第481問ある資産の過去4期間のリターンが10%、-8%、-6%、4%であったとき、これらの算術平均として最も適切なものはどれか。
- A-0.50%
- B0.00%
- C2.70%
- D-0.27%
C分野で計算量が最も多い理論部分。収録60問では、算術平均と幾何平均の使い分け、時間加重収益率と金額加重収益率、共分散と相関係数から2資産・3資産のポートフォリオのリスクを求める計算が繰り返し出る。正規分布を前提に、標準偏差1つ分・2つ分の区間に入る確率へ落とす設問や、リスクを期間の平方根で伸ばす累積リスクの考え方も問われる。ほかに効率的フロンティアと無差別曲線、CAPMのβとジェンセンのアルファ、景気動向指数のCI・DIやコアCPIとコアコアCPIの違い、ドルコスト平均法の平均購入単価の計算が含まれる。
この分野の問題60問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。
クイズモードで挑戦 →正解:A.-12.00
共分散の計算において、特定のシナリオの寄与分は「(Aのリターン-Aの期待リターン)×(Bのリターン-Bの期待リターン)×生起確率」で求められます。(10-5)×(-5-3)×0.3=-12となります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.1年目:20%・2年目:-6.25%
1年目は(120-100)÷100=20%、2年目は追加投資後の320万円が300万円になったため(300-320)÷320=-6.25%となります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.0.00%
金額加重収益率rは300=100(1+r)^2+200(1+r)を解いて求めます。1+r=RとおくとR^2+2R-3=0よりR=1、よってr=0です。
この問題の解説ページを開く →正解:D.22.5%
1年目の収益率は20%(20÷100)、2年目の収益率は25%(20÷80)です。これらを幾何平均して√(1.2×1.25)-1=22.47…%、四捨五入して22.5%となります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.運用者のパフォーマンス評価において時間加重収益率よりも常に適している。
金額加重収益率はキャッシュフローの影響を受けるため、それをコントロールできない運用者の評価には時間加重収益率の方が適しています。
この問題の解説ページを開く →正解:A.投資期間中のキャッシュフローの影響を排除して算出する。
時間加重収益率は各期の収益率を個別に算出し幾何平均することで、キャッシュフローの影響を排除して計算します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.プラス・マイナスのいずれの乖離もリスクと認識する。
標準偏差をリスクの指標とする場合、平均(期待リターン)からのプラス・マイナス両方向の乖離がリスクとして認識されます。
この問題の解説ページを開く →正解:C.68.2%より小さい。
期待リターン±1標準偏差の範囲(-10%から30%)に入る確率が約68.2%なので、その一部である0%から20%の範囲に入る確率は68.2%より小さくなります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.分散投資を行うことでリスクを低減させると効用が改善する。
リスク愛好的な投資家はリスクを好むため、分散投資によってリスクが低減すると逆に効用が低下してしまいます。
この問題の解説ページを開く →正解:B.リスク許容度が大きい方が、曲線の傾きが緩やかになる。
リスク許容度が大きい投資家は、リスク増加に対して要求する追加リターンが小さいため、無差別曲線の傾きは緩やかになります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.一般的に、縦軸リターン・横軸リスクの平面で下に凸の曲線を描く。
効率的フロンティアは、投資可能な資産の組合せの中で最も効率的なものを結んだもので、通常は上に凸の曲線を描きます。
この問題の解説ページを開く →正解:D.効率的フロンティアと効用の無差別曲線が接する点
投資家の効率的フロンティアと、その投資家固有の効用の無差別曲線が接する点が、その投資家にとっての最適ポートフォリオとなります。
この問題の解説ページを開く →正解:C.効率的フロンティアの中で最もリスク(分散)が小さくなるポートフォリオ
最小分散ポートフォリオとは、効率的フロンティアを構成するポートフォリオの中で最もリスクが低くなるものを指します。
この問題の解説ページを開く →正解:D.市場全体の動きと資産の動向との相関を示し、システマティック・リスクを表す指標である。
ベータ値は、市場全体の動向に対する資産の感応度を示し、分散投資で除去できないシステマティック・リスクを表します。
この問題の解説ページを開く →正解:B.期待リターンのうち、無リスク金利を超える部分(プレミアム部分)が2倍になる。
期待リターンは「無リスク金利+β×市場プレミアム」で表されるため、βが2倍になるとプレミアム部分が2倍になります。
この問題の解説ページを開く →正解:D.市場全体の変動の影響をより大きく受ける。
ベータ値が高いほど、市場全体の期待リターンの変化に対してポートフォリオの価格変動が大きくなり、リスクが高いと考えられます。
この問題の解説ページを開く →正解:A.ポートフォリオの実現リターンがCAPMによる期待リターンをどれだけ上回ったか
ジェンセンのアルファは、実際の運用リターンが、リスク(ベータ)に見合った期待リターンをどれだけ上回ったかを示す指標です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.経済成長率を見る際は、物価変動の影響を除いた実質値で見ることが多い。
経済成長率を判断する際は、インフレやデフレの影響を排除した「実質値」を用いるのが一般的です。
この問題の解説ページを開く →正解:C.景気変動の大きさやテンポ(量感)を測定することを目的としている。
CIは変化の大きさを合成した指標で景気の「量感」を測定します。波及度合いを測定するDIとは目的が異なります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.平均購入単価が、単純な価格の算術平均よりも低くなる。
毎月一定額を購入することで、価格が低いときに多くの口数を購入するため、平均購入単価は単純な価格平均より低くなります。
この問題の解説ページを開く →正解:B.過去1年間の市場の短期的な値動きのみ
アセットアロケーションは投資家の属性や目的、期間など様々な要素によって決定されるもので、短期的な値動きのみで決めるものではありません。
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