基本情報技術者 ⑪ ビジネス・企業活動・法務

企業活動の基礎と関連法規を学ぶ分野です。HEMSやIoT、ID-POS、セル生産方式・MRP・かんばん方式(JIT)といった生産管理、電子商取引の取引モデルが頻出です。経営組織や会計・財務(損益分岐点など)の基礎知識も問われます。法務では知的財産権(著作権・特許)、個人情報保護法、不正アクセス禁止法、労働・取引関連法規、標準化が重要です。範囲は広めですが、身近な企業活動と結びつけて覚えると定着しやすい分野です。

この分野の問題34問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

329家電製品をネットワークにつないで、家庭内の電力使用量の可視化と消費電力の自動制御を行うシステムはどれか。

  1. AHEMS
  2. BPOSシステム
  3. Cスマートグリッド
  4. DID-POSデータ
正解と解説を見る

正解:AHEMS

HEMSは家庭用エネルギー管理システムであり、電力の可視化と制御を行う。

この問題の解説ページを開く →

330ID-POSデータに関する説明として誤っているものはどれか。

  1. Aポイントカードなどの提示で誰が買ったかを把握できる
  2. Bいつどこで何をいくついくらで買ったかという情報を取得できる
  3. C商品が店舗に届くまでの流通経路の情報を取得できる
  4. D最終購買日や購買頻度などの購入履歴を確認できる
正解と解説を見る

正解:C商品が店舗に届くまでの流通経路の情報を取得できる

ID-POSデータは顧客情報と購入履歴を紐づけるものであり、流通経路は確認できない。

この問題の解説ページを開く →

3311人または数人の作業員が、生産の全工程を担当する生産方式はどれか。

  1. AMRP
  2. Bかんばん方式
  3. Cライン生産方式
  4. Dセル生産方式
正解と解説を見る

正解:Dセル生産方式

セル生産方式は少人数の作業員が生産の全工程を担当する多品種少量生産に向いた方式である。

この問題の解説ページを開く →

332製品の生産計画に合わせて必要な資材の量を求め、材料や部品などの資材の手配を行う手法はどれか。

  1. ACAM
  2. BMRP
  3. CCAD
  4. Dコンカレントエンジニアリング
正解と解説を見る

正解:BMRP

MRP(資材所要量計画)は生産計画から必要な資材の量と時期を計算して手配する手法である。

この問題の解説ページを開く →

333かんばん方式(JIT生産方式)に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A必要な物を必要な時に必要な量だけ生産する方式である
  2. B顧客からの注文を待たず計画に基づいて見込み数量を生産する
  3. C部品を作り過ぎる無駄をなくすことができる
  4. D使わない部品を置くスペースを節約できる
正解と解説を見る

正解:B顧客からの注文を待たず計画に基づいて見込み数量を生産する

顧客からの注文を待たずに計画に基づいて生産するのは見込生産方式の説明である。

この問題の解説ページを開く →

334自治体が利用する物品や資材の電子調達や電子入札を行う取引モデルはどれか。

  1. ACtoC
  2. BBtoB
  3. CGtoB
  4. DBtoC
正解と解説を見る

正解:CGtoB

行政(Government)と企業(Business)の取引であるためGtoBに該当する。

この問題の解説ページを開く →

335買う人が希望価格を提示して、最も安い価格で入札した売り手が商品を売ることができる取引形態はどれか。

  1. A電子オークション
  2. BOtoO
  3. Cエスクローサービス
  4. D逆オークション
正解と解説を見る

正解:D逆オークション

買い手が希望価格を提示し、売り手同士が安い価格を競い合う取引を逆オークションと呼ぶ。

この問題の解説ページを開く →

336ICタグ(RFIDタグ)の特徴として正しくないものはどれか。

  1. A電波や電磁波を用いて非接触で情報をやり取りする
  2. B光学的に情報を読み取るため印字面が汚れると識別できない
  3. C梱包の外からでも箱を開けずに情報を読み取ることができる
  4. D極小の集積回路とアンテナで構成されている
正解と解説を見る

正解:B光学的に情報を読み取るため印字面が汚れると識別できない

汚れに弱く光学的に読み取るのはバーコードの特徴であり、ICタグは汚れに強い。

この問題の解説ページを開く →

337省電力で広範囲の通信ができ、数十kmの通信距離を持つ無線通信規格はどれか。

  1. ALTE
  2. BBLE
  3. CWi-Fi
  4. DLPWA
正解と解説を見る

正解:DLPWA

LPWAはLTEよりも省電力で、BLEよりも通信距離が長い無線通信規格である。

この問題の解説ページを開く →

338製造工場などに設置されたIoT機器の近くにサーバを配置し、必要なデータだけを通信して処理のリアルタイム性を高める技術はどれか。

  1. A閉域網
  2. Bエッジコンピューティング
  3. Cスマートグリッド
  4. Dクラウドコンピューティング
正解と解説を見る

正解:Bエッジコンピューティング

エッジコンピューティングは端末の近くにサーバを配置することで通信の遅延を防ぎ応答速度を高める。

この問題の解説ページを開く →

339会社の運営方針を決定するための、最も基本的かつ大切な指針はどれか。

  1. A経営資源
  2. Bビジョン
  3. C経営理念
  4. D経営戦略
正解と解説を見る

正解:C経営理念

経営理念はすべての企業活動の指針となるものであり、これに沿ってビジョンや経営戦略が策定される。

この問題の解説ページを開く →

340情報管理や情報システムに関する戦略立案及び執行を統括する最高責任者はどれか。

  1. ACIO
  2. BCEO
  3. CCFO
  4. DCTO
正解と解説を見る

正解:ACIO

CIO(最高情報責任者)は情報システムの統括や情報化戦略の立案を行う役職である。

この問題の解説ページを開く →

341社員が職能部門と事業部門の両方に所属し、両方の組織のメリットを享受できる組織形態はどれか。

  1. Aマトリックス組織
  2. Bプロジェクト組織
  3. Cカンパニー制組織
  4. D事業部制組織
正解と解説を見る

正解:Aマトリックス組織

マトリックス組織は職能別組織と事業部制組織を組み合わせた形態で、社員は両方の部門に所属する。

この問題の解説ページを開く →

342教育訓練に関する説明として誤っているものはどれか。

  1. AOJTはOff-JTに比べ体系的な知識を均一に教えやすい
  2. BOJTは実際の業務を通じて現場で行うトレーニングである
  3. C多くの企業はOJTとOff-JTの両方を行っている
  4. DOff-JTは仕事を離れて行われるセミナーなどの教育訓練である
正解と解説を見る

正解:AOJTはOff-JTに比べ体系的な知識を均一に教えやすい

OJTは指導する上司や先輩の資質によって、身に付けられる業務知識の水準が変わるという特徴がある。

この問題の解説ページを開く →

343従業員が仕事を譲り合い、雇用の機会を均等に振り分けることで雇用を増やす取り組みはどれか。

  1. Aコンカレントエンジニアリング
  2. Bワークシェアリング
  3. Cダイバーシティマネジメント
  4. DDEI
正解と解説を見る

正解:Bワークシェアリング

ワークシェアリングは勤務時間を減らして仕事を分け合うことで、社会全体として雇用を確保する手法である。

この問題の解説ページを開く →

344不良品の個数を集計したところ、傷が150個、ゆがみが100個、そりが30個、異物混入が20個であった。ABC分析で累積比率が初めて70%以上となる項目までをA群とした場合、A群に含まれる不良品の種類は何種類か。

  1. A1種類
  2. B4種類
  3. C2種類
  4. D3種類
正解と解説を見る

正解:C2種類

不良品の総数は300個であり70%は210個となる。傷150個とゆがみ100個で250個となり210個を超えるため、A群はこの2種類である。

この問題の解説ページを開く →

3452種類のデータの関係性を表し、相関関係を確認できる図はどれか。

  1. AABC分析
  2. Bパレート図
  3. C特性要因図
  4. D散布図
正解と解説を見る

正解:D散布図

散布図は2つのデータの間に正の相関や負の相関があるかなどの関係性を分析する際に用いる。

この問題の解説ページを開く →

346ある商品の販売個数と確率が、4個が10%、5個が40%、6個が50%であるとき、販売個数の期待値は何個か。

  1. A5.4個
  2. B5.2個
  3. C5.0個
  4. D5.5個
正解と解説を見る

正解:A5.4個

期待値は4×0.1+5×0.4+6×0.5=0.4+2.0+3.0=5.4個と計算できる。

この問題の解説ページを開く →

347問題を引き起こしている原因を分析するための図であり、複数の原因から伸びる矢印が合流した先に問題を書く図はどれか。

  1. A特性要因図
  2. B散布図
  3. Cパレート図
  4. D回帰直線
正解と解説を見る

正解:A特性要因図

特性要因図は問題(特性)とそれをもたらす複数の原因(要因)の関係を表す。

この問題の解説ページを開く →

348商品の値段が1個400円、変動費が1個200円、ひと月当たりの固定費が100万円であるとき、利益が0円になる損益分岐点の販売個数は何個か。

  1. A5000個
  2. B4000個
  3. C25000個
  4. D10000個
正解と解説を見る

正解:A5000個

売上400xと費用200x+1000000が等しくなる式を解くと、200x=1000000となりxは5000個である。

この問題の解説ページを開く →

349販売価格が1000円、変動費が600円、固定費が30万円のとき、目標利益を10万円にするために必要な販売個数は何個か。

  1. A500個
  2. B1250個
  3. C750個
  4. D1000個
正解と解説を見る

正解:D1000個

売上1000xから費用600x+300000を引いた利益が100000となる式を解くと、400x=400000となり1000個である。

この問題の解説ページを開く →

350売上に占める変動費の割合である変動費率を求める数式として正しいものはどれか。

  1. A変動費÷売上
  2. B固定費÷売上
  3. C変動費÷固定費
  4. D売上÷変動費
正解と解説を見る

正解:A変動費÷売上

変動費率は変動費を売上で割ることで求められる。

この問題の解説ページを開く →

351ある時点の会社の全財産が記載され、資産・負債・純資産から構成される表はどれか。

  1. Aキャッシュフロー計算書
  2. B損益計算書
  3. C貸借対照表
  4. D株主資本等変動計算書
正解と解説を見る

正解:C貸借対照表

貸借対照表は左側に資産、右側に負債と純資産が記載され、左右が釣り合う。

この問題の解説ページを開く →

352売上高が100百万円、売上原価が30百万円、販売費及び一般管理費が20百万円、営業外収益が5百万円、営業外費用が15百万円のとき、経常利益は何百万円か。

  1. A50百万円
  2. B40百万円
  3. C70百万円
  4. D35百万円
正解と解説を見る

正解:B40百万円

売上総利益は70、営業利益は50、経常利益は50+5-15=40百万円となる。

この問題の解説ページを開く →

353貸借対照表において、株主が会社に出資した金額である資本金が分類される項目はどれか。

  1. A流動資産
  2. B純資産
  3. C負債
  4. D他人資本
正解と解説を見る

正解:B純資産

資本金は返済する必要のない自己資本であり、貸借対照表では純資産の部に分類される。

この問題の解説ページを開く →

354キャッシュフロー計算書において、商品の販売による収入や仕入れによる支出など、本業に関わる現金の収入・支出を表示する区分はどれか。

  1. A経営活動によるキャッシュフロー
  2. B投資活動によるキャッシュフロー
  3. C営業活動によるキャッシュフロー
  4. D財務活動によるキャッシュフロー
正解と解説を見る

正解:C営業活動によるキャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフローは本業に関わる現金の収入・支出を表し、資金獲得力を見る材料となる。

この問題の解説ページを開く →

355前月繰越が100個(単価200円)、当月5日に50個(単価210円)を仕入れた。当月10日に先入先出法で120個を払い出した場合、払出金額はいくらか。

  1. A25000円
  2. B24000円
  3. C24200円
  4. D25200円
正解と解説を見る

正解:C24200円

先入先出法では古いものから払い出すため、前月分100個×200円と当月分20個×210円の合計で24200円となる。

この問題の解説ページを開く →

356取得価額100万円、残存価額0円、耐用年数5年のパソコンを定額法で減価償却する場合、毎年の減価償却費はいくらか。

  1. A10万円
  2. B20万円
  3. C25万円
  4. D50万円
正解と解説を見る

正解:B20万円

定額法の減価償却費は取得価額から残存価額を引いて耐用年数で割るため、100万円÷5年で20万円になる。

この問題の解説ページを開く →

357使用や時の経過によって規則的に価値が減少する資産として扱われないため、減価償却の対象とならない固定資産はどれか。

  1. A建物
  2. Bパソコン
  3. C土地
  4. D車両
正解と解説を見る

正解:C土地

土地は使用や時の経過によって規則的に価値が減少する資産として扱われないため、減価償却を行わない。

この問題の解説ページを開く →

358著作権法によって保護されないものはどれか。

  1. Aプログラム言語やアルゴリズム
  2. Bオブジェクトプログラム
  3. C操作マニュアル
  4. Dソースプログラム
正解と解説を見る

正解:Aプログラム言語やアルゴリズム

プログラム言語やアルゴリズム、規約はプログラムを作るために必要なものであるため著作権法では保護されない。

この問題の解説ページを開く →

359自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なものに与えられ、特許庁に出願し審査を通過する必要がある権利はどれか。

  1. A実用新案権
  2. B商標権
  3. C意匠権
  4. D特許権
正解と解説を見る

正解:D特許権

特許権は高度な発明に対して与えられる独占的な権利であり、産業財産権の一つである。

この問題の解説ページを開く →

360本人の許可なく、他人のIDとパスワードを不正利用してアクセスするなりすましなどを禁じている法律はどれか。

  1. Aサイバーセキュリティ基本法
  2. B不正競争防止法
  3. C個人情報保護法
  4. D不正アクセス禁止法
正解と解説を見る

正解:D不正アクセス禁止法

不正アクセス禁止法は他人のIDやパスワードを用いたなりすましや、セキュリティホールを悪用したアクセスを取り締まる。

この問題の解説ページを開く →

361サービスの利用において、初期設定は利用できる状態であり、ユーザーが自分の意思で拒否した場合のみ利用できない状態になる仕組みを何と呼ぶか。

  1. Aオプトイン
  2. Bオプトアウト
  3. Cエスクロー
  4. Dロングテール
正解と解説を見る

正解:Bオプトアウト

オプトアウトは自ら拒否しない限りは情報やサービスが利用される仕組みである。

この問題の解説ページを開く →

362発注者と受注者の間で結ばれ、発注者は労働者に直接指示を出せず、仕事の完成をもって報酬が支払われる契約形態はどれか。

  1. A労働者派遣契約
  2. B雇用契約
  3. C秘密保持契約
  4. D請負契約
正解と解説を見る

正解:D請負契約

請負契約では発注者が直接指示を出せず、請負会社が完成責任と契約不適合責任を負う。

この問題の解説ページを開く →
基本情報技術者の全分野一覧へ戻る