ネットワークスペシャリスト試験 ③ TCP/IP②

トランスポート層から上位の仕組みを扱う分野です。TCPのコネクション確立と切断の手順、シーケンス番号と確認応答、ウィンドウ制御とフロー制御、輻輳制御のアルゴリズムが中心テーマになります。UDPとの使い分け、ポート番号の役割も基礎です。あわせてIPv6のアドレス表記と近隣探索、IPv4との共存技術、NATとNAPTによるアドレス変換とその制約が問われます。パケットの流れを図で追える状態にしておくことが理解の鍵になります。

この分野の問題60問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

第110問狭義のNATとNAPTの違いとして適切なものはどれか。

  1. ANATはIPアドレスのみを変換するが、NAPTはIPアドレスとポート番号を変換する
  2. BNATはIPアドレスとポート番号を変換するが、NAPTはIPアドレスのみを変換する
  3. CNATはTCPのみ対応し、NAPTはUDPのみ対応する
  4. DNATは外部への通信のみ、NAPTは内部への通信のみを変換する
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正解:A.NATはIPアドレスのみを変換するが、NAPTはIPアドレスとポート番号を変換する

狭義のNATはIPアドレスの変換だけを行い、NAPTはIPアドレスとポートの変換を行う。

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第111問NAPTの別名として一般的に用いられている名称はどれか。

  1. AIPフォワーディング
  2. BIPマスカレード
  3. Cポートフォワーディング
  4. Dネットワークマスカレード
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正解:B.IPマスカレード

NAPTは一般にはIPマスカレードと呼ばれる。

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第112問NAPT環境下でセッション数が上限に達した場合、利用者の端末で観察される現象はどれか。

  1. Aアプリケーション処理の応答が遅延する
  2. BIPアドレスが枯渇しOSが警告メッセージを出す
  3. CTCP/IPコネクション確立の段階で通信に失敗し、ログイン画面タイムアウト等になる
  4. Dルーティングループが発生し通信が途絶える
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正解:C.TCP/IPコネクション確立の段階で通信に失敗し、ログイン画面タイムアウト等になる

テーブルのエントリ数が上限に達するとTCP/IPコネクション確立に失敗し、ログイン画面タイムアウトとして観察される。

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第113問IPsecを使用したインターネットVPN通信がNATを通過する際、通信に支障が出る主な理由はどれか。

  1. AIPsecがTCPコネクションを必要とするため
  2. BNATが暗号化されたペイロードを復号できないため
  3. CIPsecのパケットが常にフラグメント化されるため
  4. DIPsecのESPヘッダがポート番号を持たないため
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正解:D.IPsecのESPヘッダがポート番号を持たないため

IPsecのESPヘッダはポート番号をもたないため、NAPTによるポート変換ができず通信に支障が出る。

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第114問IPsecのNAT越えの解決策として、UDPヘッダを挿入する方法の名称はどれか。

  1. ANATトラバーサル
  2. BVPNパススルー
  3. CIPマスカレード
  4. Dポートフォワーディング
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正解:A.NATトラバーサル

IPの上位層にUDPヘッダを挿入してNATを通過させる方法はNATトラバーサルと呼ばれる。

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第115問IPsecのパケットがNATを通過する際、IPヘッダのプロトコルフィールドを見てポート番号を書き換えずに転送する機能はどれか。

  1. ANATトラバーサル
  2. BVPNパススルー
  3. CIPマスカレード
  4. Dポートフォワーディング
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正解:B.VPNパススルー

上位層がポート番号をもたないことが分かったとき、ポート番号を書き換えずに転送する機能をVPNパススルーと呼ぶ。

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第116問SIPなどのプロトコルがNAT環境下で不具合を起こす理由はどれか。

  1. AUDPのみを使用しTCPをサポートしていないため
  2. Bヘッダのサイズが大きすぎてフラグメント化されるため
  3. Cアプリケーション層に送信元ホストのIPアドレスやポート番号の情報を格納しているため
  4. Dマルチキャスト通信を必須としているため
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正解:C.アプリケーション層に送信元ホストのIPアドレスやポート番号の情報を格納しているため

SIP等はアプリケーション層でIPアドレスを通信相手に通知する仕様のため、NATで変換されないと通信に失敗する。

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第117問ルータがパケットの経路を選択する際、最初に試みるアルゴリズムはどれか。

  1. Aメトリックに基づく選択
  2. B優先度に基づく選択
  3. Cランダムな経路選択
  4. Dロンゲストマッチアルゴリズムに基づく選択
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正解:D.ロンゲストマッチアルゴリズムに基づく選択

ルータは経路決定の際、まずロンゲストマッチアルゴリズムを適用する。

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第118問ロンゲストマッチアルゴリズムの説明として正しいものはどれか。

  1. Aサブネットマスク長が最も長い経路を選択する
  2. Bサブネットマスク長が最も短い経路を選択する
  3. Cメトリックが最も小さい経路を選択する
  4. D優先度が最も高い経路を選択する
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正解:A.サブネットマスク長が最も長い経路を選択する

サブネットマスクの1に設定されているビット数が最も長い経路を選択する。

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第119問プロトコル(経路情報のソース)の優先度において、最も優先度が高く設定されるものはどれか。

  1. A静的経路
  2. B直接接続
  3. COSPF
  4. DBGP
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正解:B.直接接続

優先度は「直接接続」「静的経路」「動的経路」の順に高くなっている。

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第120問ループバックインタフェースの特徴として誤っているものはどれか。

  1. A機器本体がダウンしない限りダウンしない仮想的なインタフェースである
  2. Bインタフェース障害やリンク障害への耐障害性を有している
  3. CIPアドレスを割り当てることはできない
  4. DOSPFのルータIDやBGPのピアリングに利用される
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正解:C.IPアドレスを割り当てることはできない

ループバックインタフェースには任意のIPアドレスを割り当てることができる。

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第121問OSPFでルータIDを明示的に設定しなかった場合、ループバックインタフェースが存在するとどうなるか。

  1. A最も小さなIPアドレスをもつ物理インタフェースがルータIDになる
  2. BルータIDは0.0.0.0になる
  3. CMACアドレスがルータIDに採用される
  4. DループバックインタフェースのIPアドレスが優先してルータIDに採用される
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正解:D.ループバックインタフェースのIPアドレスが優先してルータIDに採用される

ループバックインタフェースが存在すれば、機器ダウン時以外は稼働し続けるため優先してルータIDに採用される。

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第122問DSR(Direct Server Return)方式の負荷分散において、振り分け先サーバのループバックインタフェースに設定されるものはどれか。

  1. A仮想IPアドレス
  2. B実IPアドレス
  3. CプライベートIPアドレス
  4. Dブロードキャストアドレス
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正解:A.仮想IPアドレス

DSRでは、振り分け先サーバのループバックインタフェースに仮想IPアドレスを設定し、ARP応答しないよう設定する。

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第123問ルータにパケットを破棄させたいとき、転送先として指定するインタフェースはどれか。

  1. Aループバックインタフェース
  2. Bnullインタフェース
  3. CVLANインタフェース
  4. D物理インタフェース
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正解:B.nullインタフェース

ルーティングテーブルの転送先にnullインタフェースを指定すると、該当パケットは破棄される。

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第124問1台の物理ルータの中に複数の仮想的なルータを稼働させる機能はどれか。

  1. APBR
  2. BNAT
  3. CVRF
  4. DVPN
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正解:C.VRF

VRF(Virtual Routing and Forwarding)は、1台の物理ルータ内に複数の仮想ルータを稼働させる機能である。

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第125問ポリシベースルーティング(PBR)を動作させるための条件として正しいものはどれか。

  1. A通常の経路制御より優先度を低く設定する
  2. B動的経路制御プロトコルを無効にする
  3. Cスタティックルーティングのみを使用する
  4. D通常の経路制御より優先度を高く設定する
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正解:D.通常の経路制御より優先度を高く設定する

PBRを動作させるには、通常の経路制御より優先度を高く設定する必要がある。

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第126問スタティックルーティングのメリットとして正しいものはどれか。

  1. A経路情報交換のためのトラフィックが発生しない
  2. B障害の検知と迂回が自動で行われる
  3. Cトラフィックの負荷分散が容易である
  4. D設定が複雑だが大規模ネットワークに適している
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正解:A.経路情報交換のためのトラフィックが発生しない

スタティックルーティングは手動設定のため、経路情報交換のトラフィックが発生しない。

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第127問フローティングスタティックの説明として正しいものはどれか。

  1. A複数のダイナミックルーティングプロトコルを混在させること
  2. Bスタティックルートの優先度を下げておき、ダイナミックルートが失われたときだけ利用すること
  3. C動的経路のメトリックを変動させてトラフィックを分散させること
  4. Dデフォルトルートを動的に複数のISPへ振り分けること
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正解:B.スタティックルートの優先度を下げておき、ダイナミックルートが失われたときだけ利用すること

スタティックルートの優先度を下げ、障害発生などでダイナミックルートが失われた時のみ利用する設定を指す。

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第128問一方のルーティングプロトコルの経路情報を、別のルーティングプロトコルに通知する仕組みを何と呼ぶか。

  1. Aパススルー
  2. Bルートマップ
  3. C再配布
  4. Dポリシベースルーティング
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正解:C.再配布

異なるプロトコル間で経路情報を通知し合うことを「再配布」と呼ぶ。

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第129問AS(Autonomous System)を識別するために割り当てられるAS番号のサイズはどれか。

  1. A1バイトまたは2バイト
  2. B4バイトまたは6バイト
  3. C6バイトまたは8バイト
  4. D2バイトまたは4バイト
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正解:D.2バイトまたは4バイト

ASを一意に識別するため、2バイト又は4バイトのAS番号が割り当てられる。

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第130問プライベートAS番号の範囲として正しいものはどれか(2バイトの場合)。

  1. A64512〜65535
  2. B64496〜64511
  3. C1〜64511
  4. D65536〜65551
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正解:A.64512〜65535

2バイトのプライベートAS番号は64512〜65535の範囲である。

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第131問AS間で経路情報を交換するEGPとして、現在広く用いられているプロトコルはどれか。

  1. AOSPF
  2. BBGP
  3. CRIP
  4. DPBR
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正解:B.BGP

EGPではBGP(ver4)が広く用いられている。

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第132問RIPの経路制御方式として正しいものはどれか。

  1. Aリンクステート方式
  2. B経路ベクトル方式
  3. C距離ベクトル方式
  4. Dパスベクトル方式
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正解:C.距離ベクトル方式

RIPはAS内を接続するルーティングプロトコルであり、距離ベクトル方式が採用されている。

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第133問RIPにおいて、経路選択の対象から除外されるのは、ホップ数がいくつを超えた場合か。

  1. A10
  2. B16
  3. C20
  4. D15
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正解:D.15

RIPはホップ数が15を超える経路は経路選択の対象から除外する(最大15)。

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第134問OSPFの経路制御方式として正しいものはどれか。

  1. Aリンクステート方式
  2. B距離ベクトル方式
  3. C経路ベクトル方式
  4. Dハイブリッド方式
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正解:A.リンクステート方式

OSPFはリンクステート方式が採用されている。

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第135問OSPFの最短経路アルゴリズムの名称はどれか。

  1. Aベルマンフォード
  2. Bダイクストラ
  3. Cディスタンスベクタ
  4. Dロンゲストマッチ
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正解:B.ダイクストラ

OSPFの経路選択には、ダイクストラの最短経路アルゴリズムが用いられる。

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第136問OSPFにおいて、コストが等しい複数の経路間でトラフィックを分散する機能はどれか。

  1. Aフローティングスタティック
  2. Bポリシベースルーティング
  3. Cイコールコストマルチパス(ECMP)機能
  4. DASパスプリペンド
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正解:C.イコールコストマルチパス(ECMP)機能

コストが最小の経路が複数ある場合、ECMP機能によりトラフィックが分散される。

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第137問OSPFにおいて必ず存在しなければならないエリアはどれか。

  1. Aスタブエリア
  2. Bトータリースタブエリア
  3. Cトランジットエリア
  4. Dバックボーンエリア
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正解:D.バックボーンエリア

OSPFのエリア分割において、バックボーンエリア(エリア0)は必ず存在しなければならない。

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第138問マルチアクセスネットワークにおいて、OSPFのリンクステート情報のやり取りを削減するために選出されるものはどれか。

  1. A代表ルータ(DR)
  2. BASBR
  3. CABR
  4. DDROTHER
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正解:A.代表ルータ(DR)

通信量を削減するため、マルチアクセスネットワークでは代表ルータ(DR)が選出される。

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第139問OSPFでネイバーとは何か。

  1. Aリンクステートデータベースを同期したルータの関係
  2. BHelloパケットの交換でお互いを認識しているルータの関係
  3. Cエリアの境界に位置するルータ
  4. DASの境界に位置するルータ
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正解:B.Helloパケットの交換でお互いを認識しているルータの関係

Helloパケットの交換によってお互いを認識しているルータの関係をネイバーと指す。

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第140問他のOSPFルータに囲まれていないスタブネットワークに接しているインタフェースで、OSPFパケットを送受信しないようにする設定はどれか。

  1. Anullインタフェース
  2. Bループバックインタフェース
  3. Cパッシブインタフェース
  4. D仮想インタフェース
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正解:C.パッシブインタフェース

Helloパケットやリンクステート情報を送信しないようにする設定をパッシブインタフェースと呼ぶ。

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第141問OSPFのエリア間でリンクステート情報を仲介して交換するルータを何と呼ぶか。

  1. A代表ルータ(DR)
  2. BAS境界ルータ(ASBR)
  3. CDROTHER
  4. Dエリア境界ルータ(ABR)
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正解:D.エリア境界ルータ(ABR)

エリアの境界に位置し、エリア間で情報を交換するルータをABR(Area Border Router)という。

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第142問OSPFのLSA(Link State Advertisement)のうち、全OSPFルータが作成するType1の名称はどれか。

  1. ARouter-LSA
  2. BNetwork-LSA
  3. CNetwork-Summary-LSA
  4. DAS-External-LSA
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正解:A.Router-LSA

全OSPFルータが作成し、自エリア内にリンク情報を通知するのはRouter-LSA(Type1)である。

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第143問外部ネットワークの経路情報をOSPFドメインに再配布する役割を持つルータはどれか。

  1. AABR
  2. BASBR
  3. CDR
  4. DBDR
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正解:B.ASBR

自ASと外部ネットワークの境界に位置し、経路情報を再配布するルータをASBRと呼ぶ。

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第144問OSPFとBGPなど複数のプロトコル間で再配布を行う際、ルーティングループが発生するのを防ぐ対策として不適切なものはどれか。

  1. A再配布したものを再び自分に再配布しない
  2. B再配布時に属性値を適切に付与し優先度を制御する
  3. COSPFのコストをすべて0に設定する
  4. D再配布しなくてすむように経路制御を統一する
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正解:C.OSPFのコストをすべて0に設定する

コストをすべて0に設定することはルーティングループの対策にはならない。

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第145問経路集約を行った際、集約対象外ルートを宛先とするパケットによってルーティングループが発生するのを防ぐ手段はどれか。

  1. Aパッシブインタフェースを設定する
  2. BASパスプリペンドを使用する
  3. CMED値を最大に設定する
  4. Dnullインタフェースへ転送する静的経路を設定する
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正解:D.nullインタフェースへ転送する静的経路を設定する

集約したルータに、集約ルート宛てのパケットをnullインタフェースへ破棄する静的経路を設定してループを防ぐ。

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第146問BGPの経路制御方式として正しいものはどれか。

  1. A経路ベクトル方式
  2. Bリンクステート方式
  3. C距離ベクトル方式
  4. Dハイブリッド方式
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正解:A.経路ベクトル方式

BGPはAS間の経路を表すパス(経路)ベクトル方式を採用している。

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第147問BGPピア間で経路情報を交換するために使用されるプロトコルとポート番号はどれか。

  1. AUDP 520番
  2. BTCP 179番
  3. CUDP 161番
  4. DTCP 80番
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正解:B.TCP 179番

BGP接続を行うルータ間では、TCPの179番ポートを使用する。

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第148問BGPにおいて、AS間で経路情報を広告する際に宛先ネットワークに至るASの経路を表すパスアトリビュートはどれか。

  1. ALOCAL_PREF
  2. BMED
  3. CAS_PATH
  4. DNEXT_HOP
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正解:C.AS_PATH

AS_PATHは、宛先ネットワークに至るASの経路を表すパスアトリビュートである。

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第149問BGPのAS_PATHを用いたベストパス選択の基準はどれか。

  1. AAS_PATHに含まれるASの数が多い方を優先する
  2. BAS_PATHの値がアルファベット順で早い方を優先する
  3. CAS_PATHに自ASが含まれている方を優先する
  4. DAS_PATHに含まれるASの数が少ない方を優先する
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正解:D.AS_PATHに含まれるASの数が少ない方を優先する

AS_PATH長が短いもの(経由するASの合計数が少ない方)を優先する。

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第150問BGPルータが経路情報を受信した際、AS_PATHに自身のAS番号が含まれていた場合の動作として正しいものはどれか。

  1. Aルーティングループと判断して経路情報を破棄する
  2. Bベストパスとして最優先で選択する
  3. C自身のAS番号を削除して他のピアに転送する
  4. DMEDの値を0に変更する
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正解:A.ルーティングループと判断して経路情報を破棄する

自身のAS番号が含まれているとルーティングループが発生していると判断し、経路情報を破棄する。

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第151問自ASから他ASに向かうアウトバウンドトラフィックを特定の回線に制御したい場合に用いるパスアトリビュートはどれか。

  1. AAS_PATH
  2. BLOCAL_PREF
  3. CMED
  4. DNEXT_HOP
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正解:B.LOCAL_PREF

LOCAL_PREFは値が大きいほど優先され、アウトバウンドトラフィック制御に用いられる。

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第152問対向ASから自ASに向かうインバウンドトラフィックを制御するため、アクティブ側に小さい値を、スタンバイ側に大きい値を付与する属性はどれか。

  1. ALOCAL_PREF
  2. BAS_PATH
  3. CMED
  4. DNEXT_HOP
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正解:C.MED

MEDは値が小さいほど優先度が高く、インバウンドトラフィック制御に用いられる。

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第153問BGPのパスアトリビュートのうち、AS_PATHを意図的に長くすることでスタンバイ側の回線の優先度を下げる手法はどれか。

  1. AASオーバーライド
  2. Bネクストホップセルフ
  3. Cイコールコストマルチパス
  4. DASパスプリペンド
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正解:D.ASパスプリペンド

自AS番号を複数連続して追加しAS_PATHを長くする手法をASパスプリペンドと呼ぶ。

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第154問自社の複数拠点をVPN経由で接続し、各拠点に同一のプライベートAS番号を割り当てている場合、BGPのルーティングループ誤検知を防ぐための設定はどれか。

  1. AASオーバーライド
  2. BASパスプリペンド
  3. Cネクストホップセルフ
  4. Dルートリフレクタ
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正解:A.ASオーバーライド

ASオーバーライドにより、拠点のAS番号を上位のAS番号に上書きし、経路情報が破棄されないようにする。

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第155問eBGPピアから受信した経路をiBGPピアに広告する際、NEXT_HOPのIPアドレスを既定値のままにせず、自身のIPアドレスに書き換えて送信する設定はどれか。

  1. AASオーバーライド
  2. Bネクストホップセルフ
  3. CBGPマルチパス
  4. Dルートリフレクタ
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正解:B.ネクストホップセルフ

iBGPピアに広告する際、自身のIPアドレスに書き換えて送信する設定をネクストホップセルフという。

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第156問BGPピアの死活監視を行うために定期的に送信されるパケットはどれか。

  1. AHelloパケット
  2. BUPDATEパケット
  3. CKEEPALIVEパケット
  4. DLSAパケット
正解と解説を見る

正解:C.KEEPALIVEパケット

BGPピアはKEEPALIVEパケットを定期的に送信して死活監視を行う。

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第157問BGPにおいて、IPv4ユニキャスト通信以外のプロトコル(IPv6やVPN等)の経路情報を統合的に扱えるように拡張されたものはどれか。

  1. ARIPv2
  2. BOSPFv3
  3. CIPsec
  4. DMP-BGP
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正解:D.MP-BGP

IPv4ユニキャスト以外にも対応できるようBGPを拡張したものがMP-BGPである。

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第158問BGP anycast(エニーキャスト)通信の特徴として正しいものはどれか。

  1. A同一のIPアドレスブロックと同一のAS番号を複数の拠点に割り当てる
  2. B1つの拠点に複数の異なるAS番号を割り当てる
  3. C送信元ASから最も遠い経路を意図的に選択させる
  4. D宛先IPアドレスをマルチキャストアドレスに変換する
正解と解説を見る

正解:A.同一のIPアドレスブロックと同一のAS番号を複数の拠点に割り当てる

CDN等で用いられ、複数拠点に同一IPと同一ASを割り当て、送信元から見てベストパスとなる拠点が選ばれる。

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第159問ドキュメント用に予約されているIPv6アドレスとして適切なものはどれか。

  1. A192.0.2.0/24
  2. B2001:db8::/32
  3. C203.0.113.0/24
  4. D::1/128
正解と解説を見る

正解:B.2001:db8::/32

ドキュメント用予約アドレスとして、IPv6アドレスでは2001:db8::/32が予約されている。

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第160問フルメッシュのiBGPピアリングにおけるTCPコネクション数を削減するため、ハブアンドスポーク構成を導入する際にハブとなるルータを何と呼ぶか。

  1. AASBR
  2. BDROTHER
  3. Cルートリフレクタ
  4. D代表ルータ
正解と解説を見る

正解:C.ルートリフレクタ

iBGPルータのフルメッシュ接続を削減するため、ハブとなるルータをルートリフレクタと呼ぶ。

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第161問RIPにおいて経路情報が変化しなくても実施される経路広告の間隔、および経路障害が発生したと判断するホールドタイムの組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A10秒 / 40秒
  2. B30秒 / 90秒
  3. C60秒 / 120秒
  4. D30秒 / 180秒
正解と解説を見る

正解:D.30秒 / 180秒

RIPの経路広告は30秒間隔であり、障害判断(タイムアウト)は6回分の180秒である。

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第162問OSPFのHelloパケットを用いた死活監視において、イーサネットの場合のHello間隔と障害判断時間(Dead Interval)の組み合わせはどれか。

  1. A10秒 / 40秒
  2. B30秒 / 90秒
  3. C30秒 / 180秒
  4. D60秒 / 120秒
正解と解説を見る

正解:A.10秒 / 40秒

イーサネットの場合、Hello間隔は10秒、障害判断時間は40秒である。

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第163問BGPにおいて、KEEPALIVEパケットの推奨される送信間隔とホールドタイムの組み合わせはどれか。

  1. A10秒 / 40秒
  2. B30秒 / 90秒
  3. C30秒 / 180秒
  4. D60秒 / 120秒
正解と解説を見る

正解:B.30秒 / 90秒

BGPのKEEPALIVEの送信間隔は30秒、ホールドタイムは90秒が推奨されている。

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第164問同一サブネット外の宛先へパケットを送る際、ホストが最初に送信先とするルータを何と呼ぶか。

  1. ADNSサーバ
  2. BDHCPサーバ
  3. Cデフォルトゲートウェイ
  4. Dプロキシサーバ
正解と解説を見る

正解:C.デフォルトゲートウェイ

サブネット外宛て通信の既定の転送先ルータをデフォルトゲートウェイという。

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第165問クラスにとらわれず任意のビット長でネットワークを区切るアドレス割当て方式を何と呼ぶか。

  1. AAPIPA
  2. BNAT
  3. CVLSM無効化
  4. DCIDR
正解と解説を見る

正解:D.CIDR

CIDRはクラスに依存せず可変長のプレフィックスでアドレスを割り当てる方式である。

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第166問サブネットマスク255.255.255.0はプレフィックス長で表すとどれか。

  1. A/24
  2. B/16
  3. C/25
  4. D/23
正解と解説を見る

正解:A./24

255.255.255.0は上位24ビットが1であり/24と表す。

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第167問1つのネットワークを用途に応じて異なる長さのサブネットに分割する手法を何と呼ぶか。

  1. ACIDR集約
  2. BVLSM
  3. Cスーパーネッティング
  4. DプロキシARP
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正解:B.VLSM

可変長サブネットマスク(VLSM)により用途ごとに異なる長さで分割できる。

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第168問複数のルーティングプロトコルの経路が競合した際、どれを優先するかを決める値を何と呼ぶか。

  1. Aメトリック
  2. Bホップ数
  3. Cアドミニストレーティブディスタンス
  4. DMED
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正解:C.アドミニストレーティブディスタンス

経路情報のソース間の優先度を表す値をアドミニストレーティブディスタンスという。

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第169問IPv6のリンクローカルアドレスに割り当てられるプレフィックスはどれか。

  1. A2000::/3
  2. B::1/128
  3. Cff00::/8
  4. Dfe80::/10
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正解:D.fe80::/10

IPv6リンクローカルアドレスはfe80::/10のプレフィックスを持つ。

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