① 浄化槽概論

浄化槽管理士3

問題

水環境中に排出された汚濁物質に働く作用に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

A水の流れによる混合作用と拡散作用によって、汚濁物質濃度が低下する。
B湖沼や内湾では底層での流れの変化が大きいため、沈降した汚濁物質は容易に移動する。✓ 正解
C生物作用は、水域の汚濁物質濃度と溶存酸素濃度を決定する重要な作用である。
D微生物による分解だけでなく、水生植物や水生動物も濃度の低減に寄与する。

正解

B湖沼や内湾では底層での流れの変化が大きいため、沈降した汚濁物質は容易に移動する。

解説

湖沼や内海などの閉鎖性水域では、水の交換が滞りがちで、汚濁物質が蓄積しやすい。

分野解説:① 浄化槽概論

水環境と生活排水処理の基礎をまとめた分野。収録43問では、水資源賦存量の定義と国際比較、河川水の平均滞留時間の計算、自浄作用や富栄養化とアオコ、河川・湖沼・海域のBODやCODの推移が問われる。計算は、し尿と生活雑排水のBOD負荷量を足して除去率を掛ける放流負荷の算出、みなし浄化槽から合併処理浄化槽へ切り替えたときの削減量、混合後の河川BODから許容される放流濃度を逆算する形で出る。ほかに独立栄養細菌と従属栄養細菌、異化と同化、原虫による水系感染症、水俣病やイタイイタイ病の原因物質、メタンの地球温暖化係数も含まれる。

この分野の問題をすべて見る →

本番形式で問題を解いてみよう

クイズモードで挑戦 →
← 第24問 →

浄化槽管理士について

浄化槽の保守点検に従事するための国家資格。午前・午後に分かれた7科目80問の五肢択一試験

主催公益財団法人日本環境整備教育センター(浄化槽法第46条第4項に基づき環境大臣が指定した試験機関)。免状は試験合格者または講習修了者の申請により環境大臣が交付する(浄化槽法第45条)。
出題形式マークシートによる五肢択一式。試験科目は環境省関係浄化槽法施行規則第21条が定める(1)浄化槽概論(2)浄化槽行政(3)浄化槽の構造及び機能(4)浄化槽工事概論(5)浄化槽の点検、調整及び修理(6)水質管理(7)浄化槽の清掃概論の7科目。令和7年度は午前40問に(1)〜(4)、午後40問に(5)〜(7)を出題し、計80問。令和4・5年度は午前50問・午後50問の計100問だった。科目ごとの出題数は、公式ページ・実施要領・問題用紙で確認できませんでした。
試験時間午前2時間・午後2時間の計4時間。令和7年度は午前10時00分〜12時00分、午後1時30分〜3時30分。令和8年度は10月25日(日)午前10時00分から午後3時30分までの日程で、宮城県・東京都・愛知県・大阪府・福岡県で実施する。
受験料23,600円(非課税)。受験申請を受理した後は返還されない。令和8年度の申請は7月1日〜8月6日にオンラインで受け付けた。合格後の免状交付申請には別に収入印紙2,300円が要る。講習ルートの受講料は153,400円(浄化槽設備士が一部免除を選ぶと142,100円)。
合格基準総得点による合格基準で、基準点は年度ごとに発表される。令和7年度は全80問中51問(満点の63.75%)以上、令和6年度は52問(65.00%)以上。100問だった令和5年度は66点以上、令和4年度は64点以上、令和3年度は65点以上。科目別の最低点(足切り)の定めは、令和3〜7年度の合格発表と実施要領で確認できませんでした。
難易度★★★☆☆
試験詳細を見る →
← 問題一覧へ戻る