② 画素ごとの濃淡変換と領域に基づく濃淡変換

画像処理エンジニア検定エキスパート139

問題

3×3の空間フィルタにおいて、中心の係数のみが1で他の8画素の係数がすべて0であるフィルタを画像に適用するとどうなるか。

A画像が真っ黒になる
B画像がぼやける
C原画像と全く同じ画像が出力される✓ 正解
Dエッジが抽出される

正解

C原画像と全く同じ画像が出力される

解説

中心画素のみ重みが1で他が0のフィルタは、画素値をそのまま出力するため、原画像と同じになる。

分野解説:② 画素ごとの濃淡変換と領域に基づく濃淡変換

トーンカーブによる階調変換と対角行列の色補正から入り、空間フィルタリングの積和演算へ進む。収録78問では、フィルタ係数の総和が1なら明るさが保たれ、0なら平坦部が0になるという性質を軸に、平均化・ラプラシアン・ソーベル・プリューウィット・LoG・DoG・アンシャープマスキング・バイラテラル・メディアンの役割を切り分けさせる設問が多い。鮮鋭化フィルタの中心係数Kを明るさが変わらない値に決める計算や、3×3のメディアン出力を実際に並べ替えて求める計算も出る。1次微分と2次微分、ゼロ交差の意味の混同に注意。

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画像処理エンジニア検定エキスパートについて

画像処理のアルゴリズムを数式レベルで扱う、CG-ARTS検定の上位レベル

主催公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)。1991年設立、東京都中央区築地に所在する公益財団法人で、マルチメディア/CGクリエイター/Webデザイナー/CGエンジニア/画像処理エンジニアの5検定を運営しています。受験案内の後援団体欄の筆頭に文部科学省が挙げられた文部科学省後援の検定ですが、省庁による検定試験(公的資格)の認定制度は2005年で終了しており、国家資格ではなく民間の検定という位置づけです。
出題形式紙の問題冊子とマークシートによる択一式(会場一斉のPBT)。大問10問・約40設問で100点満点です。2026年度前期のエキスパートは、CG-ARTS検定5検定の受験者全員が解答する第1問〈共通問題〉4設問を含む10大問・41設問で、配点は第4問の5設問のみ各2点、残る36設問が各2.5点(2.5×36+2×5=100点)。配点の公開は2026年度前期から始まりました。大問のテーマは撮影と色空間、濃淡変換、画像の復元と生成、幾何学的変換、2値画像処理、特徴の検出とマッチング、シーンの復元、画像符号化などです。
試験時間1検定のみの単願受験は80分(13:00〜14:20)、同じエキスパートで2検定を併願する場合は150分(13:00〜15:30)。エキスパートは午後、ベーシックは午前(単願60分・併願100分)の全国統一時間割です。試験開始後35分を経過するまでと、終了10分前からは退出できません。計算機などの電子機器は使用できないため、計算問題はすべて手計算になります。
受験料7,150円(税込)。2026年度から改訂された金額で、ベーシックは6,050円(税込)です。認定教育校として団体登録がある場合は1検定につき550円引きとなり、エキスパートは6,600円、ベーシックは5,500円になります。1日に最大4検定まで受験でき、複数受験する場合は検定数分の受験料が必要です。
合格基準100点満点で70点。ベーシックも同じ基準点で、レベルによる違いはありません。ただし公式の受験案内には「難易度により多少変動します」との注記があり、70点は固定の絶対基準とは限りません。大問別・分野別の足切り(科目別基準点)については、受験要項・受験案内・FAQのいずれにも記載を確認できませんでした。なお検定の結果に関する問い合わせには回答されないと明記されています。
難易度★★★★☆
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