④ 金融実務② 貸金庫・融資・国庫帰属

相続アドバイザー3級158

問題

被相続人が個人事業主であり、相続人の1人が事業を承継するため、融資債務を当該相続人に集約したい場合の債権者の対応として最も適切なものはどれか。

A債権者が単独で決定し、事業を承継しない他の相続人の債務を強制的に免除する。
B相続人の人数や資産状況等を踏まえて、債権の回収方法を相続人との間で協議する。✓ 正解
C自動的に事業承継者がすべての債務を承継するため、特別な手続は行わない。
D家庭裁判所に事業承継の許可を申し立て、債務の集約を強制する命令を得る。

正解

B相続人の人数や資産状況等を踏まえて、債権の回収方法を相続人との間で協議する。

解説

融資債務の集約が望ましい場合、債権者は相続人の人数や資産状況、事業の承継状況等を踏まえて回収方法を協議する必要があります。

分野解説:④ 金融実務② 貸金庫・融資・国庫帰属

貸金庫の開扉と内容物の確認、投資信託・国債など預金以外の商品の承継、被相続人が借入人だった場合の債務の承継、当座勘定や手形・小切手の扱いなど、預金以外の相続実務を横断する分野。可分債務である金銭債務は相続人が法定相続分に応じて当然に分割承継するという原則と、免責的債務引受などで借入人を一本化する実務との対比が要点になる。2023年4月27日施行の相続土地国庫帰属制度は、相続等で取得した土地を一定の要件のもとで国に引き取ってもらう仕組みで、建物がある土地や担保権が設定された土地は却下されるなど要件が細かい。審査手数料と負担金の納付が必要な点も含めて整理しておきたい。

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相続の手続と相続税を、銀行の窓口目線で体系的に学ぶ

主催銀行業務検定協会(運営:株式会社経済法令研究会)
出題形式四答択一式〈一部事例付〉50問(各2点)。内訳は(1)基本知識40問、(2)技能・応用(事例付四答択一式)10問。公開試験はマークシート式で、CBT方式も同内容・同レベルで実施される
試験時間120分(公開試験は試験開始後60分間と終了前10分間は退席禁止)
受験料5,500円(税込)。CBT方式は別途、事務手数料330円(税込)がかかる
合格基準100点満点中60点以上(公開試験は試験委員会にて最終決定)
難易度★★★☆☆(第163回・2026年3月実施の公式集計で受験者1,422名・合格者593名・合格率41.70%、平均点54.96点。合格ラインの60点まであと一歩という層が厚く、範囲の広さの割に取りこぼしが響く)
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