第396問水質測定の試料採取に用いる試料容器として規定されている材質の組み合わせはどれか。
- A共栓ポリエチレン瓶、無色共栓ガラス瓶
- B共栓ポリプロピレン瓶、褐色共栓ガラス瓶
- C共栓ポリ塩化ビニル瓶、無色共栓ガラス瓶
- D共栓アクリル瓶、褐色共栓ガラス瓶
汚水処理特論の測定分野。試料採取では容器材質、凍結時の空間、項目ごとの保存条件と添加薬品が細かく問われ、pHや大腸菌のように即日測定するものと薬品で固定するものを混同しやすい。機器分析は吸光光度法のランバート・ベールの法則、フレーム原子吸光と電気加熱原子吸光の差、ICP発光分光分析法とICP質量分析法が並ぶ。BODは20℃・5日間の培養条件と希釈試料の採取量、CODは過マンガン酸カリウムによる酸化条件と滴定計算が出る。ほかにSS、ノルマルヘキサン抽出物質、大腸菌群、重金属の酸分解、全窒素・全りん、TOCとTODを扱う。
この分野の問題60問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:D.採取後直ちにろ紙5種Cでろ過し、初めのろ液約50mLを捨て、その後のろ液を試料とする。
鉄やマンガンは溶存状態のものを測定するため、採取後直ちにろ紙5種Cでろ過し、初めの約50mLを捨てて後のろ液を試料とします。
この問題の解説ページを開く →正解:B.0~5℃の暗所に保存し、できるだけ早く試験を開始する。
大腸菌数の検定用試料は0~5℃の暗所に保存し、できるだけ早く培養試験を開始します。酸の添加や凍結保存は行いません。生活環境項目の指標は大腸菌群数から大腸菌数(CFU)へ改められています。
この問題の解説ページを開く →正解:B.全りん用試料は、硝酸を加えてpHを4以下とし、ガラス容器のみで保存する。
全りん用試料は、硫酸または硝酸を加えてpH約2にして保存します。また、ガラスとプラスチックのどちらの容器も使用できます。
この問題の解説ページを開く →正解:D.圧力損失がなく固形物の影響もないため、排水の管理に最も適している。
管路用および開水路用の電磁流量計は、圧力損失がなく固形物の影響もないため排水の管理に最も適しています。
この問題の解説ページを開く →正解:D.高濃度領域では検量線が曲がるため、直線性が良好な濃度領域を用いる必要がある。
フレーム原子吸光法は、高濃度領域では検量線が曲がるため、定量を行う際には直線性が良好な濃度領域を用いる必要があります。
この問題の解説ページを開く →正解:A.プラズマ中の基底状態の原子から発せられる光の波長や強度を測定する。
ICP発光分光分析法では、励起状態から基底状態に戻るときに放出される光(発光スペクトル)を測定します。
この問題の解説ページを開く →正解:D.ほとんどの元素に対してICP発光分光分析法より優れた検出限界を有する。
ICP質量分析法はダイナミックレンジが広く、ほとんどの元素に対してICP発光分光分析法より優れた検出限界を有します。
この問題の解説ページを開く →正解:D.希釈水には、5日後の溶存酸素消費量が0.5mg/L以下に調製されたものを用いる。
希釈水には、5日後の溶存酸素消費量が0.2mg/L以下に調製されたものを用います。
この問題の解説ページを開く →正解:C.80 mg/L
消費量(4.0mg/L)は培養前(8.4mg/L)の40~70%の範囲内にあり有効です。BOD値は (8.4 - 4.4) × 20 = 80 mg/L となります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.色素をクロロホルムに抽出し、波長460nm付近の吸光度を測定する。
濃度が低く呈色が弱い場合は、色素をクロロホルムに抽出し、波長460nm付近の吸光度を測定します。
この問題の解説ページを開く →正解:C.試料にペルオキソ二硫酸カリウム溶液を加え、沸騰水浴中で30分間の加熱酸化分解を行う。
加熱酸化分解は沸騰水浴中ではなく、高圧蒸気滅菌器の中で120℃、30分間行います。
この問題の解説ページを開く →正解:D.1チャンネル方式では、揮発性有機化合物が揮散することなく全量がTOCとして正確に測定される。
1チャンネル方式では、無機体炭素除去過程で揮発性有機化合物の一部が揮散してしまい、TOCとして測定されない場合があります。
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