B冷媒液の蒸発潜熱で冷却する
  3. C冷媒ガスを水の蒸発潜熱で冷却する
  4. D冷媒ガスを冷却水の顕熱で冷却する
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正解:D冷媒ガスを冷却水の顕熱で冷却する

水冷凝縮器では、冷却水の顕熱を利用して冷媒ガスを凝縮する。

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110蒸発式凝縮器の冷却の仕組みとして正しいものはどれか。

  1. A冷媒ガスをブラインの顕熱で冷却する
  2. B冷媒ガスを冷却水の顕熱のみで冷却する
  3. C冷媒ガスを冷却水の蒸発潜熱で冷却する
  4. D冷媒ガスを空気の顕熱で冷却する
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正解:C冷媒ガスを冷却水の蒸発潜熱で冷却する

蒸発式凝縮器は、主に散布された冷却水が蒸発する際の蒸発潜熱によって冷媒ガスを凝縮する。

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111乾式蒸発器において、蒸発器出口の冷媒の状態を適切に保つための過熱度として一般的な値はどれか。

  1. A20〜25K
  2. B3〜5K
  3. C10〜15K
  4. D0K
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正解:B3〜5K

乾式蒸発器では、温度自動膨張弁により出口の過熱度が3〜5Kになるようにコントロールする。

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112満液式蒸発器における蒸発器内の熱伝達の形態として正しいものはどれか。

  1. A凝縮熱伝達
  2. B自然対流熱伝達
  3. C核沸騰熱伝達
  4. D放射熱伝達
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正解:C核沸騰熱伝達

満液式蒸発器内の冷媒は、核沸騰熱伝達で蒸発するため伝熱性能が良い。

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113冷媒液強制循環式蒸発器では、蒸発する冷媒量に対してどの程度の冷媒液を液ポンプで送り込むか。

  1. A3〜5倍
  2. B0.5〜1倍
  3. C10倍以上
  4. D1〜2倍
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正解:A3〜5倍

蒸発器内で蒸発する冷媒量の3〜5倍の冷媒液を液ポンプで強制的に蒸発器に送る。

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114圧縮機から吐き出される高温の冷媒ガスを蒸発器に送り込み、その熱で霜を溶かす除霜方式はどれか。

  1. Aホットガスデフロスト方式
  2. B電気ヒータ方式
  3. Cオフサイクル方式
  4. D散水方式
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正解:Aホットガスデフロスト方式

ホットガスデフロスト方式は、高温の冷媒ガスの顕熱と凝縮潜熱によって霜を溶かす。

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115冷凍装置において、いくら冷却しても凝縮しないガス(不凝縮ガス)の主な成分は何か。

  1. Aフロンガス
  2. B空気
  3. Cアンモニア
  4. D水蒸気
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正解:B空気

不凝縮ガスとはいくら冷却しても凝縮しないガスのことで、冷凍装置では主に空気を指す。

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116伝熱面積10m2、温度差50K、厚さ0.15m、熱伝導率0.03 kW/(m・K)の壁の伝熱量はいくらか。

  1. A1.0 kW
  2. B0.1 kW
  3. C100 kW
  4. D10 kW
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正解:D10 kW

伝熱量 = λ・A・(t1-t2) / δ = 0.03 × 10 × 50 / 0.15 = 10 kW。

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117熱交換器において、熱通過抵抗が大きい場合の結果として正しいものはどれか。

  1. A熱が伝わりやすくなり流体間の温度差が小さくなる
  2. B熱が伝わりにくくなり流体間の温度差が大きくなる
  3. C熱が伝わりにくくなり流体間の温度差が小さくなる
  4. D熱が伝わりやすくなり流体間の温度差が大きくなる
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正解:B熱が伝わりにくくなり流体間の温度差が大きくなる

熱通過抵抗が大きいほど熱が伝わりにくく、両流体間の温度差が大きくなる。

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118ある平板壁で、流体1と流体2の熱伝達率が共に10 kW/(m2・K)であり、壁の熱伝導抵抗が無視できる場合、熱通過率(K)はいくらか。

  1. A10 kW/(m2・K)
  2. B0.2 kW/(m2・K)
  3. C20 kW/(m2・K)
  4. D5 kW/(m2・K)
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正解:D5 kW/(m2・K)

K = 1 / (1/10 + 1/10) = 1 / 0.2 = 5 kW/(m2・K)。

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119フィン付き伝熱面において、平面側を基準とした熱通過率(Ko)とフィン側を基準とした熱通過率(K)の関係を表す式はどれか。ただし有効内外伝熱面積比をmとする。

  1. AKo = m × K
  2. BKo = K + m
  3. CKo = K - m
  4. DKo = K / m
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正解:AKo = m × K

平面側の面積を基準にした熱通過率Koとフィン側の面積を基準にした熱通過率Kの間には、Ko = m・K の関係がある。

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120水冷凝縮器における汚れ係数(f)が熱通過率に与える影響として正しいものはどれか。

  1. A汚れ係数が大きくなると、熱通過率は増大する
  2. B汚れ係数に関わらず熱通過率は変化しない
  3. C汚れ係数が大きくなると、熱通過率は低下する
  4. D汚れ係数が小さくなると、熱通過率は低下する
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正解:C汚れ係数が大きくなると、熱通過率は低下する

汚れ係数(f)が熱通過抵抗に加算されるため、汚れ係数が大きいと熱通過率が低下して伝熱性能が悪くなる。

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121空冷凝縮器に霜が付着した場合の熱通過率を求める際、平板壁の熱伝導抵抗の代わりに考慮されるものはどれか。

  1. A空気側の強制対流熱伝達率の増加
  2. B汚れ係数による熱伝達抵抗
  3. C有効内外伝熱面積比による面積補正係数
  4. D霜の厚さと霜の熱伝導率からなる熱伝導抵抗
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正解:D霜の厚さと霜の熱伝導率からなる熱伝導抵抗

霜が付着した場合、平板壁の熱伝導抵抗を無視し、代わりに霜の熱伝導抵抗(厚さ/熱伝導率)を考慮する。

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122熱交換器における流体の流れの向きと伝熱性能の関係として正しいものはどれか。

  1. Aどちらの流れでも熱交換量は完全に一致する
  2. B対向流の方が並行流よりも熱交換量が大きく有利である
  3. C並行流は伝熱面積が小さくなるため不利だが熱交換量は多い
  4. D並行流の方が対向流よりも熱交換量が大きく有利である
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正解:B対向流の方が並行流よりも熱交換量が大きく有利である

対向流方式は並行流方式よりも熱交換量が大きくなり、伝熱性能上有利である。

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123平均温度差の計算において、温度差が小さい場合に多用される簡易的な計算手法はどれか。

  1. A相乗平均温度差
  2. B対数平均温度差
  3. C算術平均温度差
  4. D加重平均温度差
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正解:C算術平均温度差

正確性を求める場合は対数平均温度差を用いるが、温度差が小さい場合は簡易的に算術平均温度差が多用される。

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124空冷凝縮器において、夏場に外気温度が高くなった場合の影響として正しいものはどれか。

  1. A凝縮温度が高くなり、圧縮機の軸動力が大きくなりやすい
  2. B凝縮圧力が下がり、圧縮機の動力が小さくなる
  3. C凝縮圧力が一定に保たれ、動力が低下する
  4. D凝縮温度が下がり、圧縮機の動力が大きくなる
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正解:A凝縮温度が高くなり、圧縮機の軸動力が大きくなりやすい

外気温度が高くなると大気の顕熱を利用する空冷凝縮器は凝縮温度が高くなり、圧縮機の軸動力が大きくなりやすい。

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125空冷凝縮器で冷媒圧力降下が大きくなることへの対応策として一般的なものはどれか。

  1. A冷却管の全長を分割し、並列にする
  2. Bフィンを取り外して空気抵抗を減らす
  3. C冷却管の全長を長くして直列につなぐ
  4. D冷却管の内径を極端に小さくする
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正解:A冷却管の全長を分割し、並列にする

空気側熱伝達率が小さく冷却管全長が長くなり圧力降下が大きいため、全長を分割し冷却管を並列にして対応する。

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126シェルアンドチューブ水冷凝縮器の一般的な構造として正しいものはどれか。

  1. A冷媒が管内を流れ、冷却水が管外(胴体内)を流れる
  2. B冷媒と冷却水が交互に伝熱プレート間を流れる
  3. C冷媒と冷却水が同心の二重管の隙間を流れる
  4. D冷却水が管内を流れ、冷媒が管外(胴体内)を流れる
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正解:D冷却水が管内を流れ、冷媒が管外(胴体内)を流れる

胴体の中で冷媒ガスが冷却水に熱を放出して凝縮するため、冷却水は管内を流れ、冷媒は管外(胴体内)を流れる。

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127ブレージングプレート凝縮器の特徴として正しいものはどれか。

  1. A鋼管のみを溶接して作られている
  2. B高性能で小型のため、冷媒充てん量が少なくて済む
  3. C大型であり冷媒充填量が非常に多くなる
  4. D水回りの清掃が極めて容易である
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正解:B高性能で小型のため、冷媒充てん量が少なくて済む

高性能で小型であるため、冷媒充てん量が少なくて済むメリットがある。ただし冷却水側の詰まりに注意が必要。

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128冷却塔の性能に影響を与える空気の条件として正しいものはどれか。

  1. Aファンで吸い込む空気の乾球温度が高いほど性能が向上する
  2. Bファンで吸い込む空気の絶対湿度が大きいほど性能が向上する
  3. Cファンで吸い込む空気の湿球温度が低いほど性能が向上する
  4. Dファンで吸い込む空気の露点温度が高いほど性能が向上する
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正解:Cファンで吸い込む空気の湿球温度が低いほど性能が向上する

吸い込まれる空気の湿球温度が低いほど水の蒸発量が多くなり、冷却塔の性能が向上する。

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129蒸発式凝縮器と他の凝縮器の比較として正しいものはどれか。

  1. A水冷式よりも多量の冷却水を消費する
  2. B空冷式よりも据付面積が著しく小さくなる
  3. C冷却塔を用いた場合よりもはるかに大量の補給水が必要である
  4. D空冷式よりも凝縮温度が低くなる
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正解:D空冷式よりも凝縮温度が低くなる

蒸発式凝縮器は冷却水の蒸発潜熱を利用するため、空冷式より凝縮温度が低くなる。冷却塔と同程度の水を消費する。

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130蒸発器において、蒸発温度と被冷却物との設定温度差が大き過ぎる場合の影響として正しいものはどれか。

  1. A圧縮機の動力が極端に増大する
  2. B伝熱面積が極めて大きな蒸発器が必要となる
  3. C蒸発温度が低下し過ぎて能力が大きく低下し、成績係数は小さくなる
  4. D蒸発温度が上昇し過ぎて能力が極端に向上する
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正解:C蒸発温度が低下し過ぎて能力が大きく低下し、成績係数は小さくなる

設定温度差が大き過ぎると蒸発温度が低くなり過ぎ、冷凍能力が大きく低下して成績係数は小さくなる。

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131水冷凝縮器において、冷媒側にローフィンチューブ加工が施される主な理由はどれか。

  1. A冷却水側の熱伝達率が冷媒側よりも高いため、バランスを取るため
  2. B冷媒の圧力降下を極限まで大きくするため
  3. C冷媒側の熱伝達率が冷却水側よりも高いため
  4. D冷却管内の水あかの付着を防止するため
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正解:A冷却水側の熱伝達率が冷媒側よりも高いため、バランスを取るため

冷却水側の熱伝達率が冷媒側よりも高いため、バランスを取るために冷媒側にローフィンチューブ加工をして伝熱面積を拡大する。

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132満液式蒸発器の特徴として、乾式蒸発器と比較した記述で正しいものはどれか。

  1. A蒸発器出口で冷媒を3〜5K過熱させる必要がある
  2. B核沸騰熱伝達で蒸発するため、伝熱性能が良く圧力降下も少ない
  3. C油戻し装置が不要である
  4. Dシステム全体の冷媒量が少ない
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正解:B核沸騰熱伝達で蒸発するため、伝熱性能が良く圧力降下も少ない

満液式は核沸騰熱伝達で蒸発するため乾式より伝熱性能が良く、圧力降下も少ない。

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133冷媒液強制循環式蒸発器の利点として正しいものはどれか。

  1. A冷凍機油が蒸発器内に留まりにくく、伝熱阻害がほとんど無い
  2. B小型装置に最適で構造が非常にシンプルである
  3. C出口の冷媒を過熱蒸気にするため伝熱性能が良い
  4. Dシステム内の冷媒量が極めて少なくて済む
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正解:A冷凍機油が蒸発器内に留まりにくく、伝熱阻害がほとんど無い

冷凍機油が蒸発器内に留まりにくいため、油による熱伝達の阻害がほとんど無い。

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134電気ヒータ方式の除霜において、注意すべき点として正しいものはどれか。

  1. A電気ヒータは低温を維持するため絶縁の必要がない
  2. B冷媒液の圧力上昇を防ぐため冷媒回路を切り替える
  3. C除霜能力を確保するため常に送風機を運転する
  4. D除霜時の庫内温度上昇を防止するために送風機を停止する
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正解:D除霜時の庫内温度上昇を防止するために送風機を停止する

電気ヒータ方式では、除霜時に庫内温度が上昇するのを防止するために送風機は停止する。

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135散水方式による除霜の適切な手順として正しいものはどれか。

  1. A高温の冷媒ガスを流しながら10〜15℃の冷水を散布する
  2. B冷媒を止め、冷媒液を蒸発させてから送風機を停止して10〜15℃の温水を散布する
  3. C冷媒を流しながら送風機を運転して散水する
  4. D蒸発器内に多量の冷媒液を残したまま温水を散布する
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正解:B冷媒を止め、冷媒液を蒸発させてから送風機を停止して10〜15℃の温水を散布する

冷媒の流れを止め、冷媒液を蒸発させてから送風機を停止し、10〜15℃の温水を散布する。

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136ブライン散布方式による着霜防止について、回収された不凍液の処理として正しいものはどれか。

  1. A冷却して濃度を高めてから循環利用する
  2. B凍結しているため融解させてから排水する
  3. C水分を吸収して薄くなっているので、加熱し濃度を調整して循環利用する
  4. Dそのまま連続して散布し続ける
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正解:C水分を吸収して薄くなっているので、加熱し濃度を調整して循環利用する

空気中の水分を吸収して不凍液が薄くなるため、加熱して濃度を調整し循環利用する必要がある。

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137凝縮圧力が上昇した時の冷凍サイクルへの影響として正しいものはどれか。

  1. A成績係数が大きくなる
  2. B圧縮機の体積効率が低下し、冷凍能力が低下する
  3. C比体積が大きくなり、冷媒循環量が増大する
  4. D圧縮機仕事量が減少し、冷凍能力が増加する
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正解:B圧縮機の体積効率が低下し、冷凍能力が低下する

凝縮圧力が上昇すると圧縮機仕事量が増大し、体積効率が低下して冷媒循環量が減少し、冷凍能力が低下する。

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138蒸発圧力が低下した時の冷凍サイクルへの影響として正しいものはどれか。

  1. A圧縮機の体積効率が向上する
  2. B冷凍効果(エンタルピー差)が大きくなる
  3. C冷凍能力が増加し、成績係数が大きくなる
  4. D吸込みガスの比体積が大きくなって冷媒循環量が減少する
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正解:D吸込みガスの比体積が大きくなって冷媒循環量が減少する

蒸発圧力が低下すると、吸込みガスの比体積が大きくなって冷媒循環量が減少し、冷凍能力と成績係数が低下する。

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139不凝縮ガスが冷凍装置内に侵入した場合の影響として正しいものはどれか。

  1. A凝縮器に溜まり、凝縮圧力が空気の分圧以上に上昇する
  2. B伝熱が促進され、成績係数が大きくなる
  3. C油分離器に溜まり、圧縮機の潤滑を促進する
  4. D蒸発器に溜まり、蒸発圧力を低下させる
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正解:A凝縮器に溜まり、凝縮圧力が空気の分圧以上に上昇する

不凝縮ガス(空気)は通常凝縮器に溜まり、伝熱が阻害され凝縮圧力が空気の分圧以上に上昇して成績係数が小さくなる。

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140乾式プレートフィン蒸発器において、対向流方式が並行流方式より優れている点はどれか。

  1. A冷媒の圧力降下が完全に無くなる
  2. B霜の付着を完全に防ぐことができる
  3. C冷媒の過熱部の管長を短くできる
  4. D冷媒出口が湿り蒸気になりやすい
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正解:C冷媒の過熱部の管長を短くできる

対向流方式の方が過熱部における冷媒と空気の温度差が大きくなり、過熱部の管長を短くできる。

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141アンモニア冷凍装置における冷凍機油の扱いについて正しいものはどれか。

  1. Aアンモニア液よりも油の方が軽く、油膜は伝熱を促進する
  2. B油の熱伝導率がアンモニアより大きいため伝熱性能が向上する
  3. Cアンモニアと油は溶け合わず、油の粘度は大きく熱伝導率は小さいため伝熱面に付着すると障害になる
  4. D冷媒とよく溶け合うため油分離器は不要である
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正解:Cアンモニアと油は溶け合わず、油の粘度は大きく熱伝導率は小さいため伝熱面に付着すると障害になる

アンモニアと油は溶け合わず、油の粘度は大きく熱伝導率は小さいため、伝熱面に付着すると障害になる。そのため油分離器を設ける。

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142ふっ素系冷媒用冷凍機油の熱交換器への影響について正しいものはどれか。

  1. A油が気化して不凝縮ガスとなる
  2. B冷媒へ溶解して粘度が高くなり、境界層が厚くなって伝熱性能が悪くなる
  3. C冷媒へ溶解して粘度が低くなり、伝熱性能が向上する
  4. D冷媒と相溶性がなく、分離するため影響はない
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正解:B冷媒へ溶解して粘度が高くなり、境界層が厚くなって伝熱性能が悪くなる

ふっ素系冷媒と油は相溶性があるため、溶解して粘度が高くなり、伝熱壁面付近の境界層が厚くなって伝熱性能が悪くなる。

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143冷却水量q、比熱c、凝縮負荷Φ、水温差Δtの関係式として正しいものはどれか。

  1. AΦ = q・c・Δt
  2. BΦ = q / (c・Δt)
  3. Cc = q・Φ・Δt
  4. Dq = Φ・c・Δt
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正解:AΦ = q・c・Δt

凝縮負荷Φは冷却水量q、比熱c、出入口温度差Δtの積(Φ = q・c・Δt)で表される。

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144円筒壁の熱伝導による伝熱量について正しい記述はどれか。

  1. A熱の流れる方向を半径が大きくなる方向とすると、伝熱量は半径に比例して増大する
  2. B伝熱量は半径が大きくなるにつれて指数関数的に減少する
  3. C伝熱量は半径の2乗に反比例する
  4. D任意の半径rの円筒面を単位時間に伝わる熱量は、半径rによらず一定である
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正解:D任意の半径rの円筒面を単位時間に伝わる熱量は、半径rによらず一定である

円筒壁の熱伝導では、任意の半径rの円筒面を単位時間に伝わる熱量は一定である。

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145蒸発器における冷媒の乾き度(x)を求める式として正しいものはどれか。ただし蒸発器入口・飽和液・乾き飽和蒸気の比エンタルピーをそれぞれ h1・hL・hV とする。

  1. Ax = (hV - hL) / (h1 - hL)
  2. Bx = (hL - h1) / (hV - h1)
  3. Cx = (h1 - hL) / (hV - hL)
  4. Dx = (h1 - hV) / (hL - hV)
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正解:Cx = (h1 - hL) / (hV - hL)

蒸発器入口の比エンタルピーh1は h1 = x・hV + (1-x)・hL で表されるため、x = (h1 - hL) / (hV - hL) となる。

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146固体壁を介して一方の流体から他方の流体へ熱が伝わる現象について、誤っている記述はどれか。

  1. A壁の熱伝導率や厚さも熱通過率に影響する
  2. B両壁面の熱伝達率だけを掛け合わせれば熱通過量が求まる
  3. C伝熱量は「流体間の温度差」×「伝熱面積」×「熱通過率」で求められる
  4. Dこの現象を熱通過という
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正解:B両壁面の熱伝達率だけを掛け合わせれば熱通過量が求まる

熱通過量は「両壁面の熱伝達率」だけでは求まらず、全体の熱の伝わりやすさを示す「熱通過率」を用いる。

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147次の物質のうち、熱伝導率が水(0.59)よりも大きいものはどれか。

  1. A木材
  2. B空気
  3. Cポリウレタン
  4. D鉄鋼
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正解:D鉄鋼

鉄鋼の熱伝導率は35〜58であり、水(0.59)よりも大きい。空気、木材、ポリウレタンは水より小さい。

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148熱伝達率の単位として正しいものはどれか。

  1. AkW / (m2・K)
  2. BkW / m2
  3. CkW / (m・K)
  4. Dm2・K / kW
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正解:AkW / (m2・K)

熱伝達率の単位は kW / (m2・K) である。kW/(m・K)は熱伝導率の単位。

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149流体の相変化を伴う熱移動に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A相変化を伴わない固体と流体間の熱移動を対流熱伝達という
  2. B液体からガス体への熱移動を沸騰熱伝達という
  3. C液体からガス体への熱移動を凝縮熱伝達という
  4. Dガス体から液体への熱移動を凝縮熱伝達という
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正解:C液体からガス体への熱移動を凝縮熱伝達という

液体からガス体への相変化を伴う熱移動は「沸騰熱伝達」であり、凝縮ではない。

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150熱放射による伝熱量について誤っている記述はどれか。

  1. A伝熱量は物体の絶対温度の2乗に比例する
  2. B物体の表面温度は伝熱量に極めて大きな影響を及ぼす
  3. Cステファン・ボルツマン定数が用いられる
  4. D温度差がある物体間で電磁波の形でエネルギーが移動する
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正解:A伝熱量は物体の絶対温度の2乗に比例する

熱放射による伝熱量は絶対温度の4乗に比例するため、2乗とするのは誤りである。

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151熱通過抵抗と熱通過率に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A熱通過抵抗は、熱伝達抵抗および熱伝導抵抗を直列に並べて合計したものである
  2. B熱通過率の数値が大きい方が伝熱性能が悪い
  3. C熱通過抵抗が大きいほど熱が伝わりにくくなる
  4. D熱通過率は熱通過抵抗の逆数である
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正解:B熱通過率の数値が大きい方が伝熱性能が悪い

熱通過率は熱の伝わりやすさを表すため、数値が大きい方が伝熱性能が良い。

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152フィン付き伝熱面の有効内外伝熱面積比(m)に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. Am = フィン側の表面積 / 平面側の表面積 である
  2. B乾式蒸発器や空冷凝縮器などで考慮される
  3. C平面側を基準とした熱通過率(Ko)はフィン側基準(K)のm倍になる
  4. Dm = 平面側の表面積 / フィン側の表面積 である
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正解:Dm = 平面側の表面積 / フィン側の表面積 である

有効内外伝熱面積比(m)はフィン側の表面積を平面側の表面積で割った値であるため、逆の記述は誤り。

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153伝熱面に水あかが付着した際の汚れ係数(f)の定義として正しい式はどれか。

  1. A汚れの熱伝導率 × 汚れの厚さ
  2. B1 / (汚れの厚さ × 汚れの熱伝導率)
  3. C汚れの熱伝導率 / 汚れの厚さ
  4. D汚れの厚さ / 汚れの熱伝導率
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正解:D汚れの厚さ / 汚れの熱伝導率

汚れ係数(f)は、汚れの厚さ(δd)を汚れの熱伝導率(λd)で除したもの(δd / λd)である。

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154熱交換器における流体の流れの向きについて誤っている記述はどれか。

  1. A並行流は高温流体と低温流体が同じ方向に流れる
  2. B並行流の方が対向流よりも熱交換量が大きくなり有利である
  3. C対向流の方が並行流よりも伝熱性能上有利である
  4. D対向流は高温流体と低温流体が逆方向に流れる
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正解:B並行流の方が対向流よりも熱交換量が大きくなり有利である

対向流方式の方が並行流方式よりも熱交換量が大きくなり、伝熱性能上有利である。

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155空冷凝縮器に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A冷媒ガスを空気の蒸発潜熱で冷却する
  2. B冷媒ガスを外気で冷却して液化させる
  3. C空気側の熱伝達率が小さいためフィンを設けることが多い
  4. D水冷式に比べてメンテナンス性が良い
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正解:A冷媒ガスを空気の蒸発潜熱で冷却する

空冷凝縮器は空気の「顕熱」を利用するものであり、蒸発潜熱を利用するものではない。

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156水冷凝縮器に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. Aシェルアンドチューブ式や二重管式などの構造がある
  2. B一般に空冷凝縮器よりも熱通過率が高いため小型化が可能である
  3. C冷却水側の熱伝達率が冷媒側よりも高いため、冷却水側にフィンを付ける
  4. D冷却水側の伝熱面が水あかによって汚れることに配慮が必要である
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正解:C冷却水側の熱伝達率が冷媒側よりも高いため、冷却水側にフィンを付ける

冷却水側の熱伝達率が冷媒側より高いため、伝熱面積を拡大するフィンは「冷媒側」に設けるのが正しい。

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157ブレージングプレート凝縮器の伝熱プレートの材質として正しいものはどれか。

  1. Aステンレス
  2. Bアルミニウム
  3. C
  4. Dポリウレタン
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正解:Aステンレス

ブレージングプレート凝縮器の伝熱プレートは、板状のステンレスを積層した構造である。

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158蒸発式凝縮器に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A空冷式より凝縮温度が低くなる
  2. B冷却水の顕熱のみを利用して冷媒ガスを凝縮する
  3. C冷却塔と同等の冷却水を消費する
  4. D冷却管コイル上に冷却水を散布する
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正解:B冷却水の顕熱のみを利用して冷媒ガスを凝縮する

蒸発式凝縮器は、冷却水の「蒸発潜熱」を利用して冷媒ガスを凝縮するため、顕熱のみとする記述は誤り。

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159乾式蒸発器の特徴に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A蒸発器出口側の過熱面積は熱交換にほとんど寄与しない
  2. B油戻し装置を必要としない
  3. C満液式に比べてシステム全体の冷媒量が多くなる
  4. D出口冷媒は過熱状態(3〜5K)にコントロールされる
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正解:C満液式に比べてシステム全体の冷媒量が多くなる

乾式蒸発器は満液式に比べてシステム全体の冷媒量が「少なく」なるため、多くなるという記述は誤り。

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160満液式蒸発器の一般的な特徴として誤っているものはどれか。

  1. A冷媒液に伝熱管が浸っているため必要冷媒量が少なくなる
  2. B乾式蒸発器に比べて伝熱性能が良い
  3. Cフロートなどで液面レベルを検知し冷媒流量を制御する
  4. D蒸発器出口ではほぼ乾き飽和蒸気となる
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正解:A冷媒液に伝熱管が浸っているため必要冷媒量が少なくなる

満液式は伝熱管が冷媒液に浸っている構造のため、必要冷媒量が「多く」なる。

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161冷媒液強制循環式蒸発器に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A蒸発する冷媒量の3〜5倍の冷媒液を液ポンプで送り込む
  2. B冷凍機油による熱伝達の阻害がほとんど無い
  3. C低圧受液器が状態変動の緩衝器の役割をする
  4. D蒸発器出口の冷媒は完全に過熱蒸気となるため伝熱性能が良い
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正解:D蒸発器出口の冷媒は完全に過熱蒸気となるため伝熱性能が良い

蒸発器出口の冷媒乾き度は0.2〜0.3程度であり、冷媒液で濡れているため伝熱性能が優れている。過熱蒸気ではない。

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162散水方式による除霜の注意点として誤っている記述はどれか。

  1. A10〜15℃の温水を散布する
  2. B冷媒の流れを止め、冷媒液を蒸発させてから送風機を停止する
  3. C蒸発器内に多量の液冷媒が残っていると急激な圧力上昇が生じる
  4. D送風機を運転しながら蒸発器上部から散水する
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正解:D送風機を運転しながら蒸発器上部から散水する

散水方式では送風機を「停止」してから散水する。運転しながら散水するのは誤り。

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163ホットガスデフロスト方式に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. Aヒートポンプ暖房装置では冷房運転に切り換えることにより除霜を行う
  2. B冷媒回路を切り換える必要がないため操作が最も簡単である
  3. Cタイマ設定などを活用して自動除霜運転が可能である
  4. D高温の冷媒ガスの顕熱と凝縮潜熱によって霜を溶かす
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正解:B冷媒回路を切り換える必要がないため操作が最も簡単である

この方法は冷媒回路を切り換える必要があるため、操作が複雑になる。

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164不凝縮ガスに関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A冷媒充てん時の空気抜きが不十分な場合などに侵入する
  2. B冷凍装置では主に空気を指す
  3. C伝熱が阻害され凝縮圧力が低下するため成績係数が大きくなる
  4. D普通は凝縮器に溜まる
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正解:C伝熱が阻害され凝縮圧力が低下するため成績係数が大きくなる

不凝縮ガスが混入すると凝縮圧力が「上昇」し、圧縮機の動力が大きくなり成績係数は「小さくなる」。

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165アンモニア冷凍装置の油の扱いについて誤っている記述はどれか。

  1. Aアンモニア液は冷凍機油よりも重いため、油は液表面に浮く
  2. B圧縮機の吐出し管路に油分離器を設ける
  3. C油膜が伝熱面に付着すると伝熱の大きな障害となる
  4. Dアンモニアと冷凍機油はあまり溶け合わない
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正解:Aアンモニア液は冷凍機油よりも重いため、油は液表面に浮く

アンモニア液は冷凍機油よりも「軽く」、油は容器の底部に溜まる。

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166ふっ素系冷媒と冷凍機油の関係について誤っている記述はどれか。

  1. A粘度が高くなると境界層が厚くなる
  2. Bふっ素系冷媒用冷凍機油は、一般に冷媒と相溶性がある
  3. C油が溶解することで伝熱壁面の境界層が薄くなり伝熱性能が良くなる
  4. D冷媒液へ油が溶解すると粘度が高くなる
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正解:C油が溶解することで伝熱壁面の境界層が薄くなり伝熱性能が良くなる

油が溶解して粘度が高くなると境界層が「厚く」なり、伝熱性能は「悪く」なる。

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167冷凍装置の成績係数を大きくするための条件として誤っているものはどれか。

  1. A凝縮温度と冷却媒体との温度差を小さくする熱交換器を選択する
  2. B蒸発温度と被冷却媒体との温度差を可能な限り大きく設定する
  3. C蒸発温度をできるだけ高くする
  4. D凝縮温度をできるだけ低くする
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正解:B蒸発温度と被冷却媒体との温度差を可能な限り大きく設定する

成績係数を大きくするためには、蒸発温度と被冷却媒体との温度差を「小さく」する必要がある。

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168円筒壁の熱伝導について誤っている記述はどれか。

  1. A任意の半径rでの伝熱量は一定である
  2. B伝熱量は内外の温度差に比例する
  3. C熱は半径方向に流れる
  4. D任意の半径rでの単位時間あたりの伝熱量は、半径rが大きくなるほど増加する
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正解:D任意の半径rでの単位時間あたりの伝熱量は、半径rが大きくなるほど増加する

任意の半径rの円筒面を単位時間に伝わる熱量は、半径rによらず一定である。

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