② 伝熱理論と熱交換器
第一種・第二種冷凍機械責任者 第142問
問題
ふっ素系冷媒用冷凍機油の熱交換器への影響について正しいものはどれか。
A油が気化して不凝縮ガスとなる
B冷媒へ溶解して粘度が高くなり、境界層が厚くなって伝熱性能が悪くなる✓ 正解
C冷媒へ溶解して粘度が低くなり、伝熱性能が向上する
D冷媒と相溶性がなく、分離するため影響はない
正解
B:冷媒へ溶解して粘度が高くなり、境界層が厚くなって伝熱性能が悪くなる
解説
ふっ素系冷媒と油は相溶性があるため、溶解して粘度が高くなり、伝熱壁面付近の境界層が厚くなって伝熱性能が悪くなる。
分野解説:② 伝熱理論と熱交換器
熱の移動と、凝縮器・蒸発器の伝熱性能を扱う分野で、収録624問のうち76問。熱伝導・熱伝達・熱放射の区別、熱通過率と伝熱面積・平均温度差から交換熱量を求める計算、フィン効率や汚れ係数の定義が軸になる。乾式蒸発器と満液式の違い、蒸発式凝縮器の特徴、着霜と散水除霜の手順、アンモニア装置での冷凍機油の扱いも問われる。式の記号が何を指すかまで押さえたうえで、水あかや不凝縮ガスが熱通過抵抗をどう変えるかを原因と結果でつないで覚えると安定する。
この分野の問題をすべて見る →本番形式で問題を解いてみよう
クイズモードで挑戦 →同じ分野の関連問題
第一種・第二種冷凍機械責任者について
第三種の100トンを超える施設を担う、上位2区分の冷凍国家資格
| 主催 | 高圧ガス保安協会(KHK)が試験事務・受験申請の窓口。試験実施権者は第一種が経済産業大臣(大臣試験)、第二種が都道府県知事(知事試験) |
|---|---|
| 出題形式 | 第一種は法令=択一式20問、保安管理技術=択一式15問、学識=記述式5問の3科目。第二種は法令=択一式20問、保安管理技術=択一式10問、学識=択一式10問の3科目で、すべて択一式 |
| 試験時間 | 時間割は科目ごとに定められ、第一種・第二種とも同じ。法令60分(9:30〜10:30)、保安管理技術90分(11:10〜12:40)、学識120分(13:30〜15:30)。科目免除者は受験する科目の時間帯のみ |
| 受験料 | 電子申請は第一種17,300円・第二種11,100円、書面申請は第一種17,800円・第二種11,600円(いずれも非課税) |
| 合格基準 | 各科目とも満点の60パーセント程度。第一種・第二種とも、受験するすべての科目でこの基準を満たす必要がある |
| 難易度 | ★★★★☆ |
第一種・第二種冷凍機械責任者の関連記事
学識だけが記述式の第一種と、全問択一の第二種冷凍機械責任者
合格基準は各科目とも満点の60パーセント程度で、科目ごとに置かれています。講習と検定に合格すれば11月の国家試験は法令1科目だけ。収録624問の8分野を3科目にどう割り当てるかを整理します。
第一種・第二種冷凍機械責任者、全科目受験と科目免除で合格率が倍違う
高圧ガス保安協会は合格率を受験区分ごとに分けて公表しています。令和7年度の第一種は全科目受験50.2%に対し免除者96.1%。年度による振れ幅も全科目受験の側だけが大きく、同じ級の数字とは思えない開きが続いています。
第一種・第二種冷凍機械責任者、講習修了証で残る科目は法令だけ
高圧ガス保安協会の講習と検定に通ると保安管理技術と学識が免除され、国家試験で解くのは択一20問の法令だけになります。令和7年度の第一種は全科目受験50.2%、免除96.1%。21時間の講習と費用も並べます。