2級電気工事施工管理技士(第一次検定) ② 電気機器・電力系統

電気を生み出し変換する機器を扱う分野です。変圧器では原理と結線方式、損失と効率、並行運転の条件が中心になります。電動機では誘導電動機の原理と回転速度、始動方式(直入れ・スターデルタ・リアクトル)、同期電動機の特徴が頻出です。あわせて発電機の種類、蓄電池の種類と特性、整流回路とインバータの役割も対象になります。機器ごとに原理と特徴、使いどころをセットで整理すると混同しにくくなります。

この分野の問題48問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

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49直流発電機の電機子コイルに発生する起電力の向きを定める法則はどれか。

  1. Aフレミングの左手の法則
  2. Bフレミングの右手の法則
  3. Cファラデーの電磁誘導の法則
  4. Dアンペールの右ねじの法則
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正解:Bフレミングの右手の法則

電機子コイルに発生する起電力はフレミングの右手の法則によって定まる向きに発生します。

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50直流発電機の出力電圧に関する記述として正しいものはどれか。

  1. A磁束の大きさに反比例する
  2. B回転方向を反転させても出力電圧の向きは変わらない
  3. C出力電圧は常に誘導起電力より大きくなる
  4. D回転速度が上がると出力電圧も上がる
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正解:D回転速度が上がると出力電圧も上がる

直流発電機は回転速度が上がると出力電圧も上がる特徴を持っています。

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51自励直流発電機のうち界磁巻線と電機子巻線を並列接続したものはどれか。

  1. A分巻発電機
  2. B他励発電機
  3. C直巻発電機
  4. D複巻発電機
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正解:A分巻発電機

分巻発電機は界磁巻線と電機子巻線を並列接続したものです。

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52直巻直流発電機の特徴として正しいものはどれか。

  1. A無負荷でも定格電圧を発生できる
  2. B界磁回路に加わる電圧は出力電圧と等しくなる
  3. C界磁電流は電機子電流と等しくなる
  4. D他の直流電源から励磁電流を受ける
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正解:C界磁電流は電機子電流と等しくなる

界磁巻線と電機子巻線を直列接続しているため界磁電流は電機子電流と等しくなります。無負荷では電流が流れず残留磁気による電圧しか得られません。

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53同期発電機の回転界磁形に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A磁界を作る磁極が固定されている
  2. B同期速度は周波数と極数により定まる
  3. C界磁にはスリップリングとブラシを経由して直流電源が供給される
  4. D電機子コイルが固定されている
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正解:A磁界を作る磁極が固定されている

回転界磁形は電機子コイルが固定されており磁界を作る磁極が回転する方式です。

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54同期発電機の電機子巻線法において1相分のコイルをひとつのスロットに集中させる巻線法はどれか。

  1. A分布巻
  2. B集中巻
  3. C全節巻
  4. D短節巻
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正解:B集中巻

1相分のコイルをひとつのスロットに集中させるものを集中巻と呼びます。

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55無励磁で運転中の同期発電機に容量性負荷を接続した際にある大きさまで電圧が上昇し続ける現象はどれか。

  1. A増磁作用
  2. B電機子反作用
  3. C短絡現象
  4. D自己励磁
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正解:D自己励磁

進み電流による電機子反作用の増磁作用が繰り返され電圧が上昇し続ける現象を自己励磁といいます。

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56同期発電機の特性曲線のうち界磁電流に対してほぼ直線となり比例特性を示すものはどれか。

  1. A無負荷飽和曲線
  2. B同期インピーダンス曲線
  3. C三相短絡曲線
  4. D負荷飽和曲線
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正解:C三相短絡曲線

界磁電流を大きくしても磁気飽和の影響を受けにくいため、三相短絡曲線はほぼ直線となり比例特性を示します。

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57同期発電機の短絡比に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A同期インピーダンスが小さくなれば短絡比は大きくなる
  2. B短絡比が大きいと電圧変動率は小さくなる
  3. C短絡比が大きいと電機子反作用は大きくなる
  4. D短絡比が大きいと励磁電流は大きくなる
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正解:C短絡比が大きいと電機子反作用は大きくなる

短絡比が大きいと電機子反作用は小さくなります。

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58同期発電機の並行運転を安定的に行うための条件として含まれないものはどれか。

  1. A起電力の大きさを一致させる
  2. B起電力の位相を一致させる
  3. C起電力の周波数を一致させる
  4. D定格容量を等しくする
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正解:D定格容量を等しくする

並行運転の条件において定格容量が等しいことは条件になりません。

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59誘導電動機において固定子に交流電圧を加えることでつくられるものはどれか。

  1. A定常磁界
  2. B回転磁界
  3. C交番磁界
  4. D直流磁界
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正解:B回転磁界

固定子に交流電圧を加えることで回転磁界をつくり回転子を回転させます。

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60かご形誘導電動機にインバータ制御を用いた場合の特徴として誤っているものはどれか。

  1. A速度が商用電源の周波数に左右される
  2. B始動電流が小さくなる
  3. C速度を連続して制御できる
  4. D速度制御が容易で省エネルギー性に優れている
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正解:A速度が商用電源の周波数に左右される

インバータ制御を用いた場合速度が商用電源の周波数に左右されないという特徴があります。

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61極数が4で電源周波数が60Hzの誘導電動機の同期速度として正しいものはどれか。

  1. A1800 min-1
  2. B1500 min-1
  3. C1200 min-1
  4. D3600 min-1
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正解:A1800 min-1

同期速度は120×周波数÷極数で求められるため120×60÷4で1800となります。

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62誘導電動機のすべりが0の状態とは何を意味しているか。

  1. A電動機が停止している
  2. B同期速度で回転している
  3. C逆回転している
  4. D最大トルクを発生している
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正解:B同期速度で回転している

すべりが0であることは回転速度が同期速度と等しく同期速度で回転していることを意味します。

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63誘導電動機のすべりと回転速度の関係について誤っているものはどれか。

  1. A回転速度は同期速度より遅くなる
  2. B回転速度はすべりが減少するほど速くなる
  3. C全負荷時に比べ無負荷時はすべりが小さくなる
  4. D負荷が増加すると回転速度は速くなる
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正解:D負荷が増加すると回転速度は速くなる

負荷が増加するとすべりが大きくなるため回転速度は遅くなります。

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64単相誘導電動機の始動方法に該当しないものはどれか。

  1. Aくま取りコイル始動法
  2. Bコンデンサ始動法
  3. C全電圧始動法
  4. D分相始動法
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正解:C全電圧始動法

全電圧始動法は三相誘導電動機の始動方法に該当します。

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65変圧器において一次側の巻数と二次側の巻数の比を何と呼ぶか。

  1. A巻数比
  2. B電圧変動率
  3. C短絡インピーダンス
  4. D負荷率
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正解:A巻数比

一次側の巻数と二次側の巻数の比を巻数比と呼びます。

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66周波数が一定の場合に変圧器の銅損は何に比例して変化するか。

  1. A電圧の2乗
  2. B負荷電流の2乗
  3. C負荷電流の1乗
  4. D電圧の1乗
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正解:B負荷電流の2乗

銅損は巻線抵抗による損失であり、周波数が一定の場合は負荷電流の2乗に比例します。

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67変圧器の効率が最大となるのはどのような場合か。

  1. A鉄損がゼロになった場合
  2. B銅損がゼロになった場合
  3. C銅損と鉄損が等しくなった場合
  4. D無負荷損が負荷損を上回った場合
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正解:C銅損と鉄損が等しくなった場合

変圧器の銅損と鉄損が等しい場合は変圧器の効率が最大となります。

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68単相変圧器3台をΔ-Δ結線した場合の特徴として正しいものはどれか。

  1. A線電流は相電流と等しくなる
  2. B第3調波電流は変圧器の外部に流れる
  3. C1台が故障したときはV結線で運転できる
  4. D一次側と二次側で線間電圧の位相がずれる
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正解:C1台が故障したときはV結線で運転できる

3台の単相変圧器のうち1台が故障したときは残りの2台でV結線として運転できます。

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69変圧器のY-Δ結線に関する記述として誤っているものはどれか。

  1. A一次側をY結線し二次側をΔ結線したものである
  2. B発電所の昇圧用変圧器などに用いられる場合がある
  3. C一次側線間電圧より二次側線間電圧の位相が遅れる
  4. D二次側線間電圧の位相が一次側線間電圧より30度進んでいる
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正解:D二次側線間電圧の位相が一次側線間電圧より30度進んでいる

Y-Δ結線では二次側線間電圧の位相が一次側線間電圧より30度遅れます。

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70各変圧器の容量が等しい場合におけるV-V結線での最大の利用率はいくらか。

  1. A√3/2
  2. B1/√3
  3. C1/2
  4. D√2
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正解:A√3/2

各変圧器の容量が等しい場合V-V結線の最大の利用率は√3/2となります。

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71三相変圧器の並行運転を行うための条件に含まれないものはどれか。

  1. A相回転方向が一致していること
  2. B一次二次巻線の角変位が等しいこと
  3. C極性が一致していること
  4. D変圧器の定格容量が等しいこと
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正解:D変圧器の定格容量が等しいこと

定格容量が等しいことは三相変圧器の並行運転の条件には含まれません。

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72百分率インピーダンスが等しい定格容量100kVAと300kVAの単相変圧器を並行運転し240kVAの負荷に供給するとき300kVA変圧器の負荷分担はいくらか。

  1. A60kVA
  2. B180kVA
  3. C120kVA
  4. D240kVA
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正解:B180kVA

百分率インピーダンスが等しい場合は容量に比例して1対3で分担するため、300kVAの変圧器は240kVAの4分の3である180kVAを分担します。

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73変圧器油に要求される特性として誤っているものはどれか。

  1. A粘度が高いこと
  2. B絶縁耐力が大きいこと
  3. C冷却作用が大きいこと
  4. D引火点が高いこと
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正解:A粘度が高いこと

変圧器油は粘度が低いことが要求されます。

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74アークによる油の気化を利用してアークを冷却し消弧する遮断器はどれか。

  1. A磁気遮断器
  2. B空気遮断器
  3. C油遮断器
  4. D真空遮断器
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正解:C油遮断器

油遮断器はアークによる油の気化を利用して冷却し消弧する方式です。

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75ガス遮断器に使用されるSF6ガスの特徴として正しいものはどれか。

  1. A地球温暖化に影響を及ぼさない
  2. B高温で液化するため冷却装置が必要である
  3. Cアーク放電に対する消弧性能が空気より低い
  4. D絶縁耐力が金属粉等の異物により大きく低下する
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正解:D絶縁耐力が金属粉等の異物により大きく低下する

SF6ガスは絶縁耐力が高い一方で金属粉等の異物により大きく低下する特徴があります。

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76真空遮断器の特徴として誤っているものはどれか。

  1. A長寿命のため真空バルブの保守がほぼ不要である
  2. B短絡電流を遮断した後は再使用できない
  3. C開閉時の騒音が小さい
  4. Dアークによる火災の恐れがない
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正解:B短絡電流を遮断した後は再使用できない

真空遮断器は短絡電流を遮断した後も再使用できます。

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77誘電体の一部が絶縁破壊するとその機能を失い自己回復することができないコンデンサはどれか。

  1. A集合形コンデンサ
  2. Bはく電極コンデンサ
  3. C蒸着電極コンデンサ
  4. D油入コンデンサ
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正解:Bはく電極コンデンサ

はく電極コンデンサは自己回復することができない構造のコンデンサです。

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78誘導性負荷回路に進相コンデンサを並列に接続して力率を改善したときの効果として含まれないものはどれか。

  1. A電力損失の低減
  2. B電圧降下の軽減
  3. C無効電流の減少
  4. D有効電力の増加
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正解:D有効電力の増加

進相コンデンサによる力率改善の効果に有効電力の増加は含まれません。

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79コンデンサ回路に流入する高調波に対して誘導性になるように選定し直列に接続する機器はどれか。

  1. A直列リアクトル
  2. B分路リアクトル
  3. C補償リアクトル
  4. D調相リアクトル
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正解:A直列リアクトル

高調波に対して誘導性になるように選定されるのは直列リアクトルです。

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80直列リアクトルを設置する目的として正しいものはどれか。

  1. A負荷の進み電流を補償し無効電力を低減する
  2. B中性点接地抵抗と並列に接続し対地充電電流を補償する
  3. Cコンデンサ投入時の突入電流を抑制する
  4. Dコンデンサ回路の有効電力を増加させる
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正解:Cコンデンサ投入時の突入電流を抑制する

直列リアクトルはコンデンサ投入時の突入電流や高調波の流入を抑制する目的で設置されます。

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81低圧配電系統において単相2線式と比較した三相3線式の特徴として誤っているものはどれか。

  1. A電線1線あたりの送電電力は大きくなる
  2. B送電電圧と電線の太さが等しく送電電力が等しい場合の電力損失の合計は単相2線式の50%である
  3. C回転磁界が容易に得られ電動機の使用に適している
  4. D三相分の瞬時値の合計送電電力は脈動する
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正解:D三相分の瞬時値の合計送電電力は脈動する

三相平衡負荷では各相の瞬時電力の合計は時間によらず一定であり、単相のように脈動しません。

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82配電系統の電力損失の軽減対策として適切なものはどれか。

  1. A単相2線式の配電方式を採用する
  2. B配電電圧を低くする
  3. C電力用コンデンサを設置して力率を改善する
  4. D細い電線に張り替える
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正解:C電力用コンデンサを設置して力率を改善する

電力用コンデンサを設置して力率を改善することは電力損失の軽減対策となります。

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83高圧配電線路の電圧調整の例として含まれないものはどれか。

  1. A負荷時タップ切換変圧器による電圧の調整
  2. B分路リアクトルの直列接続による電圧の調整
  3. C柱上変圧器の一次側タップ調整による電圧の調整
  4. D配電線路の途中に三相昇圧器を設置することによる電圧の調整
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正解:B分路リアクトルの直列接続による電圧の調整

分路リアクトルは並列に接続される機器であり直列接続による電圧調整には用いられません。

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84最大需要電力が設備容量に占める割合を示す指標はどれか。

  1. A負荷率
  2. B需要率
  3. C不等率
  4. D利用率
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正解:B需要率

最大需要電力が設備容量に占める割合を需要率といいます。

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85不等率を表す計算式として正しいものはどれか。

  1. A各需要家の最大需要電力の総和÷その系統の合成最大需要電力
  2. Bその系統の合成最大需要電力÷各需要家の最大需要電力の総和
  3. C期間中の負荷の平均需要電力÷期間中の負荷の最大需要電力
  4. D期間中の負荷の最大需要電力÷期間中の負荷の平均需要電力
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正解:A各需要家の最大需要電力の総和÷その系統の合成最大需要電力

不等率は各需要家の最大需要電力の総和をその系統の合成最大需要電力で除して求めます。

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86重負荷時に進み電流を取り軽負荷時に遅れ電流を取ることにより電圧等の調整を行う設備は何と呼ばれるか。

  1. A遮断設備
  2. B昇圧設備
  3. C保護設備
  4. D調相設備
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正解:D調相設備

電圧や無効電力の調整を行い電力損失の軽減を図る設備を調相設備と呼びます。

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87無負荷の同期電動機で界磁電流を変化させることにより無効電力を連続的に調整する調相設備はどれか。

  1. A同期調相機
  2. B電力用コンデンサ
  3. C分路リアクトル
  4. DSVC
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正解:A同期調相機

同期調相機は界磁電流を変化させて無効電力を連続的に調整する設備です。

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88深夜等の軽負荷時に長距離送電線などの進相電流による受電端の電圧上昇を抑制するために用いる機器はどれか。

  1. A電力用コンデンサ
  2. B直列リアクトル
  3. C分路リアクトル
  4. D同期発電機
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正解:C分路リアクトル

分路リアクトルは進相電流による受電端の電圧上昇を抑制するために用いられます。

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89電力用コンデンサの特徴として正しいものはどれか。

  1. A連続的に無効電力を調整することができる
  2. B短絡事故時に故障電流を供給してしまう
  3. C進相無効電力を供給し系統の電圧降下を軽減できる
  4. D保守が煩雑で騒音が大きい
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正解:C進相無効電力を供給し系統の電圧降下を軽減できる

電力用コンデンサは進相無効電力を供給して遅れ力率を改善し、系統の電圧降下を軽減できます。

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90同期調相機と電力用コンデンサの比較について正しいものはどれか。

  1. A同期調相機は進相から遅相まで電力を発生できコンデンサは進相電力を発生する
  2. B同期調相機は保守が容易でありコンデンサは保守が煩雑である
  3. C同期調相機は段階的に調整を行いコンデンサは連続的に調整を行う
  4. D同期調相機は短絡事故時に故障電流を供給しない
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正解:A同期調相機は進相から遅相まで電力を発生できコンデンサは進相電力を発生する

同期調相機は進相から遅相まで電力を連続的に調整しコンデンサは進相電力を発生します。

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91定格出力で期間中連続運転したと仮定した場合の電力量に対する、実際の発電電力量の割合を示す指標はどれか。

  1. A負荷率
  2. B不等率
  3. C需要率
  4. D利用率
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正解:D利用率

利用率は、定格出力で連続運転したと仮定した電力量に対する実際の発電電力量の割合を示す指標です。

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92変圧器の並行運転不可の組合せとして正しいものはどれか。

  1. AΔ-ΔとY-Y
  2. BΔ-ΔとΔ-Y
  3. CΔ-ΔとΔ-Δ
  4. DY-YとY-Y
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正解:BΔ-ΔとΔ-Y

Δ-ΔとΔ-Yは位相に差が生じるため並行運転不可の組み合わせとなります。

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93電力系統の安定度向上対策に該当しないものはどれか。

  1. A系統電圧の適正維持
  2. B直列コンデンサの設置による送電線リアクタンスの低減
  3. C有効電力の調整による電圧維持
  4. D事故回線の高速遮断と故障区間の限定
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正解:C有効電力の調整による電圧維持

安定度向上対策の一つは有効電力ではなく無効電力の調整による電圧維持です。

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94同期発電機の回転速度と同期速度の関係として正しいものはどれか。

  1. A回転速度は同期速度より常に遅い
  2. B回転速度は同期速度より常に速い
  3. Cすべりによって回転速度が変動する
  4. D回転速度は同期速度と等しくなる
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正解:D回転速度は同期速度と等しくなる

同期発電機は同期速度と回転速度が等しくなる特徴があります。

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95単相変圧器の並行運転の条件において一次及び二次の定格電圧が等しいこと以外に求められる条件はどれか。

  1. Aパーセント短絡インピーダンスが異なること
  2. B極性が一致していること
  3. C巻線抵抗と漏れリアクタンスの比が異なること
  4. D変圧器の定格容量が一致していること
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正解:B極性が一致していること

単相変圧器の並行運転には極性が一致していることが条件として求められます。

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96静電容量の大きいケーブル系統に適用され中性点接地抵抗と並列に接続して対地充電電流を補償するものはどれか。

  1. A補償リアクトル
  2. B直列リアクトル
  3. C分路リアクトル
  4. D調相用コンデンサ
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正解:A補償リアクトル

補償リアクトルは中性点接地抵抗と並列に接続され対地充電電流を補償します。

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