① 浄化槽概論
浄化槽管理士 第4問
問題
河川水の溶存酸素濃度に影響を与える要因として、正しい記述はどれか。
正解
A:河川水中の有機汚濁物質濃度が高くなると、微生物による溶存酸素の消費速度が大きくなる。
解説
河川水の溶存酸素濃度は、大気中からの酸素の溶解速度と微生物による消費速度のバランスで決まる。有機汚濁物質濃度が高くなると消費速度が大きくなり、嫌気状態に至る。
分野解説:① 浄化槽概論
水環境と生活排水処理の基礎をまとめた分野。収録43問では、水資源賦存量の定義と国際比較、河川水の平均滞留時間の計算、自浄作用や富栄養化とアオコ、河川・湖沼・海域のBODやCODの推移が問われる。計算は、し尿と生活雑排水のBOD負荷量を足して除去率を掛ける放流負荷の算出、みなし浄化槽から合併処理浄化槽へ切り替えたときの削減量、混合後の河川BODから許容される放流濃度を逆算する形で出る。ほかに独立栄養細菌と従属栄養細菌、異化と同化、原虫による水系感染症、水俣病やイタイイタイ病の原因物質、メタンの地球温暖化係数も含まれる。
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浄化槽管理士について
浄化槽の保守点検に従事するための国家資格。午前・午後に分かれた7科目80問の五肢択一試験
| 主催 | 公益財団法人日本環境整備教育センター(浄化槽法第46条第4項に基づき環境大臣が指定した試験機関)。免状は試験合格者または講習修了者の申請により環境大臣が交付する(浄化槽法第45条)。 |
|---|---|
| 出題形式 | マークシートによる五肢択一式。試験科目は環境省関係浄化槽法施行規則第21条が定める(1)浄化槽概論(2)浄化槽行政(3)浄化槽の構造及び機能(4)浄化槽工事概論(5)浄化槽の点検、調整及び修理(6)水質管理(7)浄化槽の清掃概論の7科目。令和7年度は午前40問に(1)〜(4)、午後40問に(5)〜(7)を出題し、計80問。令和4・5年度は午前50問・午後50問の計100問だった。科目ごとの出題数は、公式ページ・実施要領・問題用紙で確認できませんでした。 |
| 試験時間 | 午前2時間・午後2時間の計4時間。令和7年度は午前10時00分〜12時00分、午後1時30分〜3時30分。令和8年度は10月25日(日)午前10時00分から午後3時30分までの日程で、宮城県・東京都・愛知県・大阪府・福岡県で実施する。 |
| 受験料 | 23,600円(非課税)。受験申請を受理した後は返還されない。令和8年度の申請は7月1日〜8月6日にオンラインで受け付けた。合格後の免状交付申請には別に収入印紙2,300円が要る。講習ルートの受講料は153,400円(浄化槽設備士が一部免除を選ぶと142,100円)。 |
| 合格基準 | 総得点による合格基準で、基準点は年度ごとに発表される。令和7年度は全80問中51問(満点の63.75%)以上、令和6年度は52問(65.00%)以上。100問だった令和5年度は66点以上、令和4年度は64点以上、令和3年度は65点以上。科目別の最低点(足切り)の定めは、令和3〜7年度の合格発表と実施要領で確認できませんでした。 |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
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