第一種・第二種冷凍機械責任者 ① 冷凍サイクルと圧縮機

蒸気圧縮式冷凍サイクルの成り立ちと圧縮機を扱う土台の分野で、収録624問のうち92問と最も多い。p-h線図上で比エンタルピーを読み取り、冷凍能力・圧縮動力・成績係数を求める計算が中心で、二段圧縮一段膨張での冷媒循環量や中間冷却器へのバイパス量まで踏み込む。往復動・スクリュー・スクロールといった圧縮機の構造、体積効率や断熱効率、スライド弁による容量制御も範囲。理論値と実際値の使い分け、kJ/kgとkWの換算でつまずきやすいので、状態点を図に書き込みながら追いたい。

この分野の問題92問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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1液体が気体になる(蒸発する)ときと、気体が液体になる(凝縮する)ときの熱の移動について、正しいものはどれか。

  1. A蒸発するときは熱を吸収し、凝縮するときは熱を放出する。
  2. B蒸発するときも凝縮するときも熱を放出する。
  3. C蒸発するときも凝縮するときも熱を吸収する。
  4. D蒸発するときは熱を放出し、凝縮するときは熱を吸収する。
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正解:A蒸発するときは熱を吸収し、凝縮するときは熱を放出する。

液体が気体になる(蒸発)ときには熱を吸収し、気体が液体になる(凝縮)ときには熱を放出します。これが冷凍の基本原理です。

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2冷凍装置で使用される冷媒において、基準状態として比エンタルピーが200.0 kJ/kgとされる状態はどれか。

  1. A100℃における飽和液
  2. B0℃における飽和蒸気
  3. C0℃における飽和液
  4. D0℃における過熱蒸気
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正解:C0℃における飽和液

冷媒は、0℃における飽和液を基準状態として、このときの比エンタルピーを200.0 kJ/kgとしています。

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3気体または液体が保有するエネルギーを表す「比エンタルピー(h)」の定義式として正しいものはどれか。(u: 比内部エネルギー, p: 圧力, v: 比体積)

  1. Ah = p + u/v
  2. Bh = u + pv
  3. Ch = u + p/v
  4. Dh = u - pv
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正解:Bh = u + pv

比エンタルピーhは、比内部エネルギーuと流動仕事pvの和(h = u + pv)で表されます。

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4断熱過程における不可逆変化を特徴付ける状態量である比エントロピー(s)について、基準状態として1.000 kJ/(kg・K)とされる状態はどれか。

  1. A100℃における飽和液
  2. B0℃における飽和蒸気
  3. C100℃における飽和蒸気
  4. D0℃における飽和液
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正解:D0℃における飽和液

0℃における飽和液を基準状態として、このときの比エントロピーを1.000 kJ/(kg・K)としています。

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5冷凍サイクルの工程の順序として、正しいものはどれか。

  1. A膨張 → 凝縮 → 圧縮 → 蒸発
  2. B圧縮 → 蒸発 → 膨張 → 凝縮
  3. C蒸発 → 圧縮 → 膨張 → 凝縮
  4. D圧縮 → 凝縮 → 膨張 → 蒸発
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正解:D圧縮 → 凝縮 → 膨張 → 蒸発

蒸気圧縮式の冷凍サイクルは、圧縮機→凝縮器→膨張弁→蒸発器の順(圧縮→凝縮→膨張→蒸発)で構成されます。

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6冷媒ガスを圧縮して高温・高圧にし、その後冷却して液化させる装置の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A蒸発器と凝縮器
  2. B圧縮機と凝縮器
  3. C圧縮機と膨張弁
  4. D蒸発器と膨張弁
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正解:B圧縮機と凝縮器

圧縮機で高温・高圧に圧縮され、凝縮器で冷却されて液化します。

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7p-h線図の縦軸と横軸が表す物理量の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A縦軸:絶対圧力、横軸:比エンタルピー
  2. B縦軸:比エンタルピー、横軸:絶対圧力
  3. C縦軸:絶対圧力、横軸:比体積
  4. D縦軸:ゲージ圧力、横軸:比エンタルピー
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正解:A縦軸:絶対圧力、横軸:比エンタルピー

p-h線図は、縦軸に絶対圧力(p)、横軸に比エンタルピー(h)をとった図です。

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8p-h線図において、飽和液線と乾き飽和蒸気線の交点を何と呼ぶか。

  1. A飽和点
  2. B三重点
  3. C臨界点
  4. D沸点
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正解:C臨界点

飽和液線と乾き飽和蒸気線の交点を臨界点と呼びます。これ以上の温度・圧力では気体と液体の区別がなくなります。

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9p-h線図に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. A等温線は、過冷却域、湿り蒸気域、過熱蒸気域に渡って描かれる。
  2. B飽和液線上では乾き度が0であり、全てが液体状態である。
  3. C臨界点以上の温度・圧力では、気体と液体の区別がなくなる臨界状態となる。
  4. D乾き飽和蒸気線上では乾き度が0であり、全てが気体状態である。
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正解:D乾き飽和蒸気線上では乾き度が0であり、全てが気体状態である。

乾き飽和蒸気線上では、乾き度は1(蒸気が100%)となります。

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10湿り蒸気中の乾き度が0.8である状態を正しく説明しているものはどれか。

  1. A乾き飽和蒸気が80%、飽和液が20%の割合で混合している。
  2. B過冷却液が80%、乾き飽和蒸気が20%の割合で混合している。
  3. C過熱蒸気が80%、飽和液が20%の割合で混合している。
  4. D飽和液が80%、乾き飽和蒸気が20%の割合で混合している。
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正解:A乾き飽和蒸気が80%、飽和液が20%の割合で混合している。

乾き度0.8は、乾き飽和蒸気80%と飽和液20%(各重量%)が混合している状態を表します。

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11p-h線図上の状態変化において、膨張弁で冷媒液が減圧されて低温低圧のガス・液混合状態になる過程は何と呼ばれるか。

  1. A等エントロピー膨張
  2. B等エンタルピー膨張
  3. C等温膨張
  4. D等容膨張
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正解:B等エンタルピー膨張

p-h線図において、膨張弁での減圧は比エンタルピーが一定のまま圧力が下がる等比エンタルピー変化として描かれます。

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12過熱蒸気域の冷媒が断熱圧縮されたときにたどる線はどれか。

  1. A等乾き度線
  2. B等温線
  3. C等比エントロピー線
  4. D等比体積線
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正解:C等比エントロピー線

等比エントロピー線は、過熱蒸気域の冷媒が断熱圧縮されたときにたどる線です。

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13冷凍サイクルにおける冷凍能力(Φo)を求める式として正しいものはどれか。(qmr: 冷媒循環量、ha: 蒸発器出口の比エンタルピー、hd: 蒸発器入口の比エンタルピー)

  1. AΦo = qmr / (ha - hd)
  2. BΦo = qmr × (ha - hd)
  3. CΦo = qmr × (ha + hd)
  4. DΦo = (ha - hd) / qmr
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正解:BΦo = qmr × (ha - hd)

冷凍能力は、冷媒循環量に蒸発器での比エンタルピー差を乗じた Φo = qmr × (ha - hd) で表されます。

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14理論成績係数(COP)th,R の定義式として正しいものはどれか。

  1. A理論圧縮動力 / 冷凍能力
  2. B凝縮熱量 / 理論圧縮動力
  3. C冷凍能力 / 凝縮熱量
  4. D冷凍能力 / 理論圧縮動力
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正解:D冷凍能力 / 理論圧縮動力

冷凍サイクルの理論成績係数は、冷凍能力を理論圧縮動力で除した値(冷凍能力 / 理論圧縮動力)で表されます。

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15冷凍サイクルにおいて、蒸発温度と凝縮温度の温度差が大きくなった場合、成績係数はどうなるか。

  1. A冷凍能力が小さくなり、圧縮動力が大きくなるため、成績係数は小さくなる。
  2. B温度差は成績係数に影響を与えない。
  3. C圧縮動力が小さくなるため、成績係数は大きくなる。
  4. D冷凍能力が大きくなり、成績係数は大きくなる。
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正解:A冷凍能力が小さくなり、圧縮動力が大きくなるため、成績係数は小さくなる。

温度差(圧力比)が大きくなると、冷凍能力が小さくなり圧縮動力は大きくなるので、成績係数は小さくなります。

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16理論冷凍サイクルにおけるヒートポンプサイクルの理論成績係数(COP)th,H と、冷凍サイクルの理論成績係数(COP)th,R の関係として正しいものはどれか。

  1. A(COP)th,H = (COP)th,R
  2. B(COP)th,H = 1 / (COP)th,R
  3. C(COP)th,H = (COP)th,R + 1
  4. D(COP)th,H = (COP)th,R - 1
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正解:C(COP)th,H = (COP)th,R + 1

ヒートポンプでは凝縮熱量(冷凍能力+圧縮動力)を利用するため、(COP)th,H = (COP)th,R + 1 となります。

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17ヒートポンプサイクルが利用する熱量として正しいものはどれか。

  1. A凝縮器からの放熱量
  2. B膨張弁での減圧熱量
  3. C圧縮機の理論圧縮動力
  4. D蒸発器からの吸熱量
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正解:A凝縮器からの放熱量

冷凍サイクルが蒸発器からの吸熱量を利用するのに対し、ヒートポンプサイクルは凝縮器からの放熱量を利用します。

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18ある理論冷凍サイクルにおいて、冷凍能力が200 kW、理論圧縮動力が50 kWであった。このときのヒートポンプサイクルの理論成績係数(COP)th,Hはいくらか。

  1. A4.5
  2. B5
  3. C4
  4. D5.5
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正解:B5

冷凍のCOP = 200 / 50 = 4.0。ヒートポンプのCOP = 冷凍のCOP + 1 = 5.0 となります。

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19ある冷凍サイクルの冷凍能力に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A蒸発圧力が低くなると、一般に冷凍能力は小さくなる。
  2. B成績係数は、冷凍能力を圧縮動力で割った値である。
  3. C凝縮温度が高くなると、一般に冷凍能力は大きくなる。
  4. D冷凍能力は、蒸発器入口と出口の比エンタルピーの差に冷媒循環量を掛けて求める。
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正解:C凝縮温度が高くなると、一般に冷凍能力は大きくなる。

凝縮温度(圧力)が高くなると、圧縮動力が大きくなり冷凍能力は小さくなるため、成績係数は低下します。

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20ある冷凍装置において、冷媒循環量が1.38 kg/s、蒸発器入口の比エンタルピーが168 kJ/kg、蒸発器出口の比エンタルピーが372 kJ/kgであった。このときの冷凍能力に最も近い値はどれか。

  1. A282 kW
  2. B334 kW
  3. C232 kW
  4. D513 kW
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正解:A282 kW

冷凍能力 = qmr × (h_out - h_in) = 1.38 × (372 - 168) = 1.38 × 204 = 281.52 ≒ 282 kW です。

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21ある冷凍装置において、冷媒循環量が1.38 kg/s、圧縮機吸込みガスの比エンタルピーが372 kJ/kg、吐出しガスの比エンタルピーが410 kJ/kgであった。理論圧縮動力はいくらか。

  1. A138.0 kW
  2. B38.0 kW
  3. C231.8 kW
  4. D52.4 kW
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正解:D52.4 kW

理論圧縮動力 = 1.38 × (410 - 372) = 1.38 × 38 = 52.44 ≒ 52.4 kW です。

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22液ガス熱交換器付き冷凍装置の使用目的として、適切でないものはどれか。

  1. A液ガス熱交換器において、蒸発器を出た低圧冷媒ガスと膨張弁前の高圧冷媒液を熱交換させる。
  2. B膨張弁前の冷媒液の過冷却度を大きくし、液管内でのフラッシュガスの発生を防止する。
  3. C吸込みガスを過熱し、圧縮機への湿り蒸気や液冷媒の吸込みを防止する。
  4. D冷媒の循環量を増やし、圧縮機の理論断熱圧縮動力を直接低下させる。
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正解:D冷媒の循環量を増やし、圧縮機の理論断熱圧縮動力を直接低下させる。

液ガス熱交換器の主な目的は吸込みガスの過熱(液圧縮防止)と過冷却度の増加であり、理論圧縮動力を直接低下させるものではありません。

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23ホットガスバイパス付き冷凍装置の容量制御において、バイパスされた蒸気はどうなるか。

  1. A圧縮機をバイパスして直接凝縮器へ送られる。
  2. B圧縮機の吐出しガスの一部が蒸発器前へバイパスされる。
  3. C圧縮機の吸込みガスが膨張弁をバイパスして蒸発器へ送られる。
  4. D蒸発器を出たガスが凝縮器をバイパスして受液器へ送られる。
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正解:B圧縮機の吐出しガスの一部が蒸発器前へバイパスされる。

ホットガスバイパスは、圧縮機の吐出しガスの一部を蒸発器前へバイパスさせて有効冷媒循環量を少なくし、容量制御を行う方法です。

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24ホットガスバイパスによって容量制御を行った場合、成績係数は全負荷時と比較してどうなるか。

  1. A冷凍能力と圧縮動力が同じ割合で低下するため、成績係数は変化しない。
  2. Bバイパス分が圧縮機を通過しないため、成績係数は大きくなる。
  3. Cバイパス分を再び余分に圧縮しなければならないため、成績係数は小さくなる。
  4. D圧縮機軸動力が低下するため、成績係数は大きくなる。
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正解:Cバイパス分を再び余分に圧縮しなければならないため、成績係数は小さくなる。

バイパスした蒸気分だけ再び余分に圧縮しなければならないため、容量制御時の成績係数は全負荷時よりも小さくなります。

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25液インジェクション付き冷凍装置の使用目的として、最も適切なものはどれか。

  1. A複数の異なる温度帯の蒸発器を1台の圧縮機で冷却するため。
  2. B圧縮機吸込みガスの過熱度が過大になるのを防止し、吐出し温度を下げるため。
  3. C冷凍装置の成績係数を全負荷時よりも高く保つため。
  4. D蒸発器内を冷媒液で満たし、伝熱性能を向上させるため。
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正解:B圧縮機吸込みガスの過熱度が過大になるのを防止し、吐出し温度を下げるため。

液インジェクションは、圧縮機吸込みガスに冷媒液を噴射して吸込みガスを冷却し、吐出し温度を下げるために使用されます。

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26液インジェクション付き冷凍装置において、液噴射を行った場合、冷凍能力はどう変化するか。

  1. A蒸発器を通過する冷媒循環量が減少するため、冷凍能力は小さくなる。
  2. B圧縮機吸込みガスの過熱度が下がるため、冷凍能力は大きくなる。
  3. C膨張弁直前の比エンタルピーが下がるため、冷凍能力は変化しない。
  4. D冷媒の全循環量が増加するため、冷凍能力は大きくなる。
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正解:A蒸発器を通過する冷媒循環量が減少するため、冷凍能力は小さくなる。

液インジェクション(噴射)量分だけ蒸発器を通過する冷媒循環量が少なくなるため、冷凍能力は小さくなります。

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27二段圧縮一段膨張式の冷凍装置を使用する主な目的として、誤っているものはどれか。

  1. A圧縮機の吐出し温度が高くなりすぎるのを防止するため。
  2. B中間冷却器を設けて、高段圧縮機への吸込みガスを冷却するため。
  3. C圧縮機の冷媒循環量を低段側より高段側で少なくするため。
  4. D低い蒸発温度で使用する際、1段当たりの圧力比を小さくするため。
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正解:C圧縮機の冷媒循環量を低段側より高段側で少なくするため。

二段圧縮において、高段側の冷媒循環量は低段側の循環量にバイパス循環量が加わるため、高段側の方が多くなります。

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28二段圧縮二段膨張式の冷凍装置において、中間冷却器での冷媒の流れに関する記述で正しいものはどれか。

  1. A低段圧縮機から吐出されたガスを全て凝縮器に送り、液化してから中間冷却器に入れる。
  2. B受液器からの冷媒液の一部のみをバイパスさせて中間冷却器に入れる。
  3. C中間冷却器で分離された乾き蒸気は低段圧縮機に吸い込まれる。
  4. D受液器からの冷媒液の全てを第1膨張弁で中間圧力まで膨張させて中間冷却器に入れる。
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正解:D受液器からの冷媒液の全てを第1膨張弁で中間圧力まで膨張させて中間冷却器に入れる。

二段圧縮二段膨張式では、受液器からの冷媒液の全てを第1膨張弁で中間圧力まで膨張させて中間冷却器に入れる点が一段膨張式との違いです。

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29満液式蒸発器の冷凍装置の長所として、正しいものはどれか。

  1. A液集中器が不要である。
  2. B冷媒充てん量が少なくて済む。
  3. C熱交換が冷媒液と冷却管内の液体の間で行われるため、熱伝達率が高い。
  4. D圧縮機が液圧縮を起こしやすいが、装置が小型化できる。
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正解:C熱交換が冷媒液と冷却管内の液体の間で行われるため、熱伝達率が高い。

満液式蒸発器は、冷却管の大半が冷媒液に浸されており、熱交換が冷媒液と液体の間で行われるため熱伝達率が非常に高くなります。

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30満液式蒸発器の冷凍装置の短所として、誤っているものはどれか。

  1. A圧縮機が乾き飽和蒸気を吸い込むため、液圧縮の危険が高い。
  2. B冷媒充てん量が多く必要となる。
  3. C蒸発器から出てきた冷媒を気液分離させる液集中器が必要である。
  4. D蒸発量の3〜5倍の冷媒充てん量が必要である。
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正解:A圧縮機が乾き飽和蒸気を吸い込むため、液圧縮の危険が高い。

満液式蒸発器は液集中器で分離された乾き飽和蒸気を圧縮機が吸い込むため、液圧縮の危険が「少ない」のが長所です。

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31冷媒液強制循環式の冷凍装置に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A液ポンプは高圧受液器の液面よりも高い位置に設置する必要がある。
  2. B蒸発器で蒸発する冷媒液量の3〜5倍の冷媒液を、低圧受液器から液ポンプで強制的に蒸発器に送る。
  3. C高圧受液器から直接ポンプで蒸発器へ液を強制循環させる。
  4. D未蒸発の液は気化した蒸気とともに直接圧縮機へ戻される。
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正解:B蒸発器で蒸発する冷媒液量の3〜5倍の冷媒液を、低圧受液器から液ポンプで強制的に蒸発器に送る。

冷媒液強制循環式は、低圧受液器から蒸発量の3〜5倍の冷媒液を液ポンプで強制的に蒸発器に送り、未蒸発液は低圧受液器に戻す方式です。

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32二元冷凍装置において、高温側サイクルと低温側サイクルを結合する熱交換器の役割として正しいものはどれか。

  1. A高温側圧縮機と低温側圧縮機の熱交換を行う。
  2. B両サイクルの受液器同士の熱交換を行う。
  3. C高温側凝縮器と低温側蒸発器の熱交換を行う。
  4. D高温側蒸発器と低温側凝縮器の熱交換を行う。
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正解:D高温側蒸発器と低温側凝縮器の熱交換を行う。

二元冷凍装置では、高温側の蒸発器と低温側の凝縮器を熱交換器として結合し、低温側の凝縮熱を高温側の蒸発熱として吸収します。

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33吸収式冷凍装置において、冷媒と吸収液の組み合わせとして一般的なものはどれか。

  1. A冷媒:臭化リチウム、吸収液:水
  2. B冷媒:水、吸収液:臭化リチウム
  3. C冷媒:ブライン、吸収液:アンモニア
  4. D冷媒:アンモニア、吸収液:フロン
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正解:B冷媒:水、吸収液:臭化リチウム

吸収式冷凍装置では、「水」を冷媒とし、「臭化リチウム」などを吸収液として用いるのが一般的です。

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34吸収式冷凍装置の基本サイクルの順序として正しいものはどれか。

  1. A蒸発器 → 吸収器 → 再生器 → 凝縮器
  2. B再生器 → 蒸発器 → 凝縮器 → 吸収器
  3. C蒸発器 → 再生器 → 吸収器 → 凝縮器
  4. D吸収器 → 凝縮器 → 再生器 → 蒸発器
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正解:A蒸発器 → 吸収器 → 再生器 → 凝縮器

基本サイクルは、蒸発器(冷媒蒸発)→ 吸収器(吸収液に吸収)→ 再生器(加熱して分離)→ 凝縮器(冷媒液化)の順です。

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35ある冷凍装置で、圧縮機吐出し量の30%をホットガスバイパスして容量制御を行っている。ここでは簡略化して、蒸発器を通る有効冷媒循環量が全負荷時より30%減少し、冷媒1kg当たりの冷凍効果は変わらないものとする。全負荷時の冷凍能力が600 kWのとき、容量制御時の冷凍能力はいくらか。

  1. A180 kW
  2. B342 kW
  3. C420 kW
  4. D600 kW
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正解:C420 kW

蒸発器を通る有効冷媒循環量が全負荷時の70%となるため、冷凍能力は 600 × 0.70 = 420 kW となる。

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36ある二段圧縮一段膨張の冷凍装置において、蒸発器の冷媒循環量が0.104 kg/s、中間冷却器へのバイパス冷媒循環量が0.034 kg/sであった。このとき、凝縮器を流れる冷媒循環量として正しいものはどれか。

  1. A0.070 kg/s
  2. B0.034 kg/s
  3. C0.104 kg/s
  4. D0.138 kg/s
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正解:D0.138 kg/s

一段膨張式において、凝縮器の冷媒循環量(高段側)は、蒸発器の冷媒循環量とバイパス冷媒循環量の和となります。0.104 + 0.034 = 0.138 kg/s です。

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37油戻し装置付きの冷媒液強制循環式冷凍装置において、熱交換器の役割として正しいものはどれか。

  1. A受液器出口の液を過冷却し、油戻し装置を通過した冷媒を加熱する。
  2. B低圧受液器の飽和液を加熱して蒸発させる。
  3. C蒸発器出口の湿り蒸気を完全に乾き蒸気にする。
  4. D圧縮機吐出しガスを冷却して液化させる。
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正解:A受液器出口の液を過冷却し、油戻し装置を通過した冷媒を加熱する。

冷媒液強制循環式の熱交換器では、受液器出口の高温液と、油戻し装置を通過した低温の冷媒を熱交換させ、液の過冷却と油戻し冷媒の加熱を行います。

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38ある二元冷凍装置において、低温側サイクルの冷凍能力が46 kW、低温側の冷媒循環量が0.301 kg/sであった。このとき、高温側蒸発器で吸収すべき熱量(低温側凝縮能力)は、低温側蒸発能力と比べてどうなるか。

  1. A高温側の圧縮動力が加わるため、低温側蒸発能力よりも大きくなる。
  2. B完全に等しくなるため、46 kWのままである。
  3. C低温側の圧縮動力分が加わるため、低温側蒸発能力よりも大きくなる。
  4. D熱交換器での損失があるため、低温側蒸発能力よりも小さくなる。
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正解:C低温側の圧縮動力分が加わるため、低温側蒸発能力よりも大きくなる。

低温側の凝縮器は高温側の蒸発器と熱交換します。低温側凝縮能力=低温側冷凍能力+低温側圧縮動力となるため、46 kWよりも大きくなります。

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39吸収式冷凍装置の短所として、正しいものはどれか。

  1. A圧縮機を使用するため騒音と振動が非常に大きい。
  2. B化学反応を利用するため、立上がりが遅く負荷変動への追随が悪い。
  3. C冷媒にフロンを使用するため環境負荷が高い。
  4. D冷水と温水の取り出しを同時に行うことができない。
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正解:B化学反応を利用するため、立上がりが遅く負荷変動への追随が悪い。

吸収式冷凍装置は化学反応を利用するため、立上がりが遅く負荷変動への追随が悪いのが短所です。また、圧縮機は使用しません。

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40圧縮機の分類のうち、「容積形」に該当しないものはどれか。

  1. Aスクロール式
  2. B往復式
  3. Cロータリー式
  4. D遠心式(ターボ式)
正解と解説を見る

正解:D遠心式(ターボ式)

遠心式(ターボ式)は「遠心形」に分類され、「容積形」ではありません。

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41往復圧縮機の特徴に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A吸込み弁と吐出し弁を必要としない構造である。
  2. B大型化が困難ではなく、機種が豊富である。
  3. C潤滑油が吸込み側の低圧部分にあるため、始動時などにオイルフォーミングが発生しやすい。
  4. Dシリンダ内をピストンが往復運動し、冷媒蒸気を圧縮する。
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正解:A吸込み弁と吐出し弁を必要としない構造である。

往復圧縮機は、吸込み弁を通して冷媒を吸い込み、吐出し弁から吐き出す構造であり、弁を必要とします。弁を必要としないのはスクロール圧縮機やスクリュー圧縮機などです。

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42電気冷蔵庫やルームエアコンなどの小型機器で多く使用され、シリンダ内で回転するピストンにより冷媒を圧縮する圧縮機はどれか。

  1. A遠心圧縮機
  2. Bスクロール圧縮機
  3. Cロータリー圧縮機
  4. Dスクリュー圧縮機
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正解:Cロータリー圧縮機

ロータリー圧縮機は、小型・軽量で電気冷蔵庫やルームエアコンなどに適しています。

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43スクロール圧縮機に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A中心部から吸い込み、外周部の吐出し口から圧縮ガスが吐き出される。
  2. Bうず巻き状の固定スクロールと旋回スクロールで構成され、外周部から吸い込み中心部から吐き出す。
  3. C雄ロータと雌ロータの2つの回転体の溝の容積変化を利用する。
  4. D吸込み弁と吐出し弁が必須であり、トルク変動が大きい。
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正解:Bうず巻き状の固定スクロールと旋回スクロールで構成され、外周部から吸い込み中心部から吐き出す。

スクロール圧縮機は固定・旋回のうず巻きスクロールで構成され、外周部から吸い込み中心部から吐き出します。弁は不要で振動が小さいのが特徴です。

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44スクリュー圧縮機の特徴に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A吸込み弁と吐出し弁があり、ピストンの往復運動で圧縮する。
  2. B小型軽量でルームエアコンにのみ使用される。
  3. C1軸形のシングルスクリュー式は存在せず、すべて2軸形のツインスクリュー式である。
  4. D油を多量に噴射しながら冷媒を圧縮するため、吐出しガス温度は断熱圧縮よりも低くなることがある。
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正解:D油を多量に噴射しながら冷媒を圧縮するため、吐出しガス温度は断熱圧縮よりも低くなることがある。

スクリュー圧縮機は油を多量に噴射して冷却を行うため、吐出しガス温度が下がります。また、1軸形と2軸形が存在します。

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45遠心(ターボ)圧縮機において、低流量域で運転が不安定となり、振動や騒音を発生する現象を何と呼ぶか。

  1. Aキャビテーション
  2. Bオイルフォーミング
  3. Cフラッシュガス
  4. Dサージング
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正解:Dサージング

遠心圧縮機において低流量時に運転が不安定になり振動・騒音が発生する現象をサージングと呼びます。

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46遠心(ターボ)圧縮機に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A容量が数百トン以上の大型空気調和機などに使用される。
  2. B容量制御は、吐出し側にあるベーンによって行う。
  3. C低温用では圧力比が大きくなるため、羽根車が多段式となる。
  4. D凝縮器及び蒸発器を合わせて1つのユニットとなっているのが一般的である。
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正解:B容量制御は、吐出し側にあるベーンによって行う。

遠心圧縮機の容量制御は、吐出し側ではなく「吸込み側」にあるベーンによって行います。

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47アンモニア圧縮機において、冷媒が電動機の銅巻線を侵すため一般的に採用される圧縮機の型式はどれか。

  1. A開放型
  2. B半密閉型
  3. C全密閉型
  4. Dコンパウンド型
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正解:A開放型

アンモニアは銅を腐食させるため、電動機と圧縮機が分離され軸封装置を持つ開放型が一般的に使用されます。

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48二段圧縮を1台の圧縮機で行い、1台の電動機で駆動する圧縮機を何と呼ぶか。

  1. A全密閉圧縮機
  2. Bターボ圧縮機
  3. Cコンパウンド圧縮機
  4. Dシングルスクリュー圧縮機
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正解:Cコンパウンド圧縮機

高段用と低段用を1台の筐体に配置したものをコンパウンド圧縮機と呼びます。

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49コンパウンド圧縮機に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A高段用と低段用の気筒数を自由に切り換えることができ、中間圧力を常に最適に制御できる。
  2. B高段用と低段用のピストン押しのけ量が固定されるため、中間圧力が最適値から若干のずれを生じる。
  3. C一般に低段用の気筒数よりも高段用の気筒数の方が多い。
  4. D装置の配管が複雑になるため、あまり使用されない。
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正解:B高段用と低段用のピストン押しのけ量が固定されるため、中間圧力が最適値から若干のずれを生じる。

コンパウンド圧縮機は気筒数の振り分けが固定(例:高段2、低段4)されるため、中間圧力が最適値から若干ずれます。ただし配管が簡略化できるためよく使用されます。

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50二段圧縮冷凍装置における低段側と高段側のピストン押しのけ量について、正しいものはどれか。

  1. A吸込み蒸気の比体積が大きいため、低段側のピストン押しのけ量は高段側の2〜3倍大きい。
  2. B冷媒循環量が同じため、低段側と高段側のピストン押しのけ量は等しい。
  3. C圧力比のバランスをとるため、高段側のピストン押しのけ量が低段側の2〜3倍大きい。
  4. D冷媒循環量が少ないため、低段側のピストン押しのけ量は高段側より少ない。
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正解:A吸込み蒸気の比体積が大きいため、低段側のピストン押しのけ量は高段側の2〜3倍大きい。

低段側は冷媒循環量は少ないですが、吸込み蒸気の比体積(ガスが膨張している状態)が大きいため、ピストン押しのけ量は高段側の2〜3倍必要になります。

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51密閉型圧縮機に関する記述のうち、ボルトを外すことによって圧縮機内部の点検・修理が可能なものを何と呼ぶか。

  1. Aコンパウンド圧縮機
  2. B開放型圧縮機
  3. C全密閉圧縮機
  4. D半密閉圧縮機
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正解:D半密閉圧縮機

ケーシングを溶接したものが全密閉、ボルトで分解可能なものが半密閉圧縮機です。

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52ロータリー圧縮機の容器内温度と冷凍機油の給油に関する記述で正しいものはどれか。

  1. A容器内は低圧であり、給油には専用の強力なオイルポンプが必須である。
  2. B容器内は高圧であり、電動機巻線温度は吐出しガス温度より低くなる。
  3. C容器内は高圧であり、電動機巻線温度は吐出しガス温度とほぼ同じか高くなる。給油は高低圧の差圧を利用する。
  4. D容器内は低圧であり、電動機巻線温度は吸込みガス温度と同程度になる。
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正解:C容器内は高圧であり、電動機巻線温度は吐出しガス温度とほぼ同じか高くなる。給油は高低圧の差圧を利用する。

ロータリー圧縮機の容器内は高圧であり、電動機は高温になります。給油は高低圧の差圧によってシリンダ内へ行われます。

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53理論ピストン押しのけ量(V)が1,000 m3/h、体積効率(ηv)が0.85のとき、実際の冷媒吸込み量(q)はいくらか。

  1. A1,000 m3/h
  2. B850 m3/h
  3. C1,176 m3/h
  4. D1,850 m3/h
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正解:B850 m3/h

実際の吸込み量 q = V × ηv = 1000 × 0.85 = 850 m3/h です。

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54実際の冷媒吸込み量(q)が850 m3/h、吸込み蒸気の比体積(v)が0.15 m3/kgのとき、冷媒循環量(qmr)はいくらか。(単位:kg/s に換算)

  1. A5,666 kg/s
  2. B2.83 kg/s
  3. C1.57 kg/s
  4. D0.28 kg/s
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正解:C1.57 kg/s

qmr = (q / 3600) / v = (850 / 3600) / 0.15 = 0.2361 / 0.15 ≒ 1.57 kg/s です。

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55体積効率を低下させる構造的な理由として、誤っているものはどれか。

  1. A冷媒吸込み時の通路とシリンダ壁でのガスの冷却(温度低下)
  2. B吸込み弁や吐出し弁での絞り抵抗
  3. C冷媒圧縮時のピストンからクランクケースへの冷媒漏れ
  4. Dシリンダ上部の隙間(スキマ)容積の存在
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正解:A冷媒吸込み時の通路とシリンダ壁でのガスの冷却(温度低下)

冷媒吸込み時は、シリンダ壁などでガスが「過熱」されて膨張し比体積が大きくなるため、吸い込める質量が減少し体積効率が低下します。「冷却」ではありません。

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56理論断熱圧縮動力(Pth)に対する実際の蒸気圧縮動力(Pc)の比を何と呼ぶか。

  1. A機械効率
  2. B体積効率
  3. C全断熱効率
  4. D断熱効率
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正解:D断熱効率

理論断熱圧縮動力(Pth) / 実際の蒸気圧縮動力(Pc) の比を断熱効率(圧縮効率)と呼びます。

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57実際の蒸気圧縮動力(Pc)と機械的摩擦損失(Pm)の和は何を表すか。

  1. A冷凍能力
  2. B凝縮負荷
  3. C理論圧縮動力
  4. D実際の圧縮機駆動の軸動力
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正解:D実際の圧縮機駆動の軸動力

実際の圧縮機駆動の軸動力(P) = 実際の圧縮動力(Pc) + 機械的摩擦損失(Pm) で表されます。

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58全断熱効率(ηad)を求める計算式として正しいものはどれか。

  1. A断熱効率 × 機械効率
  2. B機械効率 / 断熱効率
  3. C断熱効率 / 機械効率
  4. D断熱効率 + 機械効率
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正解:A断熱効率 × 機械効率

全断熱効率(ηad) = 断熱効率(ηc) × 機械効率(ηm) = Pth / P となります。

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59理論断熱圧縮動力(Pth)が120 kW、実際の圧縮動力(Pc)が135 kW、機械的摩擦損失(Pm)が25 kWのとき、断熱効率に最も近い値はどれか。

  1. A0.84
  2. B0.75
  3. C0.89
  4. D0.95
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正解:C0.89

断熱効率 = Pth / Pc = 120 / 135 ≒ 0.888... ≒ 0.89 です。

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60理論断熱圧縮動力が120 kW、実際の圧縮動力(Pc)が135 kW、機械的摩擦損失(Pm)が25 kWのとき、機械効率に最も近い値はどれか。

  1. A0.95
  2. B0.84
  3. C0.89
  4. D0.75
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正解:B0.84

実際の軸動力P = 135 + 25 = 160 kW。機械効率 = Pc / P = 135 / 160 = 0.84375 ≒ 0.84 です。

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61理論断熱圧縮動力が200 kW、断熱効率が0.70、機械効率が0.90のとき、実際の圧縮機軸動力はいくらか。

  1. A126 kW
  2. B317 kW
  3. C452 kW
  4. D200 kW
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正解:B317 kW

実際の軸動力P = Pth / (ηc × ηm) = 200 / (0.70 × 0.90) = 200 / 0.63 ≒ 317 kW です。

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62実際の圧縮機軸動力が300 kW、断熱効率が0.80、機械効率が0.95のとき、理論断熱圧縮動力はいくらか。

  1. A228 kW
  2. B375 kW
  3. C394 kW
  4. D285 kW
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正解:A228 kW

理論断熱圧縮動力Pth = P × (ηc × ηm) = 300 × 0.80 × 0.95 = 228 kW です。

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63実際の冷凍サイクルにおいて、圧縮機の機械的摩擦損失が「熱となって冷媒に加えられる場合」のヒートポンプ能力の計算式として正しいものはどれか。

  1. Aヒートポンプ能力 = 冷凍能力(Φo) + 理論断熱圧縮動力(Pth)
  2. Bヒートポンプ能力 = 凝縮能力(Φk) - 機械的摩擦損失(Pm)
  3. Cヒートポンプ能力 = 冷凍能力(Φo) + 実際の圧縮機軸動力(P)
  4. Dヒートポンプ能力 = 冷凍能力(Φo) + 実際の蒸気圧縮動力(Pc)
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正解:Cヒートポンプ能力 = 冷凍能力(Φo) + 実際の圧縮機軸動力(P)

機械的摩擦損失が熱として冷媒に加わる場合、ヒートポンプ能力(凝縮熱量)は冷凍能力と実際の軸動力(Pc+Pm)の和になります。

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64ある冷凍装置において、冷凍能力が275 kW、冷媒循環量が2.5 kg/sであった。蒸発器入口の比エンタルピーが250 kJ/kgのとき、蒸発器出口の比エンタルピーはいくらか。

  1. A420 kJ/kg
  2. B340 kJ/kg
  3. C525 kJ/kg
  4. D360 kJ/kg
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正解:D360 kJ/kg

Φo = qmr × (h_out - h_in) より、275 = 2.5 × (h_out - 250)。h_out - 250 = 110、h_out = 360 kJ/kg です。

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65ある冷凍装置において、冷凍能力が275 kW、理論断熱圧縮動力が150 kW、断熱効率が0.85であった。機械的摩擦損失が熱となって冷媒に加えられない場合、ヒートポンプ能力はいくらになるか。

  1. A275 kW
  2. B471 kW
  3. C425 kW
  4. D451 kW
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正解:D451 kW

加わらない場合は実際の蒸気圧縮動力Pcが加わります。Pc = Pth / ηc = 150 / 0.85 ≒ 176 kW。275 + 176 = 451 kW です。

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66実際の冷凍サイクルでの成績係数に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A機械的摩擦損失が冷媒に熱として加えられる場合、ヒートポンプ能力は 冷凍能力 + 実際の圧縮機軸動力 となる。
  2. B吐出弁の抵抗などによる損失は、吐出しガスの比エンタルピーを上昇させる。
  3. C機械的摩擦損失が冷媒に熱として加えられない場合、ヒートポンプの成績係数は (冷凍COP) + 1 となる。
  4. D圧縮機の損失があるため、実際の成績係数は理論成績係数よりも小さくなる。
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正解:C機械的摩擦損失が冷媒に熱として加えられない場合、ヒートポンプの成績係数は (冷凍COP) + 1 となる。

機械的摩擦損失が冷媒に加えられない場合、ヒートポンプの成績係数は (冷凍COP) + 機械効率ηm となります。

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67あるアンモニア冷凍装置の運転条件として、ピストン押しのけ量が0.10 m3/s、吸込み蒸気の比体積が0.43 m3/kg、体積効率が0.80であった。このときの冷媒循環量はいくらか。

  1. A1.86 kg/s
  2. B0.186 kg/s
  3. C0.537 kg/s
  4. D0.344 kg/s
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正解:B0.186 kg/s

冷媒循環量 qmr = V × ηv / v = 0.10 × 0.80 / 0.43 ≒ 0.186 kg/s です。

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68ある冷凍装置において、冷凍能力が199 kW、圧縮機の実際の軸動力が68.1 kWであった。このときの実際の成績係数(COP)Rはいくらか。

  1. A2.05
  2. B3.54
  3. C2.92
  4. D4.21
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正解:C2.92

実際の成績係数(COP)R = 冷凍能力 / 実際の軸動力 = 199 / 68.1 ≒ 2.92 です。

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69理論冷凍サイクルのp-h線図から、蒸発器入口の冷媒の比エンタルピーが130 kJ/kg、飽和液の比エンタルピーが130 kJ/kg、乾き飽和蒸気の比エンタルピーが1460 kJ/kgであった。このとき、蒸発器入口の乾き度はいくらか。

  1. A0
  2. B1
  3. C0.16
  4. D0.5
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正解:A0

蒸発器入口の比エンタルピー(130)が飽和液の比エンタルピー(130)と等しいため、乾き度は0(すべて液)です。

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70蒸発器入口の冷媒の比エンタルピーが344 kJ/kg、飽和液の比エンタルピーが130 kJ/kg、乾き飽和蒸気の比エンタルピーが1460 kJ/kgのとき、乾き度に最も近い値はどれか。

  1. A0.16
  2. B0.84
  3. C0.76
  4. D0.24
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正解:A0.16

乾き度 x = (h - hw) / (hd - hw) = (344 - 130) / (1460 - 130) = 214 / 1330 ≒ 0.16 です。

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71二段圧縮一段膨張の冷凍装置において、低段側圧縮機の軸動力が6.99 kW、高段側圧縮機の軸動力が8.58 kWであった。冷凍能力が19.8 kWのとき、成績係数はいくらか。

  1. A2.31
  2. B1.27
  3. C2.83
  4. D0.84
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正解:B1.27

総軸動力 P = 6.99 + 8.58 = 15.57 kW。成績係数 COP = 19.8 / 15.57 ≒ 1.27 です。

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72二段圧縮二段膨張式の冷凍装置において、低段側蒸発器の冷凍能力が85 kW、冷媒のエンタルピー差(蒸発器出口-入口)が175 kJ/kgのとき、低段側蒸発器の冷媒循環量はいくらか。

  1. A14.8 kg/s
  2. B2.05 kg/s
  3. C0.20 kg/s
  4. D0.49 kg/s
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正解:D0.49 kg/s

冷媒循環量 = 冷凍能力 / エンタルピー差 = 85 / 175 ≒ 0.4857 ≒ 0.49 kg/s です。

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73満液式蒸発器を使用した冷凍装置において、圧縮機の冷媒循環量が1.0 kg/s、圧縮機吐出しガスの比エンタルピーが460 kJ/kg、吸込み蒸気の比エンタルピーが400 kJ/kgであった。圧縮機の理論断熱圧縮動力はいくらか。

  1. A400.0 kW
  2. B60.0 kW
  3. C460.0 kW
  4. D190.0 kW
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正解:B60.0 kW

理論断熱圧縮動力 Pth = 1.0 × (460 - 400) = 60.0 kW です。

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74ある液ガス熱交換器付き冷凍装置において、圧縮機の全断熱効率を求める式として正しい関係はどれか。

  1. A全断熱効率 = 実際の成績係数 / 理論成績係数
  2. B全断熱効率 = (理論成績係数 - 実際の成績係数) / 理論成績係数
  3. C全断熱効率 = 理論成績係数 / 実際の成績係数
  4. D全断熱効率 = 理論断熱圧縮動力 / (実際の成績係数 × 理論成績係数)
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正解:A全断熱効率 = 実際の成績係数 / 理論成績係数

全断熱効率(ηad) = Pth / P です。COPの式を用いると、ηad = 実際COP / 理論COP となります。

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75冷凍装置における容量制御の目的として、適切でないものはどれか。

  1. A負荷減少時に冷凍能力を低下させ、連続運転を可能にするため。
  2. B経済的な運転を行い、装置の不都合な問題の発生を防ぐため。
  3. C負荷変動に対して蒸発圧力や凝縮圧力を所定の条件に保つため。
  4. D圧縮機の回転速度を常に最高速に固定し、潤滑不良を防止するため。
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正解:D圧縮機の回転速度を常に最高速に固定し、潤滑不良を防止するため。

容量制御は負荷に応じて能力を調整(回転速度を変化させる等)するものであり、常に最高速に固定するものではありません。

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76多気筒の往復圧縮機に取り付けられる容量制御装置(アンローダ)の作動方法として正しいものはどれか。

  1. A吐出し弁を強制的に閉じて圧縮ガスの逆流を防ぐ。
  2. B電動機の電源電圧を段階的に下げる。
  3. C気筒の吸込み弁を開放したままにし、作動気筒数を減らす。
  4. Dピストンのストローク(行程)を機械的に短くする。
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正解:C気筒の吸込み弁を開放したままにし、作動気筒数を減らす。

アンローダは、いくつかの気筒の吸込み弁を開放したままにすることで無圧縮状態とし、作動気筒数を減らして容量制御を行います。

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77多気筒圧縮機の始動時におけるアンローダの役割として正しいものはどれか。

  1. A吐出しガス温度を急上昇させ、冷媒の液化を防ぐ。
  2. B潤滑油の油圧が正常に上がるまでアンロード状態とし、始動時の負荷を軽減する。
  3. C始動時の電流を最大化し、素早く規定回転数に到達させる。
  4. D全気筒をフル稼働させ、素早く蒸発圧力を下げる。
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正解:B潤滑油の油圧が正常に上がるまでアンロード状態とし、始動時の負荷を軽減する。

始動時は制御が働いて正常油圧値になるまでアンロード状態となり、負荷軽減装置として機能します。

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78スクリュー圧縮機におけるスライド弁方式の容量制御の特徴として、誤っているものはどれか。

  1. Aスライド弁の移動によりロータの圧縮行程の途中から一部ガスを吸込み側に戻す。
  2. Bある範囲で無段階に制御でき、負荷変動に対する追随性が良い。
  3. C低負荷で長時間運転すると、吐出しガス温度が高くなることがある。
  4. Dロータの回転速度を直接変化させることで容量を制御する。
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正解:Dロータの回転速度を直接変化させることで容量を制御する。

スライド弁方式はガスの吸入位置(戻り)を機械的にずらすものであり、ロータの回転速度を直接変化させる(インバータ制御など)ものではありません。

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79圧縮機の運転ON/OFF制御を小容量の冷凍装置で行う場合、短時間でON/OFFを繰り返すと発生する可能性がある問題はどれか。

  1. A圧縮機の潤滑不良や電動機焼損の原因となる。
  2. B凝縮圧力が極端に低下し、液インジェクションが停止する。
  3. C成績係数が理論値の2倍以上に上昇する。
  4. D過冷却度が大きくなりすぎる。
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正解:A圧縮機の潤滑不良や電動機焼損の原因となる。

短時間でのON/OFFの繰り返しは、始動電流の多発による電動機焼損や、油上がりによる潤滑不良の原因となります。

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80複数台の圧縮機をON/OFF制御する場合の注意点として、誤っているものはどれか。

  1. A潤滑油を偏在させないように、均油管や均圧管を設置するなどの配慮が必要である。
  2. B圧縮機のON/OFFにより圧縮機間の潤滑油量のバランスが崩れる恐れがある。
  3. Cすべての圧縮機を全く同じ圧力設定にし、常に同時ON/OFFさせるのが最も効率的である。
  4. D作動圧力に差を設けて順次ON/OFFし、段階的な制御を行う。
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正解:Cすべての圧縮機を全く同じ圧力設定にし、常に同時ON/OFFさせるのが最も効率的である。

同時ON/OFFさせると大きな電力変動や圧力変動が生じ、また潤滑不良のリスクがあるため、順次(段階的)ON/OFFとする必要があります。

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81インバータによる回転速度制御において、低速運転時に注意すべき点はどれか。

  1. Aクランク軸に油ポンプを設けている場合、油圧不足により潤滑不良となる恐れがある。
  2. B吸込み圧力が必ず高くなり、過負荷停止が頻発する。
  3. C凝縮圧力が外気温度と無関係に上昇し続ける。
  4. D膨張弁の開度が固定され、冷媒循環量が常に最大になる。
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正解:Aクランク軸に油ポンプを設けている場合、油圧不足により潤滑不良となる恐れがある。

インバータで極端な低速回転にすると、油ポンプの吐出量が減少し油圧不足による潤滑不良を引き起こす恐れがあります。

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82蒸発圧力調整弁を用いた容量制御の特徴として、正しいものはどれか。

  1. A蒸発温度の低い方の蒸発器出口に取り付けるのが一般的である。
  2. B冷媒1kg当たりの圧縮動力が減少するため、成績係数が向上する。
  3. C蒸発圧力が所定の圧力以下とならないように吸込み蒸気を絞る。
  4. D圧縮機への負荷が急増したときに作動し、蒸発圧力を下げる。
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正解:C蒸発圧力が所定の圧力以下とならないように吸込み蒸気を絞る。

蒸発圧力調整弁は、蒸発圧力が設定値以下に下がりすぎるのを防ぐため吸込み蒸気を絞ります。この結果圧縮動力は増大し成績係数は低下します。

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83吸入圧力調整弁を用いた容量制御に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. A圧縮機の始動時や除霜終了後の過負荷防止に活用される。
  2. B圧縮機への負荷が急激に上昇したときなどに使用される。
  3. C吸込み蒸気の圧力が所定圧力以上とならないように絞る。
  4. Dこの制御を行うと冷媒1kg当たりの圧縮動力が減少するため、装置の成績係数は向上する。
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正解:Dこの制御を行うと冷媒1kg当たりの圧縮動力が減少するため、装置の成績係数は向上する。

吸込み蒸気を絞る制御は、結果として冷媒1kg当たりの圧縮動力を増大させるため、成績係数は低下します。

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84ホットガスバイパスによる容量制御において、成績係数が低下する理由として正しいものはどれか。

  1. A凝縮器の放熱量が急激に増大し、圧縮機が過負荷になるため。
  2. Bバイパスされた冷媒ガスが圧縮機で再圧縮されるため、軸動力はあまり変わらないが冷凍能力が低下するため。
  3. Cバイパスにより蒸発器の伝熱面積が物理的に縮小するため。
  4. Dバイパスされたガスが圧縮機を通過せず、直接蒸発器で冷却されるため。
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正解:Bバイパスされた冷媒ガスが圧縮機で再圧縮されるため、軸動力はあまり変わらないが冷凍能力が低下するため。

ホットガスバイパスでは、圧縮されたガスを再圧縮するため軸動力は減少しませんが、蒸発器を通る冷媒が減り冷凍能力が低下するため、成績係数は低下します。

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85二段圧縮冷凍サイクルにおける「中間圧力」を最適に保つ理由として最も関係の深いものはどれか。

  1. A凝縮圧力を蒸発圧力と同じ値に保つため。
  2. B中間冷却器内の冷媒を常に液だけの状態にするため。
  3. C成績係数を最大化し、圧縮機の吐出し温度を安全な範囲に抑えるため。
  4. D蒸発器出口の過熱度を常に0Kに保つため。
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正解:C成績係数を最大化し、圧縮機の吐出し温度を安全な範囲に抑えるため。

二段圧縮では中間圧力を最適にすることで、各段の圧力比のバランスをとり、成績係数の最大化と吐出しガス温度の低減を図ります。

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86コンパウンド圧縮機において、中間圧力が最適値から若干ずれる理由として正しいものはどれか。

  1. A高段用と低段用のピストン押しのけ量(気筒数の比)が構造上固定されているため。
  2. B中間冷却器が搭載されていないため。
  3. C1台の電動機で駆動するため、回転速度が不安定になるため。
  4. D冷媒がアンモニアに限定されており、物性値の変動が激しいため。
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正解:A高段用と低段用のピストン押しのけ量(気筒数の比)が構造上固定されているため。

コンパウンド圧縮機は、高段と低段の気筒数が固定されているため、運転条件が変わっても比率を変えられず、中間圧力が最適値からずれます。

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87ある圧縮機で、理論ピストン押しのけ量が62 m3/h、体積効率が0.80のとき、1時間あたりの実際の冷媒吸込み量はいくらか。

  1. A62.0 m3/h
  2. B49.6 m3/h
  3. C77.5 m3/h
  4. D80.0 m3/h
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正解:B49.6 m3/h

実際の吸込み量 = 62 × 0.80 = 49.6 m3/h です。

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88ある圧縮機において、気筒径(D)とピストン行程(L)が同じ場合、気筒数(N)を2倍にすると理論ピストン押しのけ量はどうなるか。

  1. A変わらない
  2. B4倍になる
  3. C半分になる
  4. D2倍になる
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正解:D2倍になる

理論ピストン押しのけ量の式より、気筒数Nに比例するため2倍になります。

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89ある圧縮機において、気筒数(N)とピストン行程(L)が同じ場合、気筒径(D)を2倍にすると理論ピストン押しのけ量はどうなるか。

  1. A変わらない
  2. B4倍になる
  3. C2倍になる
  4. D8倍になる
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正解:B4倍になる

理論ピストン押しのけ量の式には気筒径Dの2乗が含まれるため、Dが2倍になれば押しのけ量は4倍になります。

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90ある冷凍装置で、実際の圧縮機駆動の軸動力が25.3 kW、冷凍能力が46 kWであった。このときの実際の成績係数はいくらか。

  1. A1.82
  2. B2.53
  3. C0.55
  4. D2.19
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正解:A1.82

成績係数 = 冷凍能力 / 実際の軸動力 = 46 / 25.3 ≒ 1.818 ≒ 1.82 です。

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91蒸発圧力調整弁の取り付け位置に関する注意点として、正しいものはどれか。

  1. A温度自動膨張弁の感温筒や均圧管取付け位置よりも上流側(蒸発器寄り)に取り付ける。
  2. B圧縮機の吐出し配管の直後に取り付ける。
  3. C1台の圧縮機に対して複数台の蒸発器があるときは、蒸発温度の低い方の出口に取り付ける。
  4. D温度自動膨張弁の感温筒や均圧管取付け位置よりも下流側(圧縮機寄り)に取り付ける。
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正解:D温度自動膨張弁の感温筒や均圧管取付け位置よりも下流側(圧縮機寄り)に取り付ける。

蒸発圧力を維持するため、温度自動膨張弁の感温筒や均圧管より下流側に取付けます。また複数の場合は蒸発温度の高い方の出口に付けます。

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92アンモニア冷凍装置に一般的に開放型圧縮機が用いられる最大の理由はどれか。

  1. Aアンモニアは非常に低温になるため、電動機が凍結するのを防ぐため。
  2. Bアンモニアは高圧になりやすいため、密閉型では破裂の危険があるため。
  3. Cアンモニアが電動機の銅巻線を腐食(侵す)させる性質があるため。
  4. Dアンモニアは潤滑油と完全に分離するため、密閉型では潤滑できないため。
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正解:Cアンモニアが電動機の銅巻線を腐食(侵す)させる性質があるため。

アンモニアは電動機の銅巻線を侵す(腐食させる)ため、冷媒ガスが電動機に触れない開放型圧縮機が使用されます。

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