画像処理エンジニア検定エキスパート ② 画素ごとの濃淡変換と領域に基づく濃淡変換

トーンカーブによる階調変換と対角行列の色補正から入り、空間フィルタリングの積和演算へ進む。収録78問では、フィルタ係数の総和が1なら明るさが保たれ、0なら平坦部が0になるという性質を軸に、平均化・ラプラシアン・ソーベル・プリューウィット・LoG・DoG・アンシャープマスキング・バイラテラル・メディアンの役割を切り分けさせる設問が多い。鮮鋭化フィルタの中心係数Kを明るさが変わらない値に決める計算や、3×3のメディアン出力を実際に並べ替えて求める計算も出る。1次微分と2次微分、ゼロ交差の意味の混同に注意。

この分野の問題78問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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82カラー画像の色補正において、赤、緑、青の各成分を他の色成分の影響を受けずに独立して変換したい場合、3×3の色補正行列はどのような種類になるか。

  1. A単位行列
  2. B対角行列
  3. C直交行列
  4. D対称行列
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正解:B対角行列

各色の値を独立に変換する色補正では、自身の色成分のみに依存して出力値が決まるため、変換に対応する行列は対角行列となる。

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83入力画像の赤の画素値を0.8倍、緑の画素値を0.6倍、青の画素値を1.0倍にそれぞれ独立に変換する場合、3×3の色補正行列の対角成分はどのように設定するか。

  1. A0.8、0.6、0.0
  2. B1.0、1.0、1.0
  3. C0.8、0.6、1.0
  4. D0.0、0.0、1.0
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正解:C0.8、0.6、1.0

各色の値を独立に変換する色補正行列は対角行列となり、赤緑青それぞれに対する係数が対角成分となるため、0.8、0.6、1.0となる。

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84入力画像の赤の画素値を0.5倍、緑の画素値を1.2倍、青の画素値を0.9倍にそれぞれ独立に変換する場合、3×3の色補正行列の対角成分はどのように設定するか。

  1. A0.5、0.5、0.5
  2. B1.0、1.2、0.9
  3. C1.2、0.9、0.5
  4. D0.5、1.2、0.9
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正解:D0.5、1.2、0.9

各色の値を独立に変換する色補正行列は対角行列となり、赤緑青それぞれに対する係数が対角成分となるため、0.5、1.2、0.9となる。

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85カラー画像の色補正において、赤を0.3倍、緑を0.3倍、青を0.3倍にする線形変換を行った。この処理の目的として正しいものはどれか。

  1. A画像のコントラストを高くする
  2. B画像のエッジを強調する
  3. C画像の色相を回転させる
  4. D画像全体を暗くする
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正解:D画像全体を暗くする

赤緑青それぞれの成分を一律に1より小さい係数で掛け合わせる対角行列を適用すると、画像全体の明るさが低下して暗くなる。

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86N×N画素の平均化フィルタを行列で表したとき、フィルタの各要素の値として正しいものはどれか。

  1. A1をNで割った値
  2. B1を2Nで割った値
  3. C1をNの2乗で割った値
  4. D1を3Nで割った値
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正解:C1をNの2乗で割った値

平均化フィルタは領域内の画素すべての平均値を求めるため、フィルタのサイズの逆数となり、N×Nの場合は1をNの2乗で割った値となる。

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873×3画素の平均化フィルタを行列で表したとき、フィルタの各要素の値はいくらか。

  1. A9分の1
  2. B3分の1
  3. C6分の1
  4. D12分の1
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正解:A9分の1

3×3の平均化フィルタは9画素の平均値を求めるため、各要素の値は9分の1となる。

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885×5画素の平均化フィルタを行列で表したとき、フィルタの各要素の値はいくらか。

  1. A5分の1
  2. B25分の1
  3. C10分の1
  4. D20分の1
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正解:B25分の1

5×5の平均化フィルタは25画素の平均値を求めるため、各要素の値は25分の1となる。

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89平滑化フィルタにおいて、フィルタの係数の合計値が1となるように正規化されている理由として、最も適するものはどれか。

  1. A平滑化の効果を強めるため
  2. B平滑化の効果を弱めるため
  3. C平滑化後のノイズの発生を抑えるため
  4. D平滑化前後で画像の明るさの平均を一定に保つため
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正解:D平滑化前後で画像の明るさの平均を一定に保つため

平滑化フィルタの係数の合計値が1より小さいと暗くなり、1より大きいと明るくなるため、明るさの平均を一定に保つために1に正規化する。

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90平滑化フィルタの係数の合計値が1より小さくなるように設定されている場合、フィルタ適用後の画像はどうなるか。

  1. Aフィルタ適用前より暗くなる
  2. Bフィルタ適用前より明るくなる
  3. Cフィルタ適用前と明るさは変わらない
  4. D画像がネガポジ反転する
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正解:Aフィルタ適用前より暗くなる

平滑化フィルタの係数の合計値が1より小さいと、画素値の和が元の画素値より小さくなるため、適用前より暗い画像になる。

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91平滑化フィルタの係数の合計値が1.2になるように設定されている場合、フィルタ適用後の画像はどうなるか。

  1. Aフィルタ適用前より暗くなる
  2. Bフィルタ適用前と明るさは変わらない
  3. C画像が鮮鋭化される
  4. Dフィルタ適用前より明るくなる
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正解:Dフィルタ適用前より明るくなる

平滑化フィルタの係数の合計値が1より大きいと、画素値の和が元の画素値より大きくなるため、適用前より明るい画像になる。

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92空間フィルタリングによるエッジ検出において、値がプラスからマイナスへ、またはマイナスからプラスへ変化する間のちょうど0になる位置を何と呼ぶか。

  1. A中点
  2. B極値
  3. Cゼロ交差
  4. Dしきい値
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正解:Cゼロ交差

2次微分に着目したエッジ検出において、値がプラスからマイナスへ、またはマイナスからプラスへ変化する間のちょうど0になる位置はゼロ交差と呼ばれる。

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93画像に対して、縦方向の2次微分と横方向の2次微分の和を出力する空間フィルタはどれか。

  1. Aソーベルフィルタ
  2. Bラプラシアンフィルタ
  3. Cプリューウィットフィルタ
  4. Dメディアンフィルタ
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正解:Bラプラシアンフィルタ

ラプラシアンフィルタは、縦方向の2次微分と横方向の2次微分の和を出力し、方向に依存しないエッジを直接得ることができる。

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94ラプラシアンフィルタを適用する前に、ノイズを抑える目的で一般的に適用されるフィルタはどれか。

  1. Aメディアンフィルタ
  2. Bバイラテラルフィルタ
  3. Cガウシアンフィルタ
  4. D鮮鋭化フィルタ
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正解:Cガウシアンフィルタ

微分を繰り返すラプラシアンフィルタはノイズを強調してしまうため、まずガウシアンフィルタを適用して平滑化を行うことが一般によく行われる。

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95ガウシアンフィルタによる平滑化と、ラプラシアンフィルタによる2次微分を1つにまとめた空間フィルタはどれか。

  1. ADoGフィルタ
  2. BLoGフィルタ
  3. Cソーベルフィルタ
  4. Dプリューウィットフィルタ
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正解:BLoGフィルタ

ガウシアンフィルタとラプラシアンフィルタを1つにまとめたものは、LoGフィルタと呼ばれる。

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961次微分と平均化処理を1つにまとめた空間フィルタはどれか。

  1. ALoGフィルタ
  2. Bプリューウィットフィルタ
  3. CDoGフィルタ
  4. Dソーベルフィルタ
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正解:Bプリューウィットフィルタ

プリューウィットフィルタは、1次微分と平均化処理を1つにまとめたフィルタである。

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97標準偏差の異なる2つのガウシアンフィルタによる平滑化画像の差分をとることで、LoGフィルタを近似した空間フィルタを何と呼ぶか。

  1. ADoGフィルタ
  2. Bソーベルフィルタ
  3. Cプリューウィットフィルタ
  4. Dバイラテラルフィルタ
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正解:ADoGフィルタ

DoGフィルタは、標準偏差の異なるガウシアンフィルタの差であり、LoGフィルタを近似したものである。

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98アンシャープマスキングにおいて、エッジ部分を取り出すための計算として正しいものはどれか。

  1. A元の画像に、元の画像を平滑化した画像を足す
  2. B元の画像から、元の画像を微分した画像を引く
  3. C元の画像に、元の画像を微分した画像を足す
  4. D元の画像から、元の画像を平滑化した画像を引く
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正解:D元の画像から、元の画像を平滑化した画像を引く

アンシャープマスキングでは、入力画像に対して平滑化処理を施し、その結果を元の画像から引くことによりエッジ部分が取り出される。

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99アンシャープマスキングにおいて、画像のエッジを強調した最終的な出力画像を得るための計算として正しいものはどれか。

  1. Aエッジ部分の画像から元の画像を引く
  2. B元の画像に平滑化画像を足し合わせる
  3. C元の画像にエッジ部分の画像を足し合わせる
  4. Dエッジ部分の画像から平滑化画像を引く
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正解:C元の画像にエッジ部分の画像を足し合わせる

取り出されたエッジ部分の画像に定数倍を掛け、それを元の入力画像に足し合わせることでエッジが強調された画像が得られる。

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100アンシャープマスキングによる鮮鋭化処理を数式で表現したとき、最も適切なものはどれか。ただし、原画像をI、平滑化画像をS、正の定数をkとする。

  1. AI + k(I - S)
  2. BI + k(S - I)
  3. CS + k(I - S)
  4. DS + k(S - I)
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正解:AI + k(I - S)

原画像Iから平滑化画像Sを引いてエッジ成分を取り出し、それをk倍して原画像Iに足すことで鮮鋭化される。

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1013×3の空間フィルタにおいて、中心の係数が1に8k/9を足した値で、周囲8画素の係数がマイナスk/9であるフィルタを適用した場合、kが正のときどのような効果が得られるか。

  1. A鮮鋭化
  2. B平滑化
  3. Cエッジ抽出
  4. Dネガポジ反転
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正解:A鮮鋭化

このフィルタはアンシャープマスキングの一連の処理と等価であり、kが正のときは鮮鋭化フィルタとして働く。

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1023×3の空間フィルタにおいて、中心の係数が1に8k/9を足した値で、周囲8画素の係数がマイナスk/9であるフィルタがある。kを0とした場合、出力される画像はどうなるか。

  1. A平滑化される
  2. B鮮鋭化される
  3. C原画像と同じになる
  4. D真っ黒になる
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正解:C原画像と同じになる

kが0の場合、中心の画素値の1倍と周辺の画素値の0倍の和となるため、原画像とまったく同じ画像が出力される。

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1033×3の空間フィルタにおいて、中心の係数が1に8k/9を足した値で、周囲8画素の係数がマイナスk/9であるフィルタがある。kをマイナス1とした場合、どのような効果が得られるか。

  1. Aエッジが強調される
  2. B平均化による平滑化が行われる
  3. C原画像と同じになる
  4. Dコントラストが高くなる
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正解:B平均化による平滑化が行われる

kがマイナス1の場合、9画素すべての係数が9分の1となるため、3×3の平均化フィルタと同じになり平滑化が行われる。

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104バイラテラルフィルタは、空間方向の重みと、もう1つ何に対する重みを組み合わせて平滑化を行うか。

  1. A画素の座標
  2. B画素の色相
  3. C画素の彩度
  4. D画素値の差
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正解:D画素値の差

バイラテラルフィルタは、空間的に近いことと、画素値の差が小さいことの両方に対して重みを大きくする平滑化フィルタである。

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105バイラテラルフィルタのパラメータのうち、画素値の差に関するパラメータを十分に大きく設定した場合、フィルタの出力はどのフィルタの出力に近づくか。

  1. Aメディアンフィルタ
  2. Bラプラシアンフィルタ
  3. Cソーベルフィルタ
  4. Dガウシアンフィルタ
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正解:Dガウシアンフィルタ

画素値の差に関するパラメータが非常に大きくなると、画素値差の重みがほぼ1になり空間方向の重みだけが残るため、ガウシアンフィルタの効果に近づく。

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106エッジを保存しながら平滑化を行うフィルタとして適切なものはどれか。

  1. Aバイラテラルフィルタ
  2. Bガウシアンフィルタ
  3. C平均化フィルタ
  4. Dラプラシアンフィルタ
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正解:Aバイラテラルフィルタ

バイラテラルフィルタは画素値の似ている画素に対して重みを大きくするため、エッジを保存しながら平滑化を行うことができる。

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107バイラテラルフィルタの説明として、適切でないものはどれか。

  1. Aすべての画素に対して一律に同じ重みで平均化を行う。
  2. Bエッジを保存しながら平滑化を行うことができる。
  3. C画素値の似ている画素に対して重みを大きくする。
  4. D画素値の差に関するパラメータを極端に大きくするとガウシアンフィルタに近づく。
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正解:Aすべての画素に対して一律に同じ重みで平均化を行う。

すべての画素に対して一律に同じ重みで平均化を行うのは平均化フィルタであり、バイラテラルフィルタは画素値の差により重みを適応的に変える。

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108バイラテラルフィルタとガウシアンフィルタの比較について、正しい記述はどれか。

  1. Aどちらもエッジをぼかす効果が等しく強い。
  2. Bバイラテラルフィルタは画素値の差も考慮するため、ガウシアンフィルタよりもエッジが保存されやすい。
  3. Cガウシアンフィルタは画素値の差のみを考慮する。
  4. Dバイラテラルフィルタは計算量が少なく高速である。
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正解:Bバイラテラルフィルタは画素値の差も考慮するため、ガウシアンフィルタよりもエッジが保存されやすい。

バイラテラルフィルタは空間的距離だけでなく画素値の差の重みも考慮するため、境界をまたぐ平滑化が抑制され、エッジが保存される。

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109領域内の画素値を多数決で決めることと同じ効果を持ち、スパイク状のノイズを除去するのに有効なフィルタはどれか。

  1. Aガウシアンフィルタ
  2. Bバイラテラルフィルタ
  3. Cメディアンフィルタ
  4. D平均化フィルタ
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正解:Cメディアンフィルタ

メディアンフィルタは領域内の中央値を出力するため、2値画像等では多数決と同じになり、スパイク状のノイズ除去に有効である。

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110メディアンフィルタの特性として、適切でないものはどれか。

  1. A全画素の平均的な明るさを計算するために用いられる。
  2. B非線形フィルタである。
  3. Cスパイク状のノイズ除去に有効である。
  4. D平均化フィルタよりもエッジを保存しやすい。
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正解:A全画素の平均的な明るさを計算するために用いられる。

メディアンフィルタは領域内の中央値を出力するものであり、平均的な明るさを計算するものではない。

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1113×3の領域の画素値が、上段が10、20、100、中段が15、25、20、下段が10、15、30であった。この領域にメディアンフィルタを適用したときの出力値はいくらか。

  1. A15
  2. B25
  3. C20
  4. D100
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正解:C20

9つの画素値を小さい順に並べると 10、10、15、15、20、20、25、30、100 となり、中央値は5番目の20である。

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1123×3の領域の画素値が、中央のみ255で周囲8画素がすべて0であった。この領域にメディアンフィルタを適用したときの出力値はいくらか。

  1. A28
  2. B128
  3. C0
  4. D255
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正解:C0

9つの画素値は0が8個、255が1個である。中央値は0となるため、スパイクノイズである255が除去される。

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113横方向のエッジを抽出したい場合、縦方向の微分フィルタと横方向の平滑化フィルタを連続して適用する。これらをまとめた代表的なフィルタはどれか。

  1. Aガウシアンフィルタ
  2. Bソーベルフィルタ
  3. Cラプラシアンフィルタ
  4. Dメディアンフィルタ
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正解:Bソーベルフィルタ

ソーベルフィルタは、微分フィルタと平滑化フィルタを組み合わせることで、ノイズを抑えながら特定方向のエッジを抽出する。

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114縦方向に一定の値であり、横方向にのみ周期Tで正弦波状に濃淡が変化する縞模様の画像がある。これにラプラシアンフィルタを適用したとき、出力される画像の横方向の周期はどうなるか。

  1. ATの半分になる
  2. BTの2倍になる
  3. C周期性が失われる
  4. DTのままである
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正解:DTのままである

周期Tの正弦波の2次微分を計算しても、周期は元の信号から変化せずTのままである。

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115縦方向に一定の値であり、横方向にのみ周期Tで正弦波状に濃淡が変化する縞模様の画像がある。これにラプラシアンフィルタを適用したとき、変換の前後で変化しない要素はどれか。

  1. A振幅のみ
  2. B周期のみ
  3. C位相のみ
  4. D振幅と位相の両方
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正解:B周期のみ

正弦波の2次微分を行うと振幅は定数倍され、マイナスがつくことで位相も変化するが、周期は元の信号から変化しない。

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116画像の右側の画素値から左側の画素値を引くフィルタと、上下の画素値の平均を計算するフィルタを順番に適用した場合、合成されたフィルタの役割として最も適切なものはどれか。

  1. A横方向のエッジ抽出と縦方向の平滑化
  2. B縦方向のエッジ抽出と横方向の平滑化
  3. C全方向のエッジ抽出
  4. D全方向の平滑化
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正解:A横方向のエッジ抽出と縦方向の平滑化

左右の画素値の差を求めるフィルタは横方向のエッジ抽出、上下の平均を求めるフィルタは縦方向の平滑化の役割を持つ。

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117画素値が0から255まで線形に変化するグレースケール画像がある。これに対して、入力画素値をそのまま出力するトーンカーブを適用した場合、出力画像はどうなるか。

  1. A画像全体が真っ黒になる
  2. B画像全体が真っ白になる
  3. Cネガポジ反転する
  4. D元の画像と同じになる
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正解:D元の画像と同じになる

入力画素値と出力画素値が等しいトーンカーブを適用すると、画素値は変化しないため元の画像と同じになる。

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118画素値が0から255まで線形に変化するグレースケール画像がある。これに対して、入力が0のとき出力255、入力が255のとき出力0となる直線のトーンカーブを適用した場合、出力画像はどうなるか。

  1. A元の画像と同じになる
  2. Bコントラストが高くなる
  3. Cネガポジ反転する
  4. D画像全体が真っ白になる
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正解:Cネガポジ反転する

入力が反転して出力されるトーンカーブを適用すると、明るさが逆転するためネガポジ反転する。

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119画像のコントラストを算出する式 C = (Imax - Imin) ÷ (Imax + Imin) において、画素値の最大値が200、最小値が50のときのコントラストの値はいくらか。

  1. A0.4
  2. B1.2
  3. C1.5
  4. D0.6
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正解:D0.6

(200 - 50) ÷ (200 + 50) = 150 ÷ 250 = 0.6 となる。

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120ある画像の画素値の最大値が150、最小値が50である。この画像内のすべての画素値に50を足して全体を明るくした。変換後の画像のコントラスト C = (Imax - Imin) ÷ (Imax + Imin) に最も近い値はいくらか。

  1. A0.33
  2. B0.20
  3. C0.50
  4. D1.00
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正解:A0.33

変換後の最大値は200、最小値は100となる。コントラストは (200 - 100) ÷ (200 + 100) = 100 ÷ 300 で約0.33となる。

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121ある画像の画素値の最大値が100、最小値が20である。この画像内のすべての画素値を2倍にした。変換後の画像のコントラスト C = (Imax - Imin) ÷ (Imax + Imin) は元のコントラストと比較してどうなるか。

  1. A2倍になる
  2. B半分になる
  3. C1.0になる
  4. D変わらない
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正解:D変わらない

定数倍した場合、分子と分母の両方に同じ定数が掛かるため約分され、コントラストの値は変わらない。

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122画像のコントラストを算出する式 C = (Imax - Imin) ÷ (Imax + Imin) に関する記述として、適切でないものはどれか。

  1. AImaxとIminの差が大きいほどコントラストは1.0に近づく。
  2. B画像全体を同じ値だけ明るくしても、コントラストの値は変化しない。
  3. CIminが0の場合、実際の見た目に関わらずコントラストは常に1.0になる。
  4. D画像全体の画素値を定数倍しても、コントラストの値は変化しない。
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正解:B画像全体を同じ値だけ明るくしても、コントラストの値は変化しない。

同じ値を加算すると分子は変わらないが分母は大きくなるため、コントラストの値は小さくなる。したがって変化しないというのは誤りである。

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1233×3の空間フィルタにおいて、ある画素の出力値を計算する際に行われる、原画像の画素値と空間フィルタの係数を掛け合わせ、その結果を足し合わせる演算を何と呼ぶか。

  1. A積和演算
  2. B論理和演算
  3. C排他的論理和演算
  4. D差分演算
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正解:A積和演算

空間フィルタリングの出力値は、重なった位置どうしで原画像の画素値と空間フィルタの係数を掛け算し、それらを足し合わせる積和演算で求められる。

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124画素値がすべて50の平坦な画像がある。これに係数の合計が1となる3×3の平均化フィルタを適用したとき、出力される画素値はいくらか。

  1. A0
  2. B25
  3. C50
  4. D100
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正解:C50

すべての画素値が同じであり、フィルタ係数の合計が1であるため、積和演算の結果も元の画素値と同じ50になる。

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125画素値がすべて100の平坦な画像がある。これに係数の合計が0となる3×3のラプラシアンフィルタを適用したとき、出力される画素値はいくらか。

  1. A0
  2. B50
  3. C100
  4. D255
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正解:A0

画素値がすべて同じで変化がない場合、係数の合計が0のフィルタの積和演算結果は0になる。

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126ある画素のRGB値が(100, 150, 200)である。この画素の赤成分を1.2倍、緑成分を0.8倍、青成分を0.5倍にする対角行列で色補正を行った。変換後のRGB値はいくらか。

  1. A(80, 187, 400)
  2. B(100, 150, 200)
  3. C(120, 100, 80)
  4. D(120, 120, 100)
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正解:D(120, 120, 100)

各成分を独立に掛けるため、赤は100×1.2=120、緑は150×0.8=120、青は200×0.5=100となる。

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127ある画素のRGB値が(50, 100, 150)である。対角成分が(2.0, 1.5, 0.0)の3×3行列で線形変換を行った。変換後のRGB値はいくらか。

  1. A(25, 66, 0)
  2. B(100, 100, 150)
  3. C(100, 150, 0)
  4. D(50, 150, 0)
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正解:C(100, 150, 0)

赤は50×2.0=100、緑は100×1.5=150、青は150×0.0=0となる。

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128平滑化フィルタの係数の総和についての説明として、適切でないものはどれか。

  1. A総和が0の場合、元の画像と全く同じ画像が出力される。
  2. B総和が1の場合、画像の平均的な明るさは保存される。
  3. C総和が1より小さい場合、画像は暗くなる。
  4. D総和が1より大きい場合、画像は明るくなる。
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正解:A総和が0の場合、元の画像と全く同じ画像が出力される。

係数の総和が0の場合、平坦な領域の出力は0となり、元の画像と同じにはならないため誤りである。

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129アンシャープマスキングにおいて、平滑化画像を入力画像から引くことで得られる画像はどのような情報を含んでいるか。

  1. A画像の低周波数成分
  2. B画像のカラーヒストグラム
  3. C画像のエッジ部分
  4. D画像の平均輝度
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正解:C画像のエッジ部分

平滑化画像を元の画像から引くことで、濃淡の変化が激しい部分すなわちエッジ部分が取り出される。

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130アンシャープマスキングを応用した鮮鋭化フィルタの係数において、中心画素の重みを大きくし、周辺画素の重みを負の値にする理由として正しいものはどれか。

  1. A画像の明るさを半分にするため
  2. B元の画像から平滑化成分を引き算する効果を得るため
  3. C画像のノイズを平滑化するため
  4. D画像の色相を反転させるため
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正解:B元の画像から平滑化成分を引き算する効果を得るため

周辺画素の重みを負にすることは、周辺の平均的な明るさを元の画素値から引く効果を持ち、これがエッジの強調につながる。

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131縦方向のエッジを抽出したい場合に適した微分フィルタの係数配置として、最も妥当なものはどれか。

  1. A上の行が-1、下の行が1の配置
  2. B中心が8、周囲が-1の配置
  3. Cすべての要素が9分の1の配置
  4. D左の列が-1、右の列が1の配置
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正解:D左の列が-1、右の列が1の配置

縦方向のエッジは横方向に画素値が変化する部分であるため、左右の画素値の差分をとる横方向微分フィルタが適している。

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132横方向のエッジを抽出したい場合に適した微分フィルタの係数配置として、最も妥当なものはどれか。

  1. A左の列が-1、右の列が1の配置
  2. B上の行が-1、下の行が1の配置
  3. C中心が8、周囲が-1の配置
  4. Dすべての要素が9分の1の配置
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正解:B上の行が-1、下の行が1の配置

横方向のエッジは縦方向に画素値が変化する部分であるため、上下の画素値の差分をとる縦方向微分フィルタが適している。

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133プリューウィットフィルタについての説明として、正しいものはどれか。

  1. A2次微分のみを行うフィルタである。
  2. B1次微分と平均化処理を1つにまとめたフィルタである。
  3. C中央値を出力する非線形フィルタである。
  4. D標準偏差の異なるガウシアンフィルタの差分である。
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正解:B1次微分と平均化処理を1つにまとめたフィルタである。

プリューウィットフィルタは1次微分によるエッジ抽出と、ノイズを抑えるための平均化処理を組み合わせたフィルタである。

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134ソーベルフィルタについての説明として、正しいものはどれか。

  1. Aガウシアンとラプラシアンを組み合わせたフィルタである。
  2. B領域内の画素の最大値を出力するフィルタである。
  3. C平滑化画像と原画像の差分を出力するフィルタである。
  4. D縦方向の微分と横方向の重み付き平均化を組み合わせたフィルタである。
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正解:D縦方向の微分と横方向の重み付き平均化を組み合わせたフィルタである。

ソーベルフィルタは、微分フィルタと、それに直交する方向の重み付き平均化を組み合わせたフィルタである。

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1352次微分フィルタの出力において、エッジの位置を特定するために用いる特徴はどれか。

  1. A出力値がプラスからマイナス、またはマイナスからプラスへ変化する間の0になる位置
  2. B出力値が最大となる位置
  3. C出力値が最小となる位置
  4. D出力値が周囲の平均値と一致する位置
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正解:A出力値がプラスからマイナス、またはマイナスからプラスへ変化する間の0になる位置

2次微分ではエッジの両側にプラスとマイナスの値が対になって現れるため、その間の0になる位置をエッジとする。

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1363×3の空間フィルタにおいて、係数がすべて9分の1であるフィルタを画像に適用するとどうなるか。

  1. Aノイズが強調される
  2. Bエッジが抽出される
  3. C画像がぼやける
  4. Dコントラストが高くなる
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正解:C画像がぼやける

すべての係数が9分の1のフィルタは平均化フィルタであり、画像の高周波成分が失われ、平滑化されてぼやけた画像になる。

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137鮮鋭化フィルタにおいて、中心の係数をK、周囲8画素の係数を-1とした場合、画像の平均的な明るさを変えないためのKの値はいくらか。

  1. A1
  2. B9
  3. C8
  4. D0
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正解:B9

明るさを変えないためには係数の総和が1になる必要がある。K - 8 = 1 より K = 9 となる。

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138鮮鋭化フィルタにおいて、中心の係数をK、上下左右の4画素の係数を-1、斜め4画素の係数を0とした場合、画像の平均的な明るさを変えないためのKの値はいくらか。

  1. A5
  2. B4
  3. C8
  4. D9
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正解:A5

係数の総和が1になる必要がある。K - 4 = 1 より K = 5 となる。

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1393×3の空間フィルタにおいて、中心の係数のみが1で他の8画素の係数がすべて0であるフィルタを画像に適用するとどうなるか。

  1. A画像が真っ黒になる
  2. B画像がぼやける
  3. C原画像と全く同じ画像が出力される
  4. Dエッジが抽出される
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正解:C原画像と全く同じ画像が出力される

中心画素のみ重みが1で他が0のフィルタは、画素値をそのまま出力するため、原画像と同じになる。

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140画像に対して、同じフィルタを2回連続して適用する場合の処理を、1回のフィルタ適用で済ませたい。この合成フィルタを作成するための計算方法はどれか。

  1. Aフィルタ行列に元のフィルタ行列をたたみ込む
  2. B2つのフィルタの係数をそれぞれ足し合わせる
  3. Cフィルタの係数行列同士の要素ごとの積を計算する
  4. Dフィルタの係数をそれぞれ2乗する
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正解:Aフィルタ行列に元のフィルタ行列をたたみ込む

空間フィルタを連続して適用する処理は、フィルタ行列同士のたたみ込み演算を行うことで合成フィルタを得ることができる。

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141RGB画像からグレースケール画像を作成する際に、赤、緑、青の画素値の平均を求める方法がある。ある画素のRGB値が(50, 100, 210)のとき、この方法によるグレースケール値はいくらか。

  1. A100
  2. B150
  3. C180
  4. D120
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正解:D120

(50 + 100 + 210) ÷ 3 = 360 ÷ 3 = 120 となる。

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142カラーデモザイキング処理において、周辺の画素の色情報から線形補間を行って色を推定する方式を何と呼ぶか。

  1. Aニアレストネイバー補間
  2. Bバイキュービック補間
  3. Cゼロ次ホールド
  4. Dバイリニア補間
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正解:Dバイリニア補間

周囲の画素の値から距離に応じた重み付けで線形に補間する方式は、バイリニア補間と呼ばれる。

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143ある画素のRGB値が(100, 100, 100)である。この画素の赤成分を2倍、緑成分を2倍にする線形変換を行った。変換後の画素の色はどのように変化するか。ただし画素値の最大値は255とする。

  1. A黄色になる
  2. B赤色になる
  3. Cマゼンタになる
  4. D青色になる
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正解:A黄色になる

赤と緑が200、青が100となる。赤と緑の成分が強くなるため、混色により黄色みがかった色になる。

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144画像の明るさの変換に用いられるトーンカーブにおいて、入力画素値をx、出力画素値をyとしたとき、y = xの2乗を255で割った値となる曲線を適用した場合、画像全体の明るさはどうなるか。ただしxは0から255とする。

  1. A明るくなる
  2. B暗くなる
  3. C変わらない
  4. Dネガポジ反転する
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正解:B暗くなる

xが0から255の間で、この曲線の値は常に元のx以下となる下に凸の曲線であるため、全体的に出力値が下がり暗い画像になる。

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145画像の明るさの変換に用いられるトーンカーブにおいて、入力画素値をx、出力画素値をyとしたとき、y = 255にxを255で割った値の平方根を掛けた曲線を適用した場合、画像全体の明るさはどうなるか。ただしxは0から255とする。

  1. A明るくなる
  2. B暗くなる
  3. C変わらない
  4. Dネガポジ反転する
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正解:A明るくなる

上に凸の曲線となり、中間の入力値に対して出力値が持ち上げられるため、全体的に明るい画像になる。

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146左端が青、右端が赤で線形に色が変化する画像がある。この画像の赤成分に対して、入力が0のとき出力0、入力が255のとき出力0となる山型のトーンカーブを適用した場合、右端の色はどう変化するか。

  1. A青になる
  2. B黒になる
  3. C赤のままになる
  4. D緑になる
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正解:B黒になる

右端の赤成分は255であるが、トーンカーブにより0に変換される。緑と青は元々0なのでRGBすべて0となり黒になる。

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147左端が黒、右端が白で線形に色が変化する画像がある。赤と緑の成分に対してのみ、入力画素値を反転させるトーンカーブを適用した。右端の色は何になるか。

  1. A
  2. B
  3. C
  4. D
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正解:D

右端は元々(255, 255, 255)である。赤と緑が反転して0になり、青は255のままなので(0, 0, 255)となり青になる。

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148左端が黒、右端が白で線形に色が変化する画像がある。青の成分に対してのみ、入力画素値を反転させるトーンカーブを適用した。左端の色は何になるか。

  1. A
  2. B
  3. C
  4. D
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正解:C

左端は元々(0, 0, 0)である。青が反転して255になり、赤と緑は0のままなので(0, 0, 255)となり青になる。

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149画像の平滑化において、N×Nの平均化フィルタのサイズNを大きくしていくと、画像はどうなるか。

  1. Aエッジがより強調される
  2. Bぼけが強くなる
  3. Cノイズが増加する
  4. Dコントラストが高くなる
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正解:Bぼけが強くなる

フィルタサイズを大きくすると、より広い範囲の画素で平均化が行われるため、平滑化の効果が強まり、画像はより強くぼける。

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150ローパスフィルタとハイパスフィルタの効果の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. Aローパスはエッジ抽出、ハイパスは平滑化
  2. Bどちらも平滑化の効果をもつ
  3. Cどちらもエッジ抽出の効果をもつ
  4. Dローパスは平滑化、ハイパスはエッジ抽出
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正解:Dローパスは平滑化、ハイパスはエッジ抽出

低周波を通すローパスフィルタは画像を滑らかにし、高周波を通すハイパスフィルタはエッジを抽出する。

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151平均化フィルタとメディアンフィルタの、極端な外れ値に対する挙動として正しいものはどれか。

  1. A平均化フィルタは外れ値の影響を受けるが、メディアンフィルタは受けにくい
  2. B平均化フィルタは外れ値の影響を受けないが、メディアンフィルタは受ける
  3. Cどちらも外れ値の影響を強く受ける
  4. Dどちらも外れ値の影響を全く受けない
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正解:A平均化フィルタは外れ値の影響を受けるが、メディアンフィルタは受けにくい

平均化は外れ値が総和に加算されるため影響を受けるが、中央値をとるメディアンは外れ値に強い。

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152空間フィルタの係数の総和と、その役割の組み合わせとして正しいものはどれか。

  1. A総和が1なら微分によるエッジ抽出、総和が0なら明るさ保存の平滑化
  2. B総和が1でも0でも明るさは保存される
  3. C総和が1でも0でもエッジが抽出される
  4. D総和が1なら明るさ保存の平滑化、総和が0なら微分によるエッジ抽出
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正解:D総和が1なら明るさ保存の平滑化、総和が0なら微分によるエッジ抽出

総和1は平坦部の値を保つ平滑化、総和0は平坦部の出力が0になる微分フィルタの特徴である。

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153ラプラシアンフィルタとソーベルフィルタの微分の階数として、正しい組み合わせはどれか。

  1. Aラプラシアンは1次微分、ソーベルは2次微分
  2. Bどちらも1次微分である
  3. Cラプラシアンは2次微分、ソーベルは1次微分
  4. Dどちらも2次微分である
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正解:Cラプラシアンは2次微分、ソーベルは1次微分

ラプラシアンフィルタは縦横の2次微分の和であり、ソーベルフィルタは1次微分と平滑化を組み合わせたものである。

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154鮮鋭化フィルタと平滑化フィルタの係数の符号に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. A鮮鋭化では周辺の係数が負の値をとるが、平滑化ではすべて正である
  2. B鮮鋭化では周辺の係数がすべて正だが、平滑化では負の値をとる
  3. Cどちらも周辺の係数が負の値をとる
  4. Dどちらも周辺の係数はすべて正である
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正解:A鮮鋭化では周辺の係数が負の値をとるが、平滑化ではすべて正である

鮮鋭化は周辺の平均を引く効果を得るため周辺係数が負になるが、平滑化は重み付き平均なのですべて正である。

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155画像を明るくするトーンカーブと暗くするトーンカーブの形状として、正しい組み合わせはどれか。

  1. A明るくするのは下に凸、暗くするのは上に凸の曲線
  2. B明るくするのは上に凸、暗くするのは下に凸の曲線
  3. Cどちらも上に凸の曲線
  4. Dどちらも下に凸の曲線
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正解:B明るくするのは上に凸、暗くするのは下に凸の曲線

上に凸の曲線は中間の入力値に対して出力値を持ち上げるため明るくなり、下に凸ではその逆になる。

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156LoGフィルタとDoGフィルタの関係として、正しいものはどれか。

  1. ALoGはガウシアンの差分によってDoGを近似したものである
  2. B両者は全く無関係のフィルタである
  3. CDoGはガウシアンの差分によってLoGを近似したものである
  4. DDoGは1次微分、LoGは平滑化のみを行う
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正解:CDoGはガウシアンの差分によってLoGを近似したものである

DoGフィルタは標準偏差の異なるガウシアンの差であり、LoGフィルタを近似する。

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157アンシャープマスキングにおける演算の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  1. A原画像に平滑化画像を足し、その結果から原画像を引く
  2. B原画像から平滑化画像を引き、その結果を原画像に足す
  3. C原画像から平滑化画像を引き、その結果を平滑化画像から引く
  4. D原画像に平滑化画像を足し、さらに平滑化画像を足す
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正解:B原画像から平滑化画像を引き、その結果を原画像に足す

平滑化画像を引くことでエッジ成分を取り出し、それを原画像に加算することで鮮鋭化される。

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158ヒストグラム平坦化を行った場合の画像の変化として、正しいものはどれか。

  1. A画素値の分布が狭まりコントラストが低くなる
  2. B画素値の分布が広がりコントラストが高くなる
  3. C画素値の分布は変わらず明るさだけが上がる
  4. D画素値の分布が反転しネガポジ反転する
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正解:B画素値の分布が広がりコントラストが高くなる

ヒストグラム平坦化は画素値の分布を全階調範囲に広げるため、コントラストが改善される。

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159微分フィルタの微分方向と、抽出されるエッジの方向の関係として正しいものはどれか。

  1. A横方向に微分すると横方向のエッジが抽出される
  2. B微分方向とエッジ方向は常に一致する
  3. C横方向に微分すると縦方向のエッジが抽出される
  4. D微分方向はエッジの抽出結果に影響しない
正解と解説を見る

正解:C横方向に微分すると縦方向のエッジが抽出される

エッジはそれを横切る方向に画素値が変化するため、横方向の微分では縦方向に伸びるエッジが強調される。

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