第93問熱の移動形態として、一般の冷凍装置でほとんどを占める2つの現象の正しい組み合わせはどれか。
- A熱伝導と熱放射
- B熱伝達と熱放射
- C熱伝導と熱伝達
- D熱放射と対流
熱の移動と、凝縮器・蒸発器の伝熱性能を扱う分野で、収録624問のうち76問。熱伝導・熱伝達・熱放射の区別、熱通過率と伝熱面積・平均温度差から交換熱量を求める計算、フィン効率や汚れ係数の定義が軸になる。乾式蒸発器と満液式の違い、蒸発式凝縮器の特徴、着霜と散水除霜の手順、アンモニア装置での冷凍機油の扱いも問われる。式の記号が何を指すかまで押さえたうえで、水あかや不凝縮ガスが熱通過抵抗をどう変えるかを原因と結果でつないで覚えると安定する。
この分野の問題76問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.冷却水側の熱伝達率が冷媒側よりも高いため、バランスを取るため
冷却水側の熱伝達率が冷媒側よりも高いため、バランスを取るために冷媒側にローフィンチューブ加工をして伝熱面積を拡大する。
この問題の解説ページを開く →正解:B.冷媒を止め、冷媒液を蒸発させてから送風機を停止して10〜15℃の温水を散布する
冷媒の流れを止め、冷媒液を蒸発させてから送風機を停止し、10〜15℃の温水を散布する。
この問題の解説ページを開く →正解:A.凝縮器に溜まり、凝縮圧力が空気の分圧以上に上昇する
不凝縮ガス(空気)は通常凝縮器に溜まり、伝熱が阻害され凝縮圧力が空気の分圧以上に上昇して成績係数が小さくなる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.アンモニアと油は溶け合わず、油の粘度は大きく熱伝導率は小さいため伝熱面に付着すると障害になる
アンモニアと油は溶け合わず、油の粘度は大きく熱伝導率は小さいため、伝熱面に付着すると障害になる。そのため油分離器を設ける。
この問題の解説ページを開く →正解:B.冷媒へ溶解して粘度が高くなり、境界層が厚くなって伝熱性能が悪くなる
ふっ素系冷媒と油は相溶性があるため、溶解して粘度が高くなり、伝熱壁面付近の境界層が厚くなって伝熱性能が悪くなる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.x = (h1 - hL) / (hV - hL)
蒸発器入口の比エンタルピーh1は h1 = x・hV + (1-x)・hL で表されるため、x = (h1 - hL) / (hV - hL) となる。
この問題の解説ページを開く →正解:C.冷却水側の熱伝達率が冷媒側よりも高いため、冷却水側にフィンを付ける
冷却水側の熱伝達率が冷媒側より高いため、伝熱面積を拡大するフィンは「冷媒側」に設けるのが正しい。
この問題の解説ページを開く →正解:D.蒸発器出口の冷媒は完全に過熱蒸気となるため伝熱性能が良い
蒸発器出口の冷媒乾き度は0.2〜0.3程度であり、冷媒液で濡れているため伝熱性能が優れている。過熱蒸気ではない。
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