浄化槽管理士 ① 浄化槽概論

水環境と生活排水処理の基礎をまとめた分野。収録43問では、水資源賦存量の定義と国際比較、河川水の平均滞留時間の計算、自浄作用や富栄養化とアオコ、河川・湖沼・海域のBODやCODの推移が問われる。計算は、し尿と生活雑排水のBOD負荷量を足して除去率を掛ける放流負荷の算出、みなし浄化槽から合併処理浄化槽へ切り替えたときの削減量、混合後の河川BODから許容される放流濃度を逆算する形で出る。ほかに独立栄養細菌と従属栄養細菌、異化と同化、原虫による水系感染症、水俣病やイタイイタイ病の原因物質、メタンの地球温暖化係数も含まれる。

この分野の問題43問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

11人当たりの水資源賦存量が多い順として、正しいものはどれか。

  1. Aカナダ - インドネシア - 日本 - サウジアラビア
  2. Bカナダ - 日本 - インドネシア - サウジアラビア
  3. Cインドネシア - カナダ - 日本 - サウジアラビア
  4. Dインドネシア - サウジアラビア - 日本 - カナダ
正解と解説を見る

正解:Aカナダ - インドネシア - 日本 - サウジアラビア

世界平均は約7000m3/(人・年)であり、日本は約3400m3/(人・年)と半分以下である。水資源賦存量の多さは、カナダ、インドネシア、日本、サウジアラビアの順である。

この問題の解説ページを開く →

2家庭用の合併処理浄化槽に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. A小型化やブロワの開発によって、省エネルギー化が進められている。
  2. B管路工事は敷地内のみでよいため、設置費用は比較的安価である。
  3. Cオンサイトの処理システムであるため、小河川の水量を減少させることができる。
  4. D下水道と比べ、地震災害に強い設備であると認識されている。
正解と解説を見る

正解:Cオンサイトの処理システムであるため、小河川の水量を減少させることができる。

浄化槽はオンサイトの処理システムであるため、河川の水量確保ができるとともに、小河川の自然浄化能力を活用できる。

この問題の解説ページを開く →

3水環境中に排出された汚濁物質に働く作用に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. A水の流れによる混合作用と拡散作用によって、汚濁物質濃度が低下する。
  2. B湖沼や内湾では底層での流れの変化が大きいため、沈降した汚濁物質は容易に移動する。
  3. C生物作用は、水域の汚濁物質濃度と溶存酸素濃度を決定する重要な作用である。
  4. D微生物による分解だけでなく、水生植物や水生動物も濃度の低減に寄与する。
正解と解説を見る

正解:B湖沼や内湾では底層での流れの変化が大きいため、沈降した汚濁物質は容易に移動する。

湖沼や内海などの閉鎖性水域では、水の交換が滞りがちで、汚濁物質が蓄積しやすい。

この問題の解説ページを開く →

4河川水の溶存酸素濃度に影響を与える要因として、正しい記述はどれか。

  1. A河川水中の有機汚濁物質濃度が高くなると、微生物による溶存酸素の消費速度が大きくなる。
  2. B酸素の溶解速度が消費速度を上回ると、河川の溶存酸素濃度は減少する。
  3. C河川水中の窒素・リン濃度が高くなると、微生物による溶存酸素の溶解速度が大きくなる。
  4. D有機汚濁物質濃度が著しく高くなると、河川水は富栄養化状態に至りメタンガスが発生する。
正解と解説を見る

正解:A河川水中の有機汚濁物質濃度が高くなると、微生物による溶存酸素の消費速度が大きくなる。

河川水の溶存酸素濃度は、大気中からの酸素の溶解速度と微生物による消費速度のバランスで決まる。有機汚濁物質濃度が高くなると消費速度が大きくなり、嫌気状態に至る。

この問題の解説ページを開く →

5し尿由来のBOD負荷量が13 g/(人・日)、生活雑排水由来が27 g/(人・日)、浄化槽のBOD除去率が90%であるとき、浄化槽から放流される1人1日当たりのBOD負荷量は何gか。

  1. A23 g/(人・日)
  2. B13 g/(人・日)
  3. C36 g/(人・日)
  4. D4 g/(人・日)
正解と解説を見る

正解:D4 g/(人・日)

(13 + 27) × (1 - 0.90) = 40 × 0.10 = 4 g/(人・日) である。

この問題の解説ページを開く →

6戸建て住宅でくみ取り便槽(雑排水は未処理)から合併処理浄化槽に変更した場合、放流されるBOD負荷量の減少量は何g/(人・日)か。ただし、し尿由来のBOD負荷量は13 g/(人・日)、生活雑排水由来は27 g/(人・日)、浄化槽のBOD除去率は90%とする。

  1. A4 g/(人・日)
  2. B27 g/(人・日)
  3. C36 g/(人・日)
  4. D23 g/(人・日)
正解と解説を見る

正解:D23 g/(人・日)

変更前の放流量(生活雑排水27)から変更後の放流量4を引いて、27 - 4 = 23 g/(人・日) となる。

この問題の解説ページを開く →

7自然な水の循環を改変する人間活動の影響として、最も適当なものはどれか。

  1. A都市化に伴う道路や建築物等の地表面被覆による不浸透域の拡大
  2. B森林の伐採や荒廃による保水力の増加
  3. C大規模な下水道整備による都市内河川の流量増加
  4. D農業用水や工業用水の利用による河川水量の増加
正解と解説を見る

正解:A都市化に伴う道路や建築物等の地表面被覆による不浸透域の拡大

都市化に伴う地表面被覆による不浸透域の拡大や、産業用水の需要増大による河川水量の減少が挙げられる。

この問題の解説ページを開く →

8化学物質による健康障害とその主な原因物質の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. Aメトヘモグロビン血症 ―― トリハロメタン
  2. B水俣病 ―― アルキル水銀化合物
  3. Cイタイイタイ病 ―― ミクロキスチン
  4. D発がん性のおそれ ―― 酸化二窒素
正解と解説を見る

正解:B水俣病 ―― アルキル水銀化合物

水俣病はアルキル水銀化合物が原因である。イタイイタイ病はカドミウム、メトヘモグロビン血症は硝酸塩等が原因である。

この問題の解説ページを開く →

9浄化槽における汚水処理に関連する微生物について、最も適当なものはどれか。

  1. A細菌は環境が悪化するとすべて死滅し、処理機能が直ちに停止する。
  2. B微小後生動物は有機物質濃度が比較的低いところに出現し、良好な処理水質の指標となる。
  3. C菌類は通常の汚水処理において、常に優占的に存在して浄化を担う。
  4. D藻類は通常の汚水処理過程で頻繁に出現し、主要な有機物分解を行う。
正解と解説を見る

正解:B微小後生動物は有機物質濃度が比較的低いところに出現し、良好な処理水質の指標となる。

微小後生動物は有機物質濃度が比較的低いところに出現するため、良好な処理水質の指標生物と考えられている。

この問題の解説ページを開く →

10住宅における汚水の発生場所ごとのBOD負荷量について、正しい記述はどれか。なお、1人1日当たりの汚水量とBOD濃度は次の通りとする。台所:30L、600mg/L。洗濯・風呂・洗面・掃除雑用の合計:120L、75mg/L。

  1. A洗濯・風呂・洗面・掃除雑用を合計したBOD負荷量の方が、台所のBOD負荷量よりも大きい。
  2. B洗濯・風呂・洗面・掃除雑用を合計したBOD負荷量よりも、台所のBOD負荷量の方が大きい。
  3. C台所のBOD負荷量は1人1日当たり9gである。
  4. D洗濯・風呂・洗面・掃除雑用を合計したBOD負荷量は1人1日当たり18gである。
正解と解説を見る

正解:B洗濯・風呂・洗面・掃除雑用を合計したBOD負荷量よりも、台所のBOD負荷量の方が大きい。

台所のBOD負荷量は18g/(人・日)であり、洗濯等の合計9g/(人・日)よりも高くなる。

この問題の解説ページを開く →

11日本の水資源に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. A人が最大限利用可能な水資源賦存量を1人当たりに換算すると、日本は世界平均の約2倍である。
  2. B日本の年平均降水量は、世界(陸域)の年平均降水量の約5倍に達する。
  3. C人が最大限利用可能な水資源賦存量を1人当たりに換算すると、日本では世界平均の半分以下となる。
  4. D日本の年平均降水量は、世界(陸域)の年平均降水量に比べて極端に少ない。
正解と解説を見る

正解:C人が最大限利用可能な水資源賦存量を1人当たりに換算すると、日本では世界平均の半分以下となる。

降水量は多いものの、人口密度が高いため、1人当たりの水資源賦存量は世界平均の2分の1以下となる。

この問題の解説ページを開く →

12富栄養化の初期段階で光の当たる水面付近において急激に増殖する生物はどれか。

  1. A動物プランクトン
  2. B植物プランクトン
  3. C細菌類
  4. D大型動物
正解と解説を見る

正解:B植物プランクトン

富栄養化が進行した水域では、水面付近で光合成による一次生産が増大し、特定の植物プランクトンが急激に増殖する。

この問題の解説ページを開く →

13水資源賦存量の説明として正しいものはどれか。

  1. A降水量と蒸発散量を足したものに当該地域の面積を乗じて求めた値である。
  2. B降水量と蒸発散量を足したものを当該地域の面積で割って求めた値である。
  3. C降水量から蒸発散量を引いたものを当該地域の面積で割って求めた値である。
  4. D降水量から蒸発散量を引いたものに当該地域の面積を乗じて求めた値である。
正解と解説を見る

正解:D降水量から蒸発散量を引いたものに当該地域の面積を乗じて求めた値である。

水資源賦存量は、理論上利用可能な水量であり、降水量から蒸発散量を引いたものに地域面積を乗じて求める。

この問題の解説ページを開く →

14我が国の部門別CO2排出量において、最も排出量が多い部門はどれか。

  1. A運輸部門
  2. B業務その他部門
  3. C家庭部門
  4. D産業部門
正解と解説を見る

正解:D産業部門

部門別CO2排出量は、産業部門が最も多く、次いで運輸部門、業務その他部門、家庭部門の順となる。

この問題の解説ページを開く →

15次の物質とその健康被害の組み合わせのうち、正しくないものはどれか。

  1. Aカドミウム ─ 水俣病
  2. Bミクロキスチン ─ 肝障害
  3. C硝酸性窒素 ─ メトヘモグロビン血症
  4. Dフミン質 ─ トリハロメタンの生成
正解と解説を見る

正解:Aカドミウム ─ 水俣病

カドミウムが原因物質である公害病はイタイイタイ病である。水俣病の原因物質はメチル水銀である。

この問題の解説ページを開く →

16農業集落排水施設に関する説明として正しいものはどれか。

  1. A農業振興地域内の農業集落を対象とし、人口1000人程度以下、戸数20戸以上が事業対象地域とされる。
  2. B都市の中で人口が密集した市街地に設置され、市町村が管理する。
  3. C人口規模10万人以上で二つ以上の市町村に設置され、都道府県が管理する。
  4. D下水道が完備されていない地域の建築物に付属して個人または市町村が設置する施設である。
正解と解説を見る

正解:A農業振興地域内の農業集落を対象とし、人口1000人程度以下、戸数20戸以上が事業対象地域とされる。

農業集落排水の設置主体は市町村や土地改良区などで、人口1000人程度以下、戸数20戸以上の農業集落を対象とする。

この問題の解説ページを開く →

17硫酸還元反応に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A硫酸イオンは嫌気的な条件下で微生物により酸化され、有機物質が還元されることで硫化水素を生成する。
  2. B硫酸イオンは好気的な条件下で微生物により酸化され、有機物質が還元されることで硫化水素を生成する。
  3. C硫酸イオンは好気的な条件下で微生物により還元され、有機物質が酸化されることで硫化水素を生成する。
  4. D硫酸イオンは嫌気的な条件下で微生物により還元され、有機物質が酸化されることで硫化水素を生成する。
正解と解説を見る

正解:D硫酸イオンは嫌気的な条件下で微生物により還元され、有機物質が酸化されることで硫化水素を生成する。

硫酸イオンは嫌気的条件下で微生物により還元され、酢酸などの有機物質が酸化されることで硫化水素を生成する。

この問題の解説ページを開く →

18感染後、発症せずに健康人のように見えながら病原体を排出する宿主を何というか。

  1. A不顕性感染者
  2. B日和見感染者
  3. C顕性感染者
  4. D健康保菌者
正解と解説を見る

正解:D健康保菌者

不顕性感染の状態で病原体を排泄し続ける者を健康保菌者と呼ぶ。

この問題の解説ページを開く →

19メタンの地球温暖化係数(二酸化炭素を1とした場合の温室効果の強さ)は、地球温暖化対策推進法施行令においていくつと定められているか。

  1. A10
  2. B25
  3. C50
  4. D100
正解と解説を見る

正解:B25

メタンの地球温暖化係数は25と定められており、1トン分の温室効果が二酸化炭素25トン分に相当する。

この問題の解説ページを開く →

20浄化槽と温室効果ガスに関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A浄化槽の使用状況によってメタンや一酸化二窒素が発生する場合がある。
  2. B浄化槽の小型化は脱炭素化には寄与しない。
  3. C浄化槽の製造過程では温室効果ガスは排出されない。
  4. D同一質量であれば、二酸化炭素はメタンよりも温室効果が高い。
正解と解説を見る

正解:A浄化槽の使用状況によってメタンや一酸化二窒素が発生する場合がある。

浄化槽の使用状況によりメタンや一酸化二窒素が発生する。また浄化槽の小型化は製造・設置等の過程での温室効果ガス排出削減(脱炭素化)に資する。

この問題の解説ページを開く →

21河川水の存在量が2兆立方メートル、年間流出量が43兆立方メートルの場合、河川水の平均滞留時間として最も近いものはどれか。

  1. A17日
  2. B2時間
  3. C2日
  4. D2か月
正解と解説を見る

正解:A17日

存在量(2兆)を年間流出量(43兆)で割り、365日を掛けることで約16.98日(約17日)と算出できる。

この問題の解説ページを開く →

22湖沼の水質と富栄養化に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A水域の生物生産性は貧栄養湖のほうが高い。
  2. B富栄養湖の深層水は溶存酸素が豊富である。
  3. C貧栄養湖ではアオコが多量に発生する。
  4. D貧栄養湖のほうが富栄養湖よりも透明度が高い。
正解と解説を見る

正解:D貧栄養湖のほうが富栄養湖よりも透明度が高い。

貧栄養湖は富栄養湖に比べて透明度が高い。富栄養湖では深層水での貧酸素化やアオコ(藍藻類)の発生が生じやすい。

この問題の解説ページを開く →

23ウイルスの構造と特徴に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A単独で代謝機能を有する。
  2. BDNAとRNAの両方を同時に有する。
  3. C他の生物の細胞中だけで増殖できる。
  4. D自身で細胞分裂を行って増殖する。
正解と解説を見る

正解:C他の生物の細胞中だけで増殖できる。

ウイルスは他の生物の細胞に寄生して増殖する。代謝機能を持たず、DNAまたはRNAのいずれか一方のみを有する。

この問題の解説ページを開く →

24河川や湖沼における自浄作用に該当しないものはどれか。

  1. A食物連鎖を通じた有害物質の生物濃縮
  2. B酸化や還元による汚濁物質の分解
  3. C希釈や拡散による汚濁物質の濃度低下
  4. D微生物による有機物質の嫌気性分解
正解と解説を見る

正解:A食物連鎖を通じた有害物質の生物濃縮

自浄作用は自然の作用で浄化されるものであり、有害物質の生物濃縮は自浄作用とは異なる。

この問題の解説ページを開く →

25生物処理における異化作用の説明として、最も適当なものはどれか。

  1. A摂取した栄養源を分解して新しい細胞を合成すること
  2. B無機物から有機物を合成すること
  3. C硝化細菌がアンモニアを酸化して糖類を合成すること
  4. D栄養源を分解することでエネルギーを獲得すること
正解と解説を見る

正解:D栄養源を分解することでエネルギーを獲得すること

異化作用は栄養源を分解してエネルギーを得ることであり、細胞などを合成することは同化作用という。

この問題の解説ページを開く →

26生活排水処理の過程に出現する原生動物に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A大きさはすべて1マイクロメートル以下である。
  2. B主に微小後生動物を捕食する。
  3. C環境条件によって出現種類が異なる。
  4. D光合成を行う下等植物の総称である。
正解と解説を見る

正解:C環境条件によって出現種類が異なる。

原生動物は水温や溶存酸素濃度などの環境条件によって出現種類が異なる。大きさは30〜100マイクロメートル前後のものが多い。

この問題の解説ページを開く →

27令和元年度末時点の浄化槽の設置基数に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. Aみなし浄化槽では分離接触ばっ気方式が最も多い。
  2. Bみなし浄化槽の基数が浄化槽(合併処理)の基数を上回っている。
  3. C小型浄化槽では大臣認定型より構造例示型のほうが多い。
  4. D処理対象人員20人以下の浄化槽が全体の90パーセント以上を占めている。
正解と解説を見る

正解:D処理対象人員20人以下の浄化槽が全体の90パーセント以上を占めている。

処理対象人員20人以下の浄化槽が全体の90%以上を占める。また、令和元年度に初めて合併処理浄化槽の基数が単独処理を上回った。

この問題の解説ページを開く →

281人1日あたりの水洗便所汚水量を50L(BOD濃度260mg/L)、台所排水量を30L(BOD濃度600mg/L)、その他の雑排水量を120L(BOD濃度75mg/L)とする。合併処理浄化槽の流入BOD負荷量は、みなし浄化槽の流入BOD負荷量の何倍になるか。

  1. A2倍
  2. B4倍
  3. C5倍
  4. D3倍
正解と解説を見る

正解:D3倍

みなし浄化槽は便所汚水のみ(50L×260mg/L=13g/人・日)。合併処理は全量合計で40g/人・日となるため、約3倍となる。

この問題の解説ページを開く →

29独立栄養細菌に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A従属栄養細菌に比べて増殖速度が速い。
  2. B硝化細菌は化学独立栄養細菌である。
  3. C鉄酸化細菌は鉄イオンを還元する。
  4. D藍藻は硫黄化合物を酸化してエネルギーを獲得する。
正解と解説を見る

正解:B硝化細菌は化学独立栄養細菌である。

硝化細菌は化学独立栄養細菌である。独立栄養細菌は従属栄養細菌に比べて増殖速度が遅い。

この問題の解説ページを開く →

30感染経路と主な事例の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A飛沫感染 ー 腸チフス
  2. B空気感染 ー インフルエンザ
  3. C媒介動物感染 ー 日本脳炎
  4. D接触感染 ー マラリア
正解と解説を見る

正解:C媒介動物感染 ー 日本脳炎

日本脳炎は蚊を介して感染する媒介動物感染である。インフルエンザは飛沫感染、腸チフスは媒介物感染などが該当する。

この問題の解説ページを開く →

31浄化槽の流入BOD負荷量の算定において、水洗便所汚水が50L/(人・日)でBOD260mg/L、台所排水が30L/(人・日)でBOD600mg/L、その他の雑排水が120L/(人・日)でBOD75mg/Lであるとき、1人あたりの総流入BOD負荷量はどれか。

  1. A40g/(人・日)
  2. B13g/(人・日)
  3. C25g/(人・日)
  4. D55g/(人・日)
正解と解説を見る

正解:A40g/(人・日)

(50×260 + 30×600 + 120×75) ÷ 1000 = (13000 + 18000 + 9000) ÷ 1000 = 40g/(人・日)となる。

この問題の解説ページを開く →

32地球上の水循環について、日本の1人当たり年平均降水総量として最も適当なものはどれか。

  1. A世界平均とほぼ同じである
  2. B世界平均の約3倍である
  3. C世界平均の約3分の1程度である
  4. D世界平均の約10分の1程度である
正解と解説を見る

正解:C世界平均の約3分の1程度である

日本の1人当たり年平均降水総量は約5100立方メートルであり、世界平均の約16800立方メートルよりも少ない(約3分の1程度である)。

この問題の解説ページを開く →

33浄化槽の放流水が放流先の水域に与える影響として、生活排水を処理する浄化槽が原因となりにくいものはどれか。

  1. A有機物質による汚濁の進行
  2. B重金属による魚介類の汚染
  3. C大腸菌群数の増加
  4. D閉鎖性水域における富栄養化
正解と解説を見る

正解:B重金属による魚介類の汚染

重金属による魚介類の汚染は、特定の有害物質を含む工場排水などにより起きるため、生活排水を処理する浄化槽が与える影響としては適当ではない。

この問題の解説ページを開く →

34流量10000m3/日、BOD1mg/Lの河川に、1000m3/日の浄化槽処理水を放流し、混合後の河川水のBODを2mg/L以下に保ちたい。処理水BODの最大値は何mg/Lか。

  1. A12mg/L
  2. B8mg/L
  3. C10mg/L
  4. D6mg/L
正解と解説を見る

正解:A12mg/L

混合後のBOD濃度は(10000×1+1000×A)÷11000 ≦ 2 により計算でき、最大値は12mg/Lとなる。

この問題の解説ページを開く →

35生態系における生物の役割について、誤っているものはどれか。

  1. A生産者は、植物のほか、無機物から有機物をつくる海藻なども含まれる。
  2. B消費者は、動物プランクトンなど、食物の有機物を取り入れる生物である。
  3. C分解者は、細菌や菌類のほか、土壌中のウイルスが代表的である。
  4. D最近では、生物の死骸を取り入れる動物も消費者として扱われる。
正解と解説を見る

正解:C分解者は、細菌や菌類のほか、土壌中のウイルスが代表的である。

分解者の代表的なものは細菌や菌類であり、ウイルスは分解者には含まれない。

この問題の解説ページを開く →

36生活排水中に排出される可能性のあるものを、BOD濃度が高い順に正しく並べたものはどれか。

  1. Aし尿 > 日本酒 > 食用油 > 米のとぎ汁
  2. B日本酒 > 食用油 > 米のとぎ汁 > し尿
  3. C食用油 > 日本酒 > し尿 > 米のとぎ汁
  4. D米のとぎ汁 > し尿 > 日本酒 > 食用油
正解と解説を見る

正解:C食用油 > 日本酒 > し尿 > 米のとぎ汁

BOD濃度は食用油(1,000,000mg/L)、日本酒(200,000mg/L)、し尿(13,000mg/L)、米のとぎ汁(3,000mg/L)の順に高い。

この問題の解説ページを開く →

37戸建て住宅から排出される生活排水のうち、BOD濃度が最も高いものはどれか。

  1. A洗面排水
  2. B洗濯排水
  3. C台所排水
  4. D生活風呂排水
正解と解説を見る

正解:C台所排水

台所排水のBOD濃度は600mg/Lであり、生活風呂(75mg/L)や洗濯(200mg/L)などに比べて最も高い。

この問題の解説ページを開く →

38次の水系感染症のうち、病原体が原虫であるものの組み合わせはどれか。

  1. Aアメーバ赤痢と感染性胃腸炎
  2. B腸チフスとレジオネラ症
  3. Cジアルジア症とアメーバ赤痢
  4. Dレジオネラ症とジアルジア症
正解と解説を見る

正解:Cジアルジア症とアメーバ赤痢

原虫に分類されるのは、赤痢アメーバ、クリプトスポリジウム、ジアルジアなどである。

この問題の解説ページを開く →

39みなし浄化槽(除去率65%)から合併浄化槽(除去率90%)に入れ替えた際、1人1日あたりのBOD負荷減少量(g)はいくらか。ただし、し尿13g、雑排水27gとする。

  1. A27.55
  2. B23.00
  3. C31.55
  4. D35.00
正解と解説を見る

正解:A27.55

旧:(13×0.35)+27=31.55g。新:(13+27)×0.1=4.0g。差は31.55-4.0=27.55gの減少となる。

この問題の解説ページを開く →

40我が国の水資源賦存量について、人間が利用している割合として正しいものはどれか。

  1. A約10%
  2. B約80%
  3. C約20%
  4. D約50%
正解と解説を見る

正解:C約20%

我が国の水資源賦存量の約20%に相当する量を人間は利用している。

この問題の解説ページを開く →

41我が国の公共用水域における水質の推移に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  1. A海域のCODは昭和54年度からほぼ横ばいで推移している。
  2. B河川のBODは昭和62年度以降上昇傾向にある。
  3. C湖沼のCODは平成15年度以降急速に低下し続けている。
  4. D河川のBODと湖沼のCODはともに近年は全く同じ値で推移している。
正解と解説を見る

正解:A海域のCODは昭和54年度からほぼ横ばいで推移している。

海域のCODはほぼ横ばいで推移している。河川のBODは低下傾向にあり、湖沼のCODは横ばい傾向である。

この問題の解説ページを開く →

42公害病や環境問題の用語と原因物質の組み合わせとして、誤っているものはどれか。

  1. A水の華 —— 栄養塩類
  2. Bイタイイタイ病 —— カドミウム
  3. C水俣病 —— アルキル鉛化合物
  4. Dトリハロメタン —— フミン質と塩素
正解と解説を見る

正解:C水俣病 —— アルキル鉛化合物

水俣病はアルキル鉛化合物ではなく、アルキル水銀化合物に汚染された魚介類を摂取したことによって生じた。

この問題の解説ページを開く →

43公共用水域における水質の傾向として、一般的な事実はどれか。

  1. A河川のBODは環境保全対策により低下し、近年は低水準で推移している。
  2. B河川のBODは近年一貫して上昇傾向にある。
  3. C海域のCODは近年急激な低下を見せている。
  4. D湖沼のCODはすべての水域の中で最も低い値を示している。
正解と解説を見る

正解:A河川のBODは環境保全対策により低下し、近年は低水準で推移している。

河川のBODは昭和60年代以降徐々に低下し、近年は低水準となっている。海域は横ばい、湖沼は河川や海域より高い傾向にある。

この問題の解説ページを開く →
浄化槽管理士の全分野一覧へ戻る