化粧品成分検定2級 ② 法規

化粧品に関する基本的な法規を学ぶ分野です。薬機法(医薬品医療機器等法)の概要、化粧品と医薬部外品の違い、全成分表示制度、効能効果56項目、配合禁止成分・配合制限成分、広告表現のルール、PL法(製造物責任法)などを整理。化粧品業界で働く人が知っておくべき法的知識の基礎を押さえる重要分野です。

この分野の問題9問を、選択肢・正解・解説つきで掲載しています。まず自分で解答を考えてから「正解と解説を見る」を開いて答え合わせをしてください。

クイズモードで挑戦 →

69「鉱物油(ミネラルオイル)は肌によくない」というイメージが一部にある歴史的背景と、現在の事実として正しい説明はどれか。

  1. A鉱物油は植物油より粒子が大きく毛穴に詰まりやすいため、現在でも使用が制限されている。
  2. B過去に精製度の低い鉱物油の不純物が油やけを起こしたためであり、現在の高度に精製されたものは非常に安全性が高い。
  3. C鉱物油は肌のタンパク質を破壊する性質があるため、医薬部外品にのみ配合が許可されている。
  4. D鉱物油はアレルギーを引き起こす成分が必須で含まれるため、現在でもパッチテストが義務付けられている。
正解と解説を見る

正解:B過去に精製度の低い鉱物油の不純物が油やけを起こしたためであり、現在の高度に精製されたものは非常に安全性が高い。

1970年代に精製度の低い鉱物油の不純物が原因でトラブルが起きましたが、現在の化粧品に使われる鉱物油は不純物が取り除かれており、ワセリン等と同様に非常に安全性が高い成分です。

この問題の解説ページを開く →

70「合成の界面活性剤は危険で、天然の石ケンは安全」という一般的なイメージに対する、テキストの解説として正しいものはどれか。

  1. A石ケンは100%植物からそのまま絞り出されるため、化学反応は一切起きていない。
  2. B石ケンも油脂などを強アルカリと反応させて作る「合成成分」であり、人工か天然かで安全性が決まるわけではない。
  3. C人工の界面活性剤は歴史が浅く安全性が未確認のため、近年は全て石ケンに切り替わっている。
  4. D天然の界面活性剤(サポニンなど)は、いかなる場合も人体に対して100%無害である。
正解と解説を見る

正解:B石ケンも油脂などを強アルカリと反応させて作る「合成成分」であり、人工か天然かで安全性が決まるわけではない。

石ケンも油脂などをアルカリと反応させて作る成分で、「天然だから安全」「合成だから危険」とは一概に言えません。天然由来でも刺激や作用が強いものがあるため、由来だけで判断しないことが大切です。

この問題の解説ページを開く →

71化粧品の全成分表示で、精製水や純水を使っていても表示名称として一般に用いられるのはどれか。

  1. A精製水
  2. B常水
  3. C
  4. D純水
正解と解説を見る

正解:C

化粧品の全成分表示では、基材の水は一般に「水」と表示されます(医薬部外品では表示名称が異なる場合があります)。

この問題の解説ページを開く →

72鉱物油(ミネラルオイル、ワセリンなど)に期待される一般的な働きとして最も適切なのはどれか。

  1. A角質を溶かしてピーリング作用を示す
  2. B皮膚表面に膜を作り、水分蒸散を抑えやすい
  3. Cメラニン生成を直接止める
  4. D強い殺菌力でニキビ菌を除去する
正解と解説を見る

正解:B皮膚表面に膜を作り、水分蒸散を抑えやすい

鉱物油系は水になじみにくく皮膚表面に膜を作りやすいため、乾燥から守る目的で用いられます。

この問題の解説ページを開く →

73化粧品の全成分表示における「香料」の表示ルールとして、正しいものはどれか。

  1. A必ず全ての香料成分を、個別の化学名称で一つ残らず記載しなければならない。
  2. B複数の成分をまとめて「香料」と記載することも、それぞれの成分名を個別に記載することもできる。
  3. C天然香料の場合は必ず「天然香料」と記載し、合成香料の場合は記載が免除される。
  4. D配合量が1%以下であれば、いかなる場合も香料の表示は完全に省略できる。
正解と解説を見る

正解:B複数の成分をまとめて「香料」と記載することも、それぞれの成分名を個別に記載することもできる。

化粧品に香りをつけるために配合される成分は、すべてをまとめて「香料」と記載することも、オレンジ油など個々の成分名を記載することも、その両方を併用することも可能です。

この問題の解説ページを開く →

74「天然の成分は安全で、合成成分は危険である」というイメージについて、公式テキストの解説として正しいものはどれか。

  1. A天然の成分はいかなる場合も人体に対して100%無害である。
  2. B植物由来の成分であってもアレルギーや毒性を持つものがあり、「天然=安全、合成=危険」という認識は誤りである。
  3. C合成成分は歴史が浅く安全性が未確認のため、近年は全て天然成分に切り替わっている。
  4. D天然成分を使用する場合は、必ずパッチテストが法律で義務付けられている。
正解と解説を見る

正解:B植物由来の成分であってもアレルギーや毒性を持つものがあり、「天然=安全、合成=危険」という認識は誤りである。

植物から得られる天然成分(アカネ色素やサポニンなど)であっても毒性やアレルギーを持つものがあり、「天然=安全、合成=危険」という認識は誤りです。

この問題の解説ページを開く →

75医薬部外品の全成分表示において、「水」以外に用いられることがある表示名称はどれか。

  1. A常水
  2. B氷水
  3. C炭酸水
  4. D蒸留酒
正解と解説を見る

正解:A常水

医薬部外品では「水」以外に「精製水」「常水」などの表示名称が用いられる場合があります。

この問題の解説ページを開く →

76刺激が強くなりやすいため、配合量などに注意が必要な“局所刺激型”の血行促進成分として適切なのはどれか。

  1. Aグリチルリチン酸2K
  2. Bトコフェロール
  3. Cトウガラシ果実エキスやショウガ根エキス
  4. Dヒアルロン酸Na
正解と解説を見る

正解:Cトウガラシ果実エキスやショウガ根エキス

トウガラシ果実エキスやショウガ根エキスは刺激感が出やすいタイプの血行促進成分として扱われ、処方では配合量や刺激性に配慮します。

この問題の解説ページを開く →

77「天然=安全、合成=危険」と単純に判断できない理由として最も適切なのはどれか。

  1. A天然成分は法律で必ず無害になるよう加工されるから
  2. B安全性は由来だけでなく、濃度・不純物・使用条件などで変わるから
  3. C合成成分は必ず毒性があるから
  4. D天然成分は必ずアレルギーを起こさないから
正解と解説を見る

正解:B安全性は由来だけでなく、濃度・不純物・使用条件などで変わるから

安全性は「天然か合成か」だけで決まらず、濃度や不純物、肌質、使用条件などで変わります。天然由来でも刺激やアレルギーを起こす例があります。

この問題の解説ページを開く →
化粧品成分検定2級の全分野一覧へ戻る